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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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1.  地獄の謝肉祭 《ネタバレ》 
原題がApocalypse domaniってんだから、Apocalypse now(『地獄の黙示録』)のパロディな訳ですな。内容的には『ゾンビ』の後続作品(百貨店めいたところを舞台にしたり、暴走族めいたヤツをそこに登場させたり、わざわざ似せてないか?)ですが、ロメロ3部作がnight, dawn, dayと時系列を進んだように、こちらもnow→domani(明日)と来たもんだ。なかなかよく考えている、のか、全然考えてないのか。 という訳で、地獄の黙示録の次の段階、というのはつまり、ベトナム帰還兵のオハナシ。その点では『ランボー』の後続作品、と言いたいところですが残念ながら(?)、こちらの方が先に作られていたのでした。 ベトナムで捕虜になった兵士が、人を食い殺したくなる謎の伝染病にかかって、噛まれた人にもそれが感染していく。その後、彼らが復員したアメリカの片田舎の町で、騒ぎが広がっていく、という趣向。戦争の後遺症を比喩的に表現した、と言って言えなくもないけれど、だとすればいささか不謹慎な気もするし、他者に感染していくというのもピンとこない。ま、きっと、ゾンビ映画の流行に乗っかってみました、という以上の意味は無いんでしょう。ただしこちらは死体ではなく、あくまで病気に感染した生身の人間。言動に異常なところはあれど、普通にしゃべるし、撃たれりゃ普通に死にます。主人公もこの病気にかかっており、人に噛みつきたくなってしまう自分自身との葛藤がある。しかし、隣の若いオネーチャンとイチャイチャしたのを、例の噛みつきたくなる症状が出たんだ、と言うのは、それは言い訳にならんでしょ(笑)。それは普通に、浮気です。はい。 それはともかく、終盤は、感染した4人が地下の下水道を逃げるサバイバルとなります。これが大してオモシロくない。彼らを追い詰める側は、なぜか火炎放射器を持ってたりして(んなアホな)、ネズミがうごめく下水道において戦場が再現され、元兵士たちが追い詰められていく。けれど、もともと劇中でほぼモンスター扱いの彼らには、何ら同情を引く要素があるでなし、何を考えているのか、どこまで正常な思考が保てているのかもよくわからず(これは主人公も同様)、追跡劇が盛り上がりません。むしろ、撮影でネズミが本当に焼き殺されているんじゃないか、ってなことの方が気になっちゃう。正確に言うと、撮影でネズミが本当に殺されてるんじゃないかと気になる人がいるんじゃないか、ということが気になってしまう・・・。 血塗れ残酷シーンは、さすがイタリアだけあって、なかなか盛大にやってくれてますが、これも例によって、残酷というよりは何だかバッチイなあ、という印象。 そんでもって、あと、音楽がいかにも不釣り合いで、気が抜けます。ゾンビ映画たるもの、ノリのいい音楽使わないといけない、みたいな思い込みでもあるんですかねえ。ノリさえよければどんな音楽でもいい訳ではないと思うのですが。 総合すると、珍品度がそれなりに高く、希少価値はあると思いました。いやあ、希少価値って、便利な言葉ですねえ。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-09-17 10:02:06)
2.  シューター
安っぽいアクション映画、ではあるのですが、これがなかなかの拾いモノ。こういうのを拾いモノなどと言ってると、「っまた、もう、こんなゴミばかり拾ってきて!」と怒られそう。幼稚園くらいの男の子がよくママに叱られるパターンですね。 主な舞台はチェコのプラハ。きっとロケ費用が安かっただけなんじゃないの、という気もするけど、何とも言えぬ田舎くさい雰囲気があって、作品の特徴になってます。 監督がテッド・コッチェフ、ってのがまず嬉しくなります。いや、何が嬉しいのかと訊かれても答えに窮しますが、「ランボー」「地獄の七人」以外にもちゃんと仕事してるんだなあ、と。しかも今回の主演は人間核弾頭こと、ドルフ・ラングレン。なんと絶妙な組み合わせ。 そのドルフ・ラングレン、アクション映画なので一応はアクションやってますが、とても極真空手の使い手とは思えない、ノッソリとした印象。その巨体に加えて持ち前のイカツイ顔立ち、雰囲気的にはニック・ノルティみたいな、不器用そうな感じ。 そこに少し、ラブ・ロマンスっぽさを絡めてくるのが、不器用さを際立たせて、いいんですねえ。哀愁もあって。 超人的なアクション、という路線ではない代わり、ビルの壁面だとか、屋根の上だとか、高さを利用した活劇を演じているのが、これまた見せ場になってます。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-06-19 13:55:43)
