1. ブンミおじさんの森
《ネタバレ》 最後の方で現代的な坊さんが出てきて、現代的な音楽で〆られたことから、これはもはやブンミおじさんの遺した伝説かと。 わたしもあまり腎臓が良くないので、透析の話は気分が落ち込んだ。 死を悟って、森の奥の洞窟で死んだブンミおじさん。 なんだか身に迫るものを感じる。 それにしても、森のシーンで聞こえる虫の音。 とても心地良くて印象的だ。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-07 18:07:27) |
2. ブルックリン
《ネタバレ》 アイルランドに戻った際、結婚してるのに思わせぶりな態度を取り、男をその気にさせたひどい女のおはなし。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-12-28 23:07:04)(良:1票) |
3. ブリングリング
《ネタバレ》 話としては途中で飽きてくるのだが、私はソフィア・コッポラと相性が良いようで、心地よさみたいなものが最後まで持続した。 やはり、ソフィア・コッポラの映画は音楽と映像センスが抜群に良い。 だから最後まで心地よく見られた。 物質的には満たされても、心はどこか空虚な様が絶妙に描かれていて、後を引く。 少女達の悪びれない様がリアルに描かれており、女流監督ソフィア・コッポラのセンスが光る。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-30 23:19:20) |
4. 舞台恐怖症
《ネタバレ》 マレーネ・ディートリッヒが圧巻の貫禄だが、内容はパッとしない。 後年のヒッチコック作品に比べると、奇抜さが無いというか、オーソドックス過ぎる内容。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-09-23 19:22:22) |
5. フレンジー
《ネタバレ》 コレ、かなり怖いです。 断末魔の表情とか死後硬直した指を折るところとか、嫌なほどに怖い。 死体のオンパレードだし。 ただし、本作はそれだけではなくて、人物描写が実にきめ細かく面白い。 一人一人の登場人物が緻密に描かれており、それを見てるだけでも楽しめてしまう、、が、とにかく怖いので二度と見たくない! [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-30 22:44:45) |
6. ファーゴ
《ネタバレ》 コーエン兄弟にハマり始め、評価の高い本作をワクワクしながら鑑賞開始。 期待が大き過ぎたせいもあるが、やや不満。 でもそれは決して駄作とかいうレベルではなく、コーエン兄弟の代表作として観たからこその不満であって、十分に楽しめる作品である。 ピーター・ストーメア演じるグリムスラッドが、個人的にかなりヒット。 とにかくかっこいい! 髪の毛の色、髪型、目つき、体格、全てが魅力的だ。 コーエン作品には、映画の主題とは別の部分で、こういった魅力溢れる変人キャラが登場するから、病みつきになってしまう! 『ノーカントリー』のハビエル・バルデムにしても然りだ。 ややアウトローな内容ながら、正義感抜群の警察官が小気味良く事件を解決してしまう辺りに違和感。 もっとアウトローで、不幸な結末でもいいじゃないか! それこそ、グリムスラッドの独り勝ちで幕を下ろす、、みたいな。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 04:07:04) |
7. フルメタル・ジャケット
キューブリックの戦争映画としては初期の『突撃』の方が遥かに上。 “デブ”が主演を張る前半部分は楽しいが、彼の豚死によって物語は違った方向へ。 テンションが落ちたところへ、普通の戦争映画に突入するもんだから、観ているこちらとしては、どうも間延びの感がしてくる。 そこがマイナスか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-24 18:50:19) |
8. フード
なんというか点数がつけようがないです。 生理的に全く合いませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-13 09:02:29) |
9. プラトーン
レイプシーンは今だに強く印象に残っている。 高校生の時に観たが、少々トラウマになっているかも。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 09:03:02) |
10. ふしだらな女
ヒッチコックのサイレント作品の中で言えば並の出来。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-11 05:20:15) |
11. BROTHER
武作品としては、比較的失敗作。 武のバイオレンス作品は大好きだが、これはクドすぎ。 加藤雅也はカッコよかったが・・・ [映画館(邦画)] 5点(2007-09-09 00:43:14) |
12. フェリーニ 大いなる嘘つき
まず、始まりの音楽と映像が素晴らしかった。 海の映像と、そこに流れるゆったりとしたクラシック音楽。 それらにぼぉ~っとしていると、突然、“おじいさんフェリーニ”が登場。 “働き盛り”のフェリーニとは全く違った雰囲気でびっくり。 全く、若かりし頃の面影がない。 これにはちょっとショックだったかも。 70歳ちょいで亡くなったことを考えると、かなり健康も害していた時期だろうから、この不健全な雰囲気は仕方ないんだろうけど・・・ それにしても「理屈っぽい」。 ひたすら、“オレ流の映画論”や“フェリーニ流人生論”をしゃべり続ける。 フェリーニ作品の全てを観た後に、これらのドキュメンタリーを観れた点は良かったと思う。 しかも、ここ1,2年でその全ての作品を観たので、ドキュメンタリーを観ていても、すぐにそのシーンが頭に思い浮かんできた。 「あぁ~、この俳優さん、こんなになっちまったのか・・・」 とか、 「このシーンはこんな風に苦労して作られたのか・・・」 とかみたいに。 本作『大いなる嘘つき』には、フェリーニに縁(ゆかり)のある俳優さんが何人か出てくる。 その中でも特に印象的だったのは、ドナルド・サザーランド。 『カサノバ (1976)』について彼が振り返り、その最後のついた“ためいき”が、とてもリアリティがあった。 「即興で彼(フェリーニ)は脚本を変えてしまう。ある時、彼は3ページに及ぶ独白を私に5分で憶えろと言ってきた。その後、5分後に本当に撮影が始まった。彼は悪魔だ。」 といった様な内容だったと思う。 その最後に、深い“ためいき”が出たのだ。 それはそれは深くて真実味のある“ためいき”だった。 私もこのブログで記事に書いているが、私にとって『カサノバ』という作品は、フェリーニ作品群の中で、最も体力を奪われた作品だ。 この作品は、言ってみれば“フェリーニ映画の集大成”的な作品。 晩年の“フェリーニ・ワールド”が最高潮に達した、非常に濃い作品だ。 そんなに面白いとは思わなかったが、そのあまりの“フェリーニ色満載”さに圧倒されたのおぼえている。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-01 21:15:31) |