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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  ペンギン・ハイウェイ 《ネタバレ》 
 遅い夏に公開された、夏を舞台にした少年が主人公のファンタジーって事で去年の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を思い起こさせて、イヤな予感がしたのだけれども、似て非なるモノだったわ。   もう冒頭からリアリティは排除されて、これはファンタジーです、って宣言から展開してゆく物語は謎だらけ。その様々な不思議が難解な世界を創っているみたいにも思えるけど、でも、それはひとりの少年をめぐるひと夏の経験を彩る(大掛かりな)一要素に過ぎないんじゃないかな。  歳上の女性への憧れを通して(それが「おっぱい」って形に集約されるけど、そんなつもりはないと気取りつつ端々から嫌らしい視点が滲み出ていた『打ち上げ花火~』とは全く違っていて、「おっぱい」をきっちりキーにしてる状態ね)少年の成長を描いていて、彼が過ごした大切な、二度と戻らない夏が懐かしい思い出のようにじんわりしみじみ染みてきて。  そして、その先、少年にはまだ見ぬ世界への精一杯の探究心と無限の未来があって。   中盤にマイナスベクトルのエピソードを重ね過ぎて、もたついてしまうのは残念。スズキくん一味、ハマモトさんの父親、そして森を調べにやってくる大人達(『E.T.』の呪縛は今も続く)、それぞれが物語の流れを必要以上に阻害してしまっている印象で、もっとスッキリと流れていても良かったんじゃないかな。お姉さんがそこに密接に絡んでるワケではない以上はね。   でも、ダイナミズムとスピード感溢れる絵のクライマックスから、切ない夏の終わりに、ああ、いい映画を見た、ってカンジで。  アタシには遠い遠い日の思い出みたいな世界なのだけど、その大切な夏の日を描いた良きアニメ映画だったわね。
[映画館(邦画)] 8点(2018-08-19 17:12:12)(良:2票)
2.  ペタル ダンス 《ネタバレ》 
 VODで鑑賞。   映画やドラマの人間関係の描き方って実のところ独特で、それは登場人物の個性を印象付けるためだったり、ドラマティックに物語を組み立ててゆくためだったり。でも実際の人と人との距離ってこんな感じだよね、って思わせる映画。   人は基本、孤独で。だから生きるには他の人との繋がりが大切だけれど、近付くべき距離、踏み込める領域、その微妙な間隔を計って(他人の領域に土足で上がり込むような無神経な人間でもない限り)生きていて。   この映画は、その距離感を絶妙な描写で浮かび上がらせます。  フレームに入っている人、フレームの外側にいる人、フレームの中の人同士の距離、特定の人物がフレームイン、フレームアウトするタイミング、何気なく撮られているようでいてカメラは4人の登場人物の間に存在する距離とバランスをきっちり計算して描いています。  海辺に等間隔に離れて置かれた4人に波が押し寄せてお互いの距離が縮まる、その象徴的な瞬間をよくも見事に捉えたもので。   映画内では特に何も起こらないのですが、風に乗れず、逆風を受けた時、何が大切なのかをそっとささやくような、心に染みる作品でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2013-12-30 22:09:09)(良:1票)
3.  ペコロスの母に会いに行く 《ネタバレ》 
 母の波乱に満ちた時期を演じた原田貴和子の存在感が光る作品でした。理不尽な物事に対して立ち向かう強い女が後半に見せる弱さ、その儚く脆い感じが美しく。  また、フレームの中にフレームを作って被写体を切り取ったり、重なるランタンの光の中に捉えたりと印象的な映像に溢れていて。   だけど、映画自体に対しては作り物めいた、これは何か微妙に違うのではないか?という違和感を抱き続けた感じで。  それは単純に、実際に認知症を患った親の介護を経験したという、そのフィルターを通して見てしまったがゆえ、ではあると思うのですが。   介護や認知症の問題について鋭く斬り込んだ映画でないのは確かです。歳を重ねるに従って重みを増す生の姿を描いた、それこそ「生きねば」な物語。   けれど反復するように羅列されるボケエピソードに「現実には存在しなさそうな面白い人々」が重ねられてゆくほどに(ほら、ハゲのイコンとしての竹中直人をそのまま使うでしょ)「特異な他人事」っぽい世界が構築されていくようで、結果的にここだけで閉じてしまうようで。   もちろんそこには普遍的な「時代を生きた生」がありますが、これからリアルにそこに立ち向かってゆかねばならない人々に対して示すものからはちょっとズレた感じがするんですよね。これはこれ、それはそれ。そんな感じ。   あと、原爆~赤線~友人の死という事で見ていて『この世界の片隅に』を連想しちゃったんですけれど、それは、まあ、たまたまかな。
