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1.  閉鎖病棟-それぞれの朝-
精神病棟に詳しいわけではないが、あの病院がばがば過ぎひん? まず、死刑囚だった秀丸さんの扱いが自由というか、なんか特別待遇過ぎない?専用のラボまで与えられてるし…。いくらいい人とはいえ、一番厳重に管理しなきゃいけない人間な気がする。 あと、患者だけで簡単に外出許可が出るもんなんですね。看護士が付いて行かなくて大丈夫なのかな?街で突然発作とか起こしたらどう対処するのだろう…。  等と細かい所は気になったけど、物語的にはなかなか重くて感動的でかなり引き込まれた。 胸糞悪くなる展開の連続で観るには結構覚悟がいるが、とても希望に溢れた良い話だと思う。 役者達の演技も皆素晴らしかった。
[映画館(邦画)] 7点(2019-11-03 20:44:38)
2.  ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦による原作小説は彼の他の作品に比べるとあまり好きな作品ではなかったが、読んでる時からこれはアニメ化向きの小説だなと思っていたので、これは良い映画化だと思う。  何でも論理的に考え、疑問に思った事はすぐ研究しちゃう大人びた小学生の少年が、突然街に現れた謎のペンギン達について研究していくというひと夏の冒険ファンタジー姉ショタ風味。  とにかく、小説を読んでいて頭の中に広がっていたイメージが事如く映像化されていて、無数のペンギン達が街を走り回るシーンとか見たかった映像が大画面で展開されるので迫力満点だし、これは観て良かった。子供の頃に感じたような純粋なワクワク感だったり、懐かしさだったり、切なさだったり、そういうものを感じられて、一緒に冒険してる気になれたので、大人が観ても楽しめる作品なのではないでしょうか。
[映画館(邦画)] 8点(2018-08-17 17:08:16)
3.  ペコロスの母に会いに行く
凄く心温まる映画でした。岩松了をはじめとするキャストの演技も素晴らしい。短い出演シーンながら強烈な存在感を放つ加瀬亮もはまり役。竹中直人は存在自体がネタだが、面白いので良い。 ただ、ストーリー的にはよくある感動ものの枠を出てない感じ。良く言えば手堅く王道のストーリーが展開される。私にとっては実体験も無いし全く未知の世界の話である為入りずらかったのかもしれない。こういうファンタジーもあるんだなという視点で観てました。もっと歳を重ねてから観たら全然違う点数を点けるかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2014-09-12 14:39:36)(良:1票)
4.  ペンギン夫婦の作りかた
てっきり、石垣島ラー油の誕生を描いたサクセスストーリー的なものを想像していたら、外国人である夫の帰化申請が通るかどうかがメインのストーリーとなっていて、ラー油はほんのおまけ程度だったことに驚かされる。帰化申請の面接のシーンと共に石垣島にきてからの物語が語られていきますが、殆ど食べるシーンばかりなので内容は薄いです。私の場合、食後に観たのですが、それでもあまりに美味しそうな料理の数々に、またお腹が減ってきちゃいました。ラー油って何にでも合うんですね。
[DVD(邦画)] 3点(2014-08-28 19:33:44)
5.  蛇イチゴ 《ネタバレ》 
騙されているかもしれないとわかりつつも息子に頼るしかない父と母が哀れで滑稽だった。これはのちに「ディア・ドクター」で偽医者を信じようとする村人に通じるものがあると思った。莫大な借金で正常な判断が出来なくなり、どう誤魔化そうが現実から目を背けようがもう選択肢は無いのだから…。 救いは唯一まともだった娘だ。ラストで、兄と対峙する場面の緊張感は凄い。ケリを付ける為に入った山で兄は蛇イチゴを見せようと誘うが、そんなものは無いと信じる妹はそれを拒む。しかし、家に帰ってみるとそこには…。 なかなか考えさせるオチで美味かったです。 ただ、こんなオチ用意されたんじゃあ妹はたまったもんじゃないだろうな。
[DVD(邦画)] 7点(2013-11-19 22:18:21)(良:2票)
6.  HAZE ヘイズ
 もう主演は塚本晋也以外に考えられない映画ですねこれは。あれだけのクローズアップの連続に耐えられる俳優はそうそう居ません(笑)。内容は、主人公が幅30センチぐらいの隙間に閉じこめられるという極限状況を描いた作品なんだけど、その状況説明がひたすら塚本晋也の顔だけで展開されていくので、終始一体何が起こっているのかわけのわからない状態でした。だけど、そのわけのわからない状態こそがまさに主人公の置かれた状況を表しているので、そういう意味では物凄く主人公と一体になれる映画と言えるでしょう(一体になんかなりたくないけど)もし、自分がわけもわからずあんな所に閉じ込められたら・・・・・怖いですねぇ。
[DVD(邦画)] 4点(2006-11-02 22:32:48)
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