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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
『シン』が良くも悪くもアニメ(エヴァ)的な演出を取り入れたエンタメ要素が強かったのに対して、本作はゴジラ初登場時の演出や、人間が虐殺されてくシーンをまじまじと見せ付けたりと、初代の頃のようなパニック・ホラー的な要素を強めた印象。 他にも『シン』では個よりも組織としての動きが多かったのに対し、本作では主人公にスポットライトを当てる比重が高く、タイトルの『-1.0』も、戦後0になった日本をゴジラがマイナスに引きずり込むだけではなく、戦争で心に深い傷を負った(マイナス)主人公がなんとか0へ、そしてプラスへと生きようとするたびにマイナスに戻そうとする苦難(ゴジラもその一つ)が立ちはだかり、それに足掻く姿は面白いストーリーだった。 上述したほかにも色々な部分で『シン』と差別化がされており(狙ったわけではないと思うが)、『ゴジラしか怪獣が出ない映画』であってもかなり毛色が違っていて楽しめた。 CGの出来も素晴らしく、何より散々ゴジラシリーズで言われていた『ゴジラのタフネスは異常な回復能力が起因』と言う設定がしっかり演出されていたのはファンとして嬉しかった。 ただ平成VSシリーズでそだった自分としては、『シン』以上にすくない戦闘シーンや強敵の不在はいささかマンネリ感を覚えてしまったのも事実で、そろそろアメリカではなく、国産のモスラやメカコジラをみたいと言うのが本音。
[映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 15:23:10)
2.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
マリオの魅力が90分ギッシリ詰まってる素晴らしい作品ではあるが、やはり90分程度ではどんなに頑張っても、マリオという長年愛されてきたミスタービデオゲームの魅力を全て表現しきれていなかった。 ゲームの雰囲気や設定を活かしているからこそ、自分の好きだったシリーズの要素をもっと入れて欲しいと言う欲が出てしまった。 できることならこの1作で終わらせず、どんどんシリーズ化していって欲しい。 そしてできることなら次回は大好きなルイージ(マリオはゲームの持ち主や年長者に取られていたので結構愛着がある)の出番をもっと増やして欲しい。
[インターネット(吹替)] 8点(2023-09-05 21:11:22)
3.  武士の一分 《ネタバレ》 
時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。
[ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-05 09:38:16)
4.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
『ウルトラマン』に関しては、初代、セブン、タロウを半分くらい視聴して、他はネットの聞きかじりとグレイトバトルの知識がある程度です。 初代の中でも印象的な回(怪獣)を圧縮・連結させたオムニバスチックに話が進み、全編を通してはウルトラマンの絶大な力に人類がドンドン依存(信奉)していくが、最後はしっかりと自分達の力で脅威に立ち向かうと言う、原作同様の着地を見せた。 特捜隊的な組織も特殊な装備を持っているわけではなく、たとえ持っていたとしても尺の都合で活躍させ難いだろうし、人類の非力さを強調するこのにもつながっている。 ただその結果、人類が戦うシーンが非常に少なくなっているのは残念。無論人間の非力さを演出する上で仕方の無いことだとは思うが、スペースゴジラやレギオン襲来等人類が精一杯戦う姿が好きな自分としてはいささか物足りなかった。 