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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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1.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
※ 原作未読 ※  今さらですがレビュー。  とにかく登場人物の背景や行動原理が不明で、最後まで何の説明もないまま話が進み、勝手に大団円みたいに終わる。「世界の均衡が崩れた」とか、「光と闇ガー」とか、「生と死ガー」とか、そのまんまセリフで説明しちゃうセンスの無さ。そもそも何がきっかけで「世界の均衡」が崩れ始めたのかも不明。「世界の均衡」なんてそう簡単に崩れるものじゃないはずだから、余程のことが起こっているのだろうと思われるのに、肝心のその理由は曖昧なまま。そうした世界観の構築や背景描写がいい加減なので、世界がそんな緊迫した状況にあるように感じられない。ドラゴンや魔法の影響力がどれだけある世界なのかとか、魔法使いが毛嫌いされている理由とかも分からないまま。もっとこの辺はいくらでも上手く見せることが出来たはず。  アレンが父王を刺した理由も不明のままだし(これは原作に無いシーンらしく、吾朗氏が偉大な父親である宮崎駿を超えてやると言う意思表示のようですが、それならそれで、尚の事、きちんと父子の関係性などの背景を描くべきでは?)、魔法剣を奪った理由も不明。王様が無事なのかも不明だし、そもそも一国の王を刺したら王子と言えど無事に復帰できるとは思えないのに、アレンの後日談的なことにはまったく触れられないまま。  ハイタカも凄い魔法使いのくせにほとんど何の役にも立ってないし、「魔法剣」がどういう力を持っているのかも不明。クモの「不老不死を追い求める悪い魔法使い」というキャラ設定も陳腐すぎて、ボスキャラとしての魅力や凄みが感じられない。  極めつけはテルーがドラゴンに変身するラスト。いくらなんでも唐突すぎて( ゜Д゜)ポカーン。あとで調べたら「世界の法則が変わったから」という理由らしいが、法則が変わったら人はみなドラゴンになる世界なの?なんで?でも作中でドラゴンになったのはテルーだけだよね?なんで?ドラゴンと人間の関係は?テルーの親は人間なの?テルーはドラゴンとのハーフなの?などなど…。  突っ込みどころは他にも幾らでもあるが、とにかく問題はこれらの分かりにくさが監督による「原作の独自解釈」、「省略」、「説明不足」からくる突っ込みどころであるという点。  相変わらず芸能人声優の演技もヒドいですね。まだ岡田准一と菅原文太は感情の起伏に乏しいキャラ担当だから運が良い。棒読みの粗がバレにくい(笑)。一方、テルー役の手嶌葵とテナー役の風吹ジュンのセリフ棒読みがヒドすぎる。田中裕子も小声すぎて何を言ってるのか聞き取れない。香川照之も棒読みに毛が生えたレベル。その辺の素人さんでももう少し感情込めた演技するよ。この芸能人を声優として起用する悪習はいいかげん改めて欲しい。本業の声優さんに対して失礼だよ。それにしても原作者の人が気の毒になる出来だった。
[DVD(邦画)] 0点(2017-12-30 17:33:04)(良:1票)
2.  親指さがし 《ネタバレ》 
<原作未読・映画版のみの評価>  まあ、都市伝説でも、怪談でも、ネタは何でもいいけど、ホラーやサスペンスといったジャンルにとって大事なのは、やっぱり設定を生かす「演出」だね。こればっかりは監督にセンスが無いと、どうしようもない。そう言う意味でも色々と突っ込み所が多い作品。  普通、ホテルの廃墟跡で子供が遊んでて行方不明になったら、家出と結論する前に子供が入り込んだり、落ちたりしそうな所を集中的に探すだろ。そもそもなんで知恵は由美子が通気口に隠れた事を警察に言わなかったんだ?別に落ちたのは知恵のせいじゃないんだから、言わない理由が分からない。由美子に嫉妬していたからとか、ふざけて押したら落ちたとか、何でもそれらしい理由は付けられるはず。  だいたい由美子が死んだのは100%本人の自業自得。助けられなかったどうのという以前の問題。幻覚を見るほどに自責の念に駆られたりする原因としては無理がある。  武の背中の手の跡にしても、作中で扱うなら、落ちていく由美子が掴まろうとして引っ掻いた傷跡だったとか、必然性のある理由ならいくらでも考えられるだろう。この辺の設定の甘さが突っ込み所として目立つ。  演出面にしても、ボイスチェンジャーで変えたような太い声で「オヤユビヲガエゼ~」と言わせたりするところに、監督の恐怖演出に対するセンスの無さを感じる。この地点で見る気が失せる。実際、登場人物の演技なども、監督の演技指導を含めヒドいもの。  綾の舌っ足らずな喋り方にイライラさせられるし、小学生の頃の「由美子がいなくなったら探してくれる」「うん、絶対に探して見せるよ」なんて恥ずかしい会話にもセンスが無い。お互い好きな相手だけど、告白はできないでいるって程度に匂わせとけばいいんだよ。  また、序盤では誰かの悪戯かも知れないのに、その検証もせず「このままじゃ、あたしたち殺されちゃう~」と早々にパニくってるのにもシラけさせられるし、信久が公園のトイレで殺されるシーンにしても、何故あんなに不気味な公園のトイレにわざわざ入っていくのか分からないし、智彦が武に襲われるシーンでも、どうしてスコップを投げ捨てるのか等、いちいち行動や言動に納得の行く必然性が無い。  当たり前の話だけど、やはり脚本や演出にセンスが無いと、作品全体の説得力も無くなる事をこの作品が証明している。
[DVD(邦画)] 3点(2007-07-02 15:53:54)
3.  サイレン FORBIDDEN SIREN 《ネタバレ》 
私もゲーム版は、あまりの不条理な難易度と自由度の無いゲーム性、ころころ操作キャラが変わる細切れなストーリー展開などに嫌気が差して序盤で投げ出したクチ(笑)。  しかしストーリーは気になっていたので、この映画版で理解しようかと思っていたら、どうやらストーリー展開はゲーム版とは違うらしい。  大胆に解釈を変えるのは良いとしても、基本的にホラーとしては思わせぶりなだけで、たいした事のない恐怖演出とストーリー展開に拍子抜け。特にあの「幻覚オチ」は手抜き過ぎでしょ。いくら息子を亡くしたトラウマがあるとは言え、彼女の見る幻覚と過去の事件とが何故かリンクしていたり(隠し部屋の写真とか)、父親や村人の襲撃シーンを全部幻覚で済ますのは無理がある。「人魚の肉」と「不老不死伝説」という設定や、あの赤い服の女など、作中での扱いが中途半端な伏線が多いのが原因。  それこそゲームのように、過去の事件の謎を探っていく情報収集や謎解きの過程をしっかり描いて欲しかった。そうすれば自分が見る幻覚との相関関係にも必然性が出てくるはず。  また、監督の演技指導のせいもあるが、市川由衣の演技もキャーキャー叫んでいるだけで、だんだん甲高い声が耳障りになってくる。ココリコ田中直樹や阿部寛もミスキャスト。特に田中が鉄塔で変貌するシーンには爆笑。完全に「絶対に笑ってはいけない 夜美島1泊2日の旅」。 
[DVD(邦画)] 4点(2007-06-06 13:33:29)
4.  LOFT ロフト(2005) 《ネタバレ》 
う~ん、私もこの監督さんは「CURE」以降、注目してきたし、事実、ホラーやサスペンスのようなジャンルを撮らせたら、今のところ日本では一番上手いと思うけど、残念ながら今作は期待ハズレ。  他の方も仰っているように、相変わらず「日常の中に潜む非日常」とか、「自然な行動の中の不自然さ」みたいな場面演出は巧みだけど、今作は肝心のストーリーや登場人物の描き方が曖昧すぎる。この監督特有の「想像させよう」という狙いが裏目に出ている。  ミイラの存在が顕著だけど、「不可解な謎」の提示と「現実的解釈」のバランスが取れていない。どういう素性のミイラなのかの説明が無いのはともかく、「怨霊として甦っているのか、それとも妄想なのか」の描き方が中途半端なのが問題。それでいて編集者と考古学教授による「事件」の概要は説明過多なほどで、ミイラとの関係性が有りそうで無い、無さそうで有る、という微妙な扱い方。  他にも、泥を吐く冒頭やミイラの記録映画など、雰囲気だけとしか思えない伏線も多い。  その曖昧さが狙いなのかも知れないけど、やはり好意的に解釈するほど練られた脚本構成とは言い難い。何よりそれで「ホラーとして怖くなっていない」のが最大のネック。安達祐実も演技自体は悪くないけど、ホラー女優として出るにはメジャーすぎる。  吉岡の「動けるんだったら最初から動け!」というセリフや、死体に驚いて池に落ちる、お約束のような「落ちオチ」、しかも吉岡が落ちたままの終わり方など(中谷美紀がカメラの方を向いて「ダメだこりゃ」と言いそうw)、コントみたいなシーンもあり、より今作の微妙さを増している。
[DVD(邦画)] 5点(2007-06-01 00:46:43)(笑:1票) (良:2票)
5.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 
<原作・オリジナル版未見。今作のみの評価>  こりゃヒドい。内容はまさに「ドラゴンヘッド」+「アルマゲドン」。オリジナル未見なので先入観を持たずに見たつもりだが、それ以前の問題。とにかく人間描写から演出全般、登場人物のエピソード、セリフ回しに至るまで、全てが陳腐でセンスが無い。「ヒナを助けようとしてあなたまで落ちちゃって」とか、「命より大事なものがあるの。人を好きだっていう気持ち」とか、「オモチャを取り上げられた子供みたいね」とか、「溶岩でもんじゃを焼いて食っちまえばいいんだよ」とか、「君に会えて良かった」とか、どうしようもないセリフのオンパレード。  感動演出も露骨で押し付けがましい。自分の弱さを吐露する玲子の口をキスで塞いだり(このシーンはマジで寒気が走った)、死ぬ決意を持って別れたのに、ヘリに乗り込むところでまた玲子と会わせてダラダラと抱擁シーンを見せつけたりと、今どき少女漫画でもやらないような寒々しい三文メロドラマにウンザリ。クドくなってるだけだって、何で分かんないの?監督さん。「草彅と柴咲のラブシーンを増やしましょうよ!」っていう芸能事務所からの圧力?感動させたいなら、ヘリのシーンは間に合っちゃダメだし、間に合わせたいなら前日のテントでのシーンは不必要。  まあ、無関係な美咲を助けて自分の着ていたジャケットをかけてあげるという押し付けがましく記号的な偽善的導入シーンから、その後、惹かれ合う理由も無いのに恋愛ドラマが展開されるシーンに至るまで、だいたい予想はついたが、ここまで演出全般にセンスが無いとは思わなかった。  草彅剛を始め、メイン登場人物の演技もヒドいけど、これに監督の演技指導やセリフの陳腐さが拍車を掛けている(豊川悦司がパソコンのモニターを「ふざけんな~!」と殴るシーンには大爆笑)。  おまけに日本は沈没しないというオチ。リメイクに当たって解釈を変えるのは良いとしても、コレはどう見ても、製作サイドの「アルマゲドンみたいにしたらウケるよね。大作っぽいし」というアホで自己満足的変更に過ぎないだろう。  本当は0点だけど、CGや特撮担当のガンバリに敬意を表して、せめて1点献上。 
[DVD(邦画)] 1点(2007-05-30 23:38:10)(良:1票)
6.  真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 《ネタバレ》 
これだけ有名な作品なのに、かつて劇場版が一作しか作られていないとは意外。もっとも連載当初からの原作ファンで、期待していたアニメ版の「ユーアーショック!!!」にショックを受けて以降、アニメ版はギャグとして認識→黙殺しているので、変なモノがあまり世に出回らなかっただけ良かったとは言えるのかも。  ---閑話休題。  と言うわけで、今回、初めて「北斗の拳」の劇場版を見てみたけど、内容的には「サウザー編」のダイジェスト版って感じで、そこにオリジナルのエピソードを適当に混ぜてみましたって程度の出来。  何よりオリジナルキャラのレイナとソウガにまったく魅力が無い上に、ラオウとの絡みもあって無いようなもの。あのラオウと対等の口を利くというのも違和感ありまくり。何のエピソードも無いのに、そこまでのキャラとして出すのは無理がある。だいたい「修羅の国出身」という設定も何も生かされていないし、そもそもこのオリキャラがこの作品にとって必要な存在とは思えなかった。まして中盤以降、ラオウすら傍観者になってしまう始末。どこが「ラオウ伝」なのかと。  ケンとシュウの関係やサウザーとの闘いも原作の簡略版だから、原作を知っている者にとっては今さら何の新鮮味も意外性も無いし、原作を未読の人にとっては(そんな人が見に来るとは思えないけど)、展開が早過ぎてストーリーやキャラの関係を理解できないと思う。そのくせ肝心のサウザーの過去話は完全省略。  既にキャラ的にもストーリー的にも完結している作品だから、ストーリーの大きな変更や、旧キャラに影響を及ぼすような新キャラなどを追加する事は難しいとしても、ここまで原作のダイジェストだと、わざわざ劇場版として作る意味が薄いと思う。  さらに、ある意味で「期待通り」と言うか、「予想通り」と言うか、ケンシロウとラオウの声を担当する例の御二人が低レベル。まだ阿部寛はマシだが、ラオウの宇梶剛士がヒドい。技術的にも声質的にもミスキャストであるのは明白。もともと芸能人をメインキャラに起用する事自体が間違っている。  この辺の作品に対する愛着や拘りの無さが、いかにもブームの再燃に乗っかって作っただけである事を物語っている。丁寧な作画に対する敬意と、今後の期待を込めて、おまけで+1点。
