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1.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
恋愛映画でした。男は彼女の奇抜な容姿をみても偏見を持たなかった。彼女は生まれてはじめて他人から頼りにされることに喜びを感じた。それが恋愛感情につながった。原作はスウェーデン語で「女を憎む男たち」その男たちとは、後見人のデブ野郎、リスベットの鬼畜パパ、女殺しが趣味の変態親子・・である。リスベットの奇抜な恰好は、子供時代に性的暴力を受けてきた事と関係がある。彼女は、男たちから性的な対象と見られないようにするために、男のようにふるまってきた。両性愛者という設定などは、表面上のことに過ぎない。彼女はトラウマのために、男を演じてきたのです。すなわち、ドラゴンのタトゥーは、男に対する防御手段なのです。男という生き物はなぜか常に女を憎む。卑怯な男ほど、猫や鳩の虐殺と同じように、弱者を攻撃したがる。「女のくせに」とすぐ口走る男たち、その言葉の裏には「弱いくせに」という言葉が隠されている。お前らはネトウヨ以下だ。だからこの話は女であるがゆえに虐げられてきた女たちの物語なんだ。女のジハードなんだ。その執行人が、リスベットだったんだ。鬼畜パパは全身火まみれ、デブの後見人は拷問責め、犯人のパパは水死、犯人は車内で大炎上、バカ男たちの殺され方はどれも痛快無比です。共感できました。私とリスベットが、何かつながってるってゆう感じ?そういうふうに感じたのは初めてだし、だいたいそういうの大嫌いな私ですが、彼女を自分の娘のように応援できたのは収穫でした、娘なんていませんけどね。できれば女性に観てほしい映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-08-19 21:24:01)(良:2票)
2.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
生まれてくる赤ん坊の命と、あっけなく死んでいく人間の命の対比を意図的に見せようとしていました。しかし・・・命に軽いも重いもないやろ!たしかに生まれてくるということは素晴らしいですよ。しかし老人として生きつづけることも同じくらい素晴らしいじゃないか。あの老人が愛妻と愛犬を殺して自らも命を捨てて赤ん坊を守る様子はどう考えても尋常じゃありません。クレイジーです。この赤ん坊にかかわった人間たちがみんな蚊みたいに殺されていく。1つの命のためにここまで命を落とす人が出てくればそれゃどう考えても命の重さって人によって違うのかい?なんて思ってしまいますよ。若いほど命は尊いのか?冗談じゃない。べつに赤ん坊に恨みはないですが生まれてくる命を尊いものに見せようとして「命」に差をつけすぎなのです。クライブ・オーウェンは濃いので元々好きではありませんでしたが今回ばかりは彼に同情しましたよ。ヒロインは速攻に殺されるし、主役の彼ですら赤ん坊様の尊い命に比べれば虫けらのような命でした。彼が死んだ瞬間にトゥモロー号がやってきました。そのとき、注意して耳をすますと何ということでしょうか・・・鼻歌が聞えてくるのではありませんかぁぁ!母親は嬉しさのあまり、オーウェンの死体を前にして「ふん♪ふん♪」と上機嫌に鼻歌まじりで歌っていたのでした。これで赤ん坊様は助かりました。一件落着めでたしめでたし。 
[DVD(字幕)] 1点(2007-05-14 20:51:54)
3.  トレインスポッティング
スコットランドで一番汚いトイレはひどいね(苦笑) 思わず目を覆ってしまった。 あのトイレでのユアンの行動はひどかった・・。 ようするにあそこまでドラックに執着する若者を見せようという魂胆があったのだと思う。 この映画は見方によっては逆に「ドラック」に興味を持ってしまう可能性もあるが、これだけ「ドラック」を意識してみた映画は初めてだ。
[映画館(字幕)] 8点(2003-10-16 19:33:08)
4.  時計じかけのオレンジ
キューブリックが創り出したアレックスは、言い尽くされてきたように、暴力、欲望、性欲の化身と仕立て上げることで、人間が抑圧されている本能を炙り出そうとした。しかし人は殊更本能を忌み嫌い、低俗なものだと考え、潜在化という押入れの中に「人間の本質」である動物を隠そうとする。心苦しい言い方ですが、人間の動物性をキューブリックは、我々に炙り出して見せたのです。このキューブリックの試みは「芸術」と対極をなす人間不信に根付いていることは周知の事実です。しかし自殺する動物の特殊性について、もはや人間が動物としての本能を喪失しているのだということを認めずにはいられるでしょうか?マズローの法則という人間の欲望を端的に表したピラミッドから私たちが理解できることは、満たされる度に我々は人間の本能を失っていくということに他なりません。従ってキューブリックの創造した「暴力」は決して人間の本質ではなく、むしろ本能を喪失させるための役割の大部分を担った「自意識」だと考えるのです。つまりアレックスに対して、あれこれと語るという愚かさは、「わたしは何者か?」と考えることと同じ位に無意味だということです。本来「わたし」というものに中身はありません。もっと咀嚼して説明すると「わたし」とは他人との関係性においてのみ存在するものであり、人間の中身は本来空洞なのです。従ってアレックスに自己を投影させ、嫌悪させたり、共感させる試みは単に勘違い人間を増殖させるだけなのですね。分かるでしょうか? また牧師がいった「道徳を持っているから人間だ」という台詞には、その高い精神性こそが人間の本能を失わせることをキューブリックは暗示させているのが彼らしい。もっと深読みすると、この映画に装飾されている「芸術」という精神の象徴を高度な動物である人間に魅せて喜ばせようとする皮肉なこの監督独特の嗜好が伺えます。
[映画館(字幕)] 0点(2003-10-15 15:28:23)(良:1票)
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