1. 新選組始末記
正直辛かった。最初に近藤勇が出てきたシーンで「何で西郷どんが?」と思ってしまった。山崎進という新撰組の中ではちょっと地味な存在が主人公なんだけど、映画の中でも地味でとにかく華がない。女の存在も意味不明。この前、仲代達也の「切腹」を観たからか、この映画からは一切緊張感が伝わってこなかった。 1点(2004-05-09 02:26:55) |
2. 切腹
まず何より仲代達也がいい。当時30歳ぐらいでしょうか。今の若い俳優さんでこれだけ侍というか浪士が似合う人ってなかなか思い浮かばないです。(浅野忠信とか浪士が似合いそうですが、この役はちょっとイメージ違うかな)シナリオもよく練られていて面白いし、安部公房的な社会風刺の一面も感じました。とても奥の深い作品だと思います。残念なのはやけに軽い殺陣と変身ポーズみたいな構え。ちょっと引きました。でも、このサイトが無かったら観てなかっただろうし、観て本当に良かったです。感謝。もうすぐランキングでも上位の方に載りますね(笑)。 8点(2004-05-03 00:25:00) |
3. シベリア超特急
みうらじゅん映画賞を取ったのがよく分かりました。一部のマニアには垂涎ものですね。ということを考えるともっと点数高くてもいいような・・・。でも逆に下手に点数上げるとこの作品に失礼なような気がするので謹んで0点を奉じます。しかし、いろんなところが意味分からんかった(笑)。 0点(2004-04-21 22:18:25) |
4. 壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉
ネタバレ ここ1週間、劇場版→原作→TV放映版と壬生浪三昧でした(笑)。で、この中ではやはり原作が想像力をかきたてられる分、一番良かったのですが、劇場版とTV放映版を比べると一長一短あって、甲乙つけがたいという印象です。このTV放映版はかなり原作に忠実にできており、原作を読んでなくても当時の状況がよく分かると思います。ただ、フィルム(?)じゃない分、質感が・・・。いかにもTVドラマという印象はぬぐえません。戦のシーンもなんかチープで重厚感がないというか。まあ、ストーリーにのめりこんでしまうとあまり気にならなくなるんですが、最初はちょっとひきました。渡辺謙の吉村貫一郎はちょっとごつくて見るからに強そう。「ラストサムライ」のイメージが邪魔をしてしまった。原作のイメージでは中井貴一かなという感じです。もう一つ。原作では吉村は薩長軍に突っ込んでいった後行方が分からなくなるんだけど、TV放映版では突っ込んでいった後新撰組のメンバーが皆で吉村を逃がしてしまいます。しづが異常に健脚なのは百歩譲っても、吉村が隊士を残して戦場から逃げるところを観たくなかった。。なんか文句ばっかり書いていますが、とても好きな作品であることは間違いないです。ここ数年分の涙を流したような(笑)。原作読んでない人は是非原作を! 9点(2004-04-21 21:31:42) |
5. たそがれ清兵衛
期待して観たんだけど・・・悪くはない。でも良くもない。一番の疑問はこれを時代劇にする必要があったのかということ。少なくとも僕には清兵衛からは何の武士道も伝わってこなかった。同じような設定の「壬生義士伝」の方がよっぽど良い。 5点(2004-04-17 20:37:00) |
6. 青春デンデケデケデケ
多分バンドをやってた(やってる)という人は評価が+2点ぐらいになりそうな映画(笑)。初めてアンプを通してコードを鳴らしたときの感動、初めてみんなで合わせたときの感動と落胆などなど、いろんな思い出がよみがえってきます。もちろん映画としてもテンポもいいしすばらしいです。バンドマン(特にプロ目指して行き詰ってる人とか)は絶対に観るべき。初心に戻れるよ。「快食快眠快便」は僕の座右の銘(笑)。 10点(2004-04-12 09:43:23) |
7. 壬生義士伝