[地上波(邦画)] 3点(2007-04-22 16:29:29)
7.  名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 《ネタバレ》 
「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」同様、良くも悪くも長期連載のおかげでキャラが確立した作品だからこそ見ていられる内容。もはやジャンル的にはミステリーでもアクションでもなく、「コナン」というジャンルと言った方が適切(笑)。  相変わらず純粋な推理要素は少なく、謎解きの醍醐味は薄い。オールキャストという売りも、ちょっと顔を出しました、という程度の扱いがほとんどで、本編に絡むキャラはごく一部。  犯人にしても、最初の探偵の爆破シーンがヤラセなら、なんで蘭たちには本物の爆弾を使う必要があるのか意味不明。犯人の最大の目的は「事件の真相を知ること」であって、蘭たちを殺す必要は無いはず。コナンたちを本気にさせたいだけならフェイクで十分ではないか?また、探偵の能力を見るためとは言え、あんな遠回しな情報の小出しも時間の無駄。さっさと知っている情報をすべて開示するのが真相を知るには一番手っ取り早いはず。この辺の矛盾や突っ込みどころが多いのが難点。  まあいつものシリーズのように、蘭と新一のウジウジしたメロドラマにせず、テンポの良いサスペンスドラマとして割り切った作り方には好感が持てる。PS.声優に久しぶりに平野文さんが出てたのが嬉しかったw。
[地上波(邦画)] 5点(2007-04-07 05:05:26)
8.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 
確かにストーリーはあって無いようなものだけど、この手の「群像劇」や「コメディ」が苦手な自分ですら最後まで飽きずに見られるテンポの良さや、多くの個性的な出演者たちを上手く動かしつつ、各登場人物に満遍なく見せ場を設ける手馴れた作りはさすがといった感じ。  時間軸が前後するので、若干間延びしている印象はあるが、そこは少しづつ出来事の関連性が分かるようになっていく過程を見せることで、観客の興味を持続させる。この辺の脚本構成は簡単そうで非常に難しいと思う。  ホテル内で繰り広げられる数々の人間ドラマは、一見あり得なさそうでいて、しかし決して映画特有の非現実的なものではなく、誰もがどこかで感情移入出来るような普遍性を根底に備えている。年末の31日から新年に至る数時間という時間経過の中で、多くの登場人物たちが自分自身の生き方と向き合い、悩み、時には考えをリセットし、そして新たな気持ちで人生を歩み出す。この気持ちとシンクロ出来ない人はいないだろう。諦めない事や前向きである事の大切さを主張しながら、決して押し付けがましくならないところが好感。  YOUさんの少しかすれたハスキーボイスが意外と魅力的だった。
[DVD(邦画)] 8点(2007-02-28 02:34:58)
9.  着信アリ2 《ネタバレ》 
前作以上のカスホラー。続編としての必然性皆無の意味不明なストーリーのおかげで、少し前に見たのにほとんど内容を忘却しているw。嫌な記憶は消去したいという本能なのか…。  原作者を始めとして、ホラーに対する興味も、矜持も、センスも無い人間が、金儲け主義から流行りに乗っかって、適当に他作品から演出や設定やらをパクって作ると、こういう見事なまでの駄作が出来上がる。  台湾という舞台も意味ないし、相変わらず出演者の演技も「キャーキャー」うるさいだけ。
[DVD(邦画)] 0点(2007-02-25 19:38:10)
10.  着信アリ Final 《ネタバレ》 
回を追うごとにレビュー数が激減していくのが、このシリーズに対する評価を明確に代弁しているだろう。  原作者を始めとして、ホラーに対する興味も、矜持も無い人間が、金儲け主義から流行りに乗っかって、適当に他作品から演出や設定やらをツギハギして作ると、こういう見事なまでの駄作が出来上がる。  ダラダラと同級生が殺されていくだけで、もはや続編として携帯を使っている意味すら失っている。恐怖演出にもエッセンスが無いのでまったく怖くない。  相変わらず女性の叫び声は決まって「イヤーーーッ!」。携帯に着信があれば「イヤーーーッ!」。人が死ねば「イヤーーーッ!」。  その他のセリフも、「海に行かない?」、「約束だよ、明日香」、「もう終わりにしよう」、「君に会えて良かった」、「君は強くなった」etc.etc。