1. 岸辺露伴は動かない 懺悔室
ネタバレ ポップコーンのくだりが本作の中心であるはずだが、これが思ったほど盛り上がらなかった。。。 短編の中の一つのエピソードを、長編の劇場版にするのはやはり無理があると感じる。これを45分~60分程度に纏めたら、もっと濃密で面白い作品に仕上がったと思う。 テレビドラマシリーズの時には感じなかったが、JOJOの岸辺露伴の映画というより、高橋一生の映画を見に行っている感じで、少し物足りない。 [映画館(邦画)] 6点(2025-07-21 16:26:34)《新規》 |
2. 告白 コンフェッション
ネタバレ 密室、おまけに雪降る閉ざされた山荘(山小屋)で……大好きなミステリーのシチュエーションだ。 死を覚悟して告白したら生き延びちゃって「ヤバ!」、、、で始まる心理戦と思いきや、一転してのまさかのホラー映画だった!!これも大好だ。 ホラー映画あるある的な展開もあり、また、「死霊のはらわた」、「シャイニング」の名場面もあって楽しい。(他にエイリアン2や富江もあった?) 原作では日本人だった役が、韓国人のリュウに変更されたが、殺意の塊で追いかけてくるリュウが、ちょいちょい韓国語を交えて喋るのも追われる側の恐怖を増幅させる効果がある。 そんな中、リュウが2階で「あった!」と言った時、「何を見つけた?まさか斧だったりして。」と思ったら、ジャジャーン、斧でした。やっぱりね。(笑) ホラー映画には笑いも必要だ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-07-20 00:18:40)《新規》 |
3. でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男
ネタバレ 実話である。ひどい話である。恐ろしい話である。 まともな企業では、クレームがあった場合、事実関係をきちんと調べて対処する。特に、企業の存続にかかわることであれば、なおさらうやむやになんかしない。(できない) 本人が否定しているのに、校長と教頭は一切話も聞かず、また、ろくな調査もしないで、取り敢えず謝っておけば丸く収まるからとかありえない。これこそイメージするTHE学校だな。 それにしても、裁判から10年後の先生の老化が激しすぎないか。いったい何歳だ?見た目よりもかなりの老人であり、動作としゃべり(声も出ていない)がまるで病み上がりみたいで、違和感がすごい。ここの演出の意図が分からない。 [映画館(邦画)] 7点(2025-07-19 22:30:02)(良:1票) 《新規》 |
4. 劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来
ufotable、さすがのクオリティ!圧巻、何も言う事はありません。 3部作の一発目、どこまでやるのか、どう締めるのか・・・。 で、期待を裏切らない第1部の内容とラストの締めは、次回第2部への期待を膨らませるには十分な素晴らしい締めでした。 [映画館(邦画)] 8点(2025-07-19 20:20:03)《新規》 |
5. ババンババンバンバンパイア
ネタバレ 原作未読。 あの無情な公開延期から5か月待って、ようやく劇場公開、待ってましたよー。 で、イヤ~、実にくだらなくて(←誉めてる)、実におもしろかった(←笑った×2という意味)。 おまけに、敵との激しいバトル!殺し合い!血・血・血!…があっても、最後はみんな仲良し♥になってハッピー!! って、今時珍しい大団円で満足満足。 最初から最後まで、優しい気持ちで見ていられるギャグ映画でよかった。(下ネタ満載でも) 蘭丸は、というか吉沢亮のボケ、ツッコミの間も抜群。(どこのお笑い事務所の人ですか?) 李光人の李仁(ややこしい)の、「森さんのモリさん!!」もgood!(よくあるネタだけどね) しかし、あれだけのことを目撃していて、最後まで蘭丸のバンパイアは設定だと信じている李仁って、本当におバカさん!(バカだ) バンパイアハンターのアンミカの「血の色は200色以上(だったか?)あるねん」にも、「うんうん、そうね」という優しい気持ちでお見送り。(さようなら) ボケたフリのじいちゃんは、正気で只者ではない?感を残しつつ、で、実は狼男だったりして・・・。(怪物くん、コンプリート) あと、ちっちゃいことだが、葵の部屋にあったドラキュラ関係の漫画の中に、手塚治虫の「バンパイア」があったけど、あれって狼男の話だったと思うけど…許す。(棚が違う…とはまさにこのこと) それにしても、吉沢亮は本当にいい役者さんだ。ババンバと国宝…、なんとフリ幅の広いことだろうか。(たまにセリフの抑揚でアイリスオーヤマCMの吉沢亮が顔を出すけどね) 次回作も楽しみ。 [映画館(邦画)] 8点(2025-07-10 01:00:46) |
