1. プラトーン
映画として完璧に近いと自分は思う作品。戦争のリアリズムを表現すると同時に暴力描写を抑え娯楽性を盛り込み幅広い層を取り込めるように出来ている作品だと思う。人間の描き方がうまくて派手な戦闘シーンを入れるよりもこの方が戦争の狂気をリアルに感じさせ良かったと思った。それぞれの兵士役の表情や演技がすばらしかった。実際にベトナム戦争に参加した監督の経験がいきていて、戦場での苦労や雰囲気を細かくちりばめつつ演出しているのが良かった。トム・べレンジャーの演技が印象的ですばらしく良かった。挿入曲の「弦楽のためのアダージョ」がこの映画にマッチしていて、しかも印象的で頭から離れずどこかで流れているとこの映画をすぐに思い出してしまう程だ。ラストのヘリから見える地上の様子と雰囲気、そしてチャーリー・シーンのナレーションが印象的で頭から離れない。この映画は他の戦争映画とは一味も二味も違うと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2006-04-27 14:20:59) |
2. フューリー(2014)
《ネタバレ》 これは戦車映画と言うよりは戦争映画。戦車を見に行く、戦車戦を楽しみにして見に行く映画とは少し違うと思った。血なまぐさい戦争が描かれている。新兵でしかも場違いな隊に配属されたノーマンに感情移入しながら見ていた。当たり前だが戦場は過酷で、残虐で、恐ろしい。ブラピは渋く、熱く、カッコ良かった。映像としては銃撃や砲撃の閃光が良かった。ノーマンがドイツ兵に見逃されるのがどうもしっくりこなかった。あれだけの戦闘でドイツ側はかなりの戦死者が出て、やっとのことで倒した敵の生き残りを見つけてしまったのに・・・いくらなんでもあっさり見逃すのはどうもな~っと。 [映画館(字幕)] 7点(2014-11-29 17:25:47) |
3. 復讐捜査線
復讐に燃える男は、メル・ギブソンにとってはハマり役。派手なものはないが、その分、シリアス感と緊張感があるから、個々のアクションシーンがより引き立っていた。そして、謎めいた部分がある、暗躍する人物がいるというところがいかにもアメリカらしいなと。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 23:42:34) |
4. ブリジット・ジョーンズの日記
見た後まあ普通だなあと思った。でもちょっとテンポが悪かったと思う。自分としては長く感じるところもあったのでもう少しテンポ良くしてほしかった。イギリス系の映画はアメリカのラブコメに比べてテンポが遅いものが多いように感じる。レニー・ゼルウィガーはかなりうまく役を演じていたと思った。ヒュー・グラント、コリン・ファースの2人も好演していてけっこう良かったと思う。この映画が女性に支持されるのはわかる気がしたし、女性の方が面白いと感じる人が多いだろうなあと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-16 21:20:44) |
5. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前半はちょっと笑えたりしてまあまあ良かったし、後半もまずまずだったと思うが、中盤(タイの所)がかなりたるんでしまった印象があって、テンポが悪くなった感じだった。全体的にストーリーの起伏が少ないのでやや映画が長く感じてしまった。この作品を見て思ったことは、恋愛って難しいし、人間ってちょっとした言動で勘違いしたり喜んだり、落ち込んだりしてしまうもんだと思ったこと。この作品は人間描写についてはリアリティがあってその部分では良く出来た映画なんじゃないかなと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-18 16:02:39) |