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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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1.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》 
大仰なだけで陳腐な「核兵器」絡みのストーリー、国家規模の重大な事件なのに、コメディっぽいお茶らけたノリのおかげで、ご都合主義ばかりが目に付く下手な演出と緊張感に欠けたダラダラとした展開、そしてキレの無いアクションと、ジャッキー映画なのに褒める部分が見当たらない。  序盤の雪山をスノーボードで逃げるシーンはスピード感が無いし、人殺しとの「誤解」を受けたまま長々と見せられるカンフーアクションにも爽快感など感じられるはずがない。特に後半の水中でのスローな殴り合いには呆れ果てた。まさにドリフのコントレベル。スピード感が売りのカンフーアクションの良さを殺すだけで何のプラス効果も無い、まさに無意味な演出(いや、やってもいいけど、このシーンもダラダラと長すぎる)。  ラストも逃げるクルーザーに車で突っ込んで終わりと言う、これまたどこかで何度も見ているご都合主義的でありがちなオチ。
[地上波(吹替)] 3点(2007-04-07 04:41:41)(良:1票)
2.  ヤング・マスター/師弟出馬 《ネタバレ》 
他の方のコメントにもあるよう、初期シリーズの集大成的作品であり、この後に続く「肉弾ジャッキー映画」の原点とも言える。カンフーアクションだけなら、この地点で既に完成されている。  ひたすら戦ってばかりなので、さすがに中盤辺りからは少し間延びするが、刀や椅子、棒、扇、キセル、スカートなど、色々なものを使って見せるカンフーには手抜きが無く、肉体的に全盛期のジャッキーだからこそ出来たアクションも多く、見ていてうっとりしてしまうほど。ベタなギャグにも嫌味が無く、作品の雰囲気を明るくしている。  ただ残念ながら、やはりストーリー性の低さや、キャラの使い方はイマイチ。基本的にジャッキーしか戦っておらず、ジャッキーの兄貴やユンピョウ(役名あったっけ?)、役人の娘さんなど、魅力的で頼りになりそうな登場人物がいるのに、ぜんぜん活躍しないというのがもったいない。特にラスボスを捕らえるのにジャッキーに協力しないのが納得いかない。ジャッキーのピンチに現れて、ふたりで協力して戦ってもいいし、ボスの側近を倒すのを手助けするでもいいから、ジャッキー以外の人物にも活躍の場を与えて欲しかった(「別にお前を助けるためじゃねーからな」とか、「あいつを倒したら、次はお前との決着だぜ」と言わせるとかさあ…)。この辺の「キャラの使い方の分かって無さ」には、やはり時代を感じる。  また、その肝心のラスボス戦がダラダラと長すぎ。ひたすら「ジャッキーがやられる→復活する→またやられる」の繰り返しだけなので見ていて飽きる。苦戦しながらも何故かジャッキーがハイパー化して勝ってしまうというのも、そうなる必然性に欠けている(今作は定番の「修行」すら無いから余計に無理がある)。ボスの足技はカッコ良いが、あれだけ蹴りまくってるのに倒せないというのも情けない。ジャッキーの苦戦とタフさを見せつける演出が逆にマイナスに働いている(無駄に戦いを長引かせるだけでは意味が無い。ラスボスとしての凄さが薄れるだけ)。ラストだからこそテンポや見せ方を考えて欲しかった。   アクション9点、ストーリー2点で、平均すると6点も無いくらいだけど、全盛期のジャッキーの魅力にプラス1点しときましょう。  
[地上波(字幕)] 7点(2007-01-28 05:57:49)
3.  サンダーアーム/龍兄虎弟 《ネタバレ》 