6. 映画『からかい上手の高木さん』
ネタバレ 原作はずいぶん前に中途半端に既読。だからなのか、高木さんてこんな感じだったっけ?西片もこんなだったっけ?とかなりの違和感を覚えつつ、まあ、10年の歳月が経てば人は変わるよね、と理解した。(つもり) 10年間も連絡とっていなかった者同士が久しぶりに再会して云々という話だが、偶然の再開ではなく、実は高木さんがものすごく積極的に会いにやってきた。(教育実習とかおかしな理由まで付けて) それも、高木さん、西片を10年間一途に思っていたのに、西片には一切連絡も取っておらず、「西片は、絶対私のことスキでしょ。」みたいな空気を醸し出して、いきなり西片の目の前に登場(出没?)するのが、男からするとちょっと迷惑で、怖いかも・・・。 そんな状況からして、この時点での力関係は「西片>高木」だと思うが、西片が相変わらずのへっぽこ野郎なので、「西片≧高木」にすら持って行けずに、形成は一気に「西片<高木」に逆戻り。。。 終盤の告白シーンにおいては、大の大人が教室でモジモジと、ガキの恋愛ごっこみたいなことを長々とやっていて、観ているこっちが恥ずかしくて、マジで引いてしまった。(これ何のプレイだ?) 最後はお互いの気持ちを確認し合って、やっと「西片≦高木」…か? それにしてもこの2人はいつまでも、教室という場所から離れられないんだね。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-07-04 01:39:45) |
7. マイ・ブロークン・マリコ
ネタバレ 原作既読。トモヨの役に永野芽郁は流石に違う(無理がある)と思っていたが、やっぱり違う。せめて、トモヨとマリコの役は逆かな。 もっと言えば、トモヨのイメージとしては下妻の頃の土屋アンナかな。 本作、なぜ追加したのか興ざめなシーンがある。トモヨが酒飲んで野宿した翌朝、寝起きにペットボトルの水をもらって口をすすぐシーンだが、これ余計なシーン。このタイミングで、そういうリアルな表現(演出)はいらないんだよな。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-29 19:38:00) |
8. かくかくしかじか
ネタバレ 原作未読。なので、登場人物に特別な感情やイメージを一切持っていない、だから先入観も無く楽しめたのだろう。大泉洋も永野芽郁もよかったし、話のテンポが良くて最初から最後まで面白かった。 二人のやり取りも面白く、「チンパン子」には思わず笑った。(そこで、リンゴとバナナって…) 笑いだけでない点も本作の奥行きを広げていると思う。明子のアパートに先生が置いて帰ったお酒をみて、会いに来てくれた先生の思いに気付くところが実に切ない。 大泉洋も永野芽郁とも、きっと原作のキャラとは多少違うのだろうが、私は、映画版「かくかくしかじか」としてこの二人のキャラは完ぺきだったと思う。 原作者が脚本にかなり入り込んで制作されたことは、二人の会話や行動が宮崎の知人の会話によく似ていて、ふと、そういうことも思い出されることから容易に想像ができる。特に、先生が電話してきて「おまえ、いつ帰ってくるんか?」で、「がんになったわ。」で、「じゃあな。」と、実にあっさりしているところも、「あー、そんな感じよね。」と思った。 突然大切な恩師を亡くし、それまでの自分の振る舞いを後悔しても取り返すことのできない時間、その辛い気持ちを整理して描く…、大切な恩師への感謝の思いは観ている私にも十分に伝わった。 [映画館(邦画)] 8点(2025-06-28 12:39:11) |
9. ショウタイムセブン
