1. 身代わり忠臣蔵
《ネタバレ》 全面、ムロツヨシの映画。 かつて劇団東京乾電池の研究生だったムロツヨシ。影響を受けたという座長の柄本明 との共演を果たしている。柄本明はこのコメディ映画の中でも厳しい側用人を演じて作 品を引き締めています。 最後のラグビーのシーンは劇場では笑い声が出ていたけれど、流石に不謹慎か。とい うか長過ぎ。 [映画館(邦画)] 5点(2024-02-23 23:34:17) |
2. ゴールデンカムイ
《ネタバレ》 原作リスペクトが感じられます。 料理もできるだけ本物をつくったとか。アイヌの小物も本物を用意したとか。 キャストも豪華。アシリパもいい! でも、どうやって2時間で話としてまとめるのかと思ったら、最後はほとんどぶつ切り。 やはり「つづく」か… そこが残念。 [映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 23:43:43) |
3. 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
《ネタバレ》 原作、TVシリーズ未見でいきなり見ました。 スパイと殺し屋と孤児の仮初めの家族なんですね。 観客はアーニャの印象からか子ども連れが多めです。 今作、色々な作品へのオマージュを感じました。 モジャモジュ・フランクリンは絶対007のQですね。 タイプFはターミネーター?最後に導火線でやっつけるのは ダイハード2ですね。 見終わった後、何かほんわかする映画でした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-12-24 17:00:36) |
4. 首(2023)
《ネタバレ》 日本人なら誰でも知るストーリーの本能寺の変。 そこに新たな1本を投げかけるなら、何か新しい切り口が欲しいところ。 結局、北野監督は良くも悪くもバイオレンスなのか…。 男色多いけど、利家は? [映画館(邦画)] 5点(2023-11-24 23:30:18) |
5. 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜
《ネタバレ》 期待して初日に観に行ってきました。 んー、でもイマイチのれませんでした。 もう少し洗練されたdisりを期待してしまったのか? 風が吹くと止まってしまうのは武蔵野線だなぁと思ったり、京都が桓武天皇を出してくるなら 滋賀は天智天皇だろう…と思ったり。 でも、映画館では前作に続き、大きな笑い声が聞こえたので、私が期待しすぎだったのかもし れない。 [映画館(邦画)] 4点(2023-11-23 21:59:09) |
6. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 原点回帰したゴジラでした。 ヒューマンドラマの面もありますが、途中、首をかしげるような極端な感情表現などもありました。 最後、ハッピーエンドに終わったように見えますが、黒い雨を浴びた敷島、首筋の大石と今後の暗転を暗示させる エンディングは好みが分かれるかもしれません。 いっそ大石はやはり亡くなってしまって、その辛さから敷島が立ち直ろうとしている一方、ゴジラは復活の予感を 感じさせるというエンディングの方がスッキリするような気がしました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-11-15 22:03:05) |
7. 沈黙の艦隊(2023)
《ネタバレ》 30年前、ベルリンの壁が崩壊したりする東西冷戦の劇的な転換点の中、沈黙の艦隊はモーニングで連載されていました。 今作、なかなか緊張感がある作品となっています。 しかし、あのマンガでの、してやったり感には及ばなかったような気がします。 何より、ここで終わりかい!といったところで終了。後ろにAmazonが付いているとのことなので、続きはAmazonプライムでということなんでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2023-09-29 23:27:12) |
8. ミステリと言う勿れ
《ネタバレ》 横溝正史の「犬神家の一族」、「八つ墓村」を足して2で割ったようなストーリーです。 でも、現代においては設定的にちょっと苦しいものがありました。外見でみられたら困るんだったら子どものうちに 殺されるでしょうし、ストパなんかでいくらでも外見は変えられるでしょうし。 まあ、そんな野暮なことをおいておけば、よく出来た話だと思います。 結構、原作に忠実ですが、犬堂我路の部分を取ればこの映画だけで成立したのにと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2023-09-24 12:11:06) |
9. SAND LAND
《ネタバレ》 鳥山ワールドだぁ。 そうそう、このメカ感。少年ジャンプでドクタースランプの連載が始まった頃を思い出します。 スイマーズとの追いかけっこは、キーンっていう音を勝手に付け足してしまっていました。 でも、なんで9月からなんでしょう?8月の夏休みに上映すれば良かったのに。 [映画館(邦画)] 7点(2023-09-03 19:23:25) |
10. リボルバー・リリー
《ネタバレ》 東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した伝説の諜報員・小曽根百合を綾瀬はるかが演じています。 綾瀬はるかのアクションには既に定評があるかと思いますが、「殺し合いにも身だしなみは大事だ」という 小曽根百合のポリシーのもと、ドレスでアクションしています。拳銃を隠し持つ場所などもこだわったとの ことで、峰不二子ばりですね。ドレスでアクションするとプロテクトが出来ず、傷だらけになってしまうなか 頑張っています。 映画としては、「水野」がイマイチ魅力的に表現されていないし、深々と刺されても生きていたり、ずらっと 並んだ陸軍兵に撃ち勝っていくというのは無理があるかなと。例え原作がそうだとしても、もっと少数との撃ち 合いで勝っていく方がかっこいいのに、残念。 [映画館(邦画)] 6点(2023-08-11 18:36:51) |
11. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 キングダム3作目。 前作をふまえた話になっているし、今作も「つづく」的な終わりになっているので、もう固定客で勝負というところでしょうか。 前半の紫夏編は泣かせます。 本来、嬴政が人質だった年齢は9才なので子役がやるべきでところ、自分にやらせてくださいと直訴までして吉沢亮が演じたというエピソード。熱演でした。 9才ならば草むらに逃げても仕方ないですね。 後半の戦闘シーン。大体、邦画だとアップの画面の多用でごまかすことが多いですが、引きの画が多い印象。横から砂煙を上げて突進してくるシーン、臨場感がありました。 でも、最後に龐煖の登場シーンで勝利に水を差された感があり、単作として後味の良い映画とはなっていません。その部分は次作への予告だとしても減点です。 あと、上映前の映画予告編で「沈黙の艦隊」が出てきました。 なぜ今、沈黙の艦隊?というのと、主人公の海江田を演じるのが大沢たかお!「全軍、前進」とか言いそう。 [映画館(邦画)] 7点(2023-07-30 21:04:38) |
12. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 ジブリの新作、今日から公開だよと教えて貰って行ってきました。 空襲の中、主人公が駆けていく画のレベルが高くてびっくり。 話し的には色々詰め込み過ぎてしまって、考えながら観ると置いて行かれてしまうかもしれません。 結局、この世界観が好きか嫌いかの映画です。 大監督も晩年は哲学的になってしまう傾向にあり、痛快娯楽作を期待してしまうとガッカリだと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2023-07-15 23:25:24) |
13. 怪物(2023)
《ネタバレ》 自分の理解を超えたモノは「怪物」。だから何とかしないといけない。 母親にとって事件と向き合わずにいる学校。教師にとってこんなものだと思っている子ども。男の子にとって妙に女の子とつるんでいる男子。 それぞれに現実の結末とそうでないものを見せる。 観客も怪物と思う側に引き寄せるための演出がちょっと過剰気味。 [映画館(邦画)] 6点(2023-06-04 16:41:43) |
14. 名探偵コナン 黒鉄の魚影
《ネタバレ》 オードリーがオールナイトニッポンで、話しを知らない初心者にも最初にちゃんと説明していて面白かったというので、 初めて劇場版を観に行きました。 実は100巻超えの原作読んでるんですけどね。 コナン、蘭、哀ともスーパーマンでした。みんな。 水深30メートルであんなこと落ち着いてできませんよ。ゴーグルがない時点でパニックです。 コナンとどっちをくっつけようとしているかと前からのコナンのファンも取りこぼしなく上手くまとめてます。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-21 21:14:34) |
15. 銀河鉄道の父
《ネタバレ》 以前、花巻を訪れた際にご家族の映像を拝見したことがあり、この家族に囲まれている中での賢治であったのだなと感じたので、今回、家族に囲まれる賢治をみてきました。 期待を背負って生まれてきた賢治でしたが、自意識は高いものの何者にもなれず、苛立ちが高まる中、妹の死、自らの死を見つめるようになって紡ぎ出された珠玉のものがたり。 当時、結核は不治の病で、身体は衰えていくものの精神は研ぎ澄まされ、「永訣の朝」などに結晶していきます。 映画ではやや乱暴な賢治だったので、穏やかな作風との違和感をちょっと感じてしまいましたが、暖かい家族愛の映画です。 街のロケ地は岐阜県恵那市とのことですが、高台から見た一面の畑は花巻の風景のようでした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-05-09 22:36:05) |
16. 仕掛人・藤枝梅安2
《ネタバレ》 トヨエツ梅安のパート2。 パート1の方が画面から感じる緊張感が高かったように思います。 対決もあっさりでしたし。 エンドロールを見ていて、あれ?どこに出ていたんだろうと思ったら、その後に出てくるとは…。 [映画館(邦画)] 6点(2023-04-18 22:55:37) |
17. 仕掛人・藤枝梅安
池波正太郎先生生誕100年企画「藤枝梅安」。 あの原作を映画化するならここという所を映画化してます。 ダークヒーローのディープな世界。 4月7日からの「藤枝梅安2」との2部作。 池波作品は、おいしそうな食事もポイントです。 どんなときでも最後の食事として食べる、この心掛けですね。 [映画館(邦画)] 6点(2023-02-23 21:22:06) |
18. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 当時、映画館でこの映画の予告がよく流れていました。 題名から、カニバリズムを思い起こさせられるので観なかったように思います。 今回、原作本を読んだので、映画の方もみました。 崇める人と同化したい、引き継ぎたいというカニバリズムもあるので、やはり最初の印象は間違ってなかったようです。 もちろん、良い方のカニバリズムでしたが。 映画は、主役の2人が頑張ってます。いい演技ですね。 不治の病は吉永小百合の時代から若手映画の王道です。 ただ、原作では(膵臓は食べていないものの)桜良のようにへと変わっていく春樹が描かれているのに対し、映画の春樹は 教師になっても桜良のようにはなっていません。屈託ありげの恭子への態度も、原作のガムいる君とくっつける方が数段いい と思います。 [DVD(邦画)] 5点(2023-02-06 21:50:02) |
19. THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
《ネタバレ》 「ぎふ信長まつり」に46万人が集まったということでキムタク信長を見るのも一興と映画館に足を運んできました。 これは完全に信長と帰蝶(濃姫となってましたがバタフライですからね。)のラブストーリーですね。 なので、戦闘などについてはサクサク進んでいきます。 「あずみ」張りのシリアスな使い手の帰蝶とそれに敵わない信長。ターニングポイントは長良川の戦いの後の 「お主の役目はわしの妻じゃ」ですね。 本能寺では、抜け道があって途中で行き詰まったという説もあったので、それに乗っかるかと思わせて、夢落ちでした。 あと、信長と光秀の茶番を見抜いた家康がエンドロールで斎藤工と出たときには会場がざわつきました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-01-29 21:19:31) |
20. ハケンアニメ!
ハケンアニメのハケンは派遣だと思いましたが覇権だそうです。最も売れたアニメという業界用語のようです。 原作は、「鏡の孤城」などがある直木賞作家の辻村深月。 話しは、同じ放送枠で天才監督・王子千晴の作品に新人監督・斎藤瞳が挑むというものです。アニメ制作は部門 ごとのチームの集大成といった面があるので、いわば団体競技の対決といった趣になっています。チームで仕事し ていて、こういうことあるよねっていうエピソードが盛り込まれていて、仕事に頑張っている人へのエールになっ ています。 対決するアニメ2作品もハケンを争うレベル?が感じられて、しっかりつくられていると感じます。 なお、エンドロールの後におまけがあるので、直ぐに席を立たない方が良いですよ。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-21 21:45:59) |