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おら、はじめちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 80
性別 男性
自己紹介 庶民の個性が尊重されても、アーティストの個性は尊重されない。
寺山修司、中田秀夫、アルジェント娘、アルジャーノンへ花束をフランス映画版。反語的マザコン。
愛されなかったというよりも、許されることのなかった子供。
ひと並みの人生は送れない。

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1.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
なんだ、これ。その1.戦争で死ぬのを嫌がる特攻兵。永遠の0以後の流れか。ばかばかしいわあ。思えば、この映画を作っているやつらは俺より若い。 その2.原爆が落ちる前からゴジラ登場。新ゴジラ以降の流れか。  1時間2分12秒。相変わらず、だな。がっかりさせ過ぎ日本映画。 主人公が叫ぶ。 こういうダサい表現ができるのが日本映画だ。格好悪すぎる。 こ~さんを押して助けた典子が、自分は吹き飛ばされたのだと知る主人公。慟哭と言うには、軽すぎる。つまりさ。軽すぎるからこそ! 慟哭場面では、叫ばせないのだ。(一番新しい記憶ではFury Road。だが、どうしようもない場面以外では、そもそも叫ばせたり、泣かせたりしない) 今回も同じ。 主人公に叫ばせる必要など、どこにもない。  出来ることは全部やるんだ! と、艦長。 うん、このセリフはいい。ところが、である。その直後が悪かった。  1時間51分。とうとう打つ手がなくなった時、仲間が続々と集まって来る。相も変わらず日本的美談。(アメリカがこれに影響されたのは滑稽であった) いい加減、そういう妄想やめろよ。疲れるやつ等だ。  このあとが更に悪い。水島上等兵(違う)特攻。いやあ、もりあがらねえ・・・ 古いんだよ。  このあと、トリックがあって、またしても[生きろ]とのメッセージ。 ああ、つくづくダルいわあ。もう、うんざりなんだよ。 (そもそも[生きろ]とのメッセージそれ自体が、現代人に死を恐れさせるように仕組んでいる罠にしか見えねえ(誰も得しないのに)。もはや、ヒトは簡単に死なない。老人がなかなか死ねなくなった結果、トシを取ることにも、生きることにも意味を失っているというのに) (俺は手塚的死生観を持っていて、死と生とは対であり、痛みも死も必要なものだと考える。だが、ヒトは痛みのない社会を求めた。その結果、痛みを消し去った。だが、本当は見えなくしただけ。だって、見たくないんだもん! ガキどもめ)  その後、彼女が生きていたとか続くわけだ。 つーか、最初からとことん面白くなかった。しかし、おそらく、この映画はウケたのだろう。児戯がウケるのが国民性だとでも言われているかのようであった。  ま、アレだ。完全にローリングストーンズ化していた。偉大なるワンパターンという点で。。。
[インターネット(邦画)] 2点(2024-05-04 07:40:19)(笑:5票)
2.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 
映画に怖さを求める人が大量にいることがだんだんと分かってきました。 みなさん、間違ってますよ。 この映画は憤るべき映画です。 私は完全に怨霊の側に肩入れして観ました。 作り手は原作者も含め、怨霊を生者に仇為す存在としてのみ描いています。いやいや、完全に間違っとるだろう! 保身のために殺された者の無念をそこまで、ないがしろに出来るとはとんでもないことである。  作り手と、観客の反応との両方に、がっかりしましたね。
[DVD(邦画)] 2点(2024-03-31 01:43:26)(笑:1票)
3.  蜜蜂と遠雷 《ネタバレ》 
手に入れてから、まともに観るまでに三カ月以上を要した。 断片的に観てはいたのだ。だが、そのたびに通俗的なコンセプトに吐き気を覚えて、三ヵ月を要した。  JTNewsの他の方のレビューもまだ見ていない状態なのだが、点数からして、おそらく理解できなかったのだろう。 おそらく、なにやら高尚なものをお客の側は感じ取ったはずだ。だが、 そんなものは、この映画にはない。 もともとないものを感じることができなかったことが、あたかも客の側の落ち度であるかのような演出。 この映画は、単なる英雄譚に過ぎない。  「エトワール」というドキュメンタリー映画がある。この中盤に、男のダンサーがただ単に練習しているだけの場面がある。 約1分48秒のワンカット(本当にワンカットなのだ!)は、彼らのダンスは意思が結晶したものであることを、説明なしに、理解させる。(註:「エトワール」は俺が大絶賛する映画だ) この映画(蜜蜂と遠雷のこと)がくだらなかった理由だが、どこにも情動がなかったことだ。  