身体をはってるからとか、大怪我したから傑作とは限らないわけで。  いつも通りのジャッキー映画とは言え、今回はいつも以上にストーリーが稚拙。そこをお約束の肉弾アクションで補っているんだろうけど、そのカンフーやカーチェイスも今作は中途半端。ふたりの相方にもまったく魅力が無い(特に男)。金持ちの女も命の危険があるのに、わざわざついて来る理由が分からない。ついでに存在理由も(笑)。20年前の作品とは言え、お笑い部分のセンスも古臭いし、三人の恋愛ドラマも薄っぺらい。  他の方の指摘にもあるように、てっきり世界各地の遺跡に「神の武器」を取りに行くアクションアドベンチャーかと思っていたら、お笑い要素で誤魔化すご都合主義的なストーリー展開や、邪教徒なのに正々堂々と肉弾戦を挑んできたりと、緊迫感の無い戦いばかりが目立つ、中途半端なアクションコメディ。ラストもめちゃくちゃ中途半端な終わり方。ラスボスのような強敵と戦うでもなく、何の盛り上がりも無いまま終了って…。気球に飛び移るシーンも木の枝が見えてるし。  とにかく話の持って行き方や演出にセンスが感じられない。相変わらずエンディングのNG集の方が面白い。  ジャッキーファンには申し訳ないけど、いくらなんでもここの平均点は高すぎると思うので、この点で。  
[地上波(字幕)] 3点(2007-01-21 02:59:10)(良:1票)
4.  PROMISE プロミス 《ネタバレ》 
序盤の「真の愛を得られない」という約束からして唐突で、何で飢え死にしそうな少女にそんな約束をさせるのか意味不明。  そもそも光明や崑崙が傾城をそこまで愛する理由や過程がまったく描かれていない上に(特に光明)、傾城もそこまで美人じゃないし、単に我侭なだけで、どこにでもいる女にしか見えないから魅力が無い。各登場人物の心理描写も大雑把すぎるから三者三様の恋愛ドラマに説得力が無く薄っぺらい。  「無歓があの時の少年でした」というオチも「だから何なの?」と言うしかない。お前も飢え死にしそうな少女に饅頭を騙し取られたくらいで人間不信になるなよ。笑うところ?  ワイヤー&CGまみれのアクションも中途半端。この手の重力無視&慣性無視の不自然な動きは見飽きた。暴れ牛の突進シーンで、早々にしてこの作品に対する期待と興味が失せたが、傾城を凧のように引っ張って連れ出すシーンでようやくバカ映画なんだと気付いた(笑)。  とは言え「バカ映画」と言うほどにはバカに徹した感も無く、基本的に真面目にやってしまっている中途半端さが見ていてもどかしい。「キル・ビル」などが代表例だが、要するに、感動させたいのか笑わせたいのか、どっちつかずになっている作品が個人的に嫌いなのだ。中途半端な恋愛ドラマに時間を使ってないで、やるならもうとことんバカアクションに徹して欲しい。確かに多少はカッコ良いアクションや笑ってしまうシーンもあったが、それもどこまでが計算で、どこからが天然なのか分からない微妙な演出が多い。日本のゲームやアニメの影響を変な風に受けてしまって、肝心のエッセンスを抽出できていない感じ(典型があの暴れ牛のシーン。冒頭から牛にメインキャラを追いかけ回させ、しかもバタバタと四つ足で走らせるなんて珍妙なセンスは日本人には無いなあ…)。  その他、突っ込みどころは数え切れないが、それこそ真面目に突っ込むような作品ではないのだろう。バカ映画と割り切って見れる人や、変種の映画を見たい人ならどうぞ。
[DVD(吹替)] 3点(2006-11-01 20:08:50)(良:1票)
5.  スパルタンX
「情熱の国スペインを舞台にカンフーアクションで大暴れ!」というだけで新鮮。  はっきり言ってストーリーは陳腐だし、ご都合主義をコメディ要素で強引に誤魔化している部分も多いが、娯楽映画としてのカンフーアクションの切れとテンポの良さは一級品。突っ込みどころも含め、楽しく見ていられる良品。  ジャッキーだけでは物足りなかった部分をユン・ピョウとサモ・ハンとの息の合ったコラボレーションで補い合っているからこそ生まれた面白さ。途中のカーチェイスのシーンも、売り物のソフトクリーム(?)を吹き付けたり、オイルを流してスリップさせたりと、キッチンカーに積んである物を上手く活用するというのが良かった。   ただ、城内でのジャッキーの戦いがやたら長い割りに、ラスボス相手に3:1であっと言う間に勝ってしまうというのは、時間配分のバランスが悪いし、映画のラストとしても物足りなかった(しかも何か相手をバカにしたような戦い方だったしw)。  娯楽作品として佳作ではあるけど、傑作と言うには中途半端な部分も残る惜しい作品。
[地上波(吹替)] 7点(2006-10-29 19:19:13)
6.  香港国際警察/NEW POLICE STORY 《ネタバレ》 
個人的にはちょっとここの評価は高すぎる気がする。  実にジャッキーらしい身体を張ったアクション映画ではあるが、今どき「何も不自由の無い生活をしているはずの若者がゲーム感覚で強盗や殺人をしている」というプロットがあまりにも陳腐だし、そこから社会批判に繋げるというのは紋切り型すぎる。何より、そういう重いテーマ性とジャッキーの娯楽色の強いアクションは基本的に相性が悪い。また、そのアクション演出もさすがにマンネリ気味で、ほとんど自己パロディの域。肝心の登場人物の背景描写もステレオタイプなので感情移入も出来ない。  最初の制圧に失敗した後のジャッキーの落ちぶれっぷりは、ほとんどコントにしか見えなかった(酒瓶を片手に目は虚ろで繁華街を彷徨いながら、「オレなんかどうなってもいいんだ」的な空虚感を漂わせ、チンピラにボコられる)。まさに「落ちぶれ表現」の記号に満ちた黄金パターン(笑)。  いつものアクションも年齢の割りにはキレがあって頑張ってるのは分かるけど、はっきり言ってワンパターンで、もはや新鮮味は皆無。また、型通りの動きを再現しているカンフーは、ふたりの動きに整合が取れていない時があり、不自然に見えるシーンが多かった(相手の蹴りよりも若干早めにジャンプで避ける動作に入っていたりetc.)。  そして既述したように、リアリティとは対極にあるような、ハデに見せる事が目的化しているジャッキーアクションは、ともすればふざけているようにも見えてしまい、シリアスな内容とのギャップが生じている。  途中の二階建てバスが街中を暴走するシーンなども迫力はあるが、客が乗っている以上、ギリギリで止まる事が分かり切っている「お約束」に裏打ちされた旧来型のカースタントでしかなく、掛けた手間や金ほどには効果を上げていない。そう言う意味での工夫や意外性が無い。  婚約者に仕掛けられた時限爆弾が爆発するシーンもしつこい。あそこは「無事解除できて良かったね」で良いじゃん。ドンデン返し的な演出のつもりかも知れないが、それまでにも散々人が死んでるんだから、ラスト近くまで来て、わざわざ女性の顔にまで火傷を残すような悲劇性を上乗せする必要は無い。そんな事に時間を掛けるくらいなら、各キャラの人物描写や謎解きなど、もっと丁寧に描くべき要素が他にいくらでもあるはず。 
[地上波(吹替)] 4点(2006-10-11 13:44:37)(良:1票)
7.  SPIRIT スピリット(2006) 《ネタバレ》 
安易にワイヤーやCGを多用しなかった点は評価できるけど、その分、良くも悪くも旧来のカンフーアクションからの発展が無いので、残念ながら見ていて驚かされるようなシーンは無かった。  好きな人には申し訳ないけど、ジェット・リーのアクションも、個人的には特に凄いと思った事がない。監督の演技指導の問題もあるだろうが、この人の演技の欠点として、戦っている最中、反射的に「まぶた」をパチパチしたり、やたら眉を顰めたりする事が多いので、一生懸命さは伝わってくるが、「達人の凄み」は感じられない。眉一筋すら動かす事なく、敵の攻撃をビシッと捌いたり、紙一重で避けたりするからこその達人だと思うんだけど…。  肝心の闘技場での決闘シーンも「何でもアリ」なのか、ある程度ルールがあるのかはっきりしないまま、カンフー映画にありがちな「舞踏」のようなリアリティの無いアクションに終始しているので、「死闘」らしい壮絶な戦いなどひとつも無かった。もっとお互いの命をかけた異種格闘技戦が見たかった。  基本となるストーリー展開も薄っぺらく、言う事、成す事、幼稚でベッタベタ。「心身を鍛えて努力をすれば、立派な人間が育ち、国も栄える」という抽象的な理想論で包んでいるが、結局は中国マンセー映画になってしまっている。ラスト付近の「努力と向上!努力と向上!」の大合唱には失笑。ヘンなセミナーじゃないんだから(笑)。  日本人武術家を卑怯者に描かなかった点は対外的な配慮だろう。全体的にはテンポの良い見やすい作品だが、アクション面は前時代的。テーマに比して悲壮さや壮絶さが足りない。
[DVD(吹替)] 5点(2006-09-25 15:03:34)
8.  メダリオン 《ネタバレ》 
