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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2398
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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361.  顔役暁に死す 《ネタバレ》 
この頃の岡本喜八は“暗黒街”シリーズと『独立愚連隊』二作で独自のスタイルを築き始めていたころです。その『暗黒街の顔役』から『顔役』だけスピン・オフした様な題名ですが、もちろん“暗黒街”シリーズとはなんの関係も有りません。 主役に加山雄三、脇に中谷一郎と中丸忠雄とくると、どうしても『独立愚連隊』二作を彷彿としてしまいます。じっさいそんな感じで、原作がハードボイルドの大藪春彦とは到底想像がつかない仕上がりです。まあそこは原作のハードボイルドを岡本喜八が自分風味に料理した一皿なんでしょうけど、加山雄三のあっけらかんとしたチャラ男ぶりは堪能できます。岡本作品に登場する加山はたいていこんな感じですが、これは演技が未熟な加山の為に岡本が考えた加山雄三のベストキャラなのかもしれません。映画のストーリー自体は『用心棒』の設定をそのまま現代に持ってきた様な地方都市のヤクザ抗争なんですが、どうもイマイチ岡本にしては弾け具合いが足りません。これはきっと脚本が関沢新一じゃないからなんでしょうね。 敵役には青大将になる前の田中邦衛がキャスティングされていますが、これが加山雄三と田中邦衛の初共演と言うことになるそうです。また平田昭彦も悪役ですけど、岡本作品では平田は悪役にまわることが良く有り、彼の本来の持ち味を上手く引き出しているなと思います。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-05-16 21:36:49)
362.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
フランスの大女優ジュリエット・ビノシュがゴジラ映画に出演!!びっくりしましたけどまさかあんなチョイ役だったとは、これもまたサプライズでした。可哀想に出演シーンをカットされてしまった宝田明みたいにゴジラ映画では思い入れや縁がある俳優が特別出演することが間々ありますけど、ジュリエット・ビノシュがゴジラファンだとは到底考えられないし、なんで出演したのかは謎が深まるばかりです(笑)。 このギャレス・エドワーズ版ゴジラは、さすがにエメリッヒ版よりはマシですけどまあそれ以上でも以下でもないというところでしょうか。とにかく致命的なところはゴジラが脇役でしかないということに尽きるでしょう。敵役のムートーなる代物もわたしの眼ではギャオスのパクリとしか見えませんでした。そしてメッチャ腹が煮えくりかえったのは、あのまったく何が起こっているのか判らない真っ暗な画面!最近この手の何が映ってるのか判らない夜間映像の映画が目立ちますけど、これほど酷いのは初めての様な気がします。それも怪獣が暴れている大きな視点のシーンですから、余計にフラストレーションが溜まりました。でもスピルバーグの様な巨匠が撮った映画では、たとえ夜間シーンでもこういう現象が起こらないというのはどういうわけでしょうか。最近は技術の進歩で昔よりも手軽に暗闇のシーンを撮れるようになりましたが、考えるにこれは撮影監督の能力、ひいては映画監督自体の力量が未熟だということに尽きるでしょう。ほんとこれなら、昔みたいにレンズにフィルターを被せる“アメリカの夜”方式がよっぽどマシなんじゃないかと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-01-04 22:12:54)(良:2票)
363.  大怪獣ガメラ 《ネタバレ》 
そもそもガメラのアイデアは、大映社長の永田雅一が旅客機の中で観た空を飛ぶ亀の夢なんだそうです。まあそれを映画にしちゃうところがワンマン社長の面目躍如なんですが、いくら怪獣とはいっても生物としてのリアリティを決定的に欠いたキャラが、大映という会社自体が消滅してしまったのになんと21世紀まで生き残るとは驚きですね。松竹のギララや日活のガッパはあえなく一作で消滅ですからねえ。 昭和の各社の怪獣映画の中でも大映のは脚本のいい加減さではやはりピカイチですね。その割には妙に凝ったところもあって、たとえば本作では原爆搭載機を撃墜するのは明らかに米空軍機ですし、船越英二と浜村純は東京大学と北海道大学の教授という風にかなり現実社会にリンクしています。東宝特撮では絶対考えられないことで、あっちでは“ロリシカ国”“東都大学”“毎朝新聞”が定番ですからねえ。でもそれとストーリーにリアリティがあるかは全く別問題でして、東大と北大の学者さんが考えた対ガメラ作戦が「カメはひっくり返ると自力では起き上がれないので、餓死させる」と来るんですから、それも大真面目に。そしてガメラが火を吹いて回転しながら逃げてしまうと、「カメが空を飛ぶとは…」と北大の先生、もうそれは観てるこっちがいうセリフじゃ(笑)。 特撮技術自体は同じ大映でも京都撮影所が製作した『大魔神』には足元にも及びませんが、当時としては頑張っていた方でしょう。ガメラの吐く火炎は口にバーナーを仕込んで本物の火を出したそうで、いやはや何とも凄いアナログ撮影ですがスタッフの熱意というか根性は伝わってきます。そしてガメラ映画にはお約束の子供はこの第一作目から始まってますが、このガキがまたとことんウザいんです。いろんなところに勝手に潜り込んできて危うく助けようとした大人ともどもガメラに殺されそうになり迷惑このうえなしです。でもあれだけガメラ・ガメラと執心だったくせに、大島のロケット基地を観たら途端に「僕も大人になったら立派な科学者になるんだ」と宗旨替えしちゃうんです。もういいから、お前早く死ね!(怒)
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-12-12 22:11:56)
364.  海女の化物屋敷 《ネタバレ》 
本作が菅原文太の映画初出演みたいです。生前はけっこう本数をこなした新東宝時代のことをほとんど語っていない文太のことですから、このデビュー作は彼には触れて欲しくなかった黒歴史だったんでしょう。だしかに映画デビュー作ですけど、これを一周忌ということで放映されるとは、文太もあの世で苦笑しているかもしれませんね。 とはいえ主演はあくまで三原葉子で、彼女の恋人の刑事役の菅原文太は開始20分たってやっと登場する脇役でしかありません。お話は典型的な新東宝お得意の海女ものですが、新東宝の海女もので幽霊が絡むものは純粋な怪談ではなく、ヒロインを脅かす悪漢のトリックというのがパターンですけど、本作も定石どおりです。でも三原葉子のキャラが頭が切れる素人探偵というのは、ちょっと珍しいパターンです。悪役の沼田曜一がまた彼らしい怪演を見せてくれたのは期待通りでしたね。それにしても文太は刑事のくせして全然活躍せず、ラストの三原葉子たち善玉ヒロイン危機一髪のお決まりのシーンには登場すらしてなく、沼田曜一が自滅して終わりというのはちょっと情けない。新東宝時代の文太は壮絶なまで演技がド下手でしたから、これはこれで正解なのかもとすら思えてしまいます。 でもこんな映画にも思わぬ取り柄がありまして、私が観た新東宝海女ものではずば抜けて露出度が高かったんです。冒頭の海女の水中サービスショットでは、なんと海女のオッパイぽろりのシーンまでありました。だいたい海女の衣装が臍の上でぶった切ったTシャツみたいなものだけなので(他の海女ものではその下にブラジャーらしきものを着用している)、水に濡れるとその中身がスケスケというわけです。そうなるとなんで三原葉子が海女じゃないんだと口惜しくなりますが、悪漢に捕まって小舟で海に連れ出されるシーンではなぜか下着姿になっているという無茶なサービスも有ります。 こんなことで喜んでいる様じゃ人格を疑われてしまいそうですが、新東宝プログラム・ピクチャーを研究するにはとても重要なポイントなんで、ここは得点高いです(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-11-09 21:10:38)
365.  最後の審判(1965) 《ネタバレ》 
東宝はBプロ用に海外の推理小説を翻案した作品を60年代半ばごろに製作していますが、本作もその中の一本です。海外の推理小説といっても低予算ですからアガサ・クリスティーの様なビッグ・ネームの作品を使えるはずもなく、本作もW・P・マッキ―ヴァーンという聞いたこともない様な作家の小説が原作です。 プロットは人妻と出来ちゃった愛人が旦那に殺人犯の濡れ衣を着せて抹殺しようとするという手垢のついたお話しです。この頃の仲代達矢は、イケメンなんだけど野心でぎらぎらした爬虫類的な男というキャラはもうハマり役です。淡路千景も、ヤクザな仲代にのめり込んでゆくインテリの女医というキャラを好演していて、熟女の色気がムンムンです。