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1.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
CMが秀逸。寅さんの面白おかしいセリフの数々、少し寂しそうな現在の登場人物の表情。寅さんの迷言、名言が今を生きる人々や観客に突き刺さる構図を予想させる。過去作の「男はつらいよ」で描かれていることを知っているから当然だ。 しかし鑑賞してみると、その予想はかなりの肩透かし。なぜか湘南ボーイの桑田佳祐の「ひとり紅白」が唐突に始まる。おそらく数多くのひとがラストの渥美さんの歌唱でほっとするのを考えれば、彼の起用は失敗だったとおもう。渥美さんなき作品の宣伝フックのためとはいえ、この発想は間違いだ。寅さんファンである桑田さんとしてみれば、OPの歌を断るわけも無い。彼が悪いわけではない。ただ、この話を彼に持ちかけた松竹側の自信の無さが残念だ。でもこの中身に不安を覚えたのは仕方ないと、見続けると痛感する。 光男は「三丁目の夕日キャラ」とダブるのは致し方ないとしても、別に何かに行き詰っているわけではない脱サラ小説家。娘もストーリーや妻の死別に絡んでこない都合のいい存在。妻の3回忌に再婚を勧める周囲を描くのであれば、妻との思い出が必須なのにそれもなし。そうなるとただただ後藤久美子との再会に誘導されるだけだ。これはまさに「ニューシネマパラダイス完全版」を見た気分。見なくてもいいものを見せられていく感覚。特にがっかりしたのが、空港最後で妻の死別を告白するという行為。これは私だけでなく寅さんもがっかりしたに違いない。男は最後までかっこつけるもんだ。寅さんの「顔で笑って心で泣いて」を続けているからこそ「男はつらいよ」なのだ。光男ではなくさくら目線で作った方がよかったのではないかとすら思える。 テーマがぶれているというか、見えないままという意味で本作品は直感で3点。寅さんと過去のマドンナの登場シーンも「ニューシネマパラダイス」を彷彿とするというレビューを散見するが、入れ方が唐突過ぎて登場シーンの段積みという表現以外はまったく違う。「ニューシネマ~」はアルフレッドがつないだフィルムの試写という現実シーンの体裁だが、本作の過去シーンは、光男も生まれていないころのマドンナも登場するいわゆる回想シーンだからだ。渥美さん亡き作品は過去を振り返るしかないし、見る側も当然それを望む。それならば、あの回想シーンを生かすストーリー展開になぜしなかったのか?光男の生まれていないころのマドンナまでも思いをはせるストーリーに出来なかったのはあまりに残念だ。そういった意味でも、内容面のちぐはぐさを隠し、期待を持たせてくれたCMがやはり秀逸といえる。もし内容が素晴らしければあのようなフェイクCMにはしなかっただろうけど。 ただ、そのことを差し引いても寅さんと当時のマドンナの輝きには圧倒される。そこだけでプラス3点。それほどまでに寅さんの表情が素敵だ。
[映画館(邦画)] 6点(2020-01-04 00:29:09)(良:4票)
2.  テルマエ・ロマエ
ヤマザキマリの奇抜な原作を、シャレで作っている感覚に好感が持てる。CGも、ローマにおける日本人俳優も「真剣に見る」作品ではない約束事としていいと思う。ただ、残念なのはオペラ楽曲のBGMだ。「喋喋夫人」や荒川静香で有名になった「トゥーランドット」など関係ない楽曲はリサーチ不足だ。この点を改善すれば、意外とよく考えられている映画になったのだが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-03-08 14:39:49)
3.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 
脇役が素晴らしい。近所の農場仲間のおばちゃん(杉山とく子)は倍賞の本当の苦労を知りつつ日頃から彼女の生きざまを見つめている。また一見、山田組の賑やかしとして登場する武田鉄矢も、実は従姉の不幸を刹那に涙するシーンで締めくくる。さらに弟の犯した罪により学校教師を辞した兄(鈴木瑞穂)も素晴らしい。弟の好きなコーヒー豆を買って会いに来る。健さんは兄の近況を聞き悔恨と憤りを感じるが兄は静かにほほ笑むだけだ。さすがの健さんもこの兄には頭が上がらないのだ。劇中で主人公二人の過去や現在の不幸を知るのはこの3人だけだ。彼らが適材適所なおかげで、農場で出会った主人公二人の幸せな生活が実は薄氷の上にあることが自覚されるのだ。倍賞演じる女性も同監督の代表作「家族」「故郷」と同名の心憎い設定だ。そして何より泣けるのは、みなさん同様ハナ肇。好きな女に詰め寄る醜態から変化し、自分が惚れ込む男と女のために、邪魔をせず分をわきまえる男になる描写は鳥肌ものだ。ある意味、この作品中で最も立派な男である。特にラストはなんてすがすがしい男だろう。最後のシーンは知らぬ振りして小芝居を、という意見も散見するが、当然そんなことも考えて、あえてあれを選んだように思う。おそらく耕作はこれ以上迷惑かけたくないと面会を断り続けていたはずだ。それでも二人は何とか民子の近況と気持ちを知らせたい、それにはどうすればいいのか?教えてくれぬ護送の列車をひたすら待って、やっと出会えたあの瞬間。一世一代の小芝居を演じる民子には、知らぬ振りして演じられるわけがないのだ。虻田も民子も一般人なのだから。それは刑事たちにも伝わっている。おそらく、護送を終えた後、刑事たちは耕作にこう声をかけるだろう。「あの人のためにもまじめに務めろよ」。それを直立して一礼する耕作を暖かく見守る目線がきっとあるはずだ。
[地上波(邦画)] 10点(2010-08-17 22:15:34)(良:2票)
4.  怖がる人々
オムニバスなので、人によってそれぞれのの点数が違うことを前提に平均で7点かな。個人的に秀逸なのは皆さんのおっしゃる通り「火焔つつじ」ともうひとつ「吉備津の釜」。とくに「吉備津の釜」は落語の怪談話と都市伝説の要素をうまくミックスされた3重構造。手塚治虫の短編にあるような趣があり、実によくできている。
[地上波(邦画)] 7点(2010-06-28 14:49:43)
5.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 
冒頭のボッタクリバーに引っかかるサラリーマンが秀逸。すべての発端は彼から始まったのだ。このやり取りがリアルなおかげで次に仕掛ける罠に私は完全に引っかかってしまった。痛い映画という表現が良く使われるが、この映画はそれが主ではない。殺しの部分をリストラやいじめに置き換えると社会のあちこちの縮図に見えてしまう。学校や職場やクラブやPTAなど集団社会で少なからず起こりうる展開だ。北野作品初出演の豪華な俳優陣の細かい芝居も見ごたえアリ。見る人によってそれぞれの役作りが楽しめる。特に北村総一朗に頭をはたかれた後の三浦友和の表情と顔色の悪さが好きだ。頭をはたかれるシーンは2度あるが、2回目の表情が感慨深い。1回目のカチンときた表情が見事に消えているのだ。これはその後の展開を示唆する重要な表情だ。さらに顔色メイクも素晴らしい。明らかに酒で肝臓を患っている土気色。よほどの酒量を示す割に三浦の飲酒シーンがほとんどない。北村総一郎の前では従順な態度。それはあくまで表向きであるということ表しているのだ。三浦友和一人ピックアップしてもネタは尽きない。それにしても、この映画は観るたびにいろいろな発見がある作品。北野武監督に限らず、何度でも楽しめる作品は久々だ。はやくDVDでチェックしたい。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-13 00:43:58)(良:2票)
6.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
当時、湖面ににょっきり出た足二本&スケキヨマスクは反則に近いほどの衝撃を日本国中に与えた。当時小学生だった私は、まず「フォワアア」と叫びながらドラゴンキックしてプールに飛び込み(アチョーじゃないよ)、「犬神家いきます!」と吠えながら水中で逆立ち&水面に足2本を出してた。そして思春期になるとスケトモがいいのかスケタケがいいのかという最低の選択を悪友同士で議論したり、もちろんゴム製の白いヘッドキャップに穴をあけ、しゃがれ声で「かあさん、僕はスケキヨじゃないよ」とかもやったなあ。現在40歳以上の男子に少なからず影響を与えた作品。まさにエンタテインメント 
[ビデオ(邦画)] 8点(2010-06-11 18:46:10)
7.  俺たちの交響楽 《ネタバレ》 
ご存知、寅さんの名脚本家・朝間義隆氏が監督したベートーベンの第九を目指す市民コーラスのストーリー。山田洋二組のメンバーを中心に川崎の労働者たちを中心に描いた「まじめな」映画である。彼女がほしいという浅はかな工場づとめの青年(武田鉄矢)がコーラスメンバーの勧誘をしている友里千賀子や森下愛子に惹かれつい、仲間を誘い参加するところから始まるのだが、メンバーそれぞれが抱える悩みを丹念に描き、女目当てで参加した武田が徐々に自分を見つめなおす過程をやさしく描く、まさに「朝間」節の作品。時代性を否定せず、高度経済成長の終焉を醸しながら、小市民のささやかな輝きを描いている。 「同胞」と相似する何かがある作品。
[地上波(邦画)] 7点(2009-10-29 23:17:49)
8.  悪魔が来りて笛を吹く(1979) 《ネタバレ》 
尺八奏者作曲のマイナーコードのテーマ曲と平積みになっていた原作本の帯やポスターに載っていた悪魔(耳が尖り、ツルピカ頬コケ)に惹きつけられたおかげで、「この映画のどこがいいの?」といわれ続けるハメになってしまった。人情探偵と化した西田金田一、見てるとイラつく斉藤とも子のヒロインとビミョーな要素はあるものの、横溝作品の隠微な世界はそれなりにかもし出されていたように思う。オープニングに登場する悪魔(等身大人形?)が少し前のめりのような気が…。砂地でうまく立たせることができなかったのか、と30年間気にしている自分は本当に人間的に小さく思える。 
[映画館(字幕)] 6点(2009-02-01 03:15:28)(笑:1票)
9.  復活の日 《ネタバレ》 
パンデミックという言葉のかけらすら知る由もない中学時代に前のめりになってみた思い出がよみがえる。日本人のみのシーンは役者全員が力みすぎて泥臭さムンムンで気恥ずかしい。日本独自の演出と演技が海外のそれとは異なるだけでなく、一歩遅れていることが明確だ。事件の発端となる無名のウイルスの持ち出しシーンは別にして、主要の親日外国俳優陣に支えられてぎりぎり持ちこたえた印象。特に大統領と上院議員の最期の会話やボー・スベンソンのLIFE IS WONDERFULは泣ける。日本の俳優の中で主人公・草刈正雄だけはその顔つきもあって見劣りせず、ラストはウルウルモードへ。主題歌とチリ軍に借りた潜水艦と南極風景の功績大。感染列島よりハリウッド監督で今一度リメイクしたら…と頭をよぎる。放送するたびについ見てしまう作品のひとつ。
[映画館(字幕)] 7点(2009-02-01 02:56:18)(良:1票)
10.  パコと魔法の絵本
タイトルといい、出だしといい観客に「寓話」「おとぎばなし」としてしっかり提示したこともあり、戸惑うことなくストーリーに入ることができるのがいい。中島監督独特の「普通じゃない」配色と得意なキャラクターもさらにその感覚を強める。しかし観終わったあとは、「たかが寓話」とは思えない感覚に包まれる。これは、とある役者が「超本気モード」で演じたシーンがあるからだ。鬼気迫るその演技が、その後の登場人物たちの行動を変えていくのだ。この役者にとっても屈指の名シーンではないだろうか。作品自体は好き嫌いがはっきり分かれるところではあるが、観て損はしない。
[試写会(字幕なし「原語」)] 9点(2008-09-10 12:54:29)
11.  さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
エンディングが…。「SAYONARA」&過去の映像フラッシュ…やられました。今聞くとメアリー・マクレガーの声がケルティック・ウーマンとダブるのは私だけでしょうか。そして、ブームに乗ったゴダイゴとはまったく趣の違う展開。分かりやすい英語の歌詞とその翻訳テロップが絶妙です。そのテロップが決して口語ではなく、往年の名曲のような懐かしい表現。「心にとどめて~」「ひごとにたくましくなるあなたに」など、もし日本語でそのまま歌ってしまえばしらけてしまう表現も、文字にしてみると違和感がないどころか、かえって心にしみこみます。とくに「HOW CAN I FIND WORDS TO SAY I'LL MISS YOU」を「語る言葉もなく つのるわが想い」とは凄い!エンディング後半にある間奏部分のフラッシュバックも、懐かしさいっぱいのシーン。鉄郎とメーテルがお互いに手を伸ばしあうシーンは何度みても鳥肌ものです。いやはや名曲と名シーンそして字幕マジック!お見事です!
