1. 害虫
《ネタバレ》 火炎瓶を仕込み、丘の上から自宅に向かって投げつけて笑い合う下りは印象的です。「鉄風鋭くなって」だろうか。BGMもとても効果的で、このシーンだけでも評価できる。何度も見返してしまいます [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-21 23:15:12) |
2. 月曜日のユカ
加賀まりこのプロモーション映画という印象です。色々な動きをしてくれます。脱ぎもあります。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-25 08:44:07) |
3. ラヂオの時間
おもしろい作品です。 出演した役者さんでは、井上順、布施明、細川俊之さんが特によかった。話の展開と役者の動きでこちらを104分間引っ張ってくれます。カメラワークや編集の妙味はあまり目立たないが、そういった映画のテクニックがくどすぎないおかげで、肩の力を抜いてお話を楽しめました。「これは映画じゃない、演劇だ」と低評価の方もいるようですが、「映画らしい映画」ばかりを評価するのもつまらないでしょう。「外れた」映画じゃなくて「脱」映画なら評価するんでしょうか。特定の表現手段をむやみに特別視してると面白いものを見逃します。映画も舞台もラヂオもこだわらずに楽しみましょう [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-27 16:50:10) |
4. ションベン・ライダー
引いたカメラでの長回しが多く、画面内の地形をいっぱいに使って(もしくは飛び出して)何人もの人間が動き回ったり、撃ち合ったり、海に飛び込んだり、追いかけあったりする。特定の誰かをアップすることはなく、引きの構図が続くので鑑賞中、観客は好きな人物を目で追うことが出来ます。ヤクザを追うジョジョとゴンベエを目で追っていると、後ろでブルースが橋から川に飛び込んだりして「何やってるんだ!?」と驚いたりします。機会があったら映画館の大きなスクリーンで観ると、より楽しめると思いますよ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-11 07:44:35) |
5. 風花(2000)
相米監督の遺作!ということで身構えてしまうが、遺作なんてものはこの世に置いていかれた側にとって遺作なのであって、本人はあの世でもせっせと作品を仕上げているんだろう。 だから、遺作が作家の個性の集大成になるわけではない。遺作という先入観があったせいか本作は相米色(思うに長回しのシーンや可愛げのあるチープさ)が控えめな気がした。映画評論家は例外的作品も、うまく作家史の文脈に位置づけるだろうが、いち映画ファンとしては相米監督の寛容なサービス精神にただただ感謝するのみです。 酔っ払う浅野は非常に自然な演技だった。ベスト酔っ払いアクターです。 [映画館(字幕)] 5点(2005-09-11 07:16:55)(良:1票) |
6. 呪霊 THE MOVIE
《ネタバレ》 オムニバス形式で一つ一つの話は短いです。 最後に霊が現れて画面停止! みたいなオチが何度もテンポ良く繰り返されるので、だんだんそのリズムが気持ちよくなって来ます。 挿話の数があと3倍くらいあって、ラストに行くほど短時間の挿話になっていく…なんて形式だったら最高だったな ホラーとしてはあまり怖くないのかな。でも、浴室で絶命した女の子の死に顔はかなり良かった [ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-08 06:24:23) |
7. ノロイ
こういうホラーが観たい!という自分のつぼに結構はまりました。 撮影が手持ちカメラなので画面が常にガクガク揺れていて「ブレアウィッチ~」系の吐き気は感じますが、そういう身体へのハプニングも、不安や恐怖や嫌悪感とは相性のいいものです。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-02 02:39:47) |