1. ゴーストワールド
世間の中に埋没して生きる事を拒絶しようと必死になりながらも、結果的に少しずつ大きな波の呑まれていくという悲しさ、、、こういう時期って誰しもが経験するんだろうけど、人生の回り道に思えても、二度と経験できない貴重で大事な時期だと思います。一生に一度しかない時期を上手く、独特の雰囲気を保ちつつ描いた監督と見事に演じ切ったソーラ・バーチに、計8点で。 8点(2003-07-19 15:27:27) |
2. ゴスフォード・パーク
殺人事件が主題ではない点がこの作品の面白いところですね。映像の美しさやカメラワークは言及するまでも無く素晴らしいが、役者一人一人がきっちりと役を作り上げている点、その上で複雑な人間関係を(物凄く)緻密に描いている点に脱帽してしまう。台詞の一言一言もすごく的確に人間性を表し、ストーリーの世界に観客を引っ張っていく。各賞を総なめにしたのも納得できる一本です。 8点(2003-07-14 11:02:16) |
3. コーリャ 愛のプラハ
↓邦題は確かに変ですね(笑) 当時のチェコの雰囲気が全編に漂っていていいです。エピソードを重ねていく手法で多少強引な部分もありましたが、少年と男性の心の交流の過程はしっかりと描かれていて、良作に仕上がっていると思います。 7点(2003-06-15 18:49:07) |
4. GO NOW
多発性硬化症という、まだ治療法が発見されていない難病にかかった青年の話だが、決して重苦しくなくむしろ飄々とストーリーが展開されている。しかしリアルに闘病生活を描く事は決して忘れられておらず、ロバート・カーライルの演技もしっかりと胸を捉える。個人的には「そこそこかな」という感じだったけど、試合のシーンをほぼ一人芝居で巧みに演じたサッカーチームの監督に+1点で7点で。 7点(2003-02-26 13:22:47) |
5. 恋におちたシェイクスピア
すごく綺麗ですねー、この映画。他の年にアカデミー取るのなら、すごくわかる気がします。しかし・・・「ライフ・イズ・ビューティフル」は超えてないよ。「ショーシャンク・・」に作品賞をあげられない人たちが選ぶんだから、わからなくもないけど。 8点(2001-06-20 22:46:07) |