なんて陳腐で記号的なセリフの数々…。ここまで陳腐で恥ずかしいセリフを平気で使える監督や脚本家のセンスがどんなものかは推して知るべしだ。  とにかく何から何まで「記号」の羅列。  わざわざ韓国を舞台にしている意味も分からんが、やたら韓国人が親切で勇敢で優しく、日本人が陰湿で卑怯に描かれているのは、どう考えても韓国マンセーな「媚び」としか思えない。  またラストでも、あんな怪しげなネット上のメールに何万人も送るわけないだろ。「がんばって!」とか「力を合わせて悪霊を退治しましょう」とか、あり得ないだろ。アホらしい…。ネット回線に潜む悪霊がパソコンをフリーズさせたからって何で退治できるんだ。まあ実際、退治出来てなかったみたいだけど。でも、それならあの爆発シーンは何だったんだ。ぜんぜん問題は解決してないじゃん。なんで二人は無事なんだよ。他のいじめてた連中は?ファイナルとして何も進展も完結もしてないじゃん。  こんなスタッフには二度と映画など作ってもらいたくない。猛省を促したい。
[DVD(邦画)] 0点(2007-02-25 03:42:33)(良:1票)
11.  頭頭 <ОV> 《ネタバレ》 
ダウンタウンの松本人志が監督・主演を担当。基本はコメディだが、そこはやはり一筋縄では行かない奇妙な世界観と仕掛けを内包した作品。  松本の考え方の基本には、「まず常識を疑う」という発想がある。もちろん、何らかの創作活動に関わる人間にとって、その発想法はまさに基本だが、いわゆる「芸術家」とは違い、「芸人」として笑いという娯楽に携わっている以上、あまり一般的な常識から逸脱してしまっては観客の共感を得られず、笑いが成立しなくなってしまうというジレンマがある。常識的ではダメだし、かと言って芸術作品のように世の理解を得られなくとも良いというわけにもいかない。笑いには常に常識と非常識のバランス取りが要求される。  常識を逸脱する事自体は簡単だが、娯楽作品としてのバランスを取るとなると難しく、常に自分の中に不動であるべき「常識の柱」を意識しておく必要がある。  そしてこの「頭頭」こそが、一般人に常識の柱を意識させるために作られた作品なのではないだろうか。  上映時間の大半を使い、見ている者の意識に「頭頭」という「非常識」を日常のレベルに落とし込み、最終的に非常識を常識にまた反転させることで、「常識と非常識の相対化」を成し遂げているのだ。  つまりラストシーンおいて、見ている者に対して、「え、なんで頭頭が入ってるのに怒るの?」と言わせてしまう「常識の逆転」、言い換えれば強制的に「認知の揺らぎ」を起こさせる事こそが狙いなのだ。これは絵画や写真のように、見る者の解釈に任せるしかないタイプの芸術作品ではまず不可能な手法と言える。  まさに常識と非常識、日常と非日常、笑いと狂気は紙一重ということを認識させられる作品。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-12 16:02:22)(良:1票)
12.  壬生義士伝 《ネタバレ》 
<原作未読・映画版のみの評価>  「梟の城」以来、偏見を持っていた中井貴一演ずる吉村貫一郎が思いのほか良かった。田舎侍の朴訥とした雰囲気が彼の茫洋とした顔と合っている。ただ残念ながら、この作品で評価できたのは彼くらい。  はっきり言えば、激動の幕末や滅び行く新撰組をネタにすれば、それなりに面白くなるのは当然。ならないとしたらよほどキャスティングや演出が悪いとしか言いようが無い。  今作も数ある新撰組もののひとつではあるが、長くてクドい割には、時代の趨勢よりも武士として義を貫くのか、それとも個として生き延びることを選ぶのかという吉村貫一郎の生き様の描き方が中途半端で、彼の葛藤が伝わりにくい。  また、他の方の指摘にもあるように、ラスト30分は完全に蛇足。監督の感性を疑いたくなるくらい恐ろしく下手クソな演出。とにかく無駄に冗長すぎる。死ぬ間際の人間にいつまでもクドクドとしゃべらせるなよ!ああ言うシーンは長引けば長引くほど感動が押し付けがましくなるだけで逆効果。
[地上波(邦画)] 4点(2007-02-04 01:31:58)(良:1票)
13.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
ゲームの映画化としてはかなり高いレベル。  もともとストーリーの分かりにくいゲームだし、どちらかと言えばストーリーは二の次で、静かだけど深い霧の立ち込める不気味な街の雰囲気や、得体の知れないクリーチャーの恐怖を味わうゲーム(ホラーゲームとしては「バイオハザード」と同じくらい有名作品だけど、それなりにゲーム好きな人じゃないとプレイまではしてないでしょうね)。  実際にゲームをプレイしているかどうかで評価は大きく変わりそうだけど、世界観の作り込みやクリーチャーの動きなどは、さすがに監督がゲーム版の大ファンだけあって、特に文句なし。  ただ、キャラの役回りの変更、演出などには大いに不満アリ。オリジナルとしてアレンジしたのは良いけど、基本的にゲーム版とは別内容で、より分かりやすいストーリーに変更された割りに、無駄に残酷な描写が多く、アレッサやシビルを少しづつ焼き殺すようなシーンは見るに耐えなかった。映像で見せるべきシーンと言外に匂わす程度に止めておくべき表現のバランスを考えないと。せめてシビルは助けてやれよ!過去のシーンで人間の醜さは十分描けているから、それ以上に被せる必要は無い。これが大きなマイナス。あそこでシビルを助けてくれていれば8点はあげても良かったのに…。  他にも序盤で小さなクリーチャーが何十体も出てくるシーンなど、最初から飛ばし過ぎで、せっかくの不気味な雰囲気が台無し。霧の中にチラっと蠢く「何か」が見えるというような「出し惜しみ」が大事。クリーチャーの動きや「象徴性」に対する理解はあっても、この辺の「侘び」というか、恐怖演出の妙味がこの監督はまだまだ分かってないな~。  賛否あるラストについては悪くない。ゲーム同様、続編が作りやすそうだし(笑)。 
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-31 03:31:31)(良:5票)
14.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
<原作未読・映画版のみの評価>  犯人探しやトリック重視のミステリーだと思って見ると駄作。  事件を通して何をテーマとするかで、その作品の価値やテイストは変わってくると思うけど、あくまで今作は犯人探しがメインではなく、殺人事件を通して、行き過ぎた個人主義や学歴社会を批判している社会派サスペンスであり、そこから敷衍して「人間性の本質」を考えさせるという、かなりストレートなテーマの作品。  ただ、殺人を犯してしまい、さあどうしようと悩んだり、仲間と拗れたりする事で、そこに「人間性の清濁」を投影したりするのは、別にこの作品だけじゃなく、たいていのサスペンスやミステリーにも見られる常道のようなもので、今作が特別に優れている部分は見出せなかった。東野圭吾氏の原作にしては全体的に凡庸な感は否めない。   また謎解きがメインではないとは言え、それっぽい幾つもの伏線(未来予知とか、日の光に弱いとか、ライターとか、煙草の吸殻など)のほとんどを無視して終わるというのはアンフェア以前に、作品と観客に対して失礼だと思う。
[DVD(邦画)] 4点(2006-11-03 16:38:08)(良:1票)
15.  フラッド 《ネタバレ》 
「面白いか」「つまらないか」で言えば、間違い無くつまらない作品。  単にボートに乗ってドンパチやってるだけで、せっかくの「洪水」という設定をほとんど活かせていないのが致命的。中盤、保安官が悪役に転職すること以外、ストーリー展開にも意外性や起伏が無い。撮影するのは大変だったろうけど、二時間近くもやるには、これではさすがに内容が薄すぎる。  また、アクション演出にしても、よくあるご都合主義の連続で途中で飽き飽きしてくる(ギリギリで助かるに決まっている牢や手摺での時間稼ぎシーンや、殺せる時に殺さないせいで何度も窮地に立たされる主人公たちにウンザリし、そして当たり前のように主人公たちには弾丸が当たらない緊張感ゼロの銃撃戦にウンザリetc.etc)。  案の定、悪役に徹しきれないモーガンフリーマンのキャラも中途半端だし、そもそもミスキャスト。肝心の主人公とヒロインに至っては、見終わった後に彼らがどんな顔だったすら思い出せないくらい印象が無い。おまけに敵キャラもチンケな小物揃いで、悪役としての魅力が無いから、作品として引っ張っているものが「洪水」以外に何も無いという有様。  洪水という舞台設定の手間の割りに、作品の面白さとして還元されていないのが痛い。その手間に免じて+1点しときましょか。
[地上波(吹替)] 4点(2006-11-02 23:06:09)
16.  PROMISE プロミス 《ネタバレ》 
序盤の「真の愛を得られない」という約束からして唐突で、何で飢え死にしそうな少女にそんな約束をさせるのか意味不明。  そもそも光明や崑崙が傾城をそこまで愛する理由や過程がまったく描かれていない上に(特に光明)、傾城もそこまで美人じゃないし、単に我侭なだけで、どこにでもいる女にしか見えないから魅力が無い。各登場人物の心理描写も大雑把すぎるから三者三様の恋愛ドラマに説得力が無く薄っぺらい。  「無歓があの時の少年でした」というオチも「だから何なの?」と言うしかない。お前も飢え死にしそうな少女に饅頭を騙し取られたくらいで人間不信になるなよ。笑うところ?  ワイヤー&CGまみれのアクションも中途半端。この手の重力無視&慣性無視の不自然な動きは見飽きた。暴れ牛の突進シーンで、早々にしてこの作品に対する期待と興味が失せたが、傾城を凧のように引っ張って連れ出すシーンでようやくバカ映画なんだと気付いた(笑)。  とは言え「バカ映画」と言うほどにはバカに徹した感も無く、基本的に真面目にやってしまっている中途半端さが見ていてもどかしい。「キル・ビル」などが代表例だが、要するに、感動させたいのか笑わせたいのか、どっちつかずになっている作品が個人的に嫌いなのだ。中途半端な恋愛ドラマに時間を使ってないで、やるならもうとことんバカアクションに徹して欲しい。確かに多少はカッコ良いアクションや笑ってしまうシーンもあったが、それもどこまでが計算で、どこからが天然なのか分からない微妙な演出が多い。日本のゲームやアニメの影響を変な風に受けてしまって、肝心のエッセンスを抽出できていない感じ(典型があの暴れ牛のシーン。冒頭から牛にメインキャラを追いかけ回させ、しかもバタバタと四つ足で走らせるなんて珍妙なセンスは日本人には無いなあ…)。  その他、突っ込みどころは数え切れないが、それこそ真面目に突っ込むような作品ではないのだろう。バカ映画と割り切って見れる人や、変種の映画を見たい人ならどうぞ。
[DVD(吹替)] 3点(2006-11-01 20:08:50)(良:1票)
17.  博士の愛した数式 《ネタバレ》 
やはり最大の難点は、博士の記憶が80分しか持たない事に対する、博士自身と周囲の人間の苦悩、苛立ち、不安感、虚無感、生活するうえでの不自由などが、ほとんど描けていない事。「人の記憶とは何か」という最も描かなくてはならないテーマを追求せず、ただ何となく「記憶よりも今が大切」という安易な言葉の雰囲気に引きずられているだけの作品に思える。  「記憶を失くしても人は生きていける」とか、「今を大切にしよう」という問い掛けは分かるんだけど、「人は記憶と共に作られる」というポイントが描けていないから、記憶を失くす苦悩も伝わってこない。  また、博士の家が資産家で金銭面での不自由が無いという設定もご都合主義的。もの凄くヒネくれた見方かも知れないけど、博士が働けなくても家政婦を雇えるほどの「経済的余裕」があるからこそ、義姉も家政婦も博士を許容していられるんじゃないの?そういう現実面を無視して、「ふたりの無償の愛に感動した」とか「人と人の繋がりが大切」なんて綺麗事を言われても共感できない。仮に博士に身寄りも財産も無いとすれば、あの家政婦が引き取って面倒を見れるのか?「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言いたくないけど、それ位は現実的に突っ込んで考えてみるべきじゃないかな?  また、なぜ博士は虹や夕日を数式で表現しないのか?すべての事象を数式で表すくらい、数字に対するパラノイアな描写が欲しかった。そのくせ子供に優しいという面をやたら強調しているので、返って偽善的に見える。  高校生たちのリアクションも優等生的すぎて気色悪い。子役もヘタクソ。薪能のシーンも無駄に長いし、必要性を感じない。  さらに、閉じた心を象徴する「閉め切られた木戸」を開けるシーンでもセリフで説明しちゃうし、作品を通して「前向き」というメッセージ性が強いのに、ラストはモノクロで終わる上に、エンディングも暗い曲が垂れ流されるだけ。ラストもダラダラしないで「これが…、博士の愛した数式です」というセリフで終わらせた方が感動的じゃないか?  感動ドラマとして素直に見ようにも、全体的に演出センスが無いので、突っ込み所ばかりが目に付いて仕方なかった。
[DVD(邦画)] 3点(2006-10-17 04:32:52)(良:4票)
18.  切腹
静謐で重厚な空気感と共に、登場人物の意外な過去や関連性を示唆し、見る者の興味を持続させるミステリーのような脚本構成が上手い。  重苦しい中にも様々なテーマが汲み取れる作品だが、武士道に対する疑問を提示することで、「封建制=権力=悪」とする、割りと単純な権力批判が見えるのは残念。「罪を犯すにはそれ相応の理由がある」とする立場からも、「弱者=善」「強者=悪」のような二項対立による批判的な問題提起が伺える。   そのため現代にも通じるであろう、「武士道=プライド」といかに折り合いをつけて厳酷な現実を生きていくべきなのかという問い掛けが、逆に伝わりにくくなっていて、無残で後味の悪い思いだけが残ってしまうのが残念。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-10-17 03:55:04)
19.  TAKESHIS’ 《ネタバレ》 
「座頭市」や「菊次郎の夏」など、割りと一般向けの分かりやすい作品を作ってきただけに、今作も娯楽映画だろうと思って見た人はご愁傷様です(笑)。  アンチミステリーとかメタミステリーなんてジャンルに慣れ親しんでいるようなヒネくれた人でないと、この手の作品を楽しめないのも無理はないし、評価が下がりがちなのも当然かも。  「最初と最後が繋がる円環構造」とか、「見ている者を混乱させる事が目的化しているメタ構成」とか、それゆえ「結論が無い」とか、こうした作品特有の典型的特徴は有しているから、そう言う意味では、むしろ分かりやすい作品とも言える。  そんな構造解析を楽しむべき作品ではあるけど、残念ながら、今作はそこまで徹底して作られているようには見えなかった。監督本人も「好きにやりたい」という気持ちの赴くままに撮ったようだし、変に穿った見方を観客にされる事も望んでいないはず。  ただ、地位も名誉も金も手に入れてしまった監督の虚無感や不安感、厭世感といった色々なモヤモヤが、作品内現実と作品内フィクションの「入れ子構造」を通して強烈に表現されてはいる。  まさに「映画は理解するモノではない 感じるモノだ」って感じ。まあ何にしても、このくらい好き勝手にやらせてもらえる程度に大御所になったというのは羨ましい限り。  賛否、どちらの意見もよく分かるので、間をとって5点献上。 
[DVD(邦画)] 5点(2006-10-16 17:34:50)
20.  輪廻(2005) 《ネタバレ》 
すごく惜しい作品だと思う。  プロットとしては陳腐になりがちな上に、ホラーやミステリーの中で使うと意外に扱いにくい「生まれ変わり」というネタ。  その難しい題材を上手く料理して、シンプルながらも、なかなか見応えのある作品に仕上げてあるのには感心した。「前世と現世の魂が別々のように表現されている」とか、「現世でもう一度殺される事と、復讐する事がどう繋がるのか」とか、「映画を撮影していた監督はどうなったんだ」とか、色々と突っ込みどころはあるけど、ホラーのストーリーとしてはしっかりしている。特に「前世での加害者が、現世での被害者」というようなミステリー仕立てのドンデン返しには見事に騙された。渚の最後の笑みも色々と深読みができて良い(単に恐怖で自我崩壊しただけなのかも知れないが、自分の仮説が証明できた事に対する喜びの笑みとも取れる。ラストシーンとして秀逸)。  ただ残念なのは、肝心のホラーとしての恐怖演出にセンスを感じないところ。  まず典型的なのが人形の存在。デザインからして不気味さを強調し過ぎで返って興ざめだし、早い段階から少女と共に目立ち過ぎている。表情や動かし方なども「チャイルドプレイ」辺りのパロディだし、ホラー映画に対するオマージュと称してお遊びを入れるのは素人くさいから止めて欲しい。そもそも「人形+少女=不気味」という設定がワンパターン。  その他、被害者の方々も顔を出し過ぎだし、「幽霊」を「ゾンビ」のように表現する見せ方にもセンスが無い。CGによるモーフィングも、観客に対して「作り事」である事を意識させるだけなので、表現としては正しくても、恐怖演出としては使用すべきでないと思う。  また、静かなところで急に音を出すという安易な驚かせ方もそろそろ卒業してくれ。言うまでもないけど、ビックリさせる事と怖がらせる事は別。目の肥えた現代の観客に安易な事をやっても、シラけさせるだけで逆効果。  それと劇場版「呪怨」でも思った事だけど、個人的にホラーというジャンルにメジャーな芸能人を使うのは止めて欲しい(その地点で「有名人が演技している」という事を意識してしまって、作品にのめり込めないから)。  ストーリーはよく出来ていたのに、ホラーとしての演出にセンスが無いのが致命的。邦画ホラーの傑作になれたかも知れないのに、もったいない。ストーリー8点、演出4点で、平均6点献上。
[DVD(邦画)] 6点(2006-10-14 14:31:12)(良:1票)
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