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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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241.  大学の若大将
若大将シリーズ見たのは初めてだったけど、加山雄三が無責任シリーズの植木等のように実にいきいきと主人公を演じているのがとても印象的。また脚本家が同じためか映画自体にも無責任シリーズのような得体の知れないパワーがあってすごく面白かった。田中邦衛も「北の国から」以前の出演作は黒澤明監督や岡本喜八監督の映画なんかでいろいろと見てるけど、それでもこの青大将役はなかなか新鮮に感じた。(冒頭のサングラス姿の似合わなさに爆笑。)飯田蝶子演じる祖母がなんとも可愛らしくいい味を出しているのも忘れてはならない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-21 16:23:47)(良:1票)
242.  ニッポン無責任時代
東宝のすべてのクレージー映画の原点となるこの作品。現実には絶対に有り得ないようなサクセスストーリーだけど、植木等演じる平均の能天気で調子がよくてプラス思考のかたまりのようなキャラクターを見ているとついついこちらも徐々に感化されていって、映画を見終えた後にはなんだかすごく元気が出た。上司役の谷啓とのやりとりは同じく谷啓が上司役の「釣りバカ日誌」シリーズの浜ちゃんと佐々木課長のやりとり見てるみたいだったけど、これを参考にしたのかも。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-21 12:49:53)
243.  女は二度生まれる
まだ一度しか見てなくてその時は映画としてはよく出来てると思いながらも川島雄三作品として何か物足りなさを感じていたが、これを見た時はまだ川島作品をそれほど見ていなく、フランキー堺が出ているということで、もっと喜劇的な作品を期待してたせいではないかと思えて来た。靖国神社の使われ方が妙に印象に残っているしラストシーンの見ている観客に主人公のその後の人生を想像させる余韻の残しかたも川島監督らしく素晴らしい。もう見てからだいぶ経っているので忘れてる部分も多いが、このラストシーンとバスの中で妻子を連れたフランキー堺と若尾文子がバッタリ出会い、お互いに声をかけることもなく別れるシーンがとても印象に残っている。主演の若尾文子もこれまで見た出演作の中では一番魅力的(というか若尾文子と聞くとこの映画の小えんを思い浮かべるようにいつの間にかなってた。)だと思う。最初にレビューした時、快作どまりと書いてしまったけど、「洲崎パラダイス 赤信号」などほかの川島作品を見ているうちに実はこの「女は二度生まれる」という映画、傑作だったのではないかと思いはじめ、書き直すことにした。川島雄三監督は決して喜劇だけの監督ではなく、このような深いドラマを撮らせてもうまい監督なのだ。 
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-08 17:32:03)(良:2票)
244.  しとやかな獣
悪いやつばかりが登場すると見る前に聞いていたので、どんな風な映画なのかと思っていたが、人間のいやな部分をブラック・ユーモアたっぷりに描いていてとても面白かった。この映画のように舞台を一箇所に限定している映画だと、単調に感じられる場合があるが、凝ったカメラワークと登場人物たちの会話のおかげでむしろスピーディーに感じられ、途中で全くだれることがなかったのも川島雄三監督の演出力の高さを感じられる。ほかにも川島監督ならではと思えるシュールな演出もあり、ヒッチコックの「ロープ」のような舞台的な作品でありながら、ちゃんと映画としてのつぼを押さえているのには感心させられる。そしてなんといってもこの映画の魅力は前田家を中心にした登場人物たちに尽きるだろう。若尾文子の悪女役はあまり見たことなかったんだけど、したたかに演じきっていてさすがと思わせる。前田家の面々にはちょっと唖然とする。それから忘れてはいけないのが小沢昭一。とても怪しげな独特のキャラクターで強烈に印象に残る。出番が少ないのははっきり言って勿体無いなあ。 2012年12月10日追記:小沢昭一という俳優を知ったのはたぶん映画ではなくラジオのパーソナリティーとしてだったと思うけど、いまでは川島監督の映画で欠かせない俳優の一人というふうに自分の中ではなっている。「幕末太陽伝」の金ちゃんはもちろんのこと、そのほか、「洲崎パラダイス 赤信号」のだまされ屋の店員役もまさにこの人ならではで、比較的シリアスな物語にあって小沢昭一演じるこの店員がコメディーリリーフとしての役割をはたしており、これも忘れられない。でも、やはり、この映画に登場するあやしい存在感を放つ歌手・ピノサクは小沢昭一だからこそ、小沢昭一にしかできないと思えるほどのハマリ役で、今まで見た小沢昭一の演じた役柄ではいちばん印象に残っているし、いちばん好きな役柄だ。そんな小沢昭一の訃報はとても悲しいし、非常に残念に思う。心よりご冥福をお祈りします。「このアパート、エレベーターないの!?」