あと全体的なセリフ廻しや演出がゴジラ以上にアニメ調になっており、コレに関しては正直現実でアニメの台詞を引用するような『中二病』チックな会話を聞いているようでこっぱずかしかった。 ネットの一部で話題になっている長澤さんの尻とかに関しても、アニメで言うところの『乳揺れ』みたいなセクシャルな演出がしたかったのだと思うが、これも実写でやると実に寒かった。 戦闘シーンはそれなりに迫力はあったが、1戦1戦が短くワリとワンパターン且つあっさり終わってしまい物足りなく、又、上述したように人類がウルトラマンを援護したりしないので、『ウルトラマンがメイン敵と闘っている間、人類が頑張って別の怪獣を足止めするために奮闘する』みたいなシーンが欲しかった(それをやっちゃうとウルトラマンへの依存を演出出来ないというのは理解するけど)。 あとウルトラマンのCGに関しては変にテカテカ、ヌルヌルしていそうで、ぶっちゃけペプシマンっぽかった。 総評 悪いことばかり書いてしまったが、戦闘や会話パート等のバランスは良く最後まで飽きずに見れたし、最終決戦も『暴力』ではなく『知力』と言う人類の最も優れている『力』で立ち向かいつつウルトラマンとも力を合わせるのは非常に熱かった。 あくまで演出の所々が自分の趣向に合わなかったのと、そこまでウルトラマンが好きではないのが原因なだけなので、庵野さんと合う趣向を持ったウルトラマンファンであれば私にとってのシンゴジラ並に満足できると思う。
[映画館(邦画)] 6点(2022-05-17 22:49:21)
5.  ONE PIECE FILM Z 《ネタバレ》 
ちっちゃくなったナミちゃん可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好いっ!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-05 20:08:09)
6.  ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!<TVM> 《ネタバレ》 
レオタード姿の不二子が拘束された状態で毒(?)を飲まされてビクンビクンしてたのが子供の頃スッゲーエロく感じた。
[地上波(邦画)] 7点(2021-08-09 15:43:33)
7.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
 前作の長くて詰まらなかった人間ドラマパートを可能な限り省略したり、実質『コングの対ゴジラ用武器探し』となった地下空洞探索と言う冒険要素を取り入れたり等しっかり改善されていたのは非常に好印象。  多少ご都合展開もあるにはあるが、そこを理詰めでしっかり演出すると無駄に長くなってしまうのでスピード感を優先したと考えれば十分妥協できるモノばかり。  前情報無しで観に行ったので、中盤まさかのメ○ゴジラ搭乗にはビックリ仰天。『ボディは地球製のワリに強過ぎる』と思わなくも無いが、2体のライバルが脅威と感じ『「VS」から「対」に変わらざるをえない』と認識させるには十二分な戦闘力を持っていた。  序・中盤の探検や海上での戦いは平成VSモスラ、電気で復活、熱線で毛が燃える展開は昭和版の対キングコング、そして最終決戦での制御装置破壊による妨害や首をもぎ取られて敗北等は昭和の対メ○ゴジラ等オマージュが多くスタッフの特撮愛を感じれた。  インタビューで監督が『決着は付ける』と話していたので、『どちらかの絶命が最大の魅せ場』と期待していた人にとっては若干肩透かしを食らったかも知れないが、人間の助けを借りなければあのまま絶命していた可能性は十分に考えられたのできっちり決着は付いていたし、さらに恐ろしい『脅威』を登場させることで『こんなことやってる場合じゃねぇ』感をちゃんと出せていた(『敵の敵は味方』的な演出としてはスペースゴジラの存在が近い)し、なによりどちらも大勢のファンを抱えるスターであることを加味すれば、大多数のファンが納得できるようなオチを上手く思いつけたと思う。  総評  ようやくアメリカさんも特撮映画の撮り方を理解できたんだなと納得できる作品だった。  このクォリティーであれば是非とも続編を期待したいが、有名所の怪獣とはあらかた戦ってしまったので、仮に作るとしても『次の対戦相手』を探すのに苦労しそう。  個人的には某『空飛ぶ火吹き亀』さんの新作がそろそろ見たいので是非とも検討いただきたい。
[映画館(字幕)] 8点(2021-07-04 14:58:17)
8.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 
序盤は前回の出来事でメンタルズタボロになったシンジかが立ち直るまでを丁寧に分かりやすく描いており面白かったが、いざゲンドウとの戦いとなると、まぁ出るわ出るわ大量の意味不明な専門用語集団。 正直内容の半分も理解できず、気付けばゲンドウと戦い和解して事件解決。 多分エヴァをすごく好きで考察とか色々巡らせてる人にとっては面白い展開をしているのかもしれないが、私のように何となくTV版をリアルタイムで見てた縁で付き合った(細かい設定もウィキペディア)程度の人にとっては旧劇以上の難解さだと思う。 戦闘シーンも奇をてらっているが、そこに固執しすぎている気がして、正直『破』みたいなわかりやすいド迫力演出が好きな私としては微妙。 総評 取りあえず旧劇よりは幸せなエンドっぽいが、旧劇より『結局どうなったの?』感が強い。 漫画版みたいにわかりやすくい最後にしてほしかった。
[映画館(邦画)] 4点(2021-03-09 18:50:59)
9.  東のエデン 劇場版 II Paradise Lost 《ネタバレ》 
TV版、『Ⅰ』も含めての感想になります。 『100億円使って日本を救え』と言う設定こそ面白かったが、そこから展開される話がまぁ詰まらない。 この後作った009もそうだが、この監督はやたら『劇パト2』っぽいものを作ろうとしているのだが、単に実力が伴っていないのか自分なりのオリジナリティを入れようとして失敗したのか、とにかく『劇パト2』の僅かな雰囲気程度しか模倣できていない。 『対価の金を払うことで願いが叶う携帯(ジュイス)』も、願いを叶えるまでの過程や叶えた事による結果が説明されないor展開が強引なものばかりで『何故そうなるの?』とか『そうはならないだろう』とご都合全開で魅力を活かしきれていない。 例えばTV最後のミサイル攻撃の場面、ニート2万人にミサイルの迎撃方法を募ったが、ほとんどがその言葉をすぐに信じて行動するのはその最たるもので、状況的あの場面で主人公の言葉を鵜呑みにする根拠も無く、しかもその迎撃方法もどんなものか説明されておらず(映像を見る限りそんな特殊なものではなく、単にジュイスに『ミサイル迎撃して』と言えば済んだ程度のもの)、単にそのシーン(三人寄れば文殊の知恵的な演出)をやりたいが肝心の部分はアイディアが思いつかずぼやかしているみたいで興冷め。 他のお願いも大体こんな感じで、主人公の取った行動に説得力や理由付けがなく、なのにその行動で上手い感じに物事が進んでしまう。更にお願いを使わない行動も『捕まった主人公を見張りも付けずにトイレに行かせて、顔を隠した状態の身代わりを確認せず本人と思い込みそのまま連行(顔を隠している事には周りの人間にバレないですむ的な言い訳が入っているが、少なくても連行する前に当人たちは確認するだろ?)』『公安の分際で、カモフラージュすらしていない隠し通路の入り口を見逃し逃亡される』等ご都合展開のオンパレードで失笑すら出ない。  総評 ラストの目的とそれを成す為の手段(携帯電話)こそ魅力的だが、ソレの活かし方(キャラクター達の行う行動や展開)が余りにも稚拙過ぎるし、TV11話、劇場2本もやっといてこれだけどっちらかってしまったのはただただスタッフに実力が無かったとしか感じられない。 確かに個人的に劇パト2は好きだが、色々と重過ぎるのでキャラ原案を人気漫画家に依頼したり等エンタメ要素を盛り込もうとしたのは分かるが、差し引きがつりあっておらず大幅マイナスになっている。 同じタツノコ製作且つ『日本に漂う空気と戦う』作品としては、この後製作されたガッチャマンの方が万倍も良い出来。
[インターネット(邦画)] 3点(2020-07-26 05:41:19)
10.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
 『ラドンの演出全般』『核兵器で瀕死のゴジラ復活』『平成VSメカゴジラのノリでバーニングゴジラへのパワーアップ』等恐らくデザイナーや演出家の中には東宝時代の怪獣映画を研究したか元から好きな人がいると感じれる程にオマージュが頻繁にあり、それ自体は非常に好印象かつ格好良かった。  ただし、そんな怪獣達がいちいちおばさんが作った『怪獣翻訳機』的な装置に振り回されるのは、画的な格好良さとのギャップが激しく滑稽に感じられてしまった。  ストーリーも全体的に起伏に欠け、話を進めるため『○○を××する』とか『□□すれば△△になるはずだ』みたいな理由に全然納得が出来ず『なんで?』とずっと疑問に感じてしまい、そこに面白さや感動はなくただただ退屈だった。  ドラマパートの長さはそれなりに覚悟はしていたが、悪いことに前回は一応兵士の活動がそれなりにあったので洋画お得意のアクション映画的なノリがあったが、今回はひたすら非戦闘民達のダラダラと無駄に長い会話を聞かされるだけなのでむしろ悪化していた。  ラストバトルも個人的には怪獣同士の戦いに集中したいのに、『行方不明になった娘の捜索』と言った本当にどうでも良いシーンをはさんでくるのではっきり言って邪魔以外の何者でもなかった。  他にも、個人的に怪獣映画にとっての人間ってあくまで脇役と言う認識なのだが、『イチイチ人間を認識するために屈むゴジラとギドラ』や『戦闘機や戦艦を引き連れて現れるゴジラ』等とにかく人間の存在感を出そうとするのもなんかでしゃばってる感じがして好きじゃなかった。    総評  かなり怪獣映画の定番と言うかお約束が浸透してきているのは感じられたが、いかんせんまだまだメインスタッフのなかに『そう言うのを分かっていない者』がちらほらいて、『昔の東宝特撮映画なノリ』を期待している自分にとってはあと一歩という印象。  
[映画館(字幕)] 6点(2019-06-01 12:30:36)
11.  プロメア 《ネタバレ》 
こいつドリル積んでそう。こいつが今回のドリルメカか。ドリルっぽい装備だけどドリルじゃないな。今回の戦闘ではドリルはお預けか。なるほどコレはドリルへの伏線だな。ここらへんはドリルの匂いがしないなぁ。おお、こいつが真のドリルメカか。ああ、ますますドリルを持ってそうに。絶対ドリル出すだろこいつ。敵もドリルっぽいの出てきた。なるほど開拓ドリル・・・は無し?なるほど竜が集まってドリルに・・・ならない。ええ、ドリル無いの?やっぱりこいつがドリル持ちだったのか。ナイスドリル!あれ、ドリルもう終わり?ドリルは少なかったけど面白かった。こんな感じです。
[映画館(邦画)] 9点(2019-05-25 13:03:25)
12.  劇場版 マジンガーZ/INFINITY 《ネタバレ》 
マジンガーとの付き合いはスパロボと衝撃!Z程度です。  正直良くある『原作から数年後のお話』的な内容なので印象はかなり薄い。 そこその難解な科学設定や哲学的な話を盛り込んで小難しくしているのは構わないし内容も興味深いが、その半面『Drヘルはどうやって敵の残党狩りから数年間逃げつつ百体以上の機械獣を用意していたのか』とか『何故本作のキーアイテムである超巨大ロボがマジンガー系ロボで制御できるのか(光子力繋がり?)』等と言った部分はスルーしている(or劇中では分かり難い)のでそのギャップが気になってしまった。 主演の森久保さんは『スプリガンの御神苗』がはまり役だったので好きだし演技は上手く日常シーンでは文句無いが、衝撃!の赤羽根さんと比べると声質に力強さが無いため、音響も関係しているのか『ロケットーパーン!』『ブレイストファイ!!』みたく最後の台詞がかすれてしまって必殺技の叫びに迫力が無い。 アクションシーンは非常に凝っていたが、本作は恐らくTV版基準なため、衝撃!Zのようなインパクトギミックや、OVAカイザーのようなデタラメは出力演出が無いため、正直言ってあまり強そうに見えなかった(無論それでも機械獣数十体相手に完勝するほど十分に強いのだが)。  ・・・・と言った感じで悪い事ばかり挙げてしまったが、どれも『気になったレベル』で、決して視聴を止めたくなるような欠点でなく、あくまで『原作・ゲーム・OVA等あらゆるマジンガーZの集大成』的な過度な期待を込めて観に行ってしまったことが原因だと思うので、上述したように『原作の後日談を描いた』と言う意味では十分及第点な内容であるし作画レベルとさやかの可愛さはマジンガー至上最高峰だと思う。  総称 『取り立てて褒めるほどではないが及第点以上で悪い部分も気になる程度』と言った作品。 マジンガー愛が皆無なら厳しいが、少しでもマジンガーに興味があれば見て損無し。
[映画館(邦画)] 6点(2018-01-13 15:16:58)
13.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
ゴジラに敵対する凶悪な怪獣や、スーパーXやモゲラと言ったステキ兵器とのバトルが無い点は、『VS』シリーズで育った私としてはいささか物足りなさを感じてしまった。 しかし、それに関しては予告の時点で初代を意識した作品になることは想定していたし、むしろ思っていた以上に娯楽性があり個人的には良かった。 序盤の政治家たちがゴジラ出現で右往左往するシーンは、本人たちは至って真面目だが端から見ているとどこかドタバタコメディを髣髴させると言った、劇パトを思い起こされるような印象を受けた。 また、登場人物の行動もどこか『アニメっぽい』印象を受けながらそれでいて無理やり感も無く、ここらへんはアニメと実写両方の監督をしている庵野さんの経験が上手く活かされていると感じた。 CGに関しては素晴らしいの一言。特に都心部に現れたゴジラは、これまで私が見たどのシリーズよりも『ゴジラが本当に東京にいる』感が出ていた。アングルや演出も、過去のミニチュアセットやCG技術では難しかったようなものも随所に見られ、とことんシンゴジラの勇姿(?)を堪能できた。 ゴジラの代名詞たる熱線も、最初はただの炎の奔流からバーナーの如く徐々に収束していき、最後はレーザーへと変貌していく様子は実に格好良い。 ストーリーに関して言えば『エヴァや陽電子砲と言った超兵器が無いネルフの皆さんが、ゴジラ相手に知恵を絞ってがんばる』と言った、悪く言えば『ヤシマ作戦の焼き直し』だが、『ヤシマ作戦の演出を対ゴジラ用に上手く落とし込んでいる』と言えなくもなく、不必要且つ過度に類似した演出を加えていることから、庵野さんも確信犯なのだろう。。 後半になるにつれて、シリアスさを増しつつもバラバラだった登場人物達が少しずつまとまっていくので、ドラマパートが多いにも関わらず退屈しなかった。  総評 多少エヴァ成分が強めなのが気になるが、それでも決して独りよがりな演出や話になることなく、どの世代のゴジラファンでも最低限は楽しめる作品に仕上がっており、実際は違うかもしれないが、ゴジラだけでなく、ゴジラファンに対しての気遣いのような庵野さんの愛を感じられる作品だった。 少なくとも、私の人生で数少ない『恐らく全力で殴っても罪悪感を感じなさそうな人』にカテゴライズされている某監督の『ゴジラの名を借りた駄アクション映画』とは比べるだけで失礼に当たる程の良出来であり、そしてその『最終蜥蜴合戦』以降止まっていたゴジラ(日本製)の歴史を進めてくれた庵野さんには筆舌し難い感謝の念しかない。もう10年掛かろうが未完で終わろうが構わないので、お体に気をつけてゆっくりもう一方も製作してください。待ってます。
[映画館(邦画)] 10点(2016-07-30 00:28:11)(良:3票)
14.  ガルム・ウォーズ 《ネタバレ》 
『パトレイバーでみせた、私たちが良く知る町並みに紛れる戦場』『攻殻の記憶の外部記憶化による自己の曖昧化』『アヴァロンのゲームとリアル世界』『スカイクロラの見せ掛けの戦場で繰り広げられる嘘っぱちの戦いと死』等と押井監督が良く言う『現実と虚像』(私的にはリアリティとフィクション)の織り成す世界観が大好きなのですが、今回はそれが欠落しているように感じた。 主人公達の存在も、『ギルド間のPKばっかりやってたら、目的どころかここがゲーム世界だと言う事すら忘れた人々』『レベルEのカラーレンジャー編やドラえもん創世日記のような第三者によって作られ放置された遊び場(ゲーム空間)』とか色々想像しつつワクワクしながら見ていたが、結局は『ガイバーの降臨者』や『プロメテウス』等良くある『作ってみたけど上手くいかなかったから破棄された』と肩透かし。 序盤と終盤の戦闘シーンは、『イノセンスでトグサが電脳をハッキングされて見た戦艦からの砲撃』『アヴァロン』『キャシャーン実写版』みたいな雰囲気が好きな方なら満足できると思うが、中盤の詰まらなさが致命的で中ダレ感が凄く睡魔に襲われた。 よくある語り合いも内容は面白かったが、いままでも少しは関連性、伏線的なものだったが今回はカスりもしないので『本当に何で入れたんだろう?』って思ってしまった。 オチに関しても、まぁ良くある『俺たちの戦いはこれからだ』ENDですが、余りにも本作の『序章』感が強く、完璧な一見さんに『スターウォーズのエピソードⅠ』『機動戦士ガンダムのORIGIN劇場版』から見せるような、『さきに本編の先をやっているからこそ楽しめる』イメージを受けた。どうせだったら凍結中かなり期間があったんだから本作の先の話を小説でもなんでもいいから展開させておいたほうが良かった気がする。 演出も過去の作品からのオマージュが多いが若干『つまみ食い過ぎ』な気がするし、アヴァロンで見られたようなフィルター処理によって2つの世界を区分けするようなものもない(そもそも世界が2つない)。  総評 期待しすぎたのは自覚しているが、そのギャップを考慮してもこれまで自分が好きだった作品(話、世界観、演出)からは数段劣る内容。 今後続編なりなんなりメディア展開していけば化けるかもしれないが、公開2日目の休日なのにも関わらずあの来場者数や雷轟が頓挫してることから望みは薄そうである。
[映画館(吹替)] 4点(2016-05-21 19:44:43)
15.  GODZILLA ゴジラ(2014)
だーかーらーっ!! なんで毎回光線がゲロみたくなるんだよ!! いいんだよ!Xメンのサイクロップスみたくビャーーーッ!!って格好良いビーム出せよ!例に出した彼しかり、トランスフォーマーしかり洋画は飛び道具系が不遇すぎる。 ストーリーや敵怪獣の設定なども突っ込みどころ満載。ちょっと考えれば「なんで!?」と疑問がよぎる展開多すぎる。 ただ一部に関しては失敗ながらも、日本版へのリスペクトをしようとしていた努力は感じられた。ただ、その結果チグハグになっている感もあったので、できれば敵の設定なんかはそちらお得意のマーブルコミックの敵みたいな設定のほうが映えた気がする。  総評 日本ゴジラ>>パシフィックリム>>>>>今回のゴジラ>>>×55>>>ゴジラ(魚主食) お願いだから東宝さんもう一回だけでいいからゴジラ作って!!
[映画館(字幕)] 5点(2015-03-09 22:59:52)
16.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
決してつまらなくはない、だが問題はこれを「スタジオジブリ」が製作したと言う所だ。 原作ありきとは言え、こんなちょっと有名なアニメ製作スタジオならどこででも作れそうな作品を作ってはいけない!「スタジオジブリでしか作れない作品」を作らないでどうする!? 正直ここ最近はそれも仕方なしと思っていたが、「風立ちぬ」を観て、やはりジブリ(宮崎駿)は凄いと感動した直後にこの体たらくに腹が立つ。 「自分たちが日本を代表するアニメ製作会社」と言う自覚をもって製作をして欲しい。ピクサーを見習え(あちらも作品の出来に上下はあるが、最底辺でもしっかりピクサーらしさは出ている」、今後もこのような普通の作品を出すなら、マジで宮崎監督が引退するなら解体するなり社名変更するなりして「スタジオジブリ」の偉大さを保つ努力をしてほしい。  ちょっぴり内容に触れると「内向的な少女が不思議な体験をして前向きに成長するお話」。ただし、主人公が変わるきっかけやそれ以外の日常描写、不思議空間の演出等全てが薄く、設定や主人公の性格(そもそも成長の質)が違うとはいえ、同じ「少女の成長」を描く「魔女の宅急便」に遠く及ばない。 作品の内容としては6点。 
[DVD(邦画)] 3点(2014-12-26 08:49:16)
17.  風立ちぬ(2013)
最初は「下手クソだなぁ」と思ったが、だんだんと慣れてきて(アフレコ中演技力が上昇したようにも感じられた)、最後の台詞は庵野さんのあの声だからこそ感動できた気がする。 キャスティングに際しては「演技力」以上に大切なモノがあることもある、そう感心させられた。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-12 22:26:33)
18.  鷹の爪GO 美しきエリエール消臭プラス 《ネタバレ》 
シリーズはおそらくTV、劇場版全て視聴しています。 ギャグの切れは相変わらずだし、最低限以上の体裁は取れているが、伏線や構成、テンポ等全体的なクォリティは劇場シリーズで一番低く感じた。 とにかく話を進めるのにいっぱいいっぱいになってしまい、これまでにあった箸休め的な会話パートや告白タイムが無く、それでもかなり展開が早足に感じられてまったり楽しめなかった。 ゲストも正義感だけが強いヘタレと総統達と気が合いそうなのだが、あまり絡みが無かったせいか前作のジョン並に好感が持てなかった。 個人的に一番減点の対象になってのが、終盤発覚する総統出生の秘密。実は滅びたさる超科学宇宙人の生き残りと言うスーパ○マンのオマージュなのだが、てっきり終盤人違いネタが入るかと思ったが無かった。つまり総統の人の良さは先天的なものということになってしまい、そういった設定も無いどこにでもいる『根っからのお人好し』と言うのを彼の魅力と感じていた私としては非常に残念な展開だし、なにより劇場版1で総統が世界征服を決意したシーンの感動が薄れてしまった。 総評 駄作ではないが、これまでの鷹の爪団作品と比べると粗が多くパンチ不足な印象。 今までと違ってTV版が継続中であったりNHKが絡んでたりする関係で色々大変だったんだろうと自分を納得させつつ次回『7』を楽しみに待ってます。 ただし劣化原因が、無理を押し通して製作したらしい来場者特典の『劇場版6』製作のせいとかだったらパンチ制裁だけどね☆
[映画館(邦画)] 6点(2013-09-26 10:10:15)
19.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- 《ネタバレ》 