[地上波(邦画)] 8点(2008-04-21 13:45:04)
12.  空飛ぶゆうれい船
テレビ版「ルパン三世」の第2シリーズ最終回の「さらば愛しきルパンよ」は宮崎駿が脚本・演出していたが、この「空飛ぶゆうれい船」のオマージュだったんだね。国防省の戦争兵器受注のための猿芝居という悪者側の目的や、渋滞で身動きの取れない車を押しつぶしながら進む戦車(おまけに出没したロボットにむけて躊躇なく大砲を放つ)などはそのまんま。それを考えると1969年での制作は立派です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-01 12:48:26)
13.  ALWAYS 続・三丁目の夕日
今年77歳になる母を連れて観にいった。まず、はじまり方が見事!もともとCG処理につい注目しがちな本作。奴の登場は、昔の再現を越えた最もCG向きな場面。そこから始めることによって、現実に戻った時の違和感が消えているのだ。時代性を伝える意味だけでなく、CGの違和感を消し去り、さらに「東宝」の金字塔に敬意を表するという3つの意味ですばらしい。ストーリーも1作目の伏線をすべて戻しているのが好感持てる。ついヒット作となると更なる続編のために結論を先延ばしが多い昨今の作品のなかでは貴重かもしれない。周辺の人々の配役も見慣れた役をこなした名優たちで固めているため安心感がある。東京で生まれ育った私にとって夕陽の位置が違う、などのツッコミも、余裕のあるストーリー展開のおかげで、薀蓄をたれる余地と感じてしまう。そして何よりもうれしかったのは、スクリーンを見つめる母親の横顔を何十年ぶりに見れたことかもしれない。
[映画館(邦画)] 9点(2007-11-12 12:46:13)(良:8票)
14.  リング(1998) 《ネタバレ》 
邦画の場合、俳優が演じる役柄に100%感情移入できないものです。後半になってしまえば多少ストーリーに入り込んでいてその感覚は消えますが、前半は無理です。どうしても俳優の過去や近況などが頭をよぎり、「こいつ結婚生活うまくいってるのかなー」とか「数年前に交通事故起こしたよな」とか余計なことが頭をよぎるわけです。真田広之が出る映画の場合、どうしてもJAC(ジャパン・アクション・クラブ)出身というものが頭からはなれず、簡単に殺されたり、死んだりするのはおかしいという感覚が付きまといます。恐ろしい「何か」からも万能選手の彼なら逃げられるだろうという先入観があるのです。したがって、彼がおびえたり、みすみすヤラレルシーンを見るとつい嘘っぽく見えてしまいます。これは、演出力と演技力の問題かもしれませんが。で、この「リング」。正直驚きました。あのラスト、どんなに万能選手でも、天下のJAC出身者でも、あれはビビリます!テレビから出た後の彼女は冷静な判断を欠かせるには充分な動き&目つきです。それだけでも10点の価値はあります。
[ビデオ(吹替)] 10点(2006-05-26 10:15:20)(良:1票)
15.  亡国のイージス 《ネタバレ》 
スティーブン・セガールの「沈黙の戦艦」よろしく乗っ取られたイージス艦を奪還すべく奮闘する男のストーリー。都市を壊滅する兵器にハラハラしながら、艦ごと沈めてしまおうとする官僚や政治家たち、国を憂い乗っ取りに加担する自衛隊の集団などが登場します。はっきり言ってどこかで観たものばかり。「ザ・ロック」「エクゼクティブ・ディシジョン」など次から次へ頭に浮かんできてしまいます。主人公の立場、如月の素性、主犯の非情さ、計画の周到さなど的確でコンパクトな描写ができなかったために、そこに時間がかかりすぎて後半が無難なものになってしまったのではないでしょうか。絵画や筆のエピソードや、主犯の動機、地球防衛軍的なありがちな本部会議室、このての映画は「どうせ、うまくいくに決まってる」という前提になるため、最も困難な状況を作り出していかないともちません。意外な伏線も必要です。日本の映画の難しいところですが、質の高いキャスティングでレベルを上げたい。しかし、それなりの人を入れ込むとセリフや露出度のバランスも考慮しなくては…。監督やプロデューサーも結局、無難な線を選んでしまったのでしょうか。「生きろ」とか普通に口にする主人公は10年以上前のキャラです。この呪縛を抜け出してほしいというエールも含めて厳しめの5点。
[地上波(吹替)] 5点(2006-05-15 15:53:50)
16.  クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ 《ネタバレ》 
子供と一緒に見に行ったのですが、場内の笑いが少なかったです。子供たちにとっても「?」が残る作品だったようです。謎解きがないまま悪玉が自分から出てきたみたいな印象。なぜサンバなのか?子供向きでもストーリーの練りこみは必要と痛感しました。ネジ巻いてがんばってくれ!スタッフよ!
[映画館(吹替)] 4点(2006-05-08 18:45:07)
17.  タンポポ
「シェーン」よろしく、寂れたラーメン屋に謎のトラック野郎がやってくる、というメインストーリーと様々な「食」に関する皮肉や笑えるエピソードの数々。どれもにやりとさせられるものばかり。なかでも井川比佐志と三田和代の最後のチャーハンは秀逸。このエピソードだけはグッと胸に来るものがある。おいしいと言う家族にほっとした様に微笑む妻の笑顔、そして妻のぬくもりをチャーハンに感じる夫、見終わった後でもこのシーンが頭から離れない。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-11 00:26:53)
18.  なつかしい風来坊 《ネタバレ》 
本作はいわゆる「馬鹿」シリーズ(すごいシリーズ名!)の一つ。まさに寅さんのキャラの原点と思える主人公をハナ肇が熱演している。そういった意味でも価値ある一本。高度経済成長を遂げゆく日本人の「忘れた何か」を、その時代にいながらにして訴える姿勢には頭が下がる。ラストシーンは「遥かなる山の呼び声」を彷彿とする名シーン、ここもまた見所。年月が変わって役の立場も変わったハナと倍賞千恵子が「遥かなる~」の収録中にどんな会話をしたのか、想像するだけでも楽しい。それにしても、倍賞は美しい。
[地上波(字幕)] 8点(2005-11-30 21:57:55)
19.  やさしいライオン
おそらく観たのは幼稚園の頃かな。体育館で座りながら見てた記憶が。それにしても、切ない話です。小さいときのおとぎ話はなんだかんだ言いながら、教訓めいていたり、いましめ的だったりしますが、この作品は別。幸せな日々が悲劇で終わる展開は子供心としては大ショック。「泣いた赤鬼」「マッチ売りの少女」と肩を並べ、思い出しただけで泣きそうになりました。あの頃、家族が使った物をこっそり形見として自分の秘密の箱に保管していたなあ。私の自己形成に大きく影響をあたえた作品なので、満点とさせてください。
[試写会(吹替)] 10点(2005-10-31 17:15:47)
20.  天空の城ラピュタ
破滅の呪文、短すぎ!長い人生いつかこの単語は言いそうだ!もう少し長い呪文にしてくれ!もしシータの知り合いに「大場」さんや「金馬」さん、「オバ」さんがいたらどうするの!それも、誰かが訪ねてきてその人たちがいなかったらシータはこう答えるに違いない。「大場留守」「金馬留守」「オバ留守」…パスワードは半角英数字8文字以上に変更を切に願います。と言うことさておき、オープンングの曲良かったなあ~。冒険アニメの基本&定番です!
[地上波(字幕)] 10点(2005-10-31 11:46:00)(笑:1票)
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