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-02 12:35:26)(良:1票)
245.  喜劇 女は度胸 《ネタバレ》 
なかなかパワフルな喜劇映画でかなり面白かった。劇中何度かある渥美清と花沢徳衛の喧嘩シーンは初期の「男はつらいよ」での寅さんと森川信演じるおいちゃんとのやりとりを見てるみたいな感じ(途中から花沢徳衛が森川信に見えてきたし。)だったりラスト近くの渥美清のせりふがまんま寅さんが言っているかのように聞こえるとかどこかこの年始まったばかりの「男はつらいよ」シリーズのセルフパロディーのようで楽しい。母親を演じる清川虹子がすごく良い演技を見せていてとても印象に残る。内容的にはいつもの松竹らしい映画だと思うけど、挿入歌(「くそくらえ節」)の歌詞などけっこう過激な部分も多かったのがいつもの松竹映画とはちょっと違っているなという感じを受けた。森崎東監督の映画なかなか機会に恵まれず今まであまり見たことはない(これが4本目。)けれど、ほかのももっと見てみたいなあ。
[DVD(邦画)] 8点(2007-06-28 13:49:41)
246.  眠狂四郎 無頼剣
前年の「座頭市地獄旅」の三隅研次監督と伊藤大輔脚本のコンビが再び手を組んだ「眠狂四郎」シリーズ第8作。「座頭市地獄旅」は面白かったけど、ちょっと不満も残る作品だったのでどうかなあと思っていたが、この映画ではそういった不満も特になく、むしろ時代劇としてもかなりの傑作に仕上がっていると思う。俳優陣ではなんといっても悪役である愛染を演じる天知茂が最高だった。同じ三隅監督の「座頭市物語」でも印象的だった彼だが、ここでもすごく良い芝居を見せていて印象に残る。ラストの屋根の上での狂四郎と愛染の対決もすごかったが、最後のシーンで思わず「座頭市物語」の平手造酒の最期がオーバーラップしてしまった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-29 17:37:35)
247.  鬼畜
なんといっても子供を虐待する岩下志麻が演技とは思えぬほどに狂気に満ちていて恐ろしい。「愛を乞うひと」の原田美枝子もすごかったが、ここまでではなかったと思う。緒形拳はそんな岩下志麻の尻に敷かれたダメ亭主という感じなのだが、東京タワーで娘に「自分の名前言えるか。」とか質問する姿に気持ちがすごく伝わってきてやりきれない気分になった。ラストシーンの解釈はいろいろあるみたいだが、どっちにしても悲しすぎるラストシーンだ。見終わってこんな凹んだ映画も久しぶりだが、映画製作当時よりも児童虐待が社会問題化している現代においてもう一度、再評価されるべき映画だと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2007-04-26 15:36:30)
248.  十九歳の地図
ひたすら暗く、重苦しい映画で見た後かなりブルーな気分になるのだが、主人公の気持ちがなんとなく分かる気がして切なかった。とくにラストの電話ボックスで涙を浮かべながら脅迫電話をかけるシーンは胸がはりさける思いがした。蟹江敬三と沖山秀子(この二人の演技がすごくいい。)の関係をはじめとした主人公の周囲の人物たちの描き方も生々しくて妙にリアルに感じる。70年代のアート系邦画をひさしぶりに見たが、やっぱりこの頃のこういう映画は独特な雰囲気があってなかなかいいなあ。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-04-09 17:53:57)
249.  噂の女
田中絹代が溝口作品に出演した最後の映画で、溝口の遺作「赤線地帯」と同じような世界を描いている。溝口作品としては「山椒大夫」と「近松物語」の間に作られていて、両作品ほどの完成度の高さはないけど「赤線地帯」よりは面白かった。でも、田中絹代と久我美子演じる親子が一人の男を同時に愛してしまうドロドロした展開にもう少し深いドラマがほしかった気もする。黛敏郎の音楽が「赤線地帯」同様不気味で印象的。大谷友右衛門を初めて見たけど、最初は木村功かと思った。雰囲気が似てる気がする。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-17 03:25:57)
250.  祇園の姉妹(1936)
溝口健二監督の映画は三本目。前に見たのが「雨月物語」と「近松物語」という日本が世界に誇る名作二本で実際にとても素晴らしい作品だったのでこの作品には少々不安もあった。確かに「雨月」や「近松」には及ばないと思うところもあるもののこれもやっぱり名作だと思う。宮川一夫が撮影担当でない作品は初めてだったのだが、やっぱり撮影監督が違ってもこの監督の作り出す映像はとても美しく、つい見入ってしまった。主演の山田五十鈴が当時19歳と若く、後年の黒澤作品などで見せる凄みのある演技とはまた違った初々しい演技を見せているのがとても印象的だった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-01 00:08:25)
