Menu
 > レビュワー
 > イニシャルK さんの口コミ一覧。56ページ目
イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1491
性別
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22718/

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1101.  宮本武蔵(1973) 《ネタバレ》 
加藤泰監督が松竹で手がけた「宮本武蔵」。先に内田吐夢監督、中村錦之助主演の東映版5部作を見ているわけだが、本作はあのシリーズ5本分と同じ話を2時間半にまとめているためにかなりダイジェスト的な仕上がりになっていて、関が原のシーンの後、いきなり武蔵が村へ帰ってきて千年杉に吊るされたり、その後もやたら早い展開で、吉野太夫や、箸でハエを捕まえるエピソードなど東映版で印象的だった部分がカットされまくりで、映画に深みがないのは残念。特に中盤あたりは吉岡兄弟との対決や一乗寺の決闘が足早に描かれておりちょっと見ていて疲れる。武蔵とお通のラブシーンや、小次郎に怖気づいた武蔵が一度は勝負の申し出を断るなど、本作オリジナルらしきシーンもあるのだが、全体的に見るとやはり大味な凡作という印象しか残らない。キャストにしても武蔵を演じる高橋英樹は濃すぎるし、(錦之助の武蔵ってここまで濃くなかったような。)又八を演じるのがフランキー堺というのも違うだろと思ってしまう。それにお杉ババを演じるのが本作で脚本を書いている野村芳太郎監督の「八つ墓村」で濃茶の尼を演じていた任田順好で、なんかただ単に怖いだけの存在に描かれてるのも不満が残る。沢庵和尚を演じているのが笠智衆というのも御前様にしか見えず違和感を感じた。ただ、お通と小次郎に関しては東映版よりもこちらの松坂慶子と田宮二郎のほうがいいと思う。特に 小次郎を演じる田宮二郎は東映版の若い高倉健よりも断然渋くてかっこよかった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-05-09 01:06:09)(良:1票)
1102.  新・平家物語
僕も今まで溝口健二監督の映画は白黒作品しか見ていなく、カラーの溝口作品を見るのは今回が初めての体験だった。(溝口作品見るのもかなり久しぶり。)撮影はいつも通り宮川一夫で、やはりこのコンビの作り出す映像は最高に美しいと思うものの、「雨月物語」や「近松物語」、「山椒大夫」といった白黒作品の圧倒的な美しさとは何か違う気がするし、確かに完成度は高い映画なんだけど、これら後世に残るような名作と比べると平凡な印象が残ってしまうのがちょっと残念だし、黒澤明監督と同じく、溝口監督もカラー作品よりは白黒作品のほうがいいと感じるし好きだ。前年デビューしたばかりの雷蔵が主演で、見る前は初々しさが目立ってあまりうまくないのではと思っていたが、(失礼。)デビュー2年目とは思えぬ演技でそれほど違和感もなくなかなか良かったと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-05-07 12:12:06)(良:1票)
1103.  ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
出演者たちのコスプレショーを見せられている感じで、慣れるのに少々時間がかかってしまった。前作を見ていないので比べられないけどストーリーも東映の特撮ヒーローものに毛がはえた程度の脚本で見ている間はそんなに気にならないが、見おわって何か残るものもないので全体的な印象は普通の夏休みのファミリー向け映画で可もなく不可もなくというところか。ねずみ男を演じる大泉洋や砂かけ婆を演じる室井滋、その他、上地雄輔や特殊メイクで顔が判別不能になっている佐野史郎など見るからに妖怪役を楽しそうに演じている出演者が多い中でこれが遺作映画となってしまったぬらりひょん役の緒形拳の存在感が物凄く、こういう役でも手を抜かずにきっちり演じている。今になって見ると痛々しくは感じないもののよく見てみると動きの少ない演技で、きっとつらかったんだろうなあとつい思ってしまうのだが、それを画面から直接感じさせない名演を見せていて、あらためてすごい名優だと思った。つつしんでご冥福を祈りたい。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-06 01:13:07)
1104.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
「名探偵コナン」を2000年代になってから見ていないのだが、ルパンよりコナンのほうに比重が置かれたストーリーもあまり気にならなかったし、目暮警部の友人として銭形警部が出てくるというコラボ作品ならではの設定や、コナンの麻酔が効かない銭形というのも面白い。ただ、「名探偵コナン」にルパン一行がゲストキャラクターとして登場したような感じになっているため、これを「ルパン三世」の1本として見てしまうとかなりの物足りなさがあるのも確かで、特に五右衛門の出番が異様に少なく、扱いも今まで見た中でいちばん酷く感じるのがちょっと不満だったりもする(彼だけコナンとの絡みがないに等しい。)が、この作品自体はなーんも期待してなかったせいか思ったよりは楽しめた。そういえば、ラストのルパンとコナンが桜の木の下にいるシーンで流れるルパンの回想が「カリオストロの城」のラストシーンを思わせていたけど、もし、「ルパン三世VS未来少年コナン」(←ってどんなんや。)なる企画が出たら、監督は宮崎駿しかいないだろうなあ。
[地上波(邦画)] 5点(2009-04-05 13:46:40)
1105.  高速戦隊ターボレンジャー 《ネタバレ》 
メンバーが高校生だけで構成された「高速戦隊ターボレンジャー」の劇場版。さすがに二日ほどで戦隊シリーズ劇場版6作品というのは飽きてくるのだが、本作は主役メンバーが高校生ということもあってなにか他の作品とは違う雰囲気で、仲間である妖精シーロンを死なせないためにかつてシーロンの仲間の妖精が命と引き換えに封印した最強の暴魔獣を復活させようとする敵に挑むターボレンジャーになにか熱いものを感じ、暴魔獣の復活を知ったシーロンが今度は自分が封印しなければいけないと飛び出していく場面も何だか知らないが絶対に死なないと分かっていながら普通に感情移入して見てしまった(笑)。テレビシリーズはこれも見ていたはずだけど、20年前なんでそんなに記憶にないが、劇場版は今回見た戦隊シリーズ劇場版6本の中では内容的にいちばん退屈しなかった。(といってもやっぱり基本的には子供向けなんだけどね。)高見恭子が教師役で出てる。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-16 18:17:44)
1106.  超新星フラッシュマン
これもテレビシリーズは4~5歳の頃に見ていた記憶があり、この劇場版もその頃に見た記憶があるのだが、今回DVDにて約20年以上ぶりくらいに再見。今見ると突っ込みどころがけっこう目についてしまい、子供の頃に見た面白さは感じられなかったが、これも「チェンジマン」に続いて懐かしさは充分感じることが出来た。悪役メンバーの一人を演じているのが清水鉱治なのだが、出番が少ないながらも独特の存在感を放っていて印象に残る。ところで戦隊ヒーローの黄色といえば、ゴレンジャーのキレンジャーというイメージが今は強いが、(「ゴレンジャー」は小学校の頃だったかに再放送で見てた。)初めて見た戦隊シリーズの黄色の戦士がイエローフラッシュだったため、子供の頃はしばらく黄色イコール女性戦士というイメージが強かったことを覚えてる。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-16 17:52:50)
1107.  電撃戦隊チェンジマン シャトルベース!危機一髪! 《ネタバレ》 
「電撃戦隊チェンジマン」の劇場版第2作目。チェンジマンの基地であるシャトルベースが敵に乗っ取られるというストーリーなのだが、時間の都合上しかたないんかも知れないけどなんの前ふりもなく冒頭にいきなり宇宙獣士ドドンが侵入するのでちょっと拍子抜け。ほかにも墜落しそうなのを知らないでシャトルベースで総攻撃を仕掛けようとしたりしているなど、なんか間抜け。一人の少年が自作した無線から発せられる電波が偶然ドドンの弱点であったという展開はいくら子供向けと言えどもご都合主義全開な感じがした。敵幹部の一人である女王アハメスを演じてるのは黒田福美。伊丹十三監督の「タンポポ」での役所広司の情婦の役が強烈に印象に残ってる女優だが、「タンポポ」と同じ年に子供向けのヒーロー番組で悪役やってたのがかなり驚きだった。オファーはどちらが先だったんだろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-16 17:38:58)
1108.  電撃戦隊チェンジマン
