Menu
 > レビュワー
 > wayfarer さんの口コミ一覧
wayfarerさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 35
性別 男性
ホームページ https://wayfarer2.hatenadiary.jp/

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  浜の朝日の嘘つきどもと 《ネタバレ》 
テレビドラマは見ていないのでその前提での感想になります。  あさひの高校生の頃のエピソードが良かったと思いました。震災成金と呼ばれた父親のために、友人を失い孤立したあさひ。悩みがこじれやすい年頃に、茉莉子先生と出会い、地域や学校の狭い世界とは違う価値観を知る。貴重な出会いに救われて本当に良かったなと思いました。  一方でこの映画は、家族をテーマにしつつも、あさひと父親の関係に踏み込まなかったのが残念でした。  原発事故時、「誰かがやらなければならないから」と、多くの人が放射能を恐れる中、南相馬市に乗り込み住民避難に奔走した父親。愛する娘の名前を自分の会社の名にした父親。  そんな父親を理解しようとせず、原発事故時の行動のために家族が崩壊したと、大人になった今もわだかまりを抱え続けるあさひ。朝日座の存続も、娘のために高額な寄付を寄せた父親のお陰なのに、それでもあさひは、父親の愛情を素直に受け入れられない。  原発事故時に深く傷ついたのは想像できますが、あさひの父親や家族に対する感情は、まるで一方的な被害者のようで、高校生の時から時間が止まっているかのような幼さを感じます。  震災や原発事故が絡んで難しさがあるのは分かりますが、父親の悪評が事実であれ誤解であれ、それでも心の整理を付けなければ前に進めないのではないかと思います。  もし次作があるならば、父親や家族に対する感情に整理を付け、人生の次の段階に踏み出すあさひを見たいですね。  全般的にストーリーのスカスカ感が否めず、かなり物足りなかったので3点としました。
[映画館(邦画)] 3点(2021-09-24 03:10:18)(良:1票)
2.  鴛鴦歌合戦
昭和14年に作られた約一時間程度の時代劇オペレッタです。ストーリーは簡単な恋愛もので、最初から最後まで、チャンバラシーン以外は全編がほぼ歌です。  軽くて緩い楽しい映画でした。ディック・ミネの陽性のキャラクターが作品の雰囲気とよく合ってます。和楽器でジャズっぽい演奏をするなど遊び心があり、発想が自由で、開放的な印象を受けました。  歌も古臭くありません。どう表現すればいいのか分かりませんが、当時の流行歌よりも、明るさとテンポの良さをワンランクアップさせた感じというか。心地よく耳に入ってきました。  日本にもこんな映画があったんですね。完成度がかなり高いと思いました。背伸びして海外ミュージカルを真似ている感じでは無くて、そこも良かったと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2020-06-14 02:41:13)
3.  切腹
仲代達矢と三國連太郎が、役者としての格や力量を賭けて正面切って対峙する作品です。二人の大物のぶつかり合いの、ギラギラ感が凄いです。ストーリーも面白いですし、この作品は日本映画の中でも屈指の傑作だと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2020-06-14 02:30:49)
4.  黒蜥蜴(1962)
かなり昔に見ました。「黒蜥蜴」といっても、有名な美輪明宏版ではなく京マチ子版。全体的にとても馬鹿馬鹿しい、愛すべき迷作だと思います。  ミュージカル仕立てということで、ところどころで中途半端な踊りが始まりますが、男装した黒蜥蜴のステップは宝田明と萩本欽一を混ぜたような感じだし、部下達はショッカーっぽい。  他にも、トランペット吹くと京マチ子がナヨナヨと悶え出すとか、「は虫類の位」とか、ネタがいっぱいです。  でも京マチ子が演じる黒蜥蜴は、美輪明宏の黒蜥蜴よりも女っぽさがムンムンしていて、それはそれでいいなと思います。
[ビデオ(邦画)] 6点(2020-06-14 02:26:40)
5.  泥の河
終戦から10年が経った大阪の、子供達の交流と、彼らを見守る貧しい大人達の心情を丁寧に描いた作品。正直、この映画を見るまで当時の大阪の(おそらく底辺の)庶民が、こんなに貧しく厳しい生活を送っていたということを知らなかった。このため感想を言葉にしづらいが、悲しさは伝わって来て胸が締め付けられる。田村高廣の優しい笑顔は、父親である「王将」や「無法松の一生」の阪東妻三郎を思い出させる。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-06-14 02:25:01)
6.  Fukushima 50
