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1.  スペシャルアクターズ 《ネタバレ》 
面白かった……けど,途中が冗長に感じるところがあったことと,最後のどんでん返しを知った兄の失神で終わってしまうが,私が兄の立場だったら「自分の懸命な芝居を,みんなわかって見ていたわけ? 仲間だと思っていた人も,救おうとしていた人も,敵対した人さえも??」とわかったら,羞恥心と「勇気を振り絞ってやりきった結果が,お膳立てされたものだった」という衝撃で,ますます殻に閉じこもってしまうことになりそう。 私にはこのラストが「悲惨な結末」としか思えないので,「いい映画を観たなー!」と手放しに言えませんでした。  しかし,「コメディタッチでありつつ人間讃歌が根底のテーマとなっている映画」だと思いました。前作もそのような印象が強く,是非またそのような映画を観たいなと思いました。
[映画館(邦画)] 7点(2019-11-13 23:01:09)
2.  天気の子 《ネタバレ》 
うーーん。 「ラストに賛否」と聞いてはいたけれど,物語自体の構成が甘すぎてそちらの方が気になってしまいました。 (バッドエンドも好きなので,ラストはもっと酷いかとたのしみにしていたのに肩透かしでした)  ・「雨が止まない東京」自体が異常気象だとも思うけれど,これは陽菜が(帆高に出会う前からちょくちょくと)祈ってしまったから? ・陽菜が透明になって消えてしまいそうになる=人身御供 なの? 人身御供というよりも「陽菜が世界を動かしてしまった代償」ではないかと思ってしまったので,「陽菜を連れ戻せばOK」という結末は,その理屈がよくわからなかった。 ・「奇跡には代償がともなう」というバランスがあるからこそ,ストーリーにハラハラとするのであって,「最終的に取り戻しに行って帰ってこれてたからOK」「東京は雨に沈んだままだけど,雨以外に変わりないよ」というのは,とてもバランスが悪く思う。 ・陽菜が祈った結果,雷が落ちるシーンがあるけれど,あれはそこそこの死傷者がいてもおかしくないのでは? その罪の意識もなく話が進むのも疑問。 ・「自分勝手な結末」自体は別にいいと思うのだけれど,その結末になることへのバランスが悪すぎるというか……「自分の都合だけで世界を変えてしまうこと」の責任や恐怖がないため,その決断自体が薄っぺらく感じる。 ・終盤の逃亡劇の要素となる「銃」「児童二人での生活」「天候を操ってしまう罪と罰」もバラバラで噛み合っていない。とくに「銃」は偶然性が高すぎて……うーん。 ・「陽菜の母親の死」と「陽菜が天気の子になった時期」はかなり近いと思うのだけれど,その二つの関係の言及も特になく(実際特に意味はないのかもしれないが),とにかくエピソードがバラバラすぎでは。  結局,ボーイミーツガールの物語で,それ以外話は添え物に過ぎないのかもしれないが…… 盛大に語られた添え物は,さすがに無視できないなあ。
[映画館(邦画)] 5点(2019-08-05 18:42:42)
3.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 
ポケモンの描写がよかった。 しかし……せっかくの映画なのにストーリーがわかりづらく,また画面が暗い。 わあわあと主人公たちは何かの決意をもって動いていくけれど,いまいち伝わってこなかった。  また,最後にピカチュウの正体が実は……とわかるけれど,それぞれが元の姿に残った後,ピカチュウに対する愛情をあまり感じられず,「この子だってパートナーじゃないの!?」と思ってしまった。  もう少しストーリーに練り込みが欲しかった。
[映画館(吹替)] 6点(2019-06-04 16:18:25)
4.  コンフィデンスマンJP 《ネタバレ》 
面白かった! ただこの物語の根幹に関わることだけれども「結局は騙されたふりして騙しているのだろうな」ということは読み取れてしまい,実際に物語もそういう結末を迎えるので,「今回も楽しかった!」という気持ちと「でも予定調和ではあるなあ」という気持ちとがせめぎあってしまいます。
[映画館(邦画)] 8点(2019-05-27 18:41:53)
5.  映画 賭ケグルイ 《ネタバレ》 
とても面白かった!  原作の漫画を読んで,アニメとドラマも観ていました。 原作が独特のぶっ飛んだ世界なので,どう実写化するかと思っていましたが,映像としてもぶっ飛ばしていてよかったです。  ドラマの世界観からの映画化で,原作漫画にはないエピソードなのでどうなるかと思っていましたが,とてもうまく原作のストーリーの合間に立つものになっていたと思います。 原作にないオリジナルキャラクターは扱いが難しいと思うのですが,歩火も村雨も既存のキャラクターを食いすぎず,食われすぎずいいバランスだったと思います。  特に村雨が「怪物である」という描写もとてもよかった。 その上で,最後のカードゲームの「勝ち方」と「負け方」もちゃんと練られていて面白い。あのゲーム自体もやりたくなりました。チーム戦というのも醍醐味だなあ。  疑問のある展開もありますが(なんで芽亜里は木渡と組むことをあっさり承諾したのかとか,最後の美化委員との決戦は時間が長くないか? とか),それを差し引いても面白かった!  役者さんたちの熱演もとても素晴らしかった。 この漫画ならではのオーバーアクト気味な演技ですが,特に若い女優さんの狂った人物描写が見られるのはとても貴重ではないかと思います。  ぶっ飛んだ世界ではありますが,その根幹にあるテーマは「人間はいかに生きるか」であると思います。 そういう面でも,エンターテイメント作品でありながら深みがある物語だったと思います。
[映画館(邦画)] 9点(2019-05-21 23:54:46)
6.  半世界 《ネタバレ》 
いい映画だった。 静かな日常とその日常の中にある「世界」。 「世間と世界」だったり,「生まれ育った世界のままにいる友達と,海外の過酷な世界を生きた自分」だったり,「親の世界と子供の世界」だったり,「突然に終わる世界と,先の見えないまま続く世界」だったり……。色々な「世界」のつまった映画でした。 おそらく見た人の世界によって違う色を見せる作品なんだろうと思います。 私にとっては……この映画で真正面からえぐられたり突きつけられたりしたものはなかった。しかし「私の世界ではない,無数の世界を意識する」というスイッチが入るような作品でした。  主人公の絋は,よくいる無神経で外面がよく自分に対してだけナイーブぶってるおじさんだなあ。いるいるこういう人! という人物をすごくさりげなく描いていた。描き方がすごく巧みでした。 絋はすぐには変われない。でももしかしたら少しだけ変わっていくのかもしれない……という予感の中で死んでしまう。絋が死ななくてもこの映画はいい映画だと思うし,ともすれば「人の死」を扱うことでお涙頂戴映画にもなりかねないのだけれど,不思議と嫌味がない。 映画のコピーの中には,「半世界」というタイトルが「人生の折り返し地点」にもかかっているような表現もあったが,絋にとってそれははるか昔……おそらく明が生まれるさらに前にすでに訪れていた,という,「自分の半分はどこだったのか」と思わずにはいられない。  絋と対照的な瑛介は,遠い異国で過酷な世界を生き,その結果傷つき帰る場所も明確に見いだせていない。 やさぐれているかと思えば酒を飲み馬鹿話をする,たのしく語らっているかと思えば突然海で不可解な行動に出る,友達を鬱陶しく思っているかと思えばその仕事を励ます。とらえどころないその人物像が迷いながら生きるしかない瑛介の不安定さを表しているようで,不安定でいてとても魅力的な人物に思えてきました。  光彦は,絋と瑛介に比べ出番も少ないけれど,この二人のかすがいは彼なのだろうな……と思わせる。飄々と悩みのなさそうな反面,さりげなくフォローをしたり諌めたり。優しく懐の大きいところがこの映画の安らぎにもなっていたように思います。  どこにでもある日常を描いた映画……というのは苦手なジャンルでもあるのですが,日常のような非日常のような,不思議な余韻のある映画でした。   さりげなさもすごく上手くて驚きました。「未成年に酒を勧める」という日常ではありそうな風景だけど昨今の映画の倫理的によくない……という箇所の誤魔化し方とか。
[映画館(邦画)] 8点(2019-03-05 17:58:28)
7.  若おかみは小学生!
すごくよかった。 ただ,私は大人なので大人としての感想しか書けないです。 子どもとして子どもの目線から観た映画感想は,また違うのかもしれないなと思いました。  大人の登場人物を気にしてしまうのも,大人目線になってしまっているなと思いつつ…… とくにおばあちゃんの心情を思うと,おっこちゃんとは別に泣けてしまう。 配偶者と別れ(死別か離別かはわからないけれど),自分の子どもが亡くなって残された孫を引き取り,その孫は元気に振る舞っていて心配だけど,経営者として叱咤する必要もあり…… そんなことを観終ってから考えてしまいました。  物語は長いシリーズを一本の映画にするときにありがちな,ちょっと不思議なストーリー展開でした。 でも無理があるわけでもなく,とてもよかったです。 原作小説をしっかり読みたくなりました。  丁寧さ真摯さが,物語からも画面からも伝わって来て,とてもいい映画だったと思います。
[映画館(邦画)] 9点(2018-11-19 15:49:26)(良:1票)
8.  予兆 散歩する侵略者 劇場版 《ネタバレ》 
すごく面白かった。 映画『散歩する侵略者』を観て「悪くはないが……うーん」と思い,その後劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』のDVDをみて「やはりこれは舞台で映える物語なのでは」と思った後,ふとこの作品を知ってDVDで観ました。  舞台のコアな設定と「夫婦の物語」という軸を大事に取り出し再構成していてとても素晴らしかった。 舞台(とそれを元にした映画)を知っているからこそ,「誰が侵略者なんだろう?」ということを念頭に置きながら,普段と違う夫,異様な外科医,狂ってしまった(ように見える)同僚……と謎解きも平行にできたのも面白かった。  舞台では「ガイド」という役割は,「宇宙人をガイドする人」というだけだったけれど,この作品では「(結果的に)概念を奪う共犯者」になっていて,その葛藤も良かった。 東出さんの得体の知れなさもすごくいい。概念を身につけどんどん地球人らしくなることも怖く,そしておぞましくも思えた。  舞台では「愛という概念」がややベタに使われていて少し冷めましたが(「愛」が「特別で素晴らしい」という既存のイメージに対して疑問を持たせずそのまま描かれていたからです),この作品では特別なものでもなく,「複雑な概念の1つ」として扱われていたのもよかった。 それと同じように物語の帰結も「世界の終わり」を描き切らず,鑑賞者に委ねたのも心地よかった。  終末を終末として描く作品にはあまり巡り合わないが(そのような作品の多くは終末を回避してしまうので),そのような点でも稀有な物語となっていて,とてもよかった。 決して明るい物語ではないけれど,素晴らしい作品だと思いました。
[DVD(邦画)] 10点(2018-10-26 18:34:01)
9.  エルネスト もう一人のゲバラ
面白かった。 あの時代,思想,米ソ対立,革命,その匂いをとても感じられた気がした。 ただ,前村自身の考えや行動,彼の行動がどう人に影響を与えたのかがわからなかった。その点をもっと掘り下げて欲しかった。 オダギリジョーは,「有名な俳優さんだなあ」くらいしか知らなかったが,今回,「オダギリジョーが素晴らしい」ととても言いたくなった。
[映画館(字幕)] 8点(2017-11-27 14:50:06)
10.  THE 有頂天ホテル
有名な映画なので期待したけれど……うーん。 群像劇の多重構造になっているのは面白いけれど,誰にも今ひとつ心惹かれず,ガヤガヤして怒鳴ってヒステリックな人ばかりで,観ていてしんどかった。そうでない人も,基本的に不条理なことを人に要求したりで,人のエゴばかりずっと観せられた気持ちだった。 物事が転がるきっかけも,見栄や嘘ばかりで,全然笑えませんでした。  ギターを背負いながら仕事したり,バンダナをしたまま仕事をしたり,高級ホテルのバーにキャビンアテンダントの服を着て現れたり……これらの不自然さは,舞台だったら面白かったと思う。でもこれは映像作品なので,強引な演出がすごく気になってしまう。  演出がうまくはまっていなくても,物語にやさしさがあふれていれば,面白かったと思うし, 逆に物語が見栄や嘘ばかりでも,演出がはまっていれば面白かったと思います。  フィナーレも,「ああ,フィナーレだなあ」という以上の感想がなかった。
[地上波(邦画)] 5点(2017-11-27 14:44:09)
11.  シン・ゴジラ
面白かった〜! 2時間があっという間でした。終わってからも,余韻が冷めやりませんでした。 冷静に考えると,いろいろご都合主義なことがあったりしますが,怒涛の展開で押し切られて,それはそれで見事なので「まいった! おもしろい!」です。
[映画館(邦画)] 10点(2016-12-05 23:16:04)
12.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
なんだか不思議な作品でした。  「わー! おもしろかった!」という感じではなく,「ああ,いい映画だったなあ」と思いました。 戦争も,日常の中にとけ込んでいて,特別なものが突然襲ってきたわけではない……という感じでした。(その描き方がまた恐ろしくもありましたが)  勝ち気な自分としては,おっとりしたすずさんよりも,徑子さんの方が親近感を覚えましたが,2人ともそれぞれに凸凹しながら一生懸命生きてるんだろうなと思えて,よかったです。  敗戦で終わるのではなく,歩き出すところで終わるので,観終わった後も明るくなれました。 いつか,すずさんが左手で絵を描き出すといいなあ。  以下は,自分語り含みます。 私も絵を描くことがとても好きですが,右手を失って,そこで絶望し,悲嘆にくれるだけの主人公には,「私なら左手で描くなあ」と冷めた気持ちで思ってしまいます。ただ,すずさんの場合は,本人を取り巻く状況的に,まだ左手で描き始める時期ではなかったのかなとは思いました。 ただ,この解釈を他の人に言ったら,「すずにとって絵を描くことはとても大切なことで,それを失われた悲劇性を描いているのに,お前は何もわかっていない」と強烈に説教をされてしまって,大変辟易しました(その人はとくに絵を描くことが好きでも嫌いでもない)。 絵描きにもいろいろいるとは思いますが,幼い頃から絵を描くことを大切なたのしみにしていた人だからこそ,「左手で描く」ということも,とても自然ではないかと,私には思えます。むしろ,そこで絵をやめてしまったり,右手を失ったこと,代わりに左手で描くことを,わかりやすい「悲劇」と捉えてしまう方が,幼い頃から丁寧に描いた「すず」という人物像が,揺らいでしまうと思えてなりません。この物語に描かれていない未来はわかりませんが,そこだけがモヤモヤとしてはいます。
[映画館(邦画)] 7点(2016-12-05 15:42:34)(良:2票)
13.  君の名は。(2016)
とても面白かった! 「ただの恋愛もの(ちょっとSF風)」かと思ったら,とても緻密なストーリーに,大胆な構成力。ミステリー好きとしても,大満足でした。 情報量が多すぎて,1度目は「何でいきなり2人はお互いを好きになってるの?」と思いましたが,2度観て,時系列的にも整理できて,スッと飲み込めました。 歌の入り方も,映画ではあまり見ない演出でしたが,これもとてもよかったです。  でも,ごめん,一言だけ。 「家を出る時は,カギをかけてください!」
[映画館(邦画)] 10点(2016-12-05 13:49:38)
14.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
映画館で観て,もう1度テレビ放送で観ました。  おもしろかったけど…… ちょっと粗が目立ちすぎて,素直に受け取れませんでした。 そもそも,何で避妊しないの? 生命保険に入らないの?(免許取れるなら戸籍あるよね?) 花は友達いないの?  美しい愛の物語なんだろうけれど,愛しい相手を幸せにするためには,知恵と備えが必要だなあと思いました。(そしてこの物語は,知恵も備えもなかった)  田舎暮らしの経験がなければ,釘を打つのも大変だろうし,家庭菜園なんてさらに。でもいきなり始めてしまう無計画さにクラクラ来ました。 滑落しても,びっくりするほど元気な超人的肉体をもっているし,もういろいろつっこみどころがありすぎます。  全編に渡って「苦境にも笑顔でがんばるけなげなお母さんと,それを取り巻く美しい自然」を描きたいのはわかるのだけれど, 脇が甘すぎて,テーマだけが先走ってしまっているようにしか思えませんでした。  身内の男性は絶賛していたけれど,これ,男女逆だったら,どうなのかなあとも思いました。
[映画館(邦画)] 6点(2016-12-05 13:37:38)(良:1票)
15.  ちはやふる 下の句 《ネタバレ》 
「上の句」がよかっただけに,「下の句」はやや拍子抜け。 千早は貪欲で,個人戦も団体戦も勝つことしか考えてない……それは映画でも同じだと思ったので,いきなりクイーンのことしか目に入らなくなるのは,よくわからなかった。 クイーンとの対戦も,後半映し出されるシーンは,「千早が取る」ばかりで,かなり違和感。それでいて結果はクイーンが圧勝するわけで??  原作『ちはやふる』の面白さは,「千早や太一が,たくさん負けながら,一歩ずつ強くなる」「負けの中の最良の取り」というところだと思うので,映画も「圧倒的に負ける」というシーンを描いてほしかったです。続編が決まっているならなおさら。  「上の句」は,原作を改変しつつも,軸をぶれずに組み立てていたと思うのですが,「下の句」では,軸自体がぶれてしまったようで残念でした。 「上の句」は,太一中心にしたことで,上手く組み上がっていたと感じたけれど,「下の句」では太一中心にするとクイーンが描けないし,それ以外に中心に据える人もいなかったのかな。
[映画館(邦画)] 7点(2016-05-06 23:06:48)
16.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
