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幻覚@蛇プニョさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 193
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/genkakuheavy
自己紹介 ◆乙女座のAB型
◆70年代オカルトブーム直撃世代にして、
 水曜&木曜スペシャルチルドレン(でもオカルト否定派)
◆マイケル・ジャクソンは永遠のスーパースター
◆桜庭・ホイス戦(PRIDE-GP)の興奮は死ぬまで忘れない
◆どんなクソ映画にも「ニヤリ」と出来る部分がある
◆レビュー内容も点数も、時々修正&変更しています

【近況】
アマプラとディズニープラスで“映画見放題”
なのに全然見れてないのはナゼ? (´·ω·`)ショボーン
そして見た映画の感想もツイッターで書いて終わってしまう!
蛇プニョ先生の映画感想が読めるのはツイッターだけ!(苦笑
そんな今日この頃でございます!(゚இωஇ゚)゚。

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1.  ZIPANG 《ネタバレ》 
凄く不評だった林海象監督の黒歴史…という印象だったのですが…いやいや、めっっちゃ面白いじゃん!髙嶋政宏の無敵ヒーローっぷりも安田成美のアネゴ感も、ニンジャ軍団&服部半蔵の謎テクノロジー兵器も最高じゃないですか!まさに【細けぇコトはいいんだよ!】とばかりの、時代考証ガン無視のハイパーチャンバラ時代劇映画なワケです。  ところで、日本でこの手のSFファンタジー系特撮映画がクサされる原因のひとつとして【東映特撮テイストが強すぎ問題】があると思うのですが、【日本のSF】に【東映DNA】が入っているのってはもう当たり前で、それこそが【ジャパニーズ特撮】なんじゃなかろうかと思い始めてきた今日この頃であります。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-28 01:31:26)
2.  丑三つの村 《ネタバレ》 
タイトルは昔から知っていて「お噂はかねがね…」な作品。見た印象としては「あらっ!?思ったより全然?」というカンジ。いうなれば【ダークポップ】というテイストでした。そして主演の古尾谷雅人が最高!コミカルな【村の秀才】から鬼気迫る【村の不審者ナンバーワン】へと変わっていく演技が素晴らしかった!大虐殺を前に『タクシードライバー』や『コマンドー』よろしく淡々と武器や装備を身に着けていくシーン(いちいち「ヨシ」「ヨシ」と声出し確認をするあたりが秀才っぽくてヨイ)には、見ているコチラも「ヨシ!」と親指を立ててしまうワケです。見るからに悪い顔のラスボス夏八木勲が上手く危機を脱するのもリアル。ちなみに夜這いシーンも殺戮シーンも、令和の今見ると全然18禁レベルじゃないなぁ…。  そして…田中美佐子の破壊的な可憐さ可愛すぎワロス (;´Д`)ハァハァ
[インターネット(邦画)] 8点(2022-02-26 12:26:39)
3.  ねじ式 《ネタバレ》 
主人公を演じる浅野忠信の【つげ義春の世界】から抜け出してきたような存在感がイイですね。ココの時点でこの作品の【テイスト】はバシッとキマってるワケです。そして石井輝男監督なので丹波哲郎もキッチリと登場し、タンバイズム全開の芝居が最高です(笑)。とまぁ…俺は石井輝男監督も、つげ漫画も、浅野忠信も丹波哲郎も好きなのでそれなりに(汗)面白く見れたワケなんですが…そうじゃナイ人にとっては、この映画ってどうだったンだろう?ポキン。ポキン。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-02-26 12:03:59)
4.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
やっぱり寅さんというキャラクターは苦手。あの言動は俺にはキツくて、そのせいかシリーズをほぼ見たコトがない。(伝説の「メロン事件」はやはりツライ!)。ですから立ち位置としては【『シン・エヴァ』が初エヴァです!】みたいな状態での鑑賞となりました。 まずオープニングの桑田圭祐に「マジか!」と一瞬度肝を抜かれましたが、これは儀式の一環(降霊術?)なのだと考え、なんとか自分を納得させました…。  そして、今作の奇跡はゴクミが出演したことでしょう!長期間芸能界を離れていた分の演技のぎこちなさが、かえって不思議なリアルをかもし出していましたね。しかしながら、満男との蘇る青春の日々的なアレコレは「いやいや、そうはならんやろ?」と思いましたけど…。まぁ海外在住だからキスくらいなら挨拶みたいなものだったのかなぁ…。満男、いい夢見たな!(涙)  そして浅丘ルリ子のリリー、夏木マリのゴクミの母も良かった!そして…病室でのくしゃくしゃの万札には涙腺大崩壊(笑)ひょっとして『北の国から』の泥万札のオマージュだったりして…なんてコトを考えながらも【怒涛のマドンナメモリーズ】に俺が謎の懐かしさで泣いてしまうこのカンジこそが、寅さんの存在感なのだなぁと!シリーズ全然見てないのに!←ソレを言っちゃあオシマイよォ…
