1. キル・ビル Vol.1(日本版)
タランティーノってそんなに人気のある監督だったんですね。公開前のあの徹底的なプロモーション。だから期待して観に行きました。ただひたすら暴れまくっているだけで、あの必要以上の過激さや、わざとらしいB級映画のパロディが全くあいませんでした。好きなことだけして映画を作ったって感じですね、何をやっても許されるある意味凄い監督なんでしょうけど。 4点(2004-07-19 16:38:35) |
2. ファイナルファンタジー
ナウシカ? CGは実写みたいだと思ったけど、ストーリーは明らかに…… 2点(2004-07-10 00:18:32) |
3. ピンポン
CGはいいのですが、あの説明的な台詞がいやでした。「本当に卓球が好きな表情だ(でしたっけ?)」とかそんなの言わなくても映画全体で伝えればいいじゃないか、一気に冷めます。ストーリーもありがちで予想通りの流れで、別になんて事もない終わり方で。 3点(2004-07-09 21:32:20) |
4. 模倣犯
一緒に行った女の子が原作が大好きでこれを凄くみたがっていたので見たのですが、なんぢゃこちゃ。見なきゃ良かった。つまらなさ過ぎる、謎を全く解いてないし、???です。その後の雰囲気が最悪に重くなったのは言うまでもありません。 0点(2004-07-08 22:55:23) |
5. CASSHERN
映画と呼ぶには短すぎて、ミュージックビデオと呼ぶには長すぎる。キルビルみたいに前編後編とかに話を分けたら、もっと分かりやすかったと思う。後マトリックスのように舞台設定の説明を飛ばしてしまってもいいと思う。マトリックスではマトリックスがあるところから話が始まっているでしょう(どのように出来たかは本編では殆ど触れられていない)、つまり新造人間が出てきたところから始めてもいいような。2時間に話やいいたいことを詰め込みすぎている感じがして。描き方次第では更に面白い話になったと思うんですけど。 4点(2004-07-08 22:39:56) |
6. 恋人はスナイパー 劇場版
試写がたまたま当たったので観に行きました。TVシリーズは全く知らないのですが、それでも普通に入っていけます。でも映画というよりTVの2時間スペシャルでもいいような内容でした。つまらないとは言わないけど、テレビドラマだよなって感じです。 4点(2004-07-08 22:31:01) |
7. 世界の中心で、愛をさけぶ
普通。恋愛映画ならもっと感動できるのあると思うし、つまらなかったというほどじゃない。でも若手二人の演技はまだこれからって感じがするなあ、嫌いじゃないんですけど。もう一度見る気にはならない。 5点(2004-06-21 18:08:33) |
8. バトル・ロワイアル
人生で見た中でもっともつまらない映画だった。何で意識が切れる直前に銃乱射してカクッって死ぬのさ、どう考えても中学生の戦いじゃなくってヤクザ。戦いのシーンの緊張感なんて「仁義なき戦い」を本当に作った人なの?っていいくなるくらい、ただタンタンと進んで(しかもちょっと笑い取ろうとしているところ歩けど別に面白くなかったし)。舞台設定は面白いのに全然生かしきれてない。 0点(2004-06-21 00:54:04) |
9. ヴァイブレータ
最初の方を見たときはただのポルノ映画かなあってうんざりしてたけど、どんどん進むにつれて引き込まれて、最後にはすがすがしい気持ちになりました。文字で感情を表現するのが低予算映画っぽいけどそんなの途中で気にならなくなります。まさに回復のためのたびですね。でもこれは女の人にしか理解できないんじゃないかな(僕は男ですけど)? 女の人は生きていくのが辛いけど、ああやって感情を爆発させることもできるんですよね。男の優しさってまじめに生きてるとかヤンキーとか関係なくって、お風呂のお湯の温度を丁度良く設定できるとかそういうのが本物だと思う。寺島しのぶさんは本当に素晴らしい演技で良かったです、この映画ではじめて知ったけどとびきりではないけどきれいな人だって思った。 7点(2004-06-21 00:36:13)(良:1票) |
10. ロスト・イン・トランスレーション
こんなに日本を正確に描写している映画は日本映画を含めてあまりないと思います。だってホントのことだもん、LとRの区別はつかないし、ゲーセンにはああいうゲーム置いてあるし、サラリーマンは電車の中でHな漫画読んでいるし、おばちゃんたちのスイミングサークルはあんな感じだし。カルチャーギャップを扱っているけど、日本人を馬鹿にしているわけじゃない。マシューは日本人から見たらマシューなんだけど、外国の人たちは彼をどういう風にみたのかきになる。ちゃんと評価しているところはしているし(日本人の若者たちと遊んでいるシーンは好きです、東京のお洒落なところをちゃんとピンポイントしているし)。そんなことよりもこの映画の雰囲気が最高です! 恋じゃないけど、異質な場所でさびしい思いをしている静かに男女が心を通わせていく姿。音楽も素敵、渋谷や新宿も素敵。風景の切り取り方がとても上手で、寂しさを綺麗に表現しているんです。恋人同士で見るって言うより異性の友達と見たいですね。 9点(2004-06-19 10:55:18)(良:3票) |
11. 仁義なき戦い
みんな言ってるけど何言っているかわからない。広島弁だし。でもそんなの関係ない。菅原文太さんが最高に格好良いし、あの突然起こる暴力シーンの数々。タランティーノがこの映画の大ファンだというのがよく分かります(彼の映画にその影響が良く現れていますね)。ヤクザ映画なんて毛嫌いしてたけど、これは別。こんな凄い映画の監督が「バトル・ロワイヤル」を作った人と同一人物なんてとても信じられない。 8点(2004-06-19 10:29:45) |
12. 東京物語
家で一人で見ていて、終わった後思わず立ち上がって拍手したくなりました。日本映画の最高傑作は東京物語だと思います。何より脚本が素晴らしいです。登場人物個々の心情が簡素な整理でも伝わってきます。日本語も美しいし。これを見ていて思うのは、どんなに日本の風景は変わっていても、日本人はそんなに変化していないということが分かります。良く「最近の若い人は……、昔は……」とよく年配の方がおっしゃるけど、そんなことは50年前(今その台詞を言っている人たちが子供の頃)も同じことを言っていたんですね。「最近の若い者は親も殺すから」みたいな台詞、田舎から出てきた親を邪険に扱う子供たち(でも彼らなりに大切にしようとしているんです)、祖父母になつかない孫、そんなの昔も今の一緒じゃないか。お父さんもお母さんも本当は寂しいけど息子や娘にはそれぞれの生活があることがわかってる、ものすごく謙虚で他人に理解がある心が温かい人たちです。こういう年配者の謙虚さが今の日本にはなくなってしまったような。逆に若い人が見れば、両親を大切にしたいという気持ちがきっと芽生えてくると思います。10歳から100歳までの全ての人がこの映画を見てくれたら日本はきっと少し明るくなると思います。 10点(2004-06-19 10:03:57) |