251.  この首一万石
大川橋蔵と江利チエミという2大スター共演の時代劇。この組み合わせだと単純明快なものを想像しそうだけど、悲劇性の高いシリアス時代劇というのがけっこう意外だった。伊藤大輔監督の格調高い演出もあいまってなかなかの傑作に仕上がっている。ラストの立ち回りのシーンは真っ赤な血が吹き出たりしてこの頃の東映時代劇にしては描写が残酷なのには驚いた。「椿三十郎」の影響がちょっとあるのかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-18 02:57:52)
252.  座頭市地獄旅
今回は伊藤大輔の脚本とあって、いつもよりもしっかりとした作品になっていてとても面白かった。これまで見たシリーズでは盲人であるはずの市が女湯を覗こうとしたりするちょっとあり得ないと思うシーンがある作品もあったが、今回はもちろんそういうシーンはなく、逆に盲人であることを生かした描写があるのがなかなか良かった。今回のヒロインの名前が1作目と同じ「お種」であり、市が1作目のヒロインであるおたね(万里昌代)の話をするところがあって思わず1作目をまた見たくなってしまった。(このキャラクターは2作目と4作目にも登場するらしいが未見。)成田三樹夫も凄みのある演技を見せていて良かった。ただ、本人同様将棋マニアという設定(加えて伊藤大輔も「王将」を何度も映画化してる。)のせいか将棋をしているシーンが多く、ラストの市との対決シーンも今まで友情で結ばれていたわりに葛藤もなくえらくあっさりと斬ってしまうのがちょっと残念だった。もう少しこのあたりにドラマが欲しかったなあ。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-31 03:26:21)(良:1票)
253.  ぼんち
「炎上」に続く市川崑監督と雷蔵のコンビ作で、大阪・船場を舞台にした代々続く足袋屋の一人息子の女性遍歴の物語。出来としては「炎上」のほうが上だと思うけど、本作は暗くシリアスだった「炎上」とは違った全体的にコミカルな作風でとても気楽に楽しめた。若尾文子、京マチ子、中村玉緒に加えて越路吹雪や後に市川監督の金田一耕助シリーズでおなじみとなる草笛光子といった女優陣がすごく豪華。出演者の中でいちばん印象に残ったのは雷蔵の母親を演じていた山田五十鈴。「用心棒」や「蜘蛛巣城」ですごみのある怖い役が得意な女優というイメージだったからちょっとなよっとしていていつも自分の母親(毛利菊枝)とベッタリくっついて登場するというある種マザコン気味の役を演じているのを見てすごくビックリした。本当にイメージ変わるかと思うほどのハマリぶりだった。うまい役者だなあ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-28 01:26:05)(良:1票)
254.  妖怪百物語
子供向けかなあと思っていたら、本格的時代劇としても妖怪映画としてもとてもよく出来ていて面白かった。この手の映画の妖怪の登場シーンは今現在であれば子供だましのような演出がなされてることが多いけど、この映画はそうはなっていないのも嬉しい。おいてけ堀のエピソードは本気で怖かった。ろくろ首やのっぺらぼうには怖いというより郷愁のようなものを感じてとても懐かしかった。(とくにのっぺらぼうの「こんな顔じゃあなかったかい。」には思わず拍手。)面白かったのでシリーズ残りの二つも見たいと思う。ついでに三池の「妖怪大戦争」も見てみようかな。 
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-04 13:18:15)(良:2票)
255.  張込み(1958)
張り込みという刑事ものの中ではやや地味な印象のある題材なのでちょっと退屈するのではないかと思っていたが、橋本忍のよくねられた脚本と野村芳太郎監督のきれのある演出のおかげで大変見ごたえのある映画に仕上がっていて非常に面白かった。もちろん主役の二人の刑事を演じる大木実と宮口精二はじめ、高峰秀子など俳優たちもいい。それほど多くない出番だが、重要な役で先日亡くなられた田村高廣も出演している。好きな俳優の一人だっただけに亡くなってしまったのが非常に惜しい。心からご冥福を祈りたいと思う。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-01 03:43:12)
256.  霧の旗(1965)