3.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
どうせ誰も見てないと思って自堕落でヤサぐれた生活送ってたら、誰も見てないどころか、地球の裏側では自分の行動が、怪獣によって完全コピーされており、衆人環視の中で大々的に披露&大勢の人々に迷惑にかけちゃってる、というワケですが。 このアイデアだけ見れば、よくこんなコト思いつくねえ、と感心もするのですが、映画自体はそこから伸び悩んだ印象。 主人公がアン・ハサウェイで、本来ならアルコールでグダグダになってるダメダメ女性の役柄のハズなんですが、まあ、美人過ぎですね(笑)。こういうタイプの役柄は、男性には割と受けがイイので、その分、女性からどれだけ反発を買うことか、想像するだにオソロシイ・・・。いずれにしても、題材にしては腐女子・汚ギャル指数はかなり低くって、「そんな指数が高かったら見る気が失せる」という声もあるでしょうが、タメが無ければ飛距離も出ない、という話もあります。 怪獣や巨大ロボは一応、それなりのCG描写でそれなりに楽しませてくれはしますが、怪獣映画としての本気度は(遠い異国の出来事として描いている点を差し引いても)あまり高いと言えず、少々踏み込み不足。では一種の女性映画として見ればどうかというと、さらに踏み込み不足で、いったい何が描きたかったんだ、と言いたくもなります。過去を「投げ飛ばして」オシマイ、って、そんなんでいいんですかね??? 怪獣が現れるのがソウル、ってのも何だか胡散臭くって、単に「日本=怪獣映画」のイメージにちゃっかりタダ乗りしてるだけの印象。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-22 13:56:18)
4.  ジャーロ
冒頭、字幕が英語で出てきて「おいおいこのDVD不良品か?」と思いつつ、よく聞くと会話がニホンゴで(意外に上手い。変だけど)、ちょっとビックリ。しかし中盤で、我々日本人でも聴き取れないニホンゴをスラスラと聴き取るヤツが出てきて(「オーショク」って言われても、なあ・・・)、もっとビックリ。すしのための魚おいしいです、ハイ。それにしてもこの作品、なんなんでしょ。最初は「さすがアルジェント、雰囲気あるね」と、それなりに作品に対して協力的に(笑)観てる訳ですが、そんな甘っちょろい期待感は見事に粉砕してくれます。変です。ヘンテコです。コレ、ワザとやってるんですかねえ。ワザとやってるんでしょうねえ。ワザとやらないでいいのにねえ。誘拐された女性の姉が警察に捜査を求めに行くが、相手にされず、ただ地下へ行けと言われる。地下にいたのが変人のエイドリアン・ブロディ警部。ここまでは良かった。後はひたすらヘン。暗い過去を抱えたとかいう一匹オオカミの警部もショボければ、猟奇的犯人(Byron Deidraと言うヒト。ヘタなアナグラムもあったもんです)もこれまたショボくて。中途半端にシメっぽく、中途半端にアホらしい、というのがどうにも困ったところ。種々のデタラメさ(あり得ない設定の連続)もさることながら、警部がヒーローでも何でもなく、何も解決しないところ、いわばこの中途半端さが“オチ”でもあるのだけど、だからなんやねん。こんな作品でアルジェントの新境地だの、集大成だのと、JAROに電話しちゃうよ、もう。と言う訳で、なんやかんやと結構楽しめましたです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-04 09:19:22)
5.  死んでしまったら私のことなんか誰も話さない
スペイン版北野映画、といった感じ(適切ではないかもしれませんが)の乾いた映画で、暴力描写が、孤独や哀しみを際立たせます。最近、歳食ってきたせいかどうも涙もろくなってきて、タイトル見ただけで涙が出そう。映画自体の印象にも大きな影響を与えているナイスなタイトルです。
8点(2003-06-06 01:05:32)(良:1票)
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