でも肝心の夫を陥れる策略がグダグダなんです。淡路が同僚医師を自宅に連れ込んでいるところを夫に見せつけて離婚させるという筋書きだったんですが、どうもこの作戦の意味が判らない、あまりにまどろっこしいんです。また仲代が利用できるとして喫茶店の吉村実子と関係を結ぶんですけど、彼女は仲代の殺人のアリバイ作りに使われます。でもその殺人はあくまで偶発的に起こったことで、これでは仲代が始めから猟銃殺人を計画していたことになってしまい訳が分かりません。仲代もたいがい大バカ者で、硝煙反応を知らないし捨てればよいのに犯行時に着ていたジャケットを硝煙反応が消せると思ってクリーニングに出す体たらくです。極めつけは、夫が犯人だと信じていた淡路に「自分がやった」と愛の告白のつもりでばらしてしまうことでしょう。 これはもう、原作小説じたいが駄作なのか脚本家の腕が悪すぎるのか、まあ両方なんでしょうね。後半には伴淳三郎が刑事として登場しますが、これがもう『飢餓海峡』の弓坂刑事そのまんまのキャラだったのには笑ってしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-05-27 20:11:17)
366.  不滅の熱球 《ネタバレ》 
伝説の大投手、沢村栄治の伝記映画です。池辺良という人は個性が感じられない俳優だと思っていましたが、本作の沢村栄治はなかなかの好演だと思います。沢村独特の投球フォームも上手く演じており、この人が実際には野球音痴だったとは感じさせません、きっと身体能力は高かったんでしょうね。沢村栄治が伝説的な活躍をしたのはプロ野球創設前のアマ時代なんですが、この映画ではそこは完全にスル―であくまで“巨人の沢村”に焦点を合わせています。 後楽園や甲子園を実際に使ってロケしたり巨人の二軍選手を出演させたりして読売巨人軍がスポンサーみたいな作品なんで当然かもしれませんが、巨人はかなり脚本にも口を出していますね。右手の怪我を克服して復活を遂げようとしているときに二度目(史実では三回目の召集)の召集がかかったとしていますが、実際には沢村はこの時巨人軍を解雇されていたのです。まあそこら辺は見事に頬かむりして美談に仕立て上げるとは、観ていて無茶苦茶腹立ちました。もし彼が巨人で現役投手だったら、三度目の召集はなかった可能性も否定できないんですからね。実際の戦死の状況とは違うということなんかそれに比べれば大した問題じゃないかもしれません。私は読売巨人軍という球団が昔から嫌いなんですが、この映画を観て余計その感が強くなりました。 でも戦死した沢村の霊が無人の後楽園に還ってきて、司葉子と赤ん坊だけが見守る中をニコニコしながら投球するラストは、思わず涙が出るほどジーンときました。監督の鈴木英夫もこれがやりたくてこの映画を撮ったのかもしれませんね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-05 19:47:19)
367.  続・雷電 《ネタバレ》 
さて雷電物語も続編でいよいよ佳境です。続編では同時代の有名人である田沼意次や大田蜀山人を無理矢理引っ張り出してきて物語に絡めさせる展開になってます。中でも沼田曜一が演じる蜀山人は太郎吉とおきんの守護神となって八面六臂の大活躍で、沼田曜一も個性を活かしたのびのびとした演技で光ってました。 相変わらずおきんは不幸の連続で、とうとう伊豆の山奥に逃げなければならない羽目になりました。いっぽう力士・白根山として出世街道を驀進中の太郎吉ですが、お抱え大名の松平出雲守からお八重(池内淳子)との婚礼を世話されてしまいます。ここでお約束のようにおきんが江戸にもどって来て太郎吉は板挟みになりますが、力士としての出世を願うおきんが泣く泣く身を引き太郎吉はお八重と婚礼を結ぶためお殿様と出雲に向かうところで物語はお終いです。劇中でおきんはこじらせ女ぶりを発揮してけっこうイラつかせてくれましたが、さすがにこの結末には涙を誘うものがありました。 観通してみての感想は、原作小説あってのことでしょうけど、せっかくの題材なのに予想外に相撲シーンが少なかった印象です。タイトル・ロールで判りますが、当時の現役大相撲力士も出演していたみたいなのにもったいないことです。青春ものとして観ればまあまあの出来かなと思います。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-03-21 19:24:42)
368.  白線秘密地帯 《ネタバレ》 
新東宝で“海女もの”と並んで異彩を放っている“地帯(ライン)シリーズ”の栄えある(?)第一作であります。製作された昭和33年は売春防止法が施行された年で、その売防法の裏をかく売春組織を描くのが“ライン・シリーズ”の共通したプロットです。そのテーマからすると、同年に撮られている『女体桟橋』が起源という説も有りますが、まあはっきり言ってどうでもイイことでしょう。 トルコ風呂なんて懐かしい代物が最新の風俗業と言うことで時代を感じさせてくれますが、こと色の道になりますと古来より日本人は才能を発揮してきたんだなと素直に感心いたします。主人公の刑事は宇津井健、彼にほとんど芝居をさせずに犬のように売春組織を追いつめてゆく姿を市街ロケを多用してドキュメンタリー・タッチで描いています。そして特筆すべきはこの映画こそ菅原文太の映画デビュー作なんです。役は大友純の子分のチンピラギャングでセリフもほとんどないんですが、これは確かに文太です。 ここでどうしても触れておきたいのは、私が観たのはオリジナルの71分が13分もカットされたバージョンだったことです。つまり上映時間にして2割は短いということで、正直言って観てて筋を追うのがやっとという感じでした。1シーンで5カットあったところを3カットに短縮してる様なものですが、ローアングルを多用した意欲的なカメラワークなのでちょっと残念です。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-03-07 23:30:14)
369.  でんきくらげ
はい、渥美マリと言えば『でんきくらげ』、この超絶的に素晴らしいネーミングは彼女の代名詞みたいなものですね。監督は増村保造で彼は軟体動物シリーズを二本撮っているんですよね。いかにも彼が好みそうな題材なんですが、まあなんというか“監督が気乗りしないで撮りました”って感じがモロにこちらに伝わってくるんですよ。増村保造もさすがに渥美マリじゃあ手の入れようがないとあきらめてしまったんですかね。そりゃあ若尾文子が主演の方が撮る方も観る方も力の入れ方が違ってきますが、この頃にはこの役やるにはさすがに若尾も歳とり過ぎてるし、そしていくら増村保造がメガホンとると言ってもこんな映画に出るはずありませんよね。でも滅茶苦茶だけど妙に愛嬌のある根岸明美のお母さんやエロ爺だけど江戸っ子ダンディという風情の西村晃とか、脇を固める役者は光ってましたね。でもいちばん残念だったのは、シリーズ初期と較べて渥美マリの脱ぎっぷりが悪くなってきたことでしょうかね。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-01-30 21:23:06)(良:1票)
370.  スター毒殺事件 《ネタバレ》 
嫉妬に狂って恋人と恋敵を毒殺する映画スター、ある意味これは天知茂にうってつけの役柄と言えるでしょう。序盤では万里昌代とデレデレしたラブコメまがいの芝居を見せてくれますが、この存在感が薄い妙なキャラから後半の嫉妬に悶え苦しむいつもの天知茂キャラへの変貌ぶりは、無茶な撮り方してますがそれに答える様に彼も精一杯の演技で奮闘してます。映画スターとあろうお人が、すれっからしに騙された純情サラリーマンみたいに一人の女に入れ込むというのも不自然ではあります。そして天知が自分に毒を盛ったと確信してるのに、まるで殺されに行くように天知の部屋にやってくる万里昌代、お前の行動はアホすぎるぞ。まあそれを言ったら、映画スターが拳銃を持ってるということの方がもっと不自然ですね。その無茶を押し通すのが新東宝の新東宝たる所以なのでございます。 撮影所が舞台なので新東宝の撮影所をそのままロケに使っています。その撮影所の俳優やスタッフということで、新東宝の俳優や女優が大挙カメオ出演してますが、しょせん新東宝ですから有難味はありません。なぜか古川緑波が出てたのだけは印象に残りました。劇中で万里昌代が演じる女優を「東洋のソフィア・ローレン」と称していましたが、彼女の顔と肢体からなるほどと思わされました。そのころ新東宝はそうやって彼女を売りだしていたんでしょうね。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-09-07 20:38:37)
371.  国際秘密警察 虎の牙 《ネタバレ》 
シリーズ第二弾になりまして、やっとというか三橋達也の北見次郎が活躍し始めました。今回はまたまた東南アジアのアラバンダ共和国(明らかにインドネシアがモデル)で物語は始まり、冒頭からテロリストと北見次郎が派手な撃ち合いを見せてくれます。北見次郎は、国際秘密警察本部からの指令でアラバンダの産業省次官のボディガードとなって日本へ行くのですが、この次官が独立戦争のときに“虎の牙”と恐れられた将軍だったと言うわけです。これをいかにも怪しげな中丸忠雄が演じているので、もう先の展開とラストはバレバレになっちゃうんですけどね。 本作では北見次郎の素性が少し明かされまして、なんと陸軍中野学校の卒業生だったんですよ。どおりで銃さばきが巧いわけだ。前作に続いてハードボイルド・タッチで撮られていますけど、ドラマもアクションもイマイチ弾けてないんですよね。 そういや前作ラストで逃げてしまったジェリー伊藤はもう出てこないのかな、なんてことが気になるぐらいの凡作でした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-05-13 21:35:26)
372.  胎動期 私たちは天使じゃない 《ネタバレ》 
いきなり「推選 日本労働組合総評議会 協賛 日本医療労働組合協議会」の字幕が大写しにされると、次に流れるのは古き良き時代のローマ字表記の新東宝マーク。つまりこの作品は大蔵貢が会社を投げ出した新東宝が倒産するまで61年に製作した21本の映画のひとつだったというわけです。総評がスポンサーの企画を映画化するなんて、そりゃ大蔵貢時代には絶対あり得ないことですからね。 脚本はなんと新藤兼人、中身は病院付属の看護学校を舞台にしたプロレタリア演劇になりますかね。色んなところから支援を受けて撮られたみたいで、主役の看護学生たちはほとんど俳優座の女優たちです。新東宝の女優陣からは池内淳子や三原葉子などが出ていますが、みんなチョイ役か悪役ばかりです。三原葉子ももちろんナース役で、彼女のナース服姿というレアな映像が拝めます。婦長に平手打ちを喰らわしたり辞めてストリッパーに転職したり、キャラ自体はいつもの三原葉子でした(笑)。 しょせんはプロレタリア演劇なので、「看護学生=善」「学校体制=悪」というと綺麗に色分けされています。教官や先輩ナースたちは生徒たちが自治会を作ろうととするのを徹底的に邪魔するわけですが、あまりに学校側に感情移入させないように持ってゆく脚本は、ちょっと強引過ぎる感じがします。 こうやって外部の血を入れて苦労した企画でも、肝心の監督が新東宝プロパーのヘボ監督じゃあ映画の出来はイマイチにしかなり様がありませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-03-16 23:45:20)
373.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 
『ゴジラ』の続編は早くも怪獣対決路線に突入。『ゴジラ』とはあまりに雰囲気が違うと戸惑う向きもあるでしょう、それもそのはずで本田猪四郎と伊福部昭が関わっていないんですね。大作『ゴジラ』の直後でさすがにお二人ともお疲れだったんでしょうか。 『ゴジラ』での志村喬のラストのセリフがあるので、死んだはずのゴジラを復活させるのはさほど悩まなかったでしょうね、『アウトレイジ』の続編撮るのとはわけが違います(笑)。ゴジラスーツはわずか1年で驚くほど改良されていて、東宝特撮スタッフの技術力は大したものです。前作では山根博士はジュラ紀をなぜか200万年前と間違って説明していましたが、本作では1億2000万年前と正しくなっています(えらい違いです)。アンギラスも造形としてはなかなかセンスが良いんですが、ゴジラともどもアップシーンになるとギニョールになっちゃうのは残念でした。 前作ではゴジラが戦災のメタファーになっていましたが、本作ではどちらかと言うと天災の様な捉え方に変化した脚本です。最初は高知県南部に上陸すると予測されていたゴジラが大阪に現れるところなんか、まるで台風の進路予想みたいですな。特徴的なのは『ゴジラ』で強烈な印象を与えた都市住民の被害描写がほぼ皆無ということで、これはこの後のシリーズに受け継がれてゆきます。小泉博は元海軍航空隊の戦闘機乗りで戦後は民間航空のパイロットという設定ですが、いくらなんでも空自の元戦友たちに頼んでジェット戦闘機でゴジラ攻撃に参加するってのはやり過ぎです。プロペラ機しか操縦したことないのに、ろくに転換訓練も受けないでジェット戦闘機が操縦出来るようになるわけがない。本田猪四郎が監督なら決してこんな雑な撮り方はしなかったでしょう。 ラストのゴジラ攻撃は、飛行侵入経路や雪山の頂上近くを爆撃するところなど、『633爆撃隊』のフィヨルド特攻爆撃のシーンとカット割までそっくりです。これ絶対に『633爆撃隊』が真似していると思いますけど、どう見てもこの円谷特撮の方がレベルが高いというのは笑っちゃいます。こうしてゴジラは『キングコング対ゴジラ』まで6年間の眠りにつくのでした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-03-06 19:13:49)(笑:1票)
374.  燃ゆる大空 《ネタバレ》 
皇紀2600年記念として製作された陸軍航空隊協力の国策映画で、戦前の空戦映画としては随一の超大作であります。公開されたのが1940年ですからまだ一式戦闘機隼は登場しなくて、固定脚の97式戦闘機が主役です。物語は陸軍少年航空兵の養成風景から始まり、その少年航空兵と教官たちが中国戦線で活躍しある者は戦死してゆくのが大まかなストーリーになります。全篇の半分近くが訓練シーンになるでしょうか、本作の製作意図自体が一般国民向けの航空隊へのリクルート映画の様な位置づけみたいなので、まあ当然の結果です。血沸き肉踊る空戦映画を期待していた自分としては、ちょっと肩すかしのような感じもしました。後半の空中戦シーンは、中国機も複葉戦闘機(95式戦闘機)を使ってほとんど実写で撮っていて迫力はかなりのものです。でもなんか物足りなさを感じて違和感があったのですが、なんと私の観たCS放送版はオリジナルよりも30分も尺が短かかったんです。たぶんストーリーの辻褄はあっているんでしょうが、カットされたフィルムはおそらくもう存在しないんでしょうね。 『翼の凱歌』『加藤隼戦闘隊』と並んで陸軍航空映画三部作となるのですけど、本作が軍国色がもっとも強い感じがしました。落下傘降下してゆく敵パイロットを撃てなかったと告白する航空兵に、「そいつを殺しとかんとまた戦闘機に乗って上がってきて、今度はお前がやられるぞ」と教官が諭すシーンがあるんです。深刻でなく軽いトーンで撮られているんですが、これって実は航空戦でのタブーなんですね。降下しているだけで降伏したわけじゃないので捕虜殺害にはならないでしょうけど、これを命令として強制した国はどこにもありません。こんなセリフが出てくる戦争映画は初めて観た様な気がしますし、検閲を受けているわけなので陸軍上層部は命令としては出さないけれど奨励しているということになるでしょう。ゾッとしてしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-27 21:41:45)
375.  翼の凱歌 《ネタバレ》 
陸軍省協力で撮られた戦意高揚映画なんだけど、驚くべきことは監督があのバリバリ左翼の山本薩夫だと言うことでしょう。この人も戦争に負けるまでは普通の日本人だったということなんでしょうね。共同脚本ですが黒澤明も加わっていますが、どのパートが黒澤担当なのかは皆目見当がつきませんでした。前半30分は入江たか子とそのひとり息子、そして夫とともに殉職した飛行士の息子の三人のいかにも戦前的な親子情愛物語風の展開です。やがて入江の息子は戦闘機の士官パイロットに、もう一人は中島飛行機のテスト・パイロットになって一式戦闘機隼のテストをすることになります。兄である士官パイロットは温厚で沈着冷静、義弟のテスト・パイロットは無鉄砲と言うキャラ付けにはいかにも官尊民卑な価値観を感じさせられるところです。隼の実機を使った飛行シーンはなかなか貴重で、その軽快な運動性がよく理解できるようになっています。ラストにはサービス・ショットですが鹵獲したB17爆撃機を使って空中戦まで見せてくれてもう垂涎ものです。 民間人がヘマをしたのを賢い軍人が正しく判断を下して隼の開発に成功した、という風にお話は進むのですが実はここに大きな欺瞞があります。史実では一式戦闘機隼は頭の古い陸軍にその開発コンセプトが嫌われて、一時は不採用・開発中止がほぼ決定していたのです。それが海軍の暴走で太平洋戦争が勃発、航続距離が長い戦闘機が必要になってあわてて隼を戦場に出したらこれが大活躍したというのが真相なんです。なんせ開戦時には20機ぐらいしか隼がなかったというから呆れたお話です。もちろんそんな事情は一般国民は知る由もなく、こうやって映画にまでして“手柄は我がもの”としちゃうんですから厚かましいにもほどがあります。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-22 20:15:04)
376.  雲霧仁左衛門 《ネタバレ》 
何とも豪華というかムダに絢爛なキャストでしょうか! 八代目と九代目、松本幸四郎の親子共演なんて映画じゃ滅多に観れないもんですよ。でもこんだけ脇役にまで大物俳優が出ていると、かえって目移りはするしお話しが散漫になるので副作用が強いんだと良く判りました。女優の扱いがまた露骨で、岩下志麻(ミエミエのボディダブル・ヌード)、倍賞美津子(手拭いで胸を隠して入浴シーン)、宮下順子(ロマンポルノの人だからと言っても、初登場シーンはあまりにムダ脱ぎ)と監督の脳内での女優格付け順が露骨に判って失笑ものです。と言うことは、ただ一人エロに無縁な役だった松坂慶子がいちばんの大物女優だってことなんですかね(笑)。 せっかく“大江戸版ワイルド・バンチ”な食材なのに、下手な料理人のおかげで恐ろしく不味い料理が出来ちゃったと言うしかありません。チープな音楽に安直な脚本、この監督は撮り方がTV時代劇と基本的に変わっていないのが良く判ります。池波正太郎もさぞやご立腹だったんじゃないでしょうかね。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-23 20:13:56)(笑:1票)
377.  俺は都会の山男 《ネタバレ》 
公開されたのが新東宝倒産の半年前ということもあってか、タイトルクレジットには大蔵貢の名前が消えています。この映画は“山”や“登山”とはいっさい関係がなく、吉田輝雄の演じる乱暴男のキャラが“山男”と言うわけです。 この男、就職面接で居眠りをした挙句人事部長をぶん殴ってとうぜん就活は失敗、チンピラと組んで“喧嘩商会”なる商売を始めます。要は腕っ節の強さを活かして喧嘩の仲裁(というか助っ人)でカネを稼ごうというわけですが、この“山男”が超硬派なのに女には滅茶苦茶モテて若いのから熟女まで七人もの女が金魚のフンみたいにまとわりついてきます。まあそこは“ハンサム・タワーズ”の吉田輝雄ですから納得しましょう。彼は菅原文太や宇津井健と違ってアクション演技にキレがあってボクサー役でも務まりそうな身のこなしです。 本作は新東宝には珍しいドライでC調なギャグが連発され、ひょっとして東宝の喜劇シリーズより可笑しいんじゃないかと思わせるところもあります。豪華と言うか、コロムビア・トップ・ライトや江戸家猫八といった当時のお笑いのスターたちがワン・シーンずつ登場する構成なのが新東宝にしては珍しく、中でも由利徹の裁判官と南利明の書記のギャグには笑ってしまいました。警察を徹底的にバカにしたり当時の池田政権の政策を名指しでおちょくったりするアナーキーなところもプログラム・ピクチャーとしては珍しいところです。 さて実はこの映画には奇妙な部分があります。留置場の担当警官というホントのチョイ役なんですけど、制帽をま深に被っていてアップショットもないので判りにくいのですがどうも丹波哲朗みたいなんです。その警官にむかって「お前最近トップ屋なんかして稼ぎやがって」なんて言う楽屋落ちなセリフがあったのでこれは丹波だと確信しちゃいました(彼は当時TVドラマ『トップ屋』で活躍してました)。とすれば、そのころは大蔵貢と喧嘩して丹波は新東宝をクビになってたはずで、大蔵貢に無断でノン・クレジット出演させたってことでしょうか。なんか新東宝末期の混乱が透けて見える様な気がします。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-29 20:40:17)
378.  女の防波堤 《ネタバレ》 
新東宝の映画の中では、『九十九本目の生娘』ほどではないけどかなりカルト的な存在なんだそうです、この映画。 太平洋戦争終戦直後、空襲で家族を失い焼け出された小畑絹子と親友の荒川さつきは、進駐軍相手の慰安所である特殊慰安施設協会(RAA)に採用されて慰安婦になります。同僚には戦争未亡人もいましたがほとんどはもともとその道のプロの女ばかりで、米兵相手に慰安所は大賑わいです。小畑絹子はNO.1の売れっ子になりますが上司の課長の愛人になったおかげで福生の進駐軍クラブの歌手になり、これはちょっと楽な仕事でした。ここで空軍将校と知り合いめでたく結婚、ところがここから波乱万丈の転落人生に拍車がかかってゆくのです。 お約束通り夫は生後間もない娘を残して戦死、次はギャングの情婦になってヤク中になり、中毒を治療するために入院したら主治医に惚れられて結婚、慰安婦の過去がばれて離婚され自棄になって有楽町のガード下にたむろする街娼にまで落ちぶれる、映画の後半40分はもうジェット・コースター状態です。 小畑絹子は新東宝にはもったいないほどの美人なんですが、裏社会でぐれているときの演技と時折おとずれる平穏な生活の時の淑女ぶりとの落差があまりに大きくて、笑ってしまいました。この映画の呼び物は三原葉子がリンチされる『肉体の門』に出てくるようなシーンだと思いますが、別にヌードを見せるわけじゃないけどなかなか迫力がある肢体です。