1. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 ラスト10分の着想が素晴らしいと思います。ふたりのタラレバなんですが、とても幸せに満ちていて、あんなの観たら泣けてしまいます。あの時こうだったら?違う選択をしていたら?誰しもが思うことをなんて素敵に現したのか。 そして、「シェルブールの雨傘」を思い出すような、別れた2人が再会してしまうシーン。あちらは雪の中、戦争によって引き裂かれた二人のもの悲しさがありましたが、本作の再会には、切なさと甘酸っぱさの中にも、前向きなメッセージがありました。ステージ上のセバスチャンからの視線は温かく、「お互いに夢を叶えたね。これでよかったんだ。さあ、行って」と、ミアの背中を押してくれるのです。 上映当時、デートで見てはいけない映画と聞いたことがありましたが、私もふと、元気でやってるんだろうか?と昔お付き合いしてた方(実際ジャズや昔の音楽を好む人間であった)に思いを馳せました。今なかなか時間も取れず、そう沢山は観られないのだけれど、やはり映画を観ると色々な感情が湧いてくるのがいいですね。 [地上波(字幕)] 8点(2020-06-24 23:36:53) |
2. マイ・ブルーベリー・ナイツ
失恋したときや傷ついているときに観ると、栄養になる映画だと思う。希望がもらえるというよりは、なにか癒してくれそうな。甘酸っぱそうなブルーベリーパイと、ノラ・ジョーンズのとろけそうな歌声がスクリーンに溶け合って美しかった。映画館をあとにしながら「微妙だ…」と言った私に、となりのとなりで観ていたロマンチストな男の子が「面白かったじゃないですか」と、残念混じりに言っていた。今になって、肯定できる。観た直後は分からなかったけれど、カタルシスがどうとかの映画ではないはずだ。※だけど、そうだからこその点数になってしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2008-07-15 00:56:08) |
3. クローサー(2002)
《ネタバレ》 美しくしなやかに舞う白装束(死語?)女3人♪アジア映画って何かと色彩で“美”の感覚を刺激してくれる。エッ、姉ちゃん殺さなくても…て感じだけど、そこはやはりお国柄でしょーか?中国史は復讐・殺戮・下克上の嵐!冷酷残忍、人を人とも思わないかのような武将の登場する時代は、日本の歴史が何とも薄っぺらく感じてしまうほどに読みごたえズッシリ。非常ーっに血縁を重んじる国なのでしょう。肝心のアクションは何だか地味~な印象。雑誌か何かでアジア版チャリエン、なんて紹介されていたけれど、嘘つきもいいところ!もっと華やかさが欲しい。 5点(2004-09-18 22:07:14) |
4. 少林サッカー
観ながらヒいていく自分と、引き込まれていく自分がいた。『マトリックス』シリーズのような硬い感じのするCG多用作は辟易するが、こういうアホ作品のCG多用に関しては全く気にならなかった。ここまで来るとむしろ爽快。また、中国では日本よりも濃厚でお下劣な笑いや、厳しい上下関係が重視されているのかと真面目に考えさせられ、自分の中ではメグ・ライアンに負けず劣らず新境地開拓した気分にさえなった。 7点(2004-04-18 15:38:17)(笑:1票) |
5. HERO(2002)
アクションシーンが綺麗だし予想していたよりも面白い。もう少し重みのあるストーリーで、見せ場があればもっと良かったと思う。 7点(2003-09-13 17:57:41)(良:1票) |