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オルタナ野郎さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
年齢 45歳
自己紹介 昭和55年・生誕。

平成24年・レビュワー登録。

雑感を適当に投稿しつつ現在に至る。

今更ながらFacebookの利用を開始。
更新が忙しいのでしばらく休みます。
映画の感想も当面はそちらに書きます。
…が、気が向いたらたまに転載するかもしれません。

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1.  県警対組織暴力 《ネタバレ》 
菅原文太に哀悼の意を表して『仁義なき戦い』…とほぼ同じスタッフで制作されたという本作を観賞。当時ヤクザ映画を量産して世間のバッシングを受けていた東映が初めて「警察側の視点」を持ち込んだ転機作らしく、文太兄ィ演じる悪徳警官とヤクザの若頭(松方弘樹)との友情と若きエリート警部補(梅宮辰夫)との対立が描かれる。物語の舞台は架空の地方都市という設定ではあるものの脚本自体は取材過程で明らかになった実話を元に書かれており、そこからは政・官・財とヤクザが結託して癒着や談合によって形作ってきたこの国の柵(利権構造)が垣間見えてくる。さてここで現実に立ち返ってみると折しも先般成立したテロ資金関連法案は指定暴力団等にも波及すると言われており、現政権は国際世論からの外圧を背景にいよいよ「裏社会」の切り崩しに取り掛かっているとみてまず間違いないだろう。しかし戦後長きに渡って日本社会の受け皿としてこの国の暗部を引き受けてきた彼等がそう簡単に引き下がるだろうか?またある種の必要悪として許容されてきた彼等が存在しなくなった日本社会は今後どのように変容していくのだろうか?この映画の劇中終盤では追い詰められたヤクザ達が人質を盾に立て籠り汚職に手を染めた連中を暴露しようと試みるが、もしかしたら本作におけるそのクライマックスが現実のものとなる時がすぐそこまで来ているのかもしれませんなぁ…。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-12 04:53:33)
2.  ボーイズ・オン・ザ・ラン 《ネタバレ》 
2010年公開の邦画。原作漫画は未読なんだが本作はどうやらその前半部分のみを実写映画化したものらしく、主人公がヒロインをライバルに寝取られた挙句にフルボッコにされたまま終わるという、なんとも救い様のない話になっている。全体的にはスコセッシ先生の名作『タクシー・ドライバー』の日本版パロディな訳だが、そりゃこんな中途半端な奴じゃトラヴィス(デ・ニーロ)にはなれんわ…だって峯田だもの。カラオケで岡村孝子をゴイステ/銀杏調に絶唱するシーンには思わず笑ってしまったが、非モテ男児ならタクドラのDVDくらいレンタルで済まさず常に身近に携行しておくべきだ。そう、まるで拳銃のように。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-12 01:10:07)
3.  桐島、部活やめるってよ
ようやく観られた吉田大八監督の話題作。この映画に関してはすでに色んな人が色んな所で熱く語りまくってるので私ごときが今更言える事は少ないが、とにかくラスト間際に思い浮かんだのは“かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう”((C)早川義夫)って言葉だった。やっぱり世間様からどれだけズレていようが純粋に好きなもん追いかけてる奴等が一番かっこいいんだよなあ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-03-24 00:10:19)
4.  ゆれる
西川美和監督の代表作という事で今更ながら観賞。ある種独特の飄々としたローファイ感漂うタッチで綴られてはいるが、この女流監督が突き付けてくる提起はいつもながら舌を巻く程に鋭い。対照的な生き方をする主人公兄弟を通じて見えてくるもの。都会と田舎。モテと非モテ。優越感と劣等感。そして、抑圧と解放。一億総中流社会と言われる中でぼんやりとだが確かに存在している「格差」と、無配慮と誤解の積み重ねで瓦解へと至ってしまう「人間関係(血縁関係)の危うさ」。兄弟の葛藤はやがて観る側の感情をも巻き込んで不安定な吊り橋の様に“ゆれる”。最終的な結論を受け取り手に委ねる作風が賛否両論を呼んでしまう事も多いが、控え目ながらも確実に物事の核心を射抜いてくる彼女のスタンスが私は好きである。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-08 20:13:13)(良:1票)
5.  戦国自衛隊 《ネタバレ》 
言わずと知れた伝説のトンデモ映画。ある程度は分かってたつもりだが、予想以上におかしなシーンが多い…というか全編通してツッコミ所しかない。とにかく兵隊のくせに勝手な行動を取る奴が多すぎる。勝手に「天下を獲る」とか言い出すサニー千葉。勝手に投げナイフで同僚を仕留める渡瀬恒彦。勝手に駆け落ち相手に会いに行くスターにしきの。勝手に農民と戯れるムッシュかまやつ。これは一体どういう事なのかと思いながらWikipediaを見ていたら、制作発表時に角川春樹が言い放ったという衝撃の発言を発見。「映画『アメリカン・グラフィティ』の日本版を目指す」!?もしかしてこのフリーダムさはアメグラを意識したものだったのか!?「戦国時代」と「自衛隊」と「アメグラ」の邂逅、恐らく思いついたとしても誰もやらないであろう事を大金かけて実現させてしまった男たちに乾杯。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-10-27 18:53:59)(笑:1票)
6.  じゃりン子チエ
つい幼き日の郷愁に誘われて観賞。劇場版という事でテレビ版の総集編なのかと思ってたら、こちらの公開の方が先みたいなのでプロトタイプ的な作品なのね。ガキの頃は何の気なしに再放送を観てたもんだが、今見返してみるとまず関西弁のクオリティの高さに驚かされる。声優のほとんどがネイティブ上方芸人なので当然っちゃ当然なのだが、いちいち気の利いたガラの悪い台詞回しにはニヤニヤさせられっぱなしだった。チエの飲酒やヤクザの描写(や猫のキ○タマ)など今なら問題視されそうなシーンも結構多いが、破天荒さと哀愁とが入り混じったこの空気感はなかなか今のアニメには出せない“匂い”があると思う。どんな環境であっても子は育つし、人々(や猫)はしたたかに生きていく。巷で言われているほど人間は弱くないという事を気付かせてくれる良いアニメだなぁと改めて思った。監督は高畑勲氏。どうしても「ジブリの二番手」という印象が拭えない人だが新作も公開される事だし、パヤオ亡きジブリの暗黒面を担う存在としてぜひ再びの暗躍を望みたい所だ。あと、本作では流れないがテレビ版のオープニングテーマ『バケツのおひさんつかまえた』は後世に残すべき名曲だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-16 17:05:38)
7.  CURE キュア 《ネタバレ》 
「本部長の藤原、あんたは誰だ?」国籍・人種・信仰・職業・家族・名前・住所・電話番号…等々、個人を規定するありとあらゆる肩書きを取り払った上で自分が何者であるかを弁明できるだろうか?大なり小なり社会や組織にアイデンティティを埋没させながら生きている現代人にとっては答えを出すのになかなか骨の折れる質問である。間宮(萩原聖人)はのらりくらりとその人を食った様な問答を通して、相手の固定観念や存在意義を揺さぶりながら催眠による“CURE”を施していく。どんなに温厚な人物でも日常の中でうっすらとしたストレスを抱えながら生きている訳で、それを暗示によって一点に濃縮・増幅させれば殺人だって犯し得るかもしれない。そうしてわだかまっていた憎悪や悪意を表出させて精神的安定を目指す事こそが“CURE”の目的であり、葛藤しながら間宮と対峙し続けた高部(役所広司)もその本質に触れて最終的にはその役目を引き継ぐ事になる。何とも突飛な皮肉に満ちた話ではあるが、これを一概に荒唐無稽と断ずる事もできまい。現に周囲を見回せば至る所で主義主張の名の下に憎悪や悪意が垂れ流されている。敵対する国家・敵対するイデオロギー・敵対する男女 、あらゆる差別やそれに対するカウンターとても例外ではない。理想のため?平和のため?愛国のため?純粋にそれだけの動機だと本心から言い切れるか?今日も我々は押し寄せる情勢不安をひたすら誰かのせいにしながら互いに憎しみをぶつけ合うのである。ほんの僅かな“CURE”を得るその一瞬のために。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-30 12:52:41)
8.  TAKESHIS’
前作『座頭市』の反動から制作されたと思われるアブストラクト北野映画。支離滅裂なストーリーなのに観ているうちに延々と愚痴を聞かされている気分になってくるから不思議。ふたりのタケシは監督自身の客観的な虚像(世間的評価)と主観的な実像(自己評価)という事なのかな?一人歩きする世界的名声と裏腹に振わない興行収入、そして次回作の制作費を捻出するための資金繰り。色んなしがらみから抜け出して自由にやりたい、という思いとそれを許さない周囲の期待とプレッシャー。巨大な看板(パブリックイメージ)を背負い続けるというのはそれだけで大変な事なんでしょうねぇ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-12 20:50:28)
9.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 
我が家には3Dテレビなどという小粋な文明の利器は無いので2D放送で粛々と観賞。中身はピラニアとオッパイが飛び交うだけのエログロパニック映画であってそれ以上でもそれ以下でもないのだが、とにかく下世話さに徹底した演出によって「低俗」という単語を強引に褒め言葉に変えてしまった執念には敬服せざるを得ない。特に後半あたりから繰り広げられる無駄にクオリティの高いスプラッタ展開で、発情期の若人で賑わう海水浴場が阿鼻叫喚の地獄絵図へと変貌するくだりは圧巻だった。それから割とどうでもいい話だが、序盤に出てくるリチャード・ドレイファスが私の想像を超えてジジイになっていた事にびっくり。更に中盤に出てくるクリストファー・ロイドが私の物心ついた頃からずっとジジイのままである事にもびっくり。あと最後に私見だが、主人公のピクシーズTシャツを馬鹿にした奴には「生まれて来なければ良かった」と思うほどの凄惨な最期を遂げさせるべきだったと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-11 20:52:37)(笑:1票) (良:1票)
10.  空気人形
心を持ってしまった空気人形(ペ・ドゥナ)との関わりを通じて、都会に生きる人々の孤独感や虚無感を描いた群像劇。ダッチワイフ版『A.I.』といった感じのストーリーだが、主眼となるテーマはどうやらアイデンティティ・クライシスという奴らしい。「終わりなき日常」がどーたら…とかどっかの社会学者様のご高説が聞こえてきそうなテーマだが、個人的には90年代に散々語り尽くされたトピックを今更蒸し返されている様で最後まで乗り気がしなかった。内容を要約してみても他者からの充足が得られない人間はみんな「カラッポの代用品」だと一方的に決めつけて勝手に悲壮ぶっているだけにしか思えない。そもそもこれだけ生き方が多様化している中で雑多な人々のアイデンティティの問題を押し並べて“コミュニケーション不全”というステレオタイプに収斂させてしまうのは無理がある様な気がする。昨今では若年層を中心に草食系やら絶食系やらといった新人類が台頭してきているらしいが、このまま恋愛や性愛といった生身のコミュニケーションのオワコン化が進んでいけば近い将来、未婚少子化どころか生涯童貞処女という人達さえ珍しくない時代がやってくるのかもしれない。そうなってしまえば前述の社会学者様よろしく劣等感を掻き立てるようなアジテーションをいくら繰り返した所でもはや逆効果にしかならないのは明白である。もっと普通に考えれば孤独や不安が常につきまとうのは人が生きていく上での大前提なのだから、もうそれはそういうものとして正面から見据えて受け入れるしかないように思う。結局の所どう転んでも自分自身の一番の理解者は自分自身でしかない訳で、無縁社会の到来が避けられない以上は各々で孤独を乗りこなすための生き甲斐を模索していくしかない。それは別に恋愛や性愛じゃなくても家族や他人様に迷惑さえかけなければ、趣味だろうが仕事だろうが宗教だろうがイデオロギーだろうが何でも構わないと思う。絶対主義も相対主義もクソもない。もっとシンプルに“自分の好きなもん探してそれを追いかけろ”、それでいいのではないだろうか。色々と身の丈を超えた偉そうな事を書きましたが、皆さんもおっしゃっているペ・ドゥナの脱ぎっぷり(これは日本の女優も見習うべき)と、板尾創路が風呂場で淡々とオナホールを洗うシーンの悲壮感は素晴らしかったです。あと、最後になりましたが是枝監督カンヌ審査員賞受賞おめっとさんでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-31 20:51:12)
11.  EUREKA ユリイカ
北九州の地方都市で起こったバスジャック事件に巻き込まれて心に傷を負った被害者達(バス運転手と子供の兄妹)のその後を綴った物語。217分という長尺かつほぼ全編がモノクロ(というか色彩がとても薄い感じ)である上、淡々とした場面が延々と続くので最後まで飽きずに観るのが大変だったが、このテーマと向き合うためにはこうしたストイックな作風が必要だったという事なのだろう。センセーショナルな事件そのものや犯人探し・動機あてといった下世話な話題よりも、トラウマを抱えた被害者がどうやって立ち直ってその後の人生を生きていくのか、という問題の方がより切実である事を改めて示した有意義な作品なのは間違いないとは思う。だが、気軽に観る事のできない作風という敷居の高さゆえに、そのスノッブ臭が鼻につく人がいるのは仕方がないのかも。ちなみに本作が三部作の中の一作だという事を後から知ったのだが、通しで観てみればまた違う側面も見えてくるかもしれないので、機会があれば関連作にも目を向けてみたいと思った。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-23 00:20:45)
12.  巨人と玩具
捏造ブームにゴリ押しタレント…この映画が作られたのってホントに1958年?
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-20 18:26:55)
13.  曼陀羅(1971) 《ネタバレ》 
カルト化したユートピア社会主義・原始共産主義的コミューンに関わった2組の男女の思想的葛藤とその行く末を描いた映画。CSチャンネルで予告を見て面白そうだったので観賞。予告編の印象からして70年代和風ドラッグムービーかと思いきや、意外と真面目な内容の作品だったので良い意味で裏切られた気分。繰り返し出てくる奇矯な演出やエロシーンは割と観てて飽きないが、映画として面白いかと問われれば「微妙」と答えざるを得ない。良くも悪くもユートピア思想が幻想である事を再確認するための一本。ただし、この映画の公開後しばらくしてカンボジアでポル・ポト政権が誕生したのはまさに皮肉としか言いようがない。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-11 17:28:17)
14.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
思想家気取りのガキ共による、革命ゴッコの果ての幼稚な殺し合い。 それ以上でもそれ以下でも無く、また他に語るべき言葉も無い。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-13 01:02:53)
15.  南極料理人 《ネタバレ》 
南極観測基地に従事する越冬隊の生活をひたすらゆるく描いた、おっさん達のおっさん達によるホモソーシャル好き腐女子の為の映画。終始ぬるま湯の中で繰り広げられる場面の連続に、「南極舐めんな!」とブチ切れる御仁がおられるのも理解できるが、この一分の隙もないローファイ感はちょっと只事ではない。エンディングのユニコーンの主題歌も含めて完璧と言えよう。終盤に全員でラーメンを食うシーンが最大の山場になっているという恐るべき起伏の無さはある意味見事である。本作はおそらく南極を題材にした作品にありがちな、「過酷な大自然×重厚な人間ドラマ」的イメージに対するカウンターとして作られたのではないだろうか。即ちこれはニュースクール・南極映画なのである。ちなみに南極2号とかは出てきません。念の為。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-02-07 01:14:40)
16.  千年女優
今敏監督の三回忌の折にCSの特集で今更ながら観賞。で、最後の千代子の台詞→平沢師匠のロタティオンのコンボであえなく号泣。そりゃ泣くよ!泣きゃあいいんだろ泣きゃあ!ラストシーンについて、主人公の人生を懸けた壮大なオナニーに付き合わされただけ、とか文句言ってる人をたまに見かけますが、かなり普遍的なテーマを描いていると思うんですけどねぇ。永遠に手の届かない何かをひたすら追い求めて、どこかで力尽きて自分を悟りながら死んでゆく、誰の人生だってそうなんじゃないですかね。願わくば千代子と今監督の来世に祝福のあらんことを。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-02-03 23:33:53)
17.  SR サイタマノラッパー
(Hook)/Yo!覚悟しな標的はお前だ入江悠 /建立してやるぜ豪華絢爛な慰霊廟/おっさんラッパーに囲まれ匂い立つ加齢臭/過剰評価に乗せられて起こるハレーション/(Verse 1)/さすがに低予算で作られた自主制作映画/チープな作りと稚拙な演技は致し方ねぇが/台詞からラップになる度にオンドゥル語に劣化/肝心のリリックが聞き取れねぇのは不穏当な欠陥/内容はヒップホップに打ち込む若者の青春ストーリー/片田舎でうらぶれながら吹き溜まるホーミー/夢と現実の狭間で葛藤するトムとイック/極力カタルシス排除した話はかなりストイック/(Verse 2)/だが田舎モンのラッパーは痛いという先入観/偏見をひたすら助長してあとはペンディングか?/勝手に矮小化してんじゃねぇよこの短小が/シーンを卑下するほど離れてくだけの銭商売/確かに悪くはなかったぜ最後のフリースタイル/でも説得力持たせるにはそれなりのスキルが要る/痛々しさ強調するだけじゃ遠く及ばねぇ8マイル/茶化してしか描けねぇなら俺はヘイターに回る/(Verse 3)/あと映画出てキャリアアップか売名AV女優/ものは言い様だなまるでああ言えば上祐/でもタレント転向に失敗した所詮は半端者/志村けんのアレでもしゃぶってろこの売女モドキ/総評するとダサいラップに無責任なテーゼ/間違ってもランキング1位って代物じゃねぇぜ/「号泣」ってマジかよそこのグラサン提灯ハゲ/涙腺と尿道がつながってんだろ病院行け Blahhh!!
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-28 20:50:08)
18.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
中島監督の2006年作品。目下の最新作である『告白』が意外にも良かったので本作を再度観直してみたが、やはりお家芸であるデコレーション仕様の過剰演出がやや鼻につくものの、大胆ながらも丁寧に作り込まれたシーンが多い事に改めて気付かされた。ただし、全体的な作風はミュージカル調とかゴア描写とかの演出も含めて、ティム・バートンの手法をサンプリングして和風にアレンジしてみました、という感じ。ちなみにこの路線の作風は次作の『パコと魔法の絵本』にも引き継がれているが、あちらはそういった小賢しい作為性がほとんど空回りしている失敗作だと思うので、それに比べれば本作は純粋にエンターテイメントとしてかなり成功していると思える。しかし、私のいごっそうなバイアスを通してこの話を要約すると、父親に愛されたい一心から男の顔色ばかり窺う性格になってしまった主人公が、結局色んな男に振り回されて都合の良い女扱いされ続けた挙句、最後は「愛などいらぬ」と開き直って独りでボロボロになって死んでいく、という話である。そんな不幸にまみれた女の悲惨な一生を砂糖細工みたいにゴテゴテに飾り立てて、「最後までとことん不器用でとことん不幸せだったこの人は神様」って、そんな深イイ話方向の結論に持っていっていいのかと思ってしまった。要は「男にとって都合の良い女って神様だよね」と男の原作者と男の監督が言っている訳である。フェミニストの人とかもっと怒らなくていいんですかね?
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-20 17:20:00)(良:1票)
19.  悪人 《ネタバレ》 
九州の片田舎で暮らす無口で不器用な土木作業員が、出会い系サイトで知り合った保険会社のOLを痴情のもつれから殺してしまい、同じく出会い系サイトで知り合った紳士服店に勤める内気な女店員と結託して、ゆきずりの逃避行を繰り広げるという社会派クライムサスペンスラブロマンス。まず役者の皆さんはそれぞれの持ち場で相当がんばっていると思うのだが、この映画の押し付けてくるメッセージらしきものが全くもって気に食わない。私のおしゃまなバイアスを通してこの話を要約すると、地方都市の閉塞感に耐えながら心を閉ざして生きてきた可哀想な妻夫木君は、出会い系を使った買春まがいの行為でガス抜きをやってきた中で、勢い余って小面憎い銭ゲバビッチを1人ぬっ殺しちゃったんだけど、深津さんという「大切な人」と出会って「失うもの」が出来たんだからもう悪人じゃないよね、と言っている様にしか思えないのである。そもそも「大切な人」がいなくて何が悪いのか?「失うもの」が無くて何が悪いのか?そんな人間はみんな犯罪者予備軍か人殺し以下の悪人だと言いたいのか?とんでもない暴論ではないか。余りに馬鹿馬鹿しくてテーマに関してはこれ以上触れても不毛なので、私の個人的嗜好のバイアスを通してこの話を更に要約すると、車から蹴り出された満島ひかりが鉄製のガードレールに顔面を強打するシーンの為だけに存在する映画である。愛の逃避行の行く末とか心からどうでもいい。ちなみにこの顔面強打シーンは短いのだが、角度を変えて2回出てくる所がポイント。蹴り出されるタイミングと速度、ガードレールに当たった時の音、当たった後のリアクション、どれをとっても完璧という他ない。最初に地上波で観た時に大笑いしたので、このシーン観たさにCSで録画し直して、このシーンだけを何度も巻き戻して繰り返し観ている。落ち込んだ時とかにこのシーンを観ると、鬱屈が晴れて明日もがんばろうという気分になれるのである。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-16 14:49:48)(良:1票)
20.  ジェネラル・ルージュの凱旋
堺雅人のエドワード・ノートン感は異常。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-04 18:55:50)
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