もっとびっくりしたのは荒川さつきが脳梅毒で文字通り狂死するシーンで、あのリアルな死にざまは子供が観たらトラウマになること間違いなしです。あと特筆すべきはあの古賀政男が音楽を担当していることで、劇中流れるギターのメロディーも古賀政男がつま弾いています。 製作年代はちょうど売春防止法が施行された頃で、こういったことは大きな社会問題だった時代だったことを考えると、新東宝らしい題材であることは確かです。正統派の監督が取り組めばとてつもなく重くなりそうなテーマなのに、新東宝らしくエロを強調したおかげで単なるジェット・コースター・メロドラマに仕上がったという感じでしょうか。 ラストで「もう二度と戦争をしてはいけない」という小畑絹子のセリフがあるんですが、とってつけた様な白々しさが漂い偽善の極みでした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-11 21:30:03)
379.  女獣 《ネタバレ》 
それにしても、いくら新東宝だからと言っても、このタイトルもう少し何とかならなかったんですかね。雰囲気だけでストーリーとは無関係で意味不明、まあそんなことで新東宝プログラムピクチャーに難癖付けてもしょうがないのは判ってますけど。 いきなり現金を輸送する銀行の車が襲撃されて銀行員たちは皆殺し、おまけに共犯の女まで始末されてしまう、そんな非現実的ながらもハードな幕開けです。この事件の捜査のために警視庁は婦人警官をズべ公に変装させて女子少年院に潜入させるのですが、こんな危険なこと婦警にやらせますかね? 作戦は上手くいって新宿の組織にまで潜り込めますが、どうもこの組織は麻薬取引の元締めでもあるらしいと判ってきます。ここで同じく潜入していた麻薬Gメンの菅原文太が登場です。実はこの映画が思ったより観られたのは、文太が一応ヒーローであるがなぜかほとんどストーリーに絡んでなかったからだと思います。とにかく新東宝時代の文太は、主演するとただでさえひどい出来の映画にとどめを差す必殺ぶりを如何なく発揮してましたからね。 この映画、麻薬中毒者の悲惨な禁断症状や新宿の風俗などが予想外の丁寧さで描かれています。ジャズ喫茶のバンド演奏なんか、音楽担当があの『11PM』の有名なテーマ音楽で知られる三保敬太郎なので、なかなかの迫力です。女優陣も左京路子や星輝美といった個性派を使っているところがグッドです。またところどころで遊園地のアトラクションを効果的に使ったショットがあったりして、撮り方が普通の新東宝映画とはちょっと違うなと思わせるところもあります。 でもやっぱり所詮は新東宝の映画、ユルユルな脚本ではどうしようもありません。文太をあまり活躍させなかったことには敬意を表して、ここはプラス一点とさせていただきます(苦笑)。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-08 23:20:34)
380.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 
この映画が世に出てきたときは、さんざん罵倒されてきたバブル時代がついに肯定的に懐古される様になったんだなと感無量でした。バブル時代まっ盛りのときには自分は東京にはいなかったけど、ほんとにタクシー拾うのに万札ヒラヒラさせてたんでしょうか、それともこれは都市伝説と思った方が良いのでしょうか? バブルの申し子ホイチョイプロダクションと今年はついにフジTVの社長にまで成り上がった亀山Pがタッグを組んだわけですが、映画としてはまあ予想通りのつまらなさでした。ドラム式洗濯機を研究してたらタイムマシンが出来ちゃった、くだらないけどなかなか秀逸なアイデアなので実にもったいない。バブルの崩壊を防ぐためにタイムトラベルして不動産総量規制を止めさせる、いかにも経済週刊誌の記事を真に受けたサラリーマンが考えそうな発想ですが、まあそれはそれでいいでしょう。でも肝心の脚本がTVのヴァラエティのネタを安易に並べたようなレベルの低さなのです。阿部寛をはじめ出演者たちがみなTVドラマの様な演技なので、これがまた全然笑えません。こういうのを典型的な頭の悪いコメディと呼ぶべきでしょう。 と貶してはいますが、広末涼子が予想外にいい味出してたのでプラス1点させていただきます。 
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-08-30 23:55:09)
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