ジャッキー主演の映画で、テレビ放映もされたのに、この投稿の少なさw。これがこの映画の出来を物語っている。  アクション、ストーリー、コメディ、すべてにおいて中途半端でお粗末。  「メダリオンを使うと不死身になる」という安っぽい設定を使ってまで、せっかくジャッキーを「不死身の超人」にしたのに、肝心の見せ場である格闘アクションがあまりにも不出来で、「不死身」とか「超人」という設定をまるっきり生かせていない。アクション演出にセンスが無さすぎる。  特にマトリックスもどきのワイヤーアクションの見せ方がヘタクソで、まるで超人のパワーやスピード感を感じさせないスローで不自然な挙動に興ざめ。ジャンプや空中回転ひとつ取っても露骨にワイヤーで動かされているのが見えてしまう。森の中を突っ立ったままの姿勢でスタコラ駆け抜けるシーンもマヌケだし、格闘シーンでその超人的なスピードを生かせていないというのもお粗末。それと「銃で撃たれても死なないぞ!」じゃなくて、銃弾を見切って避けるようにならんのかい!  また敵キャラにも魅力が無く、同じく不死身になったジャッキーより強い理由がはっきりしないので、ほとんどジャッキーがやられているだけの格闘シーンにカタルシスが感じられない。  おまけにラストも格闘で倒すわけじゃなく、メダリオンのご都合主義的な能力に片をつけてもらう始末。女刑事も生き返らせるだけ。どうせなら超人になったふたりに合体攻撃させてボスをやっつけるとかいう展開にしろよ!日本の漫画なら言われなくてもやるねw  コメディ要素も中途半端で、マヌケな相方はそのままお騒がせキャラ程度にしかなっておらず、まるで活躍していない。この手の作品なら、情けないキャラだけど、肝心のところで主役を助けるというのがお約束じゃないか?ラストも相方を完全に置いてきぼりにして、ふたりで空をカッ飛んで脱出。彼も連れてってあげて!  で、結局、あの少年は何者?どこへ行く?異次元にでも行くのか?いい加減な終わり方だよあ~。とにかく何から何まで適当でセンスが無い作品だった。これで主演がジャッキーじゃなければ0点もの。
[地上波(吹替)] 2点(2006-04-15 11:37:34)
9.  LOVERS 《ネタバレ》 
「HERO」でもそうだったけど、この監督さんって、アクションシーンに限らず、演出全般がワンパターンでセンスが無い。  全編ほとんどが「追手から逃げる」→「発見される」→「戦闘」の繰り返しに加え、もともとが先の読める単純なシナリオという事もあって、見ていて飽きてくる。  超人的なアクション演出にしても、例えば、竹林での戦いなどはカッコ良さより、「不自然さ」や「滑稽感」の方が強い。ここまで非現実的なアクションをやるなら、もっと徹底できないもんかね。「リアルさ」と「カッコ良さ」の配分が中途半端。命をかけた死闘なのに、やっている事は「中国雑技団」のようなノリなので、さっぱり真剣さや凄絶さが伝わってこない。一見、ハデさはあるものの、戦いにおいて描くべき「心理的な駆け引き」や「戦法の工夫」、「命のやり取りの恐怖感」、「実力伯仲の緊張感」などがまるで無い。  例えば、現在の日本の少年漫画(「ナルト」「ハンター×ハンター」「ブリーチ」など)は、アクション面の演出や「戦闘のアイデア」において、相当な工夫があり、単純なドンパチだけに止まっていない。演出レベルの高い日本の漫画を見慣れてしまうと、いかに金や手間をかけていようとも、この手のアクション映画のセンスの未熟さばかりが目についてしまう。  また、意図してないところでギャグっぽくなってる場面もあった。最後の戦いで、チャン・ツィイーが投げた小刀が金城の顔前をゆっくり通っていくシーンには爆笑。何でもスローにすりゃ良いってモンじゃない。  「ロミオとジュリエット」のような古典的な「悲恋ドラマ」を楽しむべきではあるが、これまたあまりにも単純なので、その分かりきっている悲劇的展開で素直に感動する事は難しい。
[DVD(吹替)] 3点(2005-04-23 17:11:50)(良:1票)
10.  ドミノ(2002) 《ネタバレ》 
真面目なホラーかと思えば、こりゃどう見ても「おバカホラー」ですな。少しだけ爪先立ちで歩いている女性とか、トイレでひとりで笑っている女性とか、前半は「ゾクっ」とするうまい演出が多いものの、国民性なのか、後半に行くに従って、微妙にストーリー展開や「恐怖のツボ」がB級路線にズレて行ったような気がする。  あのラストのどんでん返しも無理があると言うか、強引と言うか…。
4点(2005-01-11 13:31:46)
11.  カルマ2 《ネタバレ》 