作品知識は『999』と『指輪物語』を視聴した位。 CGは流石に綺麗でお姉さんはエロい。 ハーロックのマントや、アルカディア号が纏う黒霧等動きに合わせて流動的に変化するアクセサリーを用いることで、CG作品の欠点でもあるスピード感の表現し辛さを一部ながら改善しようとしていたのは評価できる(結果アルカディア号は全貌が見辛くなってしまったが)。 懸念していたキャスティングも、ハーロックはギリギリ微妙だが口数少なく、主人公は及第点、蒼井さんはレッドライン同様抜群の安定感と不快ではなかった。 肝心のストーリーだがこれは大減点。 序盤は補充要員としてアルカディア号に乗艦した主人公視点で進み、世界観や設定をアクションや艦隊戦を交えつつ説明したり、敵味方共に計画の全貌が見えなかったり掴みとしては○。 が、後半判明するハーロックの過去や目的、敵が隠していた『真実』は悪くないが、それらが私の抱いていたキャプテン・ハーロックのイメージとかけ離れ過ぎており、簡単に言うと『過去に犯した過ちに耐えかね全て無かった事にしようとする』とただのヘタレ。おまけの主人公のラストバトル中背後から射殺しちゃってぶちこわし。 ドラマパートももう少し手を加えれば十分感動でき、終盤の行動にも説得力があったのに、敵ボスはただの精神異常者にしか見えずその場の勢いで恋人を殺し勝手に後悔したりと寒い一人芝居でドン引き。 絶望に打ちのめされた主人公が、荒れ果てた大地に咲く花から勇気をもらうのはいいが、『ほらハーロック花だ!』摘むな馬鹿。 と言った感じで後半テンションだだ下がりだったが、最後の最後、自分なりに考えていた『このストーリーでできるベストなオチ』に非常に近かった(原作矛盾はしょうがない)。 欲を言えばラスト、椅子に座るハーロックが主人公とカブって見えなくなった後姿を消して、通信してきた敵が聞き慣れない声に『誰だ貴様は?』の問いに答える瞬間エンドとかだったらもっとよかったかな。 総評 序盤のワクワクと最後の最後でそこそこ持ち直したが、そこを考慮してもギリギリ『普通』に届かなかった。 ただ本作を、旧作の設定をリセットし、まったく新しいキャプテンハーロックの第一話(下地)としては悪くなく、今後も展開していくと考えれば、続編でこそ私がイメージしているキャプテンハーロックが見れると思うので、是非名誉挽回の意味も込めて続編を希望する。
[映画館(邦画)] 4点(2013-09-17 09:59:50)(良:1票)
20.  映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 《ネタバレ》 
舞台は主に博物館内と、これまでの劇場版に比べるとかなり小規模。おまけに敵ではないがトラブルの元凶となった人物達の目的もかなり微妙で全体的にこじんまりとした印象。 代わりと言っては何だが、子供向けアニメとしては適度な推理パートや犯人のミスリード、序盤に張った伏線の回収等、ドラえもん映画としては実験的な内容が多く盛り込まれていたのは良かった。 ただ、散々迷惑を掛けた犯人が何の罰も受けずにマッドサイエンティストロードを今後も突き進んでしまうのは頂けないな。 新旧様々なひみつ道具が出てきたのは素直に『なつかしいなぁ』と思えた。 総評 同じ監督と脚本で制作した鉄人兵団と比べるとどうしてもパワー不足を感じてしまうが、それでも新ドラ映画の中では構成、テンポ、キャラクター等どれも一定水準以上は越えているので、やはり映画スタッフはこの面子で固定して欲しい。  ・・・さてここからは極一部の方向けのレビューを。 しずかちゃん、もう彼女の色っぽさは止まる事を知りませんね。今作でも強力掃除機で衣服(下着込)を破剥ぎ取られドラえもんにガン見される(ドラちゃん是非感想を!)と言う、どこぞの政府が企てている法律に真っ向から喧嘩を売るようなToLOVEるに見舞われたりともう大変♪ ゲストのジンジャーもおマセで世話焼きな毒舌ガールとしずかちゃんと異なるニーズで構成されており、体格も若干ムッチリでそこがまたよろしい。 そして二人に共通する事だが、ぶつかってコケる時に1瞬ふんばってみたり、狭い通路を通ろうとした際お尻をぶつけてしまったり、空気砲を撃つ時に身構えたり等、1つ1つの仕草にも不要ながらちょっとしたアクションを挟む(毛色は異なるが、京都アニメ等割と上質な萌えアニメを制作している会社が用いている手法)事で『可愛い躍動感』を生み出しておりそれがまたたまらない、嗚呼たまらない。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-16 19:11:00)
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