[映画館(邦画)] 6点(2013-12-11 21:39:56)(良:1票)
4.  BECK 《ネタバレ》 
例えば『神童』とか『ピアノの森』とか『のだめ』とか、マンガが映像化された際のその音は天才の音には聴こえないワケです。でも、そこをツッコむのはヤボというもの、受け手はそんな事は承知でそこに天才の音を聴いている訳です。でも、この映画は逃げてます。ヴォーカルの声を聴かせられないって、それは映画って表現媒体のすべき選択ではないでしょう。役者も観客も全く信用してないんだな、と。もっとも、それ以前に、この監督の映画の難点、全編フェイク丸出し。映画なんて元々全てがフェイク、だとしてもそれをもっともらしく見せて上手く観客を騙すのが送り手の仕事でしょう。ところが今回もまるでリアリティのない、嘘を嘘としてそのまま投げ出し、マンガ原作だから仕方ないと開き直っているかのような、最初から逃げる事を前提としたような作り。伝説のギターだの啓示だのアメリカンマフィアだの事務所の圧力だのっていうマンガ的要素を、説得力など無意味だとばかりに素材そのまま放り出してるだけ。主役や悪辣な連中はおろか、街行く人々、ライブ会場の人々まで全てがインチキ臭いと。観客との勝負を最初っから投げて逃げるような映画の作り方をするのはみんなに対して失礼でしょ。せっかく役者は頑張っているというのに。ついでに、この監督の映画っていつも異様なテンションで押し切ろうとしてる感がありますが、あのテンションは正直なところ、馬鹿みたいです。テレビ局が安易にこの監督を起用してメジャー公開するって図式は、色々な人や文化を不幸にしてる気がしてなりません。
[映画館(邦画)] 2点(2010-10-10 16:28:27)(良:3票)
5.  BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ! 《ネタバレ》 
最初に。場内に幼い子供の姿が何人も見られたのですが、映画はズバリと男女の行為について触れてたりしますので、親御さんはその点に留意した上でお子様をお連れ下さいませ。後で映画について質問されたら解説が大変なコトになります。さて、結論から言っちゃえば「毎度のダメなフジテレビ映画」のひと言で片付けちゃっていいようなレベルです。クライマックスは結構感動的だったりしますが、それは映画としてではなくって、出産というものの感動であって。この映画、様々な問題を投げかけてきます。少子化、男社会で女が社会的地位を得る事の難しさ、夫婦が出産・育児を共有するということ、親となる自覚、不妊、更に痴呆まで。そしてそれら総て、全くケリを付けないまま「子供が産まれて良かったね」で映画は終わります。なんの解決もせず糸口も見せず、ただ子供が産まれれば他に何もなくていいんじゃないとばかりに。もちろん『ナースのお仕事』を作った人々にバカなコメディ以上の何かを期待する方が愚かかもしれません。しかし結果としてうわべだけの似非フェミニズム映画として大変無責任な状態で世に放り出されてしまっているワケで。神田うのやクライマックスで突如登場するベトナム人妊婦のキャラの扱いなんぞは、最早フェミニズムの対極に存在してます(写真週刊誌のゴシップ記事の被害者と加害者なんてのはただ単に物語を転がすだけの要素で、なんのオチも付けていません)。また、救急車が病院に確認もせずに妊産婦を規模の小さい産院に次々置いてゆくという、現実には絶対にありえない要素を笑いとして盛り込んでおり、社会問題となっている救急患者の受け入れ先不足をあまりに軽視しています。背景まで含めてテカテカとフラットなライティングに呆れたり(1シーンだけマトモなライティングが出てきておおーっと感心したり、ってそれはたまにいい事して評価される不良みたいなモンで)、舞台挨拶で監督がキャラ作りを役者任せにしてると自ら明かしちゃったり(だからみんなテレビ演技してるし、テレビの延長でいいって割り切っていて、この映画独自のビジョンがないって事だし)、もうハナから映画としてキチンと作ろうって気はないんでしょうけど、無邪気なコメディを装おうとしたせいで逆に無自覚な悪意が滲み出してしまったような映画でした。
[映画館(邦画)] 3点(2009-05-28 19:12:13)
6.  ベルサイユのばら 《ネタバレ》 
ムチムチで女らしいオスカルは、まーいいとしましょう(いや、良くないんでしょうけど)。問題は、オスカルが、ちっとも自分の隊長としての任務と民意との間で苦悩したり、反旗を翻したりせず、なんとな~く革命にピクニック気分ででかけて、アンドレが撃たれちゃって、という展開。オスカルはねぇ、愛のためなら自分の隊をねぇ、平気で捨ててねぇ、男といちゃつくよーな女じゃないんだよぉぉぉ!
[映画館(字幕)] 3点(2003-11-23 13:45:03)
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