人物描写がとてもシンプル。激情にまかせて怒鳴ってばかりですし、政府や本社を悪役一辺倒に、イチエフの現場の人たちを英雄として美化して描き過ぎに思いました。事故の描写も断片的で何が起こってるのか分かりづらい。この作品は、歴史上も類を見ない大事故を正しく伝えようという客観的な視点が不足していて、原発事故や「フクシマ50」と呼ばれた人たちを後世に伝える映画には成り得ないと私は思います。残念な気持ちが残りました。  追記; 当時、私は関東にいて、テレビ画面越しに津波やイチエフの状況を見ていましたが、度重なる余震や、頻繁に鳴る緊急地震速報に心が乱される中、「ただちに影響は無い」と繰り返す政府の発表に安心など出来ず、極度の不安の中でネットで情報を漁ったことを覚えています。イチエフの現場にいた方々が直面していた現実は想像を絶しますし、自分と同じただの会社員に過ぎない彼らが、国のために自らを犠牲にせざるを得ない(かもしれない)状況に置かれた理不尽さを思うと申し訳なさで言葉もありません。それだけに美談として単純化して描いているこの作品には違和感を覚えます。
[映画館(邦画)] 5点(2020-06-14 02:22:45)(良:1票)
7.  幕末太陽傳 《ネタバレ》 
古典落語の「居残り佐平次」をベースに、幕末の品川遊郭に通う男達と女郎らが繰り出す様々なエピソードを描く群像劇です。  フランキー堺が演じる主人公の佐平次は、胸の病に良いからと品川遊郭に繰り出し、金が無いのに派手に遊び、あげく物置部屋に叩き込まれ「居残り」(誰かが金を持ってくるまで遊女屋に軟禁される)の身となります。  ところが佐平次は、持ち前の機転と調子の良さで、遊女屋で次々と起こる揉め事を解決し、いつの間にやら主人や女郎から頼られ、ちゃっかりと祝儀まで貰う存在に。こんなしたたかで図々しい男を、フランキー堺が憎たらしさたっぷりに演じており、それがこの映画の見所だと思います。  高杉晋作を演じる石原裕次郎との絡みもありますが、役者としての格や存在感は、フランキー堺が圧倒しています。  他にも、お歯黒べったり、ニンマリとした笑顔が特徴的な女郎を、左幸子がさすがの存在感で演じています。南田洋子が演じる女郎との取っ組み合いの喧嘩のシーンは、臨場感たっぷりで、砂ぼこりの匂いが画面から漂ってくるかのようです。  この映画は、役者達がみな生き生きとそれぞれの役を演じており、昔の映画とは思えない程、熱気が充満しています。そこが傑作と言われる理由なのでしょう。魅力のある映画だと思います。  残念なのは、昔の日本映画に多いのですが、音声が非常に聞き取りづらいところです。何を言っているか分からないので、ストーリーの細部が掴めません。字幕が欲しいところです。
[DVD(邦画)] 8点(2020-01-19 19:08:07)
8.  映画ドラえもん のび太の月面探査記 《ネタバレ》 
ストーリーが複雑で大人でも分かりづらい映画だと思いました。「定説」と「異説」の世界がパラレルワールドのように並行して存在し、両方の世界が代わる代わる表に出てくるわけですが、ちょっと私には付いていけませんでした。もともと、のび太が「月にはウサギが住んでいる」(異説)ことを実証するために「異説クラブメンバーズバッヂ」を使って「異説」の世界を作り出すわけですが、月には実際にウサギに似たルカたちが千年以上も住んでいたのですから、結果的にそんなことをするまでもありませんでした。ですので、「異説」と「定説」を作品に持ち込む必然性や説得力を感じることが出来ませんでした(のび太たちが何もしなくても、月にウサギ(に似たエスパル)がいた)。無駄に話を複雑にしているだけで、ワクワク感に繋がっているとは思えませんでした。脚本を担当した方の苦心は伝わってきましたが、例えば「かぐや星で今もエスパルの存在が定説として信じられている(実際は、映画に登場するかぐや星人はほぼ全員がエスパルの存在を信じていない)」とか、あちこちに無理があると思いました。禁句かもしれませんが、「藤子F先生ならすんなり受け入れられるストーリーを作ってくれたんだろうなあ」と思いました。
[映画館(邦画)] 3点(2019-11-25 23:44:41)
9.  無法松の一生(1943) 《ネタバレ》 
どうしても三船敏郎版と比べてしまいますが、私はやっぱり阪東妻三郎版が好きです。  三船敏郎は、誰もが愛する映画ならではキャラクター(松五郎)を完璧に演じていましたが、一方で「現実にはこんな人間はいないだろう」と思わせる面がありました。  阪妻の無法松は「昔はこんな人もいたのかもしれない」と思わされる、「人間」が画面の中に存在していました。ぼんぼんが連れてきた学校の先生を、祇園祭りに案内する松五郎の嬉しそうな表情が忘れられません。  それはそうと、松五郎が吉岡夫人に自身の葛藤(恋情)を叫ぶように伝える雪のシーンが国の検閲でカットされてしまったのが余りにも残念です。あのシーンがあると無いとでは、人間を描いた作品としての深みが全然違うと思います。  なんて勿体無いことをしてくれたんだろうと恨めしく思います。
[DVD(邦画)] 9点(2019-11-25 21:48:50)
10.  隠し砦の三悪人
登場人物達の生身の存在感に驚かされた。生きている人間がまさにそこにいるという感じ。アクションシーンも迫力があって目を見張った。画面から汗や泥が跳ねてきそうとでも言うか。「上手く言えないがなんかこれすごい・・」と思いながら見た。半世紀前の作品だなんて信じられない。ストーリーはやや強引だったけど、純粋な娯楽作品だしまあいいのかな?
[DVD(邦画)] 7点(2008-07-23 00:09:32)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS