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1.  遺体 明日への十日間
今だにあの震災が、日本人にとって何であったのかと言う総括は未完了のように思います。被災地の復興がまだまだ進んでいないことが、されを表しているのではないでしょうか。  この作品は、震災後、比較的早い段階で作られただけに、個々の人たちがそれぞれの場所で目の前の事実と向き合ったかを描いています。一つのストーリーを追うと言った〝映画的〟な内容とは言えないのかもしれません。どなたかが書いていたと通り、ここに湧き上がるのは「祈り」といった鎮魂の思いです。感動や感激はありません。また、単なる悲劇として観ることもできません。  それだけに、祈りを捧げるようなバックの音楽が素晴らしかったです。マニアックではありますが、サントラを購入しました。
[地上波(邦画)] 8点(2016-05-04 11:16:13)
2.  海難1890 《ネタバレ》 
 感動的作品です。国家や民族、宗教を超えて人間としての「真心」が通じ合うということを歴史的事実として教えてくれています。遭難現場で後日、慰霊を行うシーンでは、イスラム教のコーランが唱えられている横で、村民たちが仏式で手を合わせ拝んでいました。人の死を悼む気持ちにはいかなる宗教に区別があるものではないことや、本来のイスラム教は決して排他的な宗教でないことをあらためて感じます。  一方で、映画としてはやや「難」が多い作品となってしまっていたようです。  まず、ストーリーの構成が中途半端です。「遭難事件」と「イラン脱出」のつながりが弱く、それぞれが別のエピソードのように感じられてしまいます。後半部では“エルトゥールル号”というセリフは一切なく、なぜトルコの人たちが大使館員の説得に応じたかという背景になっていません。特にトルコ俳優になじみのない我々にとっては、大使館員とトルコ士官の俳優が同一であることに一見しただけではわかりにくく、そのため「どこかでお会いしたような気がする…」というセリフが全く生きてきていません(その原因は大使館員がひげをはやしていなかったためです)。  定石ではありますが、理想的な構成としては、  ①イラン=「日本人がイランで脱出できない」→「トルコが救援機を出すことになった」→「なぜ、トルコが?」  ②日本=「エルトゥールル号遭難事件(遭難→村民の救護→人々の「真心」)  ③イラン=「恩返しとして救援機を出す」→「全員は乗れない」→「エルトゥールル号を思い出せ(大使館員の説得)」→「日本人脱出」  ④イラン空港=(女)「どこかでお会いした気がする…」(大使館員)「ええ、トルコは真心を忘れない…」 というようにすれば、もっと感動が増したのではないかと考えます。 秋月達郎さんの「海の翼」という小説もこのような構成になっていました。
[映画館(邦画)] 7点(2015-12-31 01:43:24)
3.  日蓮と蒙古大襲来 《ネタバレ》 
元軍が暴風雨のために壊滅してくシーンはおそらく日本の特撮史において特筆すべき圧巻です。実写と特撮を短いカットでつないでいくことで極めて迫力あるシーンとなっています。そのつなぎは決して不自然ではなく、例えば実写にて船上で水と火に翻弄される元軍兵士を映し、次に特撮で船から多数の兵士が海に投げ出されている等、壊滅のプロセスを丁寧に描いています。確かに、前半は日蓮のエピソードがうざいほど語られて、ややストーリー的にも平板な感は否定できません。しかし、あくまでも特撮映画としてみるとき、ここで試されたスキルやテクニックがやがて「大魔神」につながっていくことを考えれば、東宝や東映とは異なる独自の立場を確立しているということは言えると思います。(この作品を民族的な視点で評したり、神風を扱っているから荒唐無稽としたり、あるいは特定の宗教的立場で論じたりしたとしても、本作の魅力を語ることにはならないと思います)。
[DVD(邦画)] 6点(2015-09-05 17:09:00)
4.  バンクーバーの朝日 《ネタバレ》 
なんか「日本人は同じ仕事をしても半分の給料しかもらえない…」っていうセリフが何回も出てきて記憶に残ってますが、“それだけ…?”としか感じない。もっともっと「対日批判」や「差別」「偏見」を辛辣に描かないと、野球に対する彼らの思いの強さが伝わらないように思います。それに、他民族の移民が描かれていない。マフィアやシンジケートを作って卑怯な方法でカナダに浸透していった連中と比べて、日本人がいかに「正直に」「まじめに」「正々堂々」としてきたから国際的な信用を勝ち取ったことをこの野球に対する彼らの姿勢であらわしてほしかったです。(ちょっと映画の主旨が変わってしまうかな…?)
[映画館(邦画)] 5点(2015-01-18 19:31:10)
5.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
今どきのCGと、当時の特撮をまともに比較して優劣をつけてもあまり意味はないでしょう。逆に、むやみにお金をつぎ込んでCGの効果に安易に頼るような、ろくでもない作品は決して少なくありません。むしろ、ミニチュアや着ぐるみが原罪的に逃れることのできないチープ感を、カメラワークやライティング、カット構成と編集、ストーリー展開、リアルな演出等で打ち消そうとする試みこそ、特撮映画の醍醐味だと思います。本作は、「空の大怪獣」とうたいながら、“炭鉱”というきわめて地上的なシーンからスタートすることにまず驚きがあります。ラドンが地底に眠っていたという理由を引き出す舞台設定となるわけですが、おそらく当時の観客にとっては意外性から始まるオープニングだったはずです。劈頭に「殺人事件…」云々のプロットはよくサスペンスものに多い、小さな出来事がやがて大きな事件に発展していくという構成法をなぞっています。その殺人は結局はメガヌロンという虫の仕業だったのですが、この怪獣は決して蛇足ではなく、その実物大で人を襲わせるシーンをしっかりとみせておくことで、のちにラドンがメガヌロンを餌としてついばむシーンにおいて、そのラドンの巨大さを説明する伏線にもなっているのです。このように、私は怪獣映画にとって最も重要なのは、懐柔を登場させるための必然性や蓋然性が違和感なく設定されていることだと考えます。このラドンの場合、ラドンを登場させるための各種の「謎」をサスペンス型に構成しているという点で、他の怪獣映画とは少々異なった雰囲気を醸す要因となっているのではないかと感じます。
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-14 05:39:27)(良:1票)
6.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
ハリウッドが日本の怪獣映画をオマージュしたという点で評価できると思います。また、CGは言うまでもなく迫力あるものでした。ただし、はじめに「飛翔生物の出現」→「(ゴジラは)敵か味方か?」→「(ゴジラが)味方(救世主)と判明」というストーリー構成は、私には「平成ガメラ」と近似しているように見えます。例えば(真偽の議論はありますが…)「ライオンキング」が手塚治虫のジャングル大帝を下敷きにしているように、何らかのヒントを得ている可能性があります。しかし、飛翔生物(ムートー)がなぜ出現したのか? アメリカはなぜゴジラを殺そうとしたのか? などがストーリーの中で説明されておらず、対して平成ガメラはギャオスやガメラの出現やなぜ双方が戦うのかなどをきっちりと説明しているという点で、やはり怪獣映画作りでは日本の方がいまだ優位にあると感じられます
[映画館(邦画)] 6点(2014-12-07 15:09:06)(良:1票)
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