同じ侍モノってことでいうと「ラストサムライ」よりも良かった。原作やTVドラマや新撰組に特別な思い入れが無いというのがよかったのかな。南部訛りが詩を朗読しているようでとても美しかったです。何言ってるのか聞き取れないところもたくさんありましたが。これまであまり好きになれなかった中井貴一にも好感が持てました。 《追記》映画を観た後、すごく気になったので原作を読み、TVドラマ版も観ました。原作とはかなり違いますが、よく2時間にまとめたなというのが率直な感想です。吉村と斉藤の関係に焦点をあてたのも正解。でないととてもじゃないが2時間ではまとまらない。また中井貴一の方が渡辺謙よりも原作のイメージに近いと感じました。よって8点から9点に格上げ! 9点(2004-04-11 00:59:57) |
8. ラスト サムライ
渡辺謙はよかったし、戦闘シーンも迫力があって面白かった・・・けど、手放しで賞賛できないのは、やっぱり微妙な違和感から来るものでしょうか。とくに最後の信念だけで突っ込んでいくという闘い方は侍というか日本人を勘違いしていると思うんだけど。もう少し賢く戦ってほしかった(笑)。「柔よく剛を制す」っていうのもあるのになぁ。どうしても太平洋戦争や「神風」のイメージをかぶらせるし、きっと外国人はさらにそうなんだろう。前半の森(なぜかバナナの木みたいなのがはえてましたが(苦笑))での戦闘シーン(特に馬にまたがった侍が現れるシーン)はとても美しかった。あと、ここまでできる子役が日本にいたのにびっくり! 8点(2004-03-12 00:51:00) |
9. 座頭市(2003)
いやあ、面白かった。途中ちょっと冗長なシーンもあったけど、全体的にテンポ良く、最後まで一気に観れた。伏線も程よく張ってあって娯楽映画として素直に楽しめました。それにしても武&忠信コンビはかっこよすぎる! 9点(2003-10-21 23:44:50) |
10. 踊る大捜査線 THE MOVIE
よくできた映画だと思う。何の予備知識もなしに観たんだけど、テンポもいいし、笑いあり、涙ありで十分楽しめた。いろんなところに名作映画の引用があってちょっとチープだと感じたけど、それも笑い飛ばせるなら、娯楽映画としてはいけるんじゃないかなあ。ドラマのほうが面白いの? 8点(2003-10-06 00:51:06) |
11. ピンポン
原作読んでないんだけど窪塚のキャスティングは正解だったんでしょうか?主人公の妙な台詞回しが最後まで気になった。音楽とかはかっこいいんだけどね。原作読んでみよっと。 5点(2003-09-24 00:43:24) |
12. 青い春
こういう映画は共感できるかできないかで評価が変わるし、万人受けもしないだろう。というかしてはいけないよね。男友達の友情もわかるし、ミッシェルの音楽も脳みそをズタズタにするんだけど・・・。青い。 7点(2003-09-21 23:18:21) |
13. 青の炎
おそらく、原作を読んでから映画を観た人は物足りなかったんじゃないかな?犯行に至る過程とかはかなりはしょられていて安部公房的(?)なモノを期待した人はちょっとがっかりかも。でも最後の10分はさすがに切なかった。二宮君の素直な演技は好感持てます。 7点(2003-09-21 23:04:46) |
14. Dolls ドールズ(2002)
意味分からんところも含めて北野ワールド炸裂。確かに評価が分かれるところでしょうね。菅野美穂の演技と映像美でこの点数。賞を狙いすぎたか? 7点(2003-09-21 07:37:48) |
15. バトル・ロワイアル 特別編
う~ん、期待が大きかっただけに消化不良。この映画をどう観ればよいか分からない。よく言われるメッセージ性も、チープな殺人シーンと安直な使い古されたエンディングでかきけされていて中途半端。個人的にはもっとドライな方がよっぽど救いがあった。たけしが撮っていたらどうなったんだろう。 4点(2003-09-21 07:21:33) |
16. 東京物語
小津映画初体験。途中から田舎の母親を思い出して涙が止まらなかった。いい映画って本当に無駄がないですね。 10点(2003-09-19 02:56:01) |
17. リリイ・シュシュのすべて
観る人を選ぶ映画だと思う。はまる人はどっぷりはまるし、ダメな人はとことんダメ。おそらく映画としてではなく共感できるかどうかの問題。少なくとも僕にとっては音楽も映像もきれいで良かった。そして胸の中がざわざわした。 9点(2003-09-19 02:36:34) |