なんだこれ,すごい(笑) 原作は知っていて,映画になったときの話題も知っていましたが,映画館に足を運ぶほどではなく。 たまたま,長距離バスに乗った時に,観ることができました。  いやあ,くだらない!!! でも,それがいい!!!!! 普段は,お堅い歴史映画が好きなんですが,この映画のおかげで「バカな映画を全力でたのしむ」というたのしさを知りました。  しかし,バカだからこそ,徹底的にバカでいてほしかった。 偽変態仮面が,本物のパンティ+素顔で見事なくらい演じているので,本物の変態仮面も,リアルで行ってほしかった。 他に言及されている方がいますが,ヒロインがパンティを脱ぐシーンも,明らかに「本当は脱いでない」ということがわかってしまって,残念。そこはやりきってほしかった!  こんなことを,真面目にレビューしてしまうくらい,大変楽しかったです。 続編もあるそうなので,今度こそ映画館に行ってみようかな。
[DVD(邦画)] 8点(2016-04-17 18:57:13)
17.  ちはやふる 上の句 《ネタバレ》 
とてもよかった! 原作大好きで,実写化には多少の不安もありましたが,杞憂でした。 2時間でまとめるため,端を折られてしまうのは,このような映画の難しいところですが,今作は,そぎ落としたり,改変したりしながら,うまく組み立て直したなと感心しました。多少,もどかしい部分はありましたが,全体の完成度に比べれば気になりません。 キャラクターも,みんな「その人らしく」実写化されていて,とてもよかった。  原作の活かし方もよかったですが,ストーリーとしても,爽やかな青春映画に仕上がっていて,感動しました。 競技かるたは,原作だけでは,そのスピード感がわかりませんでしたが(これは漫画である以上仕方ない),実写になることにより,その速さ,面白さ,競技の内容がより分かりやすくなっていて,それもよかったです。  以下ネタバレですが, 映画は,大部分が「太一の物語」になっていたのが新鮮でした。もちろん,主人公は千早だし,新も重要な役なのですが。 千早は2時間の映画の主役にするには,ちょっと変人すぎたのでしょうか。 でも,このような視点の切り替えもよかったです。「神様に見放された瞬間はわかっている」というのは,原作にはないセリフでしたが,太一の軸になるエピソードで,とても印象的でした。  下の句がどうなるか,とてもたのしみです。
[映画館(邦画)] 10点(2016-04-17 18:45:03)(良:1票)
18.  日本のいちばん長い日(2015)
昭和版も観た上で行きました。 面白かったし,話は重厚。ただ,登場人物が多く,情報量も多い為,一度観ただけではわからないことがたくさんありました。 映画としては,とてもいいのですが,理解したいと思うと,ゆっくり自宅で観るのがよさそうです。
[映画館(邦画)] 8点(2016-04-17 18:35:20)
19.  映画 暗殺教室 《ネタバレ》 
原作は1巻のみ読みました。細かいエピソードの積み重なりで,めまぐるしく展開がやってくるのにやや驚きましたが,おもしろかったです。殺せんせーのグラフィック,声が驚くほど世界にハマってました。 しかし,「先生との信頼関係」と「先生を殺すのが目標」「先生を殺すための会を開催する」というチグハグさは,どう収集するんだろう? 映画も原作も,生徒たちが先生を殺したいのか,殺したくないのか,よくわからない。(生徒にとっては,いきなり現れた理不尽な状況なので,わけがわからないのは当然だけれど) 鉄塔での対決は,高所恐怖症の心をえぐりとる演出で,手汗がすごかったです。 続編があるなら見たい。
[映画館(邦画)] 7点(2015-04-19 12:26:59)
20.  永遠の0 《ネタバレ》 
映画としては面白かったが,いろいろ疑問は残った。 そもそも開戦の時期に航空隊にいるということは志願して軍隊に入った,エリート階級のはず。それなのにその戦争観はなんだ? また,夫婦と子ども以外の家族の描写ないのも不思議。普通だったら親戚がたくさんいるはず。夫が死んでも親戚で支えるはず。航空隊に入るようなエリートならなお更。 主人公の戦争観・人生観があの時代にしては特殊な印象なのに,それを裏付けるエピソードもなく,なんだか「主人公だけ現代からタイムスリップしてあの時代に生きなければならなかった」というような印象。かと思えば,あれだけ帰りたかったのに,最後は死ぬ道を選んだことも唐突に感じた。しかも,ただ死ぬのではなく,特攻して死ぬ……つまり,アメリカ兵を巻き添えにして死ぬことをかっこよく描写しているのが非常に不可解だった。 映画として「見て損をした」とか「陳腐だった」ということはないけれど,主人公のアイデンティティの裏付けがないまま,「こんな主人公,カッコいいでしょう」という描写を見せられた気がする。原作にそのあたりが丁寧に描かれているなら読んでみたい。
[映画館(邦画)] 7点(2014-05-12 08:27:48)
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