こちらの善意が相手によっては悪意に取られるというのは現実にもありそうなだけに恐い。おまけにその相手はもうこの世の者ではないのだからなおさら。ただ、基本的に「恐怖演出」がワンパターンで、途中までの展開が退屈。あの怨霊になった女性の霊も目立ちすぎ。幽霊ってのは出そうで出ないから怖いんであって、あまり出過ぎると見てる方も耐性がついちゃって逆効果。また全体の雰囲気作りやストーリー展開が、最近の邦画ホラーや洋画サスペンスのツギハギといった印象で、どこかで見たようなシーンや演出が多い。特にラストの「オチ」が少し唐突で、いまいち意味不明。  PS.にしても、原題の「熱血青年」には爆笑。最初、このタイトルが出た時、間違って山下真司が出てくるような昔の青春ドラマを借りてきたのかと本気で思ってしまった。ホラーを見る前に爆笑した経験はこれが始めて。
3点(2004-07-20 02:13:45)
12.  グリーン・デスティニー 《ネタバレ》 
とにかくアクション関係の演出にセンスが無い。  地上でのカンフーアクションはそこそこカッコ良いが、この程度は今どきクリアして当然のハードルでしょ。アクション映画を撮ってるんだから、あえて褒めるような部分じゃない。  そして何よりもワイヤーアクションに至っての演出センスのヒドさは致命的。ワイヤーを使うのが悪いわけじゃない。問題はビジュアル面での演出の仕方。あの重力や慣性を無視した、あからさまに「吊ってます」としか見えない動きはいくらなんでもひど過ぎる。監督も、屋根の上を「ふ~んわり、ひょ~いこら」と、まったく加速・減速することなく飛ぶ姿の不自然さ、カッコ悪さが気にならないのが不思議で仕方ない。  上半身は変に固まっているのに空中で足はジタバタ。みっともない。壁や屋根を蹴る「タイミング」も合っていないし、超人的な脚力ゆえに生じるであろう、壁を蹴る時の「衝撃」や「摩擦感」、筋肉の「溜め」と言った、ディテールに対するこだわりがまったく見られない。飛び立つ瞬間ですら、何の予備動作も無く、文字通り「そのまま」の突っ立った姿勢で飛んでいくなんてシーンを平気で撮れる地点で、監督や演出家の感性が鈍いとしか言い様が無い。  特に竹やぶの上での戦いの不自然さ、マヌケさは見るに堪えない。あまりに動きが軽すぎて、せっかくの戦いに迫力や説得力が出ていない。  ストーリーもあって無いようなもので、見ていて先が気にならないし、恋愛ドラマも陳腐で、そもそもメインストーリーに絡む必然性すら感じない。ラストも盛り下がったまま意味不明なアンハッピーエンドで終了。普段から日本の漫画やアニメに接している人は、こんなアクションに度肝を抜かれることは無いと思う。
[ビデオ(字幕)] 2点(2004-01-30 21:14:45)(良:1票)
13.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 
この作品もどこかで見た設定・演出のオンパレードではあるが、最近の「パクりまくり韓国ホラー」よりはマシ。  「何かのきっかけによって霊が見えるようになってしまう」という設定はありがちながら、その使い方に必然性があり、それなりにホラーとして纏まっている。  ただ、他の方も言っているように、良くも悪くも中盤までの霊視現象による恐怖演出が分かりやすい上に、ワンパターンなので飽きてしまう。  後半の謎解き部分でも、特に意外性のある展開も無く、すべてにおいて予想の範囲内。この手の作品にありがちな恋愛要素も中途半端でとってつけたような印象。基本的にホラーに恋愛要素は必要無い。まず「恐怖演出」という点において工夫をして欲しい。
[ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-09 15:01:03)
14.  酔拳2
ジャッキー映画の中では一番完成されている。登場人物全員が生き生きとしていて魅力的。特にお母さんは最高。ボスの足技もカッコいい!アクションシーンの迫力は、最近のワイヤーアクションやCGを多用する映画とは比べものにならない完成度。ただ、ジャッキー映画に共通している欠点は「終わり方がぞんざい」という点と、「ストーリー性が弱い」という二点(口からシャボン玉を吐き出したところでいきなり終わったのには唖然)。 そのため見所がアクションシーンにしかなく、何度も見られる内容ではないのが残念。作品として「娯楽映画」以上でも以下でもないため、どうしても点数的には7点以上にはならない。
7点(2003-10-22 19:08:26)(良:1票)
15.  カルマ
レスリー・チャンの遺作になってしまったんですね。見た後に知りました。ご冥福をお祈りします。しかし、それと作品の評価は別問題。最近の日本のホラー映画の影響を強く受けているのがよく分かる。雰囲気は悪くないが、ストーリー展開に緩急がなく登場人物も少ないので、やけに冗長に感じてしまう。また登場人物の言動が、まるで「深刻な悩みを抱えているのは自分だけだ。誰も分かってくれない」、というような自己陶酔的で癇に障る。霊が見えることの苦悩や精神不安、現実と妄想、多重人格といった、やり尽くされているテーマを取り上げるのなら、もう少し工夫が欲しい。
4点(2003-10-17 19:05:38)
16.  ブレードランナー
あの独特な世界観と終末観が、その後の映画に多大な影響を与えたというのも頷ける。深いテーマ性を持つヘビーな内容にも関わらず、決して独りよがりにならないバランス感覚と観客の目を意識したエンターティメント性を備えている。ラストは素直に感動。まさに「アンドロイド」の悲しみ。原題は秀逸だよな~。
10点(2003-10-14 10:05:19)
17.  殺し屋1
原作が原作なので、あのテイストを実写化するのはさすがに難しいでしょう(原作は大好きですが)。誰がやってもミスキャストになるのは目に見えていますし。ここまで実写化しにくい作品も珍しいのではないでしょうか。唯一、浅野忠信演じる垣原は、いい意味で独自のキャラとして消化吸収されていて良かった。そんな彼の演技に+1点。
5点(2003-09-17 03:41:11)
18.  ポリス・ストーリー/香港国際警察
いかにもジャッキーらしい身体を張ったアクションに感心してしまう。それでいてちゃんと緻密に計算もされている。単に高くジャンプしたりグルグル回転したりするだけにCGやワイヤーを無駄遣いしている最近の映画に比べれば、はるかに迫力があり、打撃にも血肉が感じられる。ただ、ストーリーがありきたりで、展開も終わり方も少し杜撰。最初見たときは、「え?終わり?」とビックリした。また活躍しているのがジャッキーひとりだけ、というのも物足りない。アクションシーン以外、見所がないので何度も見ようという気にはならない。好きな人には申し訳ありませんが、いくらなんでもここの平均点は高すぎると思うので、この点数にしました。
6点(2003-09-15 17:59:20)
19.  HERO(2002) 《ネタバレ》 
勿体ない。CGやワイヤーアクションを駆使した、美麗な背景の中での死闘や、無数に降り注ぐ弓矢の迫力など、センス溢れる見所は多い。だが、それも前半までの話で、後半に行くに従って息切れしていく。  基本的に「演出がワンパターン」であることに一番の原因があると思う。各場面ごとに基本となる色彩があり、ビジュアル的に「様になる」背景の中で死闘が繰り広げられる(枯葉舞う森の中、青く澄んだ湖の上など)。その手法が悪いわけではないが、同じ事を繰り返すと、せっかくの見せ場が見せ場として機能しなくなってしまう。  戦い方も剣でカンカンやり合っているだけで、真剣勝負というより剣舞を見せられているよう。リアリティを犠牲にしての演出なのだから、いい意味でもっと大げさな戦闘を見たかった。  また、ストーリー自体は単純なのに、途中で現実の話ではない「作り話」が回想シーンとして二回ほど挟まれるので、無駄に長く、分かりにくい展開になっている。ストーリー展開上も必然性があるとは思えなかった。残剣が何回も復活しては腹を刺されるシーンが繰り返しのギャグに見えてきて、最後には笑いそうになってしまった。  「センスの良い演出も、同じ事を繰り返してはくどくなる」という事を監督には認識してもらいたい(演出法の基本なんだけどね)。「ご馳走はたまに食べるからご馳走」という事。降り注ぐ弓矢を払うシーンに+2。あんな超人的なシーンをもっと見たかった。
5点(2003-09-14 02:26:57)(良:1票)
20.  風雲 ストームライダーズ
日本の漫画やアニメの影響を強く受けているのが分かるが、アクションシーンにおける演出が低レベルでセンスに欠ける。空中戦のシーンなどはいかにも「ワイヤーで吊られています」的な動きで非常にお粗末。キャラの超人ぶりを見せなければならない場面でも、戦いが盛り上がりだしたところで痛み分けみたいに終わったりして中途半端。キャラ描写も深みがない。例えば組織のNO.2は、目立たなくても実はすごい使い手だったりするのが「お約束」。この映画ではそのままのヘタレキャラで拍子抜け。
3点(2003-07-04 21:36:02)
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