[インターネット(邦画)] 7点(2021-11-05 17:36:49)
5.  東海道四谷怪談 《ネタバレ》 
『四谷怪談』の名作であり古典。天地茂が演じる【ダメな二枚目】伊右衛門はプライドの高さが災いして嘘に嘘を重ね、悪行を重ねていくワケなんだけど、自分が手を汚すことはすごく嫌がる小心者。お岩さんの毒殺を持ちかけられ、しばし絶句し、その無言の顔を夕陽が真っ赤に照らしている十数秒間は【エヴァ的】というか【北野映画的】というか。ちょっと「おーっ!?」となりました。  もろもろの悪行がすべてバレてからの怒涛のクライマックスは、個人的には『イベントホライゾン』を連想させるようなサイバーSF感すら感じさせて素晴らしかったです!そして最後に「お岩、許してくれ…」と伊右衛門は言うんだけど…そういうトコも含めて…全部ダメな男だよ…。  ラストシーンの【聖母感】、世界のすべてを洗い流すかのように清らかで美しく良いシメでした。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-06-13 17:23:00)
6.  亡霊怪猫屋敷 《ネタバレ》 
現在の「私」の回想から始まり、その回想の中で過去の因縁話が語られ、また現在に戻る。この構成がなかなか良いカンジです。  古い屋敷に現れる謎の老婆、その不気味な姿は『ほん怖』の名エピソード【タズネテキマシタ】を連想させますね。非常に怖いです!それにしても複数の人間が見ているのに「きっと錯覚だよ」で片づけてしまう夫はいかがなものかと思います(苦笑)。この【回想編】の青みがかった白黒場面は一貫して不気味な雰囲気で良いカンジでした。  江戸時代の【化け猫騒動編】に入ると同時にパートカラーになるのには、かなり意表をつかれました。でも、いわゆる【化け猫モノ】という一種のファンタジー世界を表現するには、なかなか効果的だったと思います。  ちなみに… ↓の方も書かれているように【猫耳ピョコ~ン】は現代の感覚からはニヤニヤポイントでしたね(笑)
[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-12 00:55:31)
7.  凶悪 《ネタバレ》 
【悪いこと】をしている時のリリー・フランキーさんと、ピエール瀧さんの楽しそうな笑顔が怖すぎ(笑)でも、もしこれが地味な俳優さんたちによるリアルヘビーな映画だったとしたら…『闇金ウシジマくん』を一気に読んだ時のように俺はぐったりしていたかもなぁ。内容的にはかなり凄惨なハナシなのに、ギリで面白く見られるバランスがお見事でした。  凶悪コンビの【ぶっこみ】パートと並行して描かれる、違うベクトルで荒んだ記者の家庭の光景に背筋がひやりとしたのは、俺自身の世代的な不安感からか。認知症の母親をホームに入れるエピソードと、借金が膨れ上がり存在自体が負債となった父親を凶悪チームに引き渡すエピソードが俺の中では同じような語られ方をしているように感じたのは気のせいなのか…  面会室のガラスに映しだされる山田孝之の顔が、取材が進むにつれてどんどんと幽霊じみていく雰囲気もなかなか良かったです。  ちなみに…瀧さん演じる須藤のキャラクターが、俺の昔の職場の上司に凄く似ていて懐かしいやらヒヤヒヤするやら。陽気で仲間思い、ものすごく人情家で…でもキレると誰も止められないザ・狂犬!当時の俺って、あの舎弟クンみたいな感じだったのかなぁ(苦笑)。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-06-07 20:57:54)
8.  田園に死す 《ネタバレ》 
学生の頃リバイバル上映で見てからウン十年。久方ぶりに配信鑑賞。『書を捨てよ』の荒削りでゴツゴツした手触りから、かなり映画的に仕上がった印象。しかしパワーはさらに強くなり、今でもアチラコチラでその影響力が見られる【寺山修二的イメージの大博覧会】。いや、まったく色褪せてないし、素晴らしいです。そんな世界観の中でも八千草薫さんがキュートで可愛らしいのも、良いカンジ。  そしてラストシーンの【アレ】は、やっぱり何度見ても衝撃的!
