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1.  プロジェクトA
酒場の喧嘩、訓練でのいびり、ホテルでの活劇、貯木場、女を連れての逃走から自転車、とリズムがいい。とにかく常にエネルギーが満ちている。手錠のままのポールのぼり、時計台での乱闘から落下と、見せ場を連ねていく。自転車の使い方に感心した。乗り物と同時に武器にもなる。「もの」を徹底して使いこなすこのあたりにアクション映画の魅力があるんじゃないか。英軍のえらいさんが誘拐され、裏取引をしようとする総督を非難し改心させる。ここらへんに英国に対する香港人の心の屈折を感じるところなんだろうか。合言葉をめぐるギャグも楽しい。戦友的なヒロイズムがあり、金持ちと一般人でもあって。顔に拳があたるとホコリが出る仕掛け。
[映画館(字幕)] 8点(2013-04-18 10:04:06)
2.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》 
クールで泰然自若としたアクションスターの系譜もあるが、ジャッキー・チェンは、オロオロしながらコトを為していくキートンやロイドの喜劇の系譜の人で、水中カンフーなどどうしたってキレがなくなるのを、逆手にとってギャグにしてしまうのが偉い。サメはじっとしていると襲わない、というネタで、闘っていた二人がサメが近寄ってくるとそのままジッと停止するおかしさ。あるいは血の匂いを出さないために、傷を受けた指を口にくわえる、その合い間には酸素ボンベの口を取り合ったりと無駄がない。ほかにも、タケウマをしたままのケリを何度かやって、はずした後も長いつもりでケリを空振りする、とか。このころは年齢的にアクションは厳しくなってきているのに、それをカバーしようという工夫が随所に見られて、けっこう感動的だった。白装束白マントの悪漢どもがスキーで追いかけてくるあたり、ああ悪漢とはやはりこうでなくちゃならない、と懐かしい興奮が胸に満ちたものだった。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-10 12:07:38)(良:2票)
3.  プラットホーム
おそらく二度目により感動するたぐいの映画だろう、と日記に記しているが、まだ二度目は果たしていない。青春の自由と自由ゆえの頼りなさみたいなものが、あわあわと描かれていた。炭坑で働く人々の描写が向こうでは当局のチェックにあったとか聞いたけど、社会問題を提示するというより、青年たちがこれから出て行かねばならぬ社会の苛酷さにおびえためらう要素として置かれていたよう。汽車のモチーフが全編を貫いた。汽車を見たことのない彼らが、バスの中で警笛を真似て始まり、最後は村に戻って家庭にはいった一人の部屋でケトルが警笛のように鳴って終わる。その部屋からは、若いときにタムロしていた城門が見えている。日本にもあるサークル青春ものの中国拡大版だ。日本の青春ものの過剰ななれなれしさがない。外から聞こえてくる町の音、半野喜弘のヴァイオリンとチェロの音楽が、断片的に入る。
[映画館(字幕)] 7点(2008-07-04 11:22:36)
4.  胡同のひまわり
もう我慢できぬと家から出てこうとするせがれに、父親が「今日からずっと私はおまえから離れない」と宣言するのがすさまじい。明治の自然主義文学も鬱陶しいお父さんを描いたけど、でもあれは家の重さがその背後にあって、せがれの抵抗にも悲壮味があった。こっちのお父さんはフートンの長屋住まい、重厚な背景がなくて、せがれの父親見る目には哀愁が混ざっちゃう。文革で奪われた夢をせがれに託すその一途さ・まっすぐな頑固さが、少なくとも当事者でない観客には悪くないのだ。地震のときに消えた子猫が、二十数年後、開発で壊されていくフートンの瓦礫の上を歩いてた成猫につながっているのか。フートンを守っていた精霊のようでもあり…。
[DVD(字幕)] 6点(2007-08-09 11:16:33)(良:1票)
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