ネタバレ 追及している側が、あるタイミングで追及される側になり、そして最後に破滅する…ある意味王道の展開。 掴みはOKだったが、犯人との交渉が進むうちに中ダレしてきて、ラストに向けての失速感にはがっかり。 動機からしてこの犯人には感情移入できないし、担任教師を語るおじさんの死んだふり作戦も頭悪すぎて、それ運に任せすぎじゃないか。(警察も含めてこれに気付かない奴らも間抜けだし) それに、伊東さくら(井川遥)はあまり目立っていなかったが、必要だったのか。本来は、ラストに向けてもっと何か重要な役回りがあったのではないのか? 本家の「テロ、ライブ」を観てみよう。きっとこんなぬるい展開ではない? はずだ。 [映画館(邦画)] 5点(2025-06-28 11:44:14)(良:1票) |
10. LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族
ネタバレ B’zの曲が終わってからエンドロールが流れるまでの数分間が、本作において最高にクールな場面だった。 本作のルパンはしゃれっ気もなく、終始焦っていて、らしくなかった。 なお、誤解があるといけないので補足すると、原作漫画、TVシリーズ(PART1~)、劇場版多数を長年観てきた者の願望として、原作ルパンが一番(ハードボイルドとしゃれっ気のある)なので、今こそ原点回帰を期待していたが、少し期待し過ぎたのかもしれない。。。 [映画館(邦画)] 4点(2025-06-27 18:02:55) |
11. フロントライン
ネタバレ 久し振りに熱い映画だった。小栗旬、松坂桃李、そして久しぶりの窪塚洋介の演技に圧倒されて見入ってしまった。(良かった) 結城と仙道の鋼の信頼関係、結城と立松の友情はカッコいいの一言に尽きる。 未知のウイルス発生による死の恐怖、不安、混乱がうずまく恐ろしい状況下で、その意志を貫く強さも素晴らしいが、過剰演出ではなく、それが自然と伝わる演技がまた素晴らしい。 ちなみにあの対策室でみんなが座っていたイス(立松の席のやつ)は、昔のパイプ椅子よりはいいけど、長時間座っていると腰が痛くなるんだよね。そういう点も、観ていてリアルな空気を感じた。 当時、豪華客船での新型コロナウイルス発生のニュースは衝撃的だった。現場ではその時何が起きていたのか、その真実が少しでも明らかにされたのは素晴らしいことだと思う。 マスコミによる報道は決して公平で正しいものではないが、そのせいで当時いわれなき誹謗中傷や批判、差別、おまけに海外からの根拠のない非難(余計なお世話だっちゅうの!)等を受けたことに対し、当時は無理だったとしても、2025年の今、あの時何が起きていたのか事実を世界に知らしめ、当時受けた批判や、事実誤認を正しておく必要があるというのはその通りだと思う。 これからも事実に基づき、色々な立場や視点からの作品が多く作られれば良いなと思う。 [映画館(邦画)] 9点(2025-06-17 01:55:26)(良:1票) |
12. ドールハウス(2025)
ネタバレ 妻があの人形が変だと言っているのに、気のせいだと取り合わない夫といい、人形がおぶさってきたり、襲ってきたのに気のせいと語る義母。(そもそも何で嫁に突然お焚き上げを薦めたのか?) 医療関係者は主人公がメンタルの病気だと疑わないし、刑事は主人公の言う事を信じない上、小ばかにして取り合わない。そして、事実を追求する過程で真実に近づくことになり、簡単にやられるので全く頼りにならない。(のだが、今回、安田顕が演じていたので少し期待したけど…やっぱりダメだった。) また、登場する霊能力関係者はいつも中途半端で、最後は主人公夫婦に丸投げ。(釘踏んだかもしれないけど、そこでのリタイヤは早すぎないか?無責任!) これらの「ホラー映画あるある」満載で、ある意味王道を突き進む本作だったが、夫婦で墓を探しに島に渡ったあたりから話がおかしくなる。 ラストの後どんでん返しで明かされる結末は、はっきり言って意味不明。どこでどうしたらそうなるの? ラストも「?」だったのに、結末で「???」となる。せっかく丁寧に破綻なく話が積み上げられていたのに残念。 この結末のイメージだけが先に固まって(決まって)いて、それ以外は後付けだったのか、ラストに向かった怒濤の展開から、この結末は無理やり感が半端ない。あえてもう一回言うと、何でそうなるの? あと、引きで上空から映る島の丘の上のお墓(3つ)は、埋め方が異常に浅すぎるし、目的の墓は地面に蓋を置いただけのもので、チョット手抜き過ぎではないか。しらけるので、こういう点もきちんと作ってほしい。 それから特筆すべきは、お焚き上げのお坊さんたちは、実力不足(専門家でない?)だったため、あのままだったら大惨事になっていたかもしれないので、人形をパクったお坊さん(今野)は、大勢の命を救った影のヒーローかもしれない。 [映画館(邦画)] 5点(2025-06-15 01:48:52)(良:1票) |
13. 国宝(2025)
ネタバレ 原作未読。 歌舞伎の世界を少しだが知る機会が出来てよかった。また、歌舞伎のシーンも素晴らしかった。(大昔にNHKのテレビ放送でみた歌舞伎中継とは大違いだ)でも、上映時間3時間超えはさすがに長すぎる。。。 国宝に選ばれるまでの、ほぼ一代記に近い半生記であり、また歌舞伎のシーンを多くのカットで魅せてあり、そのこともあって時間が長くなるのはわかるが、同じ演目を同じ熱量で何度も見せられるのは、3時間超という時間もあり正直つらい。。。 もう1点。喜久雄と彼を取り巻く女性たちとの描き方が中途半端というか、雑というか、とてもモヤモヤする。 特に、あれほど一途だった春江の心変わりが唐突過ぎてまったく理解できない。さらに、俊介と結婚した後の春江の喜久雄に対する冷たい態度(視線)には、憎しみすら感じさせる雰囲気がある。おそらく原作ではそこが丁寧に描かれていると信じたい。 [映画館(邦画)] 7点(2025-06-11 01:19:19) |
14. 見える子ちゃん
ネタバレ 原作未読(でよかった)。 テンポが良く、途中ダレることも無く、実に面白かった。特に最後のネタばらしに関しては、原作既読だと絶対得られない満足感が得られてラッキーだった。 ネタばらしを受けた後、特にお父さん(滝藤賢一)と家族との軽妙なやり取りが楽しくて、切ない。(でも、お父さんが自宅に住み着いた小学生の霊に無頓着なのはいただけない) とはいえ、ちょっと腑に落ちないシーンもある…が、まあ~細かいことは気にせず、粗探しせずに楽しむべき作品だと思うので、ネット配信が始まったら、今度は答え合わせを楽しみながら観るつもりだ。 [映画館(邦画)] 7点(2025-06-10 01:25:35)(良:1票) |
15. 太陽は動かない
ネタバレ WOWOWオリジナルドラマのシリーズがあることを知らずに、当時TVで流れていた映画予告編が面白そうだったので鑑賞。 観てて途中で「?」となることが多く、本作単独の作品ではないな!? とそこで気付き、置いてけぼりをくらった感じになってしまった。 ドラマシリーズを見ていないと楽しめない作品だったが、見ていなくても十分楽しめる作品に仕上げてほしかった。。。 内容自体も今一つだったので、今後おそらくドラマシリーズを見ることは無いだろう。 [DVD(邦画)] 4点(2025-05-07 19:14:09) |
16. 六人の嘘つきな大学生
ネタバレ 原作未読。 まず、映画タイトルの「嘘」の字を七から六にするのはダメだと思う。こういうのは止めた方が良い。 最後のほうで嶌衣織に反抗的な態度を取る、とても感じの悪い新人女性は何だったのだろうか?彼女が一波乱起こすのかと思ったら、ただの態度の悪い新人というだけで、よくあれでスピラリンクスに入社できたものだ。つまりは、近年の人事担当者の質の低下が社内で問題となっていて、それが嶌衣織の面接官への抜擢につながるのだろう。 あの最終面接(事件)を経て入社した嶌衣織の社会人として成長した姿が、ラストの面接官としての立場での自信の笑顔…なのだろうけど、なんだか物足りない。そこは、笑顔プラスもう一つ何か分かりやすい行動なり、セリフが欲しいところ。 それにしても、犯人の九賀蒼太の中途半端な調査(調査能力はかなり低い)に基づく過去の悪事?の告発に対し、スピラリンクスに入社したい人達の誰一人反論しないことが不思議だ。そこはスピラリンクスの最終面接の場であり、自分に対する誤った情報や言い訳がある者は、「それは正しくない!実際は…だ!!」と真実を自らの言葉で説明すればいいのに。。。 またこの犯人が、尊敬する先輩がスピラリンクスの面接に落とされたことに対する復讐のためにスピラリンクスを受けて、最終面接まで残るほど優秀な人物という設定の無理やり感は置いといて、その茶番をモニター室から見ている人事部員が異常であり、現在は当時の担当者は退社していて、その頃のことや真意は不明という、潔いほどのうやむや感がすごい。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-05 15:55:52) |
17. アンダーニンジャ
ネタバレ 原作の力もあり、山崎賢人の力もあり、作品としては普通に面白かったが、アンダーニンジャという作品の本流の流れを止める福田節がくどすぎてくどすぎて(しつこくリピートし過ぎで)冷める。 こちらは映画の世界に没頭したいのに、おまけにコメディー作品でもないのに、いきなり楽屋裏みたいなノリをそこで入れるかなぁ? [映画館(邦画)] 6点(2025-01-24 19:28:15)(良:1票) |
18. はたらく細胞
ネタバレ 実写版としてキャスティングが抜群にいい!はまってる。 ストーリーもまとまっていて、原作を見事に昇華させた脚本のうまさを感じる。 画的にも、特に放射線治療の一連の映像表現と説明は分かりやすくてよかった。そして、ラストでちょっと感動の…で、満足の終劇。 総じて、やっぱり、なにより、日本の漫画家は本当に擬人化がうまい、と改めて感じた。 補足:殺されたNK細胞の仲里依紗の耳元で、鼓膜破壊レベルで絶叫するキラーT細胞の山本耕史(仲里依紗に同情)、いつ脱ぐかと思ったが、今回はさすがに自重?されました。 [映画館(邦画)] 8点(2024-12-15 16:03:56) |
19. 室井慎次 生き続ける者
ネタバレ 結局、踊らないまま捜査が終了してしまった。往年の湾岸署員の活躍も無く、民間人の室井さんの取調室での世間話程度で、何故かあっさり犯人が自供しちゃうとかありえん。(手抜き) 制作側は捜査とか犯人とかには興味が無かったみたいなので、じゃあ初めから(前編で)思わせぶりな展開は止めてほしい。前編でのモヤモヤが晴れると期待していたが、後編の肩透かしでこの作品自体が見たかったものではない(期待したものではない)と分かり、騙された感じしか残らなかった。『踊る大捜査線』再始動!!じゃなかったのか? 室井さん、最後は犬を探して雪山で遭難して死ぬとか、あり得ないよ。あの頃、盛り上がった『踊る大捜査線』の世界を台無しにされた。 TVドラマがヒットしたら映画化して失敗するパターンが良くあるが、今回のように、映画化でTVドラマのその後を描いて失敗するケースも多い。今回はその両方で最悪だったうえ、おまけに前後編の2本立てだから更にタチが悪い。 今後、本家『踊る大捜査線』の再放送や、本家の劇場版を見るたびに、「ああ、この室井さんはカッコいいこと言ってるけど、結局は青島との約束を果たせずくさって警察早期退職して、最後は犬探しに行って遭難して死ぬんだよなー。残念なキャラだなあ。」とか、 「ああ、このすみれさんは撃たれた傷の後遺症で警察止めて今も苦しんでるとか、悲惨・・・」とか、「ああ、青島は何か中途半端に年齢重ねてるみたいだし・・・」とか、今は楽しそうだけど、最後はみんな悲惨でさみしいなあ・・・と思ってしまうんだろうなあ。 過去の遺産の食いつぶしでしかない今回の作品、いくらTV局から生まれたキャラだからと言って、ここまでの世界観を持った作品のキャラは、TV局の勝手で生かしたり殺したりして良いのだろうか。人の人生をもてあそぶなと言いたい。 [映画館(邦画)] 3点(2024-11-25 15:23:51) |
20. あのコはだぁれ?
ネタバレ まさか「ミンナのウタ」の姉妹品だったとは…。 まあ、オチも含めて「ミンナのウタ」よりはマシだったけど、相変わらず怖くないうえ、ダラダラと話が長すぎ(90分以内がベスト)で、途中で厭きる。 監督は、伽椰子の次はこのSANA推しで、今回で色々なルールも確立してきたようなので、今後も何作かつくるつもりなのだろうが、初登場時のインパクトが弱すぎて、これ以上の展開は望み薄と感じる。 そもそも掃除機のコード長すぎだし(もしかして笑うところ?)、自殺ほう助時の両親の形相も何故か異常だが(もしかして笑うところ?)、その行動にも無理ありすぎ。(娘にコードが引っ掛かったか引っ張ってと言われて、「分かった!」と信じて綱引きのように力いっぱいコードを引っ張るバカ親2人) それにしても、神隠し(SANAが祓われると現世に戻ってこれる)する人と、殺される人の選択基準はなんだったのか?歌を聴いただけなら神隠しで、音をきっちり取られたら死ぬ。(音を取るためにカセットが回っただけならセーフ?)このあたり、もう少し厳しくルール付けしたほうが良い。抜け道ありすぎ。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-25 15:10:42) |