[インターネット(邦画)] 8点(2021-05-22 09:58:36)
9.  書を捨てよ町へ出よう 《ネタバレ》 
リバイバル上映で見た学生時代の俺に、あまりにも有名な冒頭のアジテーション「映画館の暗闇で、そうやって腰かけて待ってたって何もはじまらないよ。」が刺さった!あの時に映画館の暗闇で挑発された俺は…結局今でも座ったままです。内容は今見るとやっぱり多少は冗長だったりする部分はあるけれど、でも次々と「ハッ!」とする場面が現れて退屈はしません。とにかく【エヴァ感】【園子温感】が凄い!(もちろんコチラが偉大なるオリジン)。炸裂するビジュアルイメージの洪水にやられっぱなし!  ちなみに…映画を観ているうちに、主演の佐々木英明と寺山修二とがコチラの脳内で完全同化してしまうのも見事なのですが、最後のエンドロール(顔)で寺山修二が出てきた瞬間に「うわーッ!ホンモノだーッ!」と腰が抜けそうになり、コレは見事にヤラレました!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-22 01:46:20)
10.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 
うーん…。いい映画を観た感はあるんだけど、それは土屋嘉男と八千草薫がイイ芝居をしていたからで、ちょっと俺の思っていた【東宝科学怪人モノ】とは違ったんですよねぇ。と。文句を言いつつも、マッドサイエンティストに人体実験をされた結果【肉体の変容とともに精神も変容していった男の悲劇】というクローネンバーグ的ホラー悲劇を見れたのでヨシとします。  そして…八千草薫綺麗すぎワロス (;´Д`)ハァハァ
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-21 00:46:54)
11.  馬の骨 《ネタバレ》 
泣きました!!大泣きです!!(号泣)  映画序盤で描かれる若き日のバンド『馬の骨』のステージ。オッサンになってからの工事現場でのポンコツな仕事っぷり。どちらも本当に“しょーもない”のです。そんな50過ぎのオッサンが【挫折した地下アイドル】に出会い、彼女がシンガーとして歩み始める姿、そしてオッサンが一夜限りの『馬の骨』復活ライブへ!(ヘタレてステージから逃げた青春へのオトシマエ)ってのが大まかなあらすじなワケなんですが、復活ライブ当日、負け犬人生を過ごしてきたオッサンが逃げるのをヤメて【覚醒】して現れてから、俺の涙腺は決壊し涙があふれ出し続けたワケなのです!序盤で描かれた最低なステージが、実は壮大な前振りだったのがハッキリわかる復活ステージの神がかり!「六根清浄!六根清浄!ロックオン!」まるで『81/2』の大団円のフィナーレのように、いい人もイヤナヤツも映画の登場人物が全員笑顔でノリまくっているライブの神々しさ!画面のコチラでも俺も一緒に涙ダラダラ出しながらシャウトしてしまったワケなのです…。  オッサンは【シンガーソングライターのタマゴ】となった彼女に音楽の魂のバトンを渡し、【モヤモヤとした青春の後悔】から抜け出したンですね。ラストシーン、工事現場で精悍な顔つきで黙々とハンマーで杭を叩きつづける姿が実に…実にロックでした!ライブハウスのステージ上じゃなくても、どこでだって【ロックでいるコト】は可能なんですね…。以前『フィッシュストーリー』のレビューで書いた繰り返しになりますが【ロックのチカラを信じるすべての人に】見て欲しい映画です。
[インターネット(邦画)] 10点(2021-05-07 21:28:08)(良:1票)
12.  血を吸う薔薇 《ネタバレ》 
【血を吸うシリーズ】最終章。前2作が正調ゴシックホラーの雰囲気だったのが一転して、ずいぶんモダンホラーっぽくなったなぁと思ったのですが、『エクソシスト』を通過しての制作だったと知ればなるほどというカンジ。山本迪夫監督も『太陽にほえろ』を撮ったりした後の作品と聞けば、終盤がとんでもないバトルアクションだったのも分かる気がするのです。そして特筆すべきが今回、吸血鬼の岸田森に対するのが、黒沢年男と田中邦衛!ザ・ハングマン&黒板五郎!これにはさすがのドラキュラ岸田森も分が悪い!(なんのこっちゃ)  あと個人的にすごく気になったのが、やたらにビーチクが画面に出てきたコト。思わず「♪時には娼婦のように~」って口ずさんでしまいそうでした!まぁ、そういう時代感だったのかなぁ。  