更に! この映画は、音楽についてもピアノについても、なんら言及しない。 それは映画の責任ではなく、おそらくは原作の責任だろう。 映画の作り手は頑張っていたと思う。だが、無い袖を振ることは出来ない。  他の方のレビュー、見てみました。他人のレビューにコメントしてはいけないというルールはなかったはずなので、一問一答式で。 【ろにまさ】さん 映画してました? いやあ、まったく。  【チョコレクター】さん 一次予選で落ちた女性で感じの悪い人が一人いた ウルバリン・サムライに出てた福島リラのことだと思います。が、ごめんなさい。私が唯一、血の通った人間を感じたキャラでした。  2024/04/06追記 とにかくアートを感じさせない映画だった。
[DVD(邦画)] 4点(2024-03-24 02:23:09)
4.  思い出のマーニー
こういう話しは日常性の中で語られなければならない。 それをファンタジー要素を大量にぶち込んでくれたおかげで、怒りが300倍に増大した。
[DVD(邦画)] 2点(2023-10-08 05:13:22)
5.  日本沈没(1973) 《ネタバレ》 
「なにもせんほうがええ」 フィクサーの老人は自費で学者三人を雇って、日本民族の存続のために今後取り得る方策を策定させた。 冒頭の言葉は、3つ策定されたプランの最後に附された番外である。 老人から、じつは三人の学者が意見の一致を見たのがこの案だったと聞かされる首相。そして涙する。  ここ。 おそらく現代の日本人にはちんぷんかんぷんなのではなかろうか?  じつはここは、敗戦と大きく関係がある。 そして、これは誰も語らないし、俺もまたいまだに整理できていない。 つまりさ。本当は戦時中に言われていた通り、一億総玉砕しておいたほうが、スジが通ったんじゃないか。(日本民族は存続していい民族ではないのではないか)  これは言ってみれば、共感なのだ。 この感覚は表立って言われなかったが、高度経済成長という見せかけの繁栄を享受しながら、じつは本当はこんなことやっていてはいけない、という感覚をぬぐいきれずにいたのだ。それとは裏腹に、当時は企業戦士とかモーレツサラリーマンとかになることが求められた時代でもあった。(補足:俺は高度経済成長期に子供時代を過ごした)  話しを戻す。この言及があったればこそ、この物語は普遍性を獲得したと思う。 ところが、ここに気付かない現代人からしてみると、地震とか、国家滅亡の危機に際してリーダーはどうあるべきかといった表層的な部分にしか反応できないのであった。  日本沈没とは、戦争そして敗戦の比喩であった。  だが。 今や誰もそんなことは憶えちゃいねえ。 幸福な人たち。
[DVD(邦画)] 7点(2023-08-14 07:46:33)(良:2票)
6.  天気の子
和製ではあるが、これがアメリカンニューシネマ最新作!  この映画が気に入った人は、「老人喰い」を読もう!! (アマゾンで検索してね)
[DVD(邦画)] 10点(2023-04-24 02:48:08)
7.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
観る前はバカにしていたが、実際観てみると、予想外にもかなり泣かされた映画だった。 冒頭、教頭が言う。鶏じゃダメなんですか? うん。じつにまともな意見だ。 観始めてすぐから主人公の先生が、やたら罪作りなやつに見えて来る。  例えば、台風の日にPちゃんの世話をしにくる子供たち。名前を付けた上、こんなに世話してたら、もはや絶対に喰ったりなんかできないだろうなあ。  小学六年生の議論が続く。これは学園紛争の映画だ。 Pちゃんがいなくなる。見つけた時には捕獲のひと等によって連れ去られようとしていた。いちご白書が脳裏をよぎる。 足にしがみついて阻止しようとする男の子たち。その中にはPちゃんを食べようと言い、ついさっきまでPちゃんがいなくなってよかったと言っていた男の子も交じっていた。うを!  ラストにもう一発衝撃的な場面が用意されていた。 食肉センターのひとたちにとっては、子供たちが愛したブタではなく、たんにこれから肉として加工される豚。 衝撃的だった。 せめて肉屋(クラスの中に肉屋の息子がいる)の親爺くらいの人物であってほしかった。 ブタは生き残るもんだと勝手に思い込んでいた。この場面に出くわすまで、どこで反転するんだろうと思っていたくらいだから、この場面には俺自身がうちのめされた。  そして荷台にブタの載ったトラックを追って走る子供たち。うーむ。さよなら、僕の友達。  なるほど、これはいい映画だった。  いい映画に対して評論的なことを言うのは差し控えたいが、撮り方のうまさなのか、26人もいる子供の区別がついたことは、驚嘆。  けっきょく学園紛争の闘士たちは、(ファッションだったやつ9割を除けば)この映画に登場する子供たちと同じで純粋だったのだ。   劇中で「正解はありません」などと小ぎれいなことを先生が言っているが、それはめくらましに過ぎず、正解はあらかじめ決まっていた。 「食べるってことは命を受け継ぐってことなんだ」などといった舐めたセリフ等によって、「命あるものを頂くという意味」を問う「重いテーマ」を持った映画だと誤解した人が多いみたい。 作り手はそんなこと考えてない。元からニュースになったりドキュメンタリーになっていたらしく、おそらく便乗しただけだ。  俺は単純に、悲劇として、かなりの感情移入をもって観た(おそらく甘利花を通して)。 それは、だいたいこんな感じだ。 自分は畜産農家に生まれた。初めて自分がメインで育てた家畜。名前も付けて一所懸命育てた。喜びも悲しみも共にした。でも。 売られちゃった……。 けっきょく、そういう衝撃(純粋で小利口じゃなく初体験だったから、衝撃になった)を登場人物や舞台設定を変えて、現代風に描いた映画だった。  その意味で希望(子供にだけ許される無邪気かつ理想的な希望)を打ち砕かれる映画だったし、歴然と悲劇だった。そして悲劇であるがゆえに! 俺はこの映画をとてもいい映画だと思ったのだ。  うん。じつにいい映画だった。  (売っただけで、自分たちで食べるという当初のゴールは達成しなかったはずだ。クラスの半分が食べたくないと言っているから。つまり食肉に加工してもらって(この場合は加工賃を支払う)戻ってきたわけではない。単に売っただけ。その点において、まさに農家と同じだった。そして売り上げ金はブタの法的所有者だったはずの先生の懐に入ったはずなのだ。これは先生を批判している人の批判の内容が的外れであることを意味する)
[DVD(邦画)] 8点(2023-04-23 06:01:59)
8.  劇場霊
映画とはかくあるべしというお手本のような映画。レジスタンスの映画である。(わかった人がいないようだが)
[DVD(邦画)] 10点(2023-04-11 05:45:07)
9.  書を捨てよ町へ出よう
まともにレビューすると削除されることが分かっているので、婉曲的に表現する。  JTNewsの悪いところのひとつは、舞台で芝居を観たことがない人たちが、映画のレビューをしていることだ。
[映画館(邦画)] 10点(2023-03-28 05:00:44)
10.  細雪(1983)
ひさびさに観ました。まさか、ここまで見どころ満載映画だったとは(絶句)。  ここまで話しに起伏がないにもかかわらず、緊張を持続したまま見させたのは、甘い生活に似ています。  能って独特の緊張をまわりにいる者(たいていは観客)に強いるものなんですが、この映画にもそれがありました。和というものは、本来けっしてみやびなものではなく、一種の殺伐さ、研ぎ澄まされた感覚を言うのだと思いだしました。  見どころのひとつは着物。市川崑きものを語るというメイキングみたいなのがついていたんだけど… なんと制作費の七割が着物代だったと聞いたことがある(メイキングにはなかった。だったら、どこで聞いたんだろ?)。いったいいくら掛かったのか? そりゃ、すさまじいはずだわ。  あと、岸恵子と言えば、私の中では別格中の別格、マレーネ・デートリッヒよりも岸恵子のほうが更に格上なのである。 <- 絶賛するにもほどがあるってレベル。 コーフンし過ぎて乱文になっちゃった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 01:55:12)(良:1票)
11.  嫌われ松子の一生
この映画の主人公のような女性を知っている。 彼女たちが不幸になったのは、自業自得ではない。  彼女たちが「依存」しているかのように見えるのは、あなた方が既に与えられている側の人間だからに過ぎない。  ラストは商売上の理由でこうなっただけだと思う。個人的には、そこで迎合したのは気に喰わないが、逆に言えば、だからこそウケたのだと思う。  下妻とこれ、二本立て続けにスマッシュヒットを放ったこの監督は、告白以降失速した。(売れたかどうかではなく、単に売上だけを目指して成功した恥ずかしいやつに堕落した。要は無残にも中身がなくなっていた。そして、話しを戻すが、この映画のラストでしたのが迎合だったと監督には自覚できなかったことが、その原因だ。その意味で、この監督は既に消費された)  TAMAKISTさんのレビューがよかったんで、書く気になった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-08 03:26:43)(良:1票)
12.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺
私には理解できない部分も多く(じっさい紛失していて残っていない箇所も多いらしい)、あまり面白いとは思えませんでした。 ものすごく高評価している人が多いけど、ちょっと本気とは思えない。 かなり以前に言及したことがあるが、評判の良い映画をただ単に追従的に褒めているだけなのではないか?
[DVD(邦画)] 4点(2022-08-01 03:16:49)
13.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 
注意。超ネタバレ。  この映画は、真夏の暑い夜、野外上映会(俺が子どもの頃には夏休みの一日、たいていそういう日があった)で観たかった。今は夏だが、エアコンの利いた部屋で観た。格好悪い俺(この格好悪さは、三里塚のドキュメンタリーをDVDボックスで買うプチブルっぷりと共通している)。  ラスト付近。 刑事が犯人を捕まえた後。二人ともへとへとになって倒れ込んでいるところ、朝の通学なのか、子供たちの歌声が聞こえる。姿は見えない。 画は花や虫のアップだ。スゲー(これじゃあ黒澤が歴史にその名を刻んだのも無理はない) 犯人は泣き始める。 その言い知れぬ後悔は俺にも伝わってくる。 「ぼくたちはかがやく陽射しを目指すべきではなかったのか」 <- ここは一種のなぞかけになっている。ほとんどの人はわからないはずだ。  妙に大いなる勇者を思い出させる映画だった(が、もちろんこっちのほうが早い。内容も全然違う)。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-07 02:55:10)
14.  居眠り磐音
二番目に殺される悪役! ものすごい好き!  これを観て気付いたんだが、どうやら俺は業深くないとダメみたいだ。  あんまりおもしろかったんで原作を調べてみてびっくり。大長編じゃないの・・・ うん。出だしの部分だけ映画化するんじゃなくて、最後まで映画化してほしい。50作くらいになっていいから。  風景がちょっと時代劇っぽくなかったけど、最近の時代劇はまるっきり現代劇でカンバンに偽りあり状態のばっかり(例えば関ケ原。あんなのを子供が時代劇だと思ったら困るだろバカヤロ)、そういう中で、これは時代劇に見えた。その点でも、まったくもって、まともだった。
[DVD(邦画)] 8点(2022-06-26 02:39:25)
15.  ラストコンサート
なんだかラスト・コンサートを観始めてしまった。 どうしてだろう? 裁判がストレスだから? そういう意味では、この映画は特殊かもしれない。なぜって……。 逃げ場のなさや、行き詰まり感にこれほど似合う映画はないような気がするからだ。 シベールのものすごい切れ味とは対極にある。 かなしくはない。 いらだちとは違う。既に救いをもとめない感覚。 リチャードに共感しているからかも。  評論的なことを言うのは控えたい。 ただ、思っていたのとは全然違って、 映画作品としての完成度はかなり高かった。 というのも、画と音楽で語るからだ。 じゃあ、どう思っていたのか。 通俗的だと思っていた。 そして、通俗性を打ち消すだけでなく、別次元に昇華したのが、パメラの若さ炸裂っぷりだと思っていた。 だが、それだけではなかったのだ。これもまた、プロが作った映画だった。 それに加えてパメラ。 いやはや、この映画もまた永遠だったのだ。  あと、もうひとつだけ付け加えるなら、この映画は「邂逅モノ」だ。  JTNewsのレビューについて リアルタイムで観た人が多くレビューを書いている。 JTNewsのレビュワーは重箱の隅を楊枝でほじくってまでけなしたいらしく、読むとたいてい不愉快な気分になるのだが、今回は納得のいく意見が多かった。  DVDの吹き替えについて DVD用の吹替えを用意したのだが、あまりにひどかったので、TV放送時の吹替えを再録する権利を取り直したんじゃないか? DVDには両方入っているので、(怒りに我を忘れて)発作的に叩き壊していた、などというおカネの無駄遣いはしなくて済みます。
[映画館(字幕)] 10点(2022-06-23 03:11:51)
16.  Fukushima 50
どうも記憶と違う。 海水注入したタイミングでは、政府は原発事故についてはっきりしたことは何も言っていなかったと記憶している。 政府が原発に事故が起こっていることを認めたのは、一週間も経ってからじゃなかったか。 つまり隠しきれなくなって暴露したに過ぎず、仮に早い段階でおさまっていたとしたら、何事もなかったことにするつもりだったはずだ。 映画として。 二号機の温度が唐突に下がり、米軍が「トモダチ」作戦を始めたあたりから、都合のよさを感じた。 これをわざわざ作ったことに、非常に不純な意図を感じる。
[DVD(邦画)] 3点(2022-06-06 03:39:59)
17.  君に届け 《ネタバレ》 
ラピュタで一番キャラが立っていたのは、ドーラだった。 誰が為に鐘は鳴る(映画版)で一番キャラが立っていたのは、ゲリラの女頭領だった。(ちなみに映画そのものはかなりつまらない) この映画で一番キャラが立っていたのは、くるみちゃんだった。  このくるみちゃんだが、完膚なきまでに敗ける。しかも、卑劣な策を弄しても、まだ敗けた。 そのことをくるみちゃんが、はっきりと理解する場面が描かれていた。(しかもここは二段重ねだ)  更に、映画はこのくるみちゃんに負け惜しみを言わせる。 ここはあれだ。サウンド・オブ・ミュージックで富豪の未亡人が失恋した時に、体面を保たせた場面を思い出させた。  野球少年は、自分が好きな女が失恋した時に、その場に居合わせた。立場上反応は出来ないのだが、彼女の痛みを感じ取る。だが、この場面は観客に、野球少年が自分がしているのが片想いであることを、そして相手が誰のことを好きだったのかを知っていたことを理解させる場面でもあった。  丁寧な映画だ。  そして、誰も悪者にしない。 前述のくるみちゃんも、ラスト前で、良い役がまわってくる。  おそらく原作ありじゃないかと思うが(原作なしのオリジナル脚本でここまで書けるやつは今の日本にはいない)、俺は丁寧に描かれてさえいれば、ただそれだけで評価する。
[DVD(邦画)] 8点(2021-12-18 06:50:05)
18.  重力ピエロ
1時間32分。着想は悪くないんだが、このもってまわった小細工の羅列が腹立たしい。あらゆる意味で、無能だ。 久しぶりに不愉快極まりない映画を見た。 <- なんだ、既に言われてるじゃん!  もうひとつ。 素材のわりにまったくかなしくない。驚異的だ、これを意味の喪失という。  軽妙なタッチや、家族愛はけっこうだが、 かなしくないなら、なぜ復讐(あるいは浄化)する必要があったのかね?  まあ、イマドキの日本映画は無駄にニセモノの希望を提示しなければならないものらしい。 そして、だからこそ、今や日本映画は世界中から馬鹿にされているのだ。
[DVD(邦画)] 2点(2021-12-16 04:03:42)
19.  ハウルの動く城
時間を置いて、何度か観ているうちに、五回目くらいから、意外といい映画だったことに気付いた。 うん、これはかなりいいぞ! 見た目のバカっぽさにだまされてはいけない。
[DVD(邦画)] 8点(2021-07-11 03:42:53)
20.  超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
定番の議題は、ミンメイ派か早瀬美沙派か。 私はもちろんミンメイ派。ちなみにテレビ版ではものすごく性悪だ。あくまでも映画版のミンメイが好き。早瀬美沙が男に受けるのはわかるが、ああいうのは好みじゃない。っていうか、むしろ腹立つ。 飯島真理さんの歌では「私の彼はパイロット」と「ゼロジー・ラブ」が好き。映画には登場しないが「セシールの雨傘」はいい曲だ。 書きながら思ったのだが、この映画にはマニア的ファンがついている!  おおっ! そうか。ゲーセンのゲーム。これは数少ないエンディングまで行けるゲームだったわ。
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-16 02:23:49)
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