山田洋次監督には珍しい松本清張原作によるサスペンス映画。果たしてどんな作品なのだろうと興味深々で見たのだが、見ごたえ充分な仕上がりでとても面白かった。山田監督がてがけた作品とは思えないほどにタッチがクールで乾いていてこれまで見てきた「男はつらいよ」以前の山田作品の中ではいちばん新鮮に感じた。また主演の倍賞千恵子といえばなんといってもさくらのイメージが強く、復讐に燃える悪女役というのは見ていて違和感があるのではと思っていたが、実に見事に演じきっていて素晴らしかった。それから全体的に暗くシリアスな物語の中にあって三崎千恵子が登場するシーンは「男はつらいよ」シリーズを先に見ているとつい微笑ましくなってしまう。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-25 15:45:41)
257.  彼岸花 《ネタバレ》 
小津安二郎監督初のカラー映画。冒頭から映し出される東京駅の駅舎や、赤いやかんなど、映像的には小津監督が初めてのカラー映画を色にこだわって楽しんで撮っているのが感じられる。でも、それに酔うことなく小津監督らしい作品になっているのが良い。娘の結婚という小津作品ではお馴染みのテーマでつい父親役は笠智衆と思ってしまうが、この映画では長女(有馬稲子)の結婚に反対する頑固親父を佐分利信が演じていて、こういうキャラだと笠智衆よりも佐分利信のほうがしっくりくるし、実際、すごくハマっている。それに、この主人公・平山を見ているだけで面白く、それが本作全体の面白さにもつながっていて、つい最後まで引き込まれて見てしまった。友人(笠智衆)の娘(久我美子)に「結婚は自由であるべきだ。」と言っておきながらいざ自分の娘のこととなると「不賛成だね。」と言い出すこの父親の堂々とした姿はハタから見ると笑えるのだが、同時に素直になれないもどかしさもどこかにあるのではと思えて、そこらへんの心理描写も巧みで見事。「人生は矛盾だらけなんだ」と開き直る彼の姿からはそういった葛藤の跡も垣間見える。山本富士子と浪花千栄子の京都の親子コンビが強烈に印象に残るのだが、彼女たちの京言葉が美しい。部下の近藤(高橋貞二)が平山と一緒に酒を飲んだ翌日の夜、同じ店で一人で飲んでいるところに平山が現れるコントのようなおかしさも良かったが、やはり本作は平山の妻を演じる田中絹代に尽きるのではないだろうか。控えめでありながらも旅行先で戦時中に防空壕に家族一緒だった時が幸せだった話をするシーンや、夫の矛盾を指摘するシーンの力強さがすごく、存在感と説得力をものすごく感じることができた。クライマックスとなる長女の結婚式のシーンを描かないのも小津監督らしいが、ラスト、京都の親子の計らいで長女の嫁ぎ先である広島に向かうことになった平山の列車内の様子で終わるというのが、心地良い余韻を残していて、見終わった後、なんともいえない満足感に包まれた。昔に見た時はあまりピンとこなかった映画だったのだが、今見ると素直に名作だと思える。(2024年2月12日更新)
[DVD(邦画)] 8点(2006-04-21 01:26:08)
258.  男はつらいよ 寅次郎恋歌
シリーズ第8作。博の父(志村喬)が寅さんにリンドウの話をするシーンもよかったけど、博の母の葬式のあとみんなで集まって故人について話をしているシーンで「母さんは不幸せだったんだ。」と言い出す博につい感情移入してしまった。そしてこれが最後の作品となった森川信のおいちゃんだが、作品を見るかぎりいつも通りに元気においちゃんを演じていてこのほんの数ヵ月後に鬼籍に入ってしまったことが信じられない。シリーズ歴代のおいちゃんの中ではこの「森川おいちゃん」がいちばん好きだ。それだけに早くに亡くなったことが残念で仕方ない。もっともっと彼の演じるおいちゃん、見たかったなあ。
[地上波(邦画)] 8点(2006-04-15 14:09:16)(良:1票)
259.  故郷(1972)
山田監督が「家族」とほぼ同様のテーマを「家族」とほぼ同じ俳優たちを起用して手がけた作品。「家族」のようなロードムービーではないのでややこじんまりとしている印象は否めないが、この「故郷」もよく出来た名作だと思う。「家族」と違って島に残される笠智衆が孫に「ここがお前の故郷だ。よく見ておくんじゃよ。」と語りかけるシーンがとても感動的。いつも「男はつらいよ」以外の山田作品ではカメオ出演的な役回りが多い渥美清がこの作品では本格的な脇役として出演しているのもちょっと珍しい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-07 02:29:12)(良:1票)
260.  浪人街(1990)
とても暑苦しい主人公の浪人を演じる原田芳雄がすごくカッコイイ。黒木和雄監督の映画を初めて見たのだが、フィルモグラフィーを見ると社会派的な映画が多く、ひょっとしたら娯楽映画としてはつまらないのではと思っていたが、途中で少しだれるものの、最後まで面白く見ることができた。勝新ももちろんカッコよかったが、彼の殺陣がほとんど見られなかったのは少し残念だった。これが映画出演作としては遺作になってしまったのも惜しい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-13 02:26:21)(良:1票)
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