それと佐々木勝彦が演じていた、女子学生に蛇蝎のごとく嫌われている【ボードレール陰キャ野郎】は怖がらせようとしているのか笑わせようとしているのか謎すぎて最高でした!後半のバトルでは顔芸が炸裂!←おいおい(汗)  顔芸といえば、怪人枠(しつこい)二見忠男さんはシリーズ皆勤賞でしたね。序盤のワンポイントでしたが「出た出た!」と俺的にテンションあがりました!  ラスト「よっ!岸田屋!」と声掛けしたくなるような突然の歌舞伎感。それまでのワイルドなヴァンパイア芝居からの悲哀に満ちた最期には妙に合っていたような気もして。これはこれでアリでしょう。溶けてゆく表現もグロ美しくて良かったです。  と、いうワケで…ホラー好きとしての基礎教養【血を吸うシリーズ】、これにて履修終了!!!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 14:44:36)(笑:1票)
13.  呪いの館 血を吸う眼 《ネタバレ》 
満を持しての岸田森登場!(拍手)全力で吸血鬼を演じきっていて素晴らしいです。んで、今回のお話は湖畔での恐怖を描くワケですが、どこか湖って不安をあおるナニかがありますよね…『13金』のクリスタルレイクとか。何度も繰り返される、壊れたドアの「ギー…バタン!」も不穏でヨイのです。異変を感じても信じてもらえず「私がオカシイのかしら…」と悩むヒロインもスリラーとしての味わいを深くしています。前作での怪演がグッドだった高品格も、最初は善人で登場しますが後半キッチリと怪人に(笑)。もう一人の怪人枠(笑)二見忠男も序盤でイイ味で登場で。  ちなみに…謎の外人のおじいさん。メイクが凄すぎて誰だか分からんなぁと思ったけど声を聞いた瞬間に大滝秀治とわかるのが草!
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-05 14:05:51)(良:1票)
14.  幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 《ネタバレ》 
【血を吸う】シリーズの最初は岸田森さんじゃなかったんですね。その代り(?)に序盤は中村敦夫が活躍DEATH!その敦夫エピソードからの突然の場面展開に「えーっ!?」となるワケですが(笑)若き日の松尾嘉代がベリーキュートなので無問題。若き日のネジネジ中尾彬もアキラ芝居全開でイイカンジです。ちなみに、この作品は【吸血鬼モノ】ではなくて、ジャパニーズゴシックホラーというか『アッシャー家の崩壊』みたいなテイストですね。舞台が日本でも(横溝正史的アプローチとはまた別方向で)ちゃんと成立しています。ガソリンスタンドの訳知りのおじさんや、墓堀り人夫もナイス隠し味です。  そして事件の隠された真相が明らかになってからの、怒涛の無常感あふれるラスト!エンドロールで立ちつくす奥様は、これからどうなってしまうのだろう…と、一切の説明をはぶいた終わり方は案外キライじゃないのです。  ちなみに…高品格の演じた源蔵はホラーの登場人部としてはすごく正しいのだけど、令和の今見るとヒヤヒヤでした(苦笑)。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-01 15:04:54)
15.  電送人間 《ネタバレ》 
いやぁ1960年という制作年を考えると、かなりのサイバー感じゃないでしょうか!走査線がビビビッと走るタイトルバックも全然古さを感じなかったですねぇ。ちょっと『ビデオドローム』っぽいというか。まぁストーリーや展開にツッコミどころが満載ではありますが、ソレを現代の感覚でアレコレ言うのもフェアじゃない気がします(微笑)。とにかく、二枚目の鶴田浩二兄ィと東宝特撮無敵の安定感平田昭彦のツートップに加えて、チョイ役なのに異常な存在感の天本英世も最高だったりとコチラは大満足なのであります。それとミニチュアワークによる、走行中の列車が爆発するシーンも素晴らしかったですねぇ。  ちなみに中丸忠雄演じる須藤のキャラがクセが強い!電送怪人とかいう前にすでにサイコパス!あんな人が会社に訪れて意味不明にあんなニヤニヤしてたら通報ですって(苦笑)。そして女性営業部員を呼び出して、実はお泊り案件とか…ダメ。ゼッタイ!  それにしても、大本営キャバレーとか、凶器が銃剣とか、そもそもの事件の発端の軍事資金だとか…劇中のセリフにもありますが戦後まだ15年ほどの時代だったんですねぇ…。  そして余談ながら…電送人間がヒロインをお姫様ダッコしながら歩くシーンが『大アマゾンの半魚人』オマージュなのかが非常に気になります(笑)。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-25 02:10:21)