東映のスーパー戦隊シリーズはゴジラやウルトラマン、同じ東映の仮面ライダーシリーズに比べてもあまり思い入れがないわけだが、この作品は初めて見た戦隊シリーズということはなぜかはっきりと覚えている。(当時、3歳か4歳だったか。)今回は劇場版がDVDレンタルされていてなぜか妙な懐かしさにかられて借りた。テレビシリーズはなんせ見ていたのが幼稚園に行くか行かないかの頃なんで「初めて見た戦隊」という以外の記憶がほとんどなかったのだが、なぜか見たくなってしまったのだ。映画は「東映まんがまつり」(ちょっと懐かしい興行タイトルだ。)の中の一本として公開された子供向け作品なんで今見るとかなり物足りないことは確か。幹部級と思われる怪人が犬に噛まれただけで退散してしまうのはなんか間抜け。キャラクターデザインを「機動警察パトレイバー」でメカデザインをやっていた出渕裕が担当していて、悪役のデザインが特に印象に残るのだが、戦闘員だけちょっと気色悪い。でもやっぱり懐かしい感じがした。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-16 17:34:19)
1109.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 
ゴジラシリーズ第2作。見たのは今回が初めてだったのだが、名作だった前作「ゴジラ」とは比べ物にならないほどのB級テイスト満載の映画になっていて前作との落差にビックリ。まず冒頭にいきなりなんの伏線もなくゴジラとアンギラスが戦っているところに二人のパイロットが遭遇するのはかなり強引。(「ゴジラ」や「空の大怪獣ラドン」では怪獣出現にいたるまでの伏線がちゃんと張られているのに。)その後も囚人が乗ったタンクローリーが事故を起こすシーンなど映画の内容云々よりはまずゴジラありきというご都合主義的な展開が目立ち、映画としての完成度は低いと言わざるを得ない。それでもゴジラとアンギラスの対決シーンはこれから幾度となく描かれる「怪獣同士の対決」の中でももっともスピーディーな戦いで見ていて印象に残る。それに東宝の「次郎長三国志」シリーズを見終えたばかりなので、小泉博、若山セツ子、山本廉、志村喬といった同シリーズの出演者がたくさん出てるのは嬉しい。これでちょっとおまけして5点。千秋実も出ているが、後年、息子の佐々木勝彦もゴジラ映画に何本か出ている。親子二代でゴジラシリーズに出てるのって高島忠夫ファミリーだけじゃないんだね。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-23 18:47:12)
1110.  次郎長三国志 第九部 荒神山
東宝「次郎長三国志」シリーズ最後の作品となる第9作。当初、二部構成予定の前編として作られ、その後後編が制作中止になったというのを見る前から知ってたので、まったく期待せずに見たのだが、最後の回なのにシリーズすべて見終わったという達成感よりも、もどかしさのほうが先に来てしまってかなり物足りない。これまでの回で石松と三五郎の掛け合いが好きだったのだが、やはり石松がいないこともその物足りなさに拍車をかけているような気がして、マキノ雅弘監督の演出も何かモチベーションが落ちている感じで残念だ。やはり僕もこのシリーズは前回が最後に相応しかったと思う。東宝のシリーズには劣るかも知れないが、東映の「次郎長三国志」シリーズもいつか見てみたい。(マキノ雅彦版が先になるかもしれないが。)
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-15 03:01:13)
1111.  ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 《ネタバレ》 
「ウルトラマンメビウス」のテレビシリーズは金子修介監督が参加していたということで見ていた「ウルトラマンマックス」からの流れで見ていたのだが、この映画版だけは見ていなく、今回初めて見た。さすがにテレビシリーズ終了から2年近く経っているんで、少し懐かしさを覚えるも、テレビシリーズの1エピソード的な感覚で作られているので、やっぱり映画として見た場合には物足りなさがある。昭和のウルトラ兄弟六人が揃うのが一つの目玉になっていて、人間体も登場する初代ウルトラマン、セブン、ジャック(新マン)、エースの四人は当時の各シリーズの主演俳優が当時と同じ役を演じているわけだが、テレビシリーズに登場した時から思ってたけどやはりみんな老けてる。とくに郷秀樹なんか「帰ってきたウルトラマン」当時の面影がなくなってるし。(ハヤタも。)この四人のウルトラマンの変身シーンは見所の一つだが、なんか変身してから異様に長いし、最後の怪獣を倒す技も「ウルトラマン物語」の焼き直しっぽいのがちょっと気になった。でも、ウルトラマンタロウの声が石丸博也(ジャッキー・チェン)なのは「ウルトラマン物語」好きだったんで素直に嬉しく思う。ところでナックル星人の声は中尾隆聖なのだが、ほかの宇宙人たちの仕切り役というキャラ的な立場もあってか、フリーザが喋っているようにしか聞こえなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-02 23:49:42)
