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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
夢に憧れて、夢を持ち、夢を見て、見て、見続けて、ついに夢を叶えた時、夢は終わる。 それは、二人が踊ったマジックアワーのように、限られたものだからこそ、美しく、何にも代え難い。  「LA LA LAND」とは、文字通りロサンゼルス、特にハリウッドを指す言葉である。 そこには夢に取り憑かれ、夢に浮かれるあの街と、そこに住む“夢追い人”の様を揶揄する意味合いも含まれるらしい。 しかし、そんな“周囲”のフツーの価値観などは百も承知。或いは愚かだろうが、浅はかだろうが、跳ね除け、歌い飛ばし、踊り飛ばす。 そんな“夢追い人”として生きようとしている人、または生き続けている人々の「気概」が、このミュージカル映画のタイトルには込められているように感じた。 もちろん僕はハリウッドには行ったことすらないけれど、少なからず何かしらの夢を持ったことがある人間の一人として、彼らのその気概と、必然的に伴う現実の切なさに対して熱くならずにはいられなかった。  そして、夢に生き、一つの夢の終わりを見届けた二人の或る終着点に、刹那的な美しさと、堪らないエモーションを感じずにはいられなかった。 ラスト、別れた二人が邂逅した時、まるで在るはずのない走馬灯のように、彼らが“辿らなかった”人生模様がめくるめく。 そこにはファンタジーのような多幸感が満ち溢れ、これでもかと我々の胸を締め付ける。 他者を遮断し、感慨にふける二人。しかし、彼らの表情に後悔はまったく感じない。 選ばなかった人生が多幸感に溢れていたとしても、それが「=幸福」ではないことを他の誰でもない彼ら自身が最もよく分かっているからだ。 夢を叶えて、夢の終着を見た二人は、そこに必ずしも幸福が付随しないことをとうに知っている。 そして、成就しなかったからこそ、美しさが永遠に保たれる事柄があることも。  この映画の主人公達の人生は、決して美しくはなく、褒められたものではないのかもしれない。 でも、夢を追い続けた彼らに後悔はない。いや、後悔などしていられないのだ。 “ファンタジー”を愛し、そして同時にそれを“非現実”だと認めること。 それこそが、あの場所で夢を追い求めるすべての“ロマンティストたち”に与えられた宿命であり、矜持なのだろう。  決してただ単に「夢」を描いてラララと楽しい映画ではなかった。 もちろんその楽しさと美しさも認めつつ、苦しさや醜さをもひっくるめて、現実と非現実の狭間で、“夢を追う”という生き方を力強く肯定しているからこそ、この映画は素晴らしいのだと思う。   故に、特にハリウッドで生きる「映画人」たちからの賞賛の場であるアカデミー賞においては、最高賞の栄誉に相応しい作品だったと思う……本来であれば。 こういう映画がすんなりと“No.1”に輝く時代になればいいのだけれど。
[映画館(字幕)] 9点(2017-03-09 23:39:25)(良:5票)
2.  LOVERS
純真に純朴に清楚にそして魅惑的に二人の男を惑わすという女を演じられる女優は、今チャン・ツィイーをおいて他に見当たらない。「HERO」に引き続いて色彩豊かな美しすぎる映像世界は見事だが、今作において「美」という言葉は、チャン・ツィイーのためにある。彼女の眼差し、佇まい、台詞回しそのすべてが美しい。そしてその希有な女優に対する二人の男優も見事だ。彼女のまっすぐな眼差しに対し、同様に凛とした視線を返す。謀を描いた映画であり、登場人物たちは各々を偽るが、その瞳に真の偽りは見当たらない。大陸の壮大で美しい景色に映える力強い俳優達の精神に圧倒される。
[映画館(字幕)] 8点(2004-09-01 19:08:04)
3.  楽園の瑕
時間軸をずらしたストーリーが破錠気味で、風貌や名前も混同するので感情移入がほとんどできなかった。しかし、ウォン・カーウァイとクリストファー・ドイルによる映像世界は圧倒的に美しく、その映像美で引き込まれた部分が大きい。スローモーションによって画像をブラしただけのアクションシーンには魅力がなかったが、その他の映像感覚はやはり秀逸だった。ストーリーがもう少しまとまっていれば、かなりの秀作に仕上がったと思う。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-11-19 14:43:07)
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