16.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
主演の小芝風花さん!見ているうちにドンドンとハマってしまうキュートな魅力が素晴らしい!彼女を主演にしたのは正解だったかもですね。ジブリ版とも違う、オリジナルの魅力あるキキだったと思います。  しかしながら、魔法とかファンタジー的世界観を日本に(厳密には日本とは言ってないケド)置き換えるのはやはり無理があるのかなぁ。中盤ちょっと展開がダル~ンとしちゃうのもあって、途中からは【画面の中から『呪怨』っぽいトコロを探す】という行為に夢中になってしまったダメな呪怨ファンな俺(苦笑)。  動物園の飼育員の新井浩文がDQN過ぎて今見ると色々ヤバかったり、浅野忠信が出てくると急に画面がビシッと締まるなぁとか、黒猫のジジのCGが不気味の谷なのは意図的なのか?とか、まぁなんだかんだで見どころはいっぱいでした(謎のまとめ)。  だけど…失意のキキが【飛ぶ意味】を見出したと同時に、覚醒したホウキとシンクロ率無限大(∞)になった場面でオジサンは涙腺大崩壊だったので、そんなに悪い後味ではナイのです。というワケで見ている途中では「コレはレビュー書かないパターンか…?」と思っていたけど、この点数で。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-22 15:21:00)
17.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
【金田一モノ】って、子供の頃はテレビでは何度も放送していたはずですが『犬神家』以外は実はそれほど覚えていないのです。『獄門島』も確かに見たハズなのですが“釣鐘首チョンパ”しか記憶にない(苦笑)。んで、今回ウン十年ぶりに見て思ったのは「コレは歳食わないと分からないオトナのビターな味だったのだなぁ」とシミジミ。  謎解きの部分やら出てくる人物造形やらで現代の基準では地上波放送は不可能だろうなぁと思いながら、でもこれが【横溝正史の世界】なんだよなぁと思ったり。美しくも残酷な【見立て殺人】はこのシリーズの醍醐味、メインディッシュのひとつなワケで大変に素晴らしいのですが、これまた現在の地上波ではもう放送は難しいんでしょうねぇ…。それと劇中では完全にアレとして扱われている3人娘って、令和のイマドキのJK基準だと全然普通に思えてしまって、それもある意味コワイよなぁとか思ったりしました(苦笑)。  大原麗子の可憐さとはかなさと。 坂口良子の【おどろ情念世界】における一服の清涼剤感と。 三木のり平が詠む五七五の最後に付け足したい【ごはんですよ】  ちなみに…【電線のスズメ】は今からでもCGに差し換えるべきなのだろうか?いや、ほっこりするからあのままでOK!(微笑)
[インターネット(邦画)] 7点(2021-04-18 13:22:36)
18.  地獄(1960) 《ネタバレ》 
お噂はかねがねの伝説的映画。ヒアー!想像以上に狂っててスバラシイ!  詰襟学生服姿も初々しい天地茂が苦悩しながら寺山修二的な風景の中を歩き、ドグラマグラな世界で不幸のドン底に落ちてゆく!なかなか地獄に落ちないのも気にならないほど生者タイムが素晴らしいです。メフィスト的な存在である親友の田村がニヒルな死神フェイスで超クール!途中からはいろんなコトを超越してきて、もしや田村って『ファイトクラブ』的なアレなのか?と思うほど。そして天地茂が死んで地獄に落ちるワケですが(その直前の阿鼻叫喚シーンがメチャクチャすぎて最高!)その時点で、今まで出てきた登場人物がほぼ全員死亡しているというからタマラナイわけです。  地獄のシーンからは、イイ意味で【見世物映画】に突入するワケですが、この時代の表現とは思えないぐらいゴアっててビックリ。そして石井輝夫版の『地獄』って、けっこう忠実なオマージュだったのか…などと思ったり。まぁ地獄の様式美なのかもですが。  そして…三ツ矢歌子可憐すぎワロス(;´Д`)ハァハァ  ダブル歌子のラストシーンはデビット・リンチ風でもあって切なくてグッド!
[インターネット(邦画)] 9点(2021-04-17 14:30:56)
19.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 
1962年の映画。まだアポロ11号も月に行ってはいない。だから野暮なツッコミはナシなのです。特撮場面が現代のCGによるそれよりもリアルさでは比較にならないのも当たり前。だけどミニチュアによるシーンには芸術的にすら思える美しさがありました。演出と演技もそのオーバーアクトさがビンテージ感すら感じて、個人的には味わい深かったです。でも政治家とマスコミの描写に時代差を全然感じなかったのは…それが普遍的なものだからなのか、それとも進歩していないからなのか…。  あと、俺が「アッ!」と思ったのは宇宙から地球を見る視点での【光る南極】の場面と、南極上空を戦闘機(ジェットビートル)が飛ぶシーンで背景に立ち並ぶピンク色の光の筋。ものすごい【エヴァ感】を感じてちょっと興奮しました(笑)。それと土星の輪がゴラスに吸い込まれていく場面はSFゴコロを刺激されて良かったです。  予備知識が無くて逆に良かったのが、後半で唐突に表れる巨大生物マグマのシーン。結構ビックリしました(笑)。取ってつけたような怪獣登場はオトナの事情だったのでしょうねぇ。そして人類の生き残りのために容赦なくブチ殺される…合掌。  しかし…地球にこの技術があったのならば、『ウルトラセブン』で地球に衝突しそうだったペガッサシティも生き残れたのに…と思うのでありました。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-04-14 01:58:17)(良:1票)
20.  KARATE KILL/カラテ・キル 《ネタバレ》 
いやー!見る前にジャケ絵に覚えた不安感は完全にフキ飛ばされました。まさに【こんな映画を見たかった!】ってヤツです。ボトムズのキリコとケンシロウがフュージョンしたようなカラテ家の青年が、アメリカでさらわれた妹を助けるために【チャールズ・マンソン一家のような闇スナッフ映像配信組織】に殴り込みをかける!そして、それを手助けする片腕女ガンマンがこれまたカッコヨイ!殺人カラテも銃撃も刃物攻撃も、バイオレンスは容赦なく流血もゴアシーンも激しいですが、見せ方がしつこくないので苦手な方もギリ大丈夫かなぁと思います。  敵の組織が闇配信をしているので、カメラ視点の映像が多く出てきますが、フェイクドキュメンタリー伝統の【カメラ横倒し】が何度か出てきて思わずニヤリ。それ以外にも多くの【こういうジャンル映画】へのオマージュ的な要素が多く詰め込まれ、センスの良いサンプリングミュージックを聴いているような心地よさがありました。  見ていて一番感じたのはサービス精神。退屈なシーンがほぼ無く、どんなシーンにも見ている人を退屈させないように気を使っているのが感じられました。あ、それと【ππ的な意味】でもサービスは多いです(微笑)。  相棒の女ガンマンは『ストリート・オブ・ファイヤー』でのマッコイ(軍人お姉さん)を彷彿とさせ、バディ(相棒)ムービーとしてグッドなのですが、終盤に意外な形で【もう一人の相棒】が出てくるところでは「そうくるか!?でもいいゾ!!」とテンションが上がりました。いい意味でクセのあるキャラでしたからね(笑)。  というわけでまさに、「こういうのでいいんだよ!」な映画でしたので、文句なしにこの点数です。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-04-04 16:56:18)
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