1112.  野性の証明
たった一人や二人を殺すために戦車隊まで出すのはいくら映画といえども大袈裟すぎると思うし、全体的に見ても大味で散漫な印象が強く良くも悪くもいかにも角川映画らしい大作映画という感じ。しかし、確かに悪役のキャスティングは絶妙で三国連太郎は見事なハマリぶりで、やっぱりこういういかにもワルという役をやれば非常にうまい役者だと思う。それから、成田三樹夫の声の良さにもしびれた。松方弘樹のやくざみたいな自衛隊員もはまっていたが、この映画では自衛隊を徹底的に悪として描いているのでこれが原因で翌年の「戦国自衛隊」で自衛隊からの協力が得られなかったのかなと思ってしまった。主人公を演じる高倉健ももちろんカッコイイのだが、中野良子には対してあまり魅力を感じなかった。これがデビュー作となる薬師丸ひろ子は可愛く、この頃から既にアイドルとしての素質はじゅうぶんにあったと感じる。
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-31 13:14:09)(良:2票)
1113.  源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流
錦之助の主演映画を見るのもかなり久しぶりなのだが、まだ子供たちにアイドル的人気を誇っていたと言われる初期の作品ゆえか、同じ加藤泰監督とののちのコンビ作である「瞼の母」や「沓掛時次郎 遊侠一匹」のようなアウトロー役ではなく、全身白ずくめのヒーロー剣士を演じている。こういう役もさすがの存在感を発揮していてうまいと思うものの自分の中で思い浮かべる錦之助のイメージとはかなり違うので見ていてなんだか違和感を感じる。シリーズ作品みたいなので続編を見ていくと慣れてくるかもしれないが、内容的にもなんか退屈であまり面白くなかったのがどうもなあ。それに加藤監督の作品としても何やらイマイチな気がするが、一応続編も見てみよう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-12-11 14:25:59)
1114.  座頭市逆手斬り
約1年半ぶりに見た「座頭市」シリーズだったが、いたって普通の印象。勝新の殺陣シーンは相変わらず凄いが、時間がいつもより10分程度短いのもあってか何かちょっと物足りない気がする。百太郎のニセ座頭市は笑えるし、市とのやりとりも楽しく、演じる藤山寛美の魅力が伝わってくる。しかし、少しキャラクターが立ちすぎな感じで勝新が食われ気味なのが残念。敵側に凄腕の用心棒がいないのもこのシリーズ見るの久しぶりだったからか少しさびしいなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-08 14:07:26)
1115.  ねらわれた学園(1981)
大林宣彦監督の角川映画で、音楽が松任谷正隆で主題歌がユーミン、主演(薬師丸ひろ子)の相手役が高柳良一とくればどうしても「時をかける少女」を思い浮かべてしまうが、これははっきりいってハズレ。凝った映像に大林監督らしさを感じられるものの、かなり内容が滅茶苦茶な印象で、アイドル映画と割り切って見てもつまらない映画だと思う。主題歌である「守ってあげたい」も曲自体は嫌いではないが、この映画の主題歌としてはミスマッチ感が強くてちょっと残念。本来ならば評価はもっと低くてもいいと思うものの悪役である星の魔王子を演じる峰岸徹のインパクトのある怪演が印象に残ったので彼に1点プラスの5点。高見沢みちるを演じる女優もなかなかクールな演技で印象に残る。有川役の俳優も見慣れない顔だと思ったら手塚治虫の息子だったのはちょっと驚いた。
[DVD(邦画)] 5点(2008-11-19 18:34:37)
1116.  母べえ
山田洋次監督らしい丁寧な作品になっていてほろりとくるシーンもあれば笑えるシーンもあっていいのだが、やはり主演の吉永小百合がこの役を演じるのはミスキャストなのがかなりの致命傷になっていると言わざるを得ない映画で、どんなに主人公一家が慎ましい生活をしていても、吉永小百合が出ているとなんかうそ臭くなってしまい、リアリティーを感じない。志田未来ら子役をはじめとした脇の芝居がいいだけになぜ吉永小百合を使ってしまったのか理解に苦しむ。見ている間、田中絹代のほうがいいよなあとずっと思ってた。(既に現在は故人なんだけど。)海水浴で溺れた浅野忠信を助けるために海に飛び込むシーンとか最後の病院のシーンとかも主演の見せ場を作るためだけに入れたとしか思えない。このキャスティングが影響しているのか作品としての出来のほうも最初に書いたように丁寧な印象はあるものの、最近の山田監督の映画の中でははっきり言って凡作だと思う。「男はつらいよ」シリーズのマドンナにもう一度、吉永小百合を歌子役で起用する計画があったと聞いたことがあったので、ひょっとして山田監督が吉永小百合と仕事したかっただけの映画ではないのかと見る前に薄々思っていたが、実際その通りの映画のような気がした。
[DVD(邦画)] 5点(2008-10-14 13:09:57)(良:1票)
1117.  心中天網島 《ネタバレ》 
黒子を使った歌舞伎のような演出や、篠田桃紅の描いた絵をはじめとした独創的な美術セット、白黒映像の美しさなど印象に残るし、ファーストシーンが電話でこの映画の打ち合わせをする監督(篠田正浩)と脚本家(富岡多恵子)のやりとりというのも面白い。だがあまりにシュールすぎて展開についていきづらく、あまり入り込めずに終わってしまった。しかし、岩下志麻は美しかったし、音楽担当の武満徹が脚本にも参加しているのはすごいと思った。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-09-14 02:42:26)
1118.  容疑者 室井慎次
「交渉人 真下正義」を見たのでこれも取り合えず見てみた。内容が内容だけに地味だが、脚本にオリジナリティーがほとんど感じられなかった「交渉人 真下正義」よりはいくらか面白かった。しかし、全体的な印象としては2時間ドラマの域を出ておらずイマイチ見終わって印象には残らないし、シリーズのサブ主人公である室井をメインの主人公にすえていてしかも室井が逮捕されるという内容なのに青島が和久(和久はどうやら「男はつらいよ」シリーズにおける笠智衆没後の御前様のような扱いになってるみたい。)と一緒にセリフで出てくるだけで姿を見せないのはどう考えても違和感がある。田中麗奈の出ている映画を「がんばっていきまっしょい」しか見たことなかったのだけど、こんなに演技下手だったっけ。灰島弁護士役の八嶋智人の演技ははっきり言ってウザイ。 ところで柳葉敏郎の顔が高橋悦史に似ていると思うのは自分だけだろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2008-08-23 14:49:54)
1119.  ルパン三世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~<TVM>
いつも期待していないテレビスペシャルだが、今回は田中美里と萩原聖人の「冬のソナタ」日本語版コンビがゲストということで、個人的に「冬のソナタ」に全く興味がないせいかいつも以上に期待していなかったのだが、前回出番がほとんどなかった不二子がちゃんと活躍しているし、五右衛門が記憶を操作されて敵側に寝返ったりと見どころもおさえられていていつも通りに楽しめた。ただ、何年か前のスペシャルでも少し気になったけど、五右衛門が携帯電話を持っているのは違和感を覚えるし、レギュラー陣の声の衰えはいつもそんなに気にしていないのだが、やはり銭形を演じる納谷悟朗の声だけはどうしても気になる。とくに今回、弟である納谷六朗演じる医者との冒頭の絡みでは納谷六朗の声が若々しいだけによけいに兄・納谷悟朗の声に衰えを感じてしまった。そんなにこの兄弟、年離れてないと思うけどこんなにギャップが大きいのはなぜだろう。 
[地上波(邦画)] 5点(2008-08-03 12:16:40)
1120.  ロボット刑事 《ネタバレ》 
「ロボコップ」の元ネタになったという日本の特撮テレビシリーズを再編集し、劇場公開した作品。大昔にビデオで見た記憶があるのだが、今回NHKBSにて放送されたので20数年ぶりに再見した。テレビシリーズのダイジェストなんで見ていてかなり物足りないものがあるが、主役のロボット刑事Kが海に向かって「マザー!!」と絶叫するシーンや、敵との戦闘になるといきなり着てる服を脱ぎ捨てたりするなど今見ると突っ込みどころ満載で別の意味で楽しい。高品格が刑事役で出てるのだが、こういう作品に出ているイメージがないからか、着ぐるみを相手に芝居をしている姿を見て妙な感じがした。その相棒刑事を千葉治郎が演じているのだが、その兄の役に実際の兄である千葉真一を起用してるあたりはなんか無駄に凝っている。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-03-26 22:53:10)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS