1. ミニミニ大作戦(1969)
《ネタバレ》 金塊強奪作戦はハラハラするところは無いもののCGの無い時代の3台のミニの逃走模様はワクワクし通し。ミニのこれ以上ない宣伝効果になったのではないでしょうか。カースタントチームの仕事ぶりに心からの喝采を送ります。マイケル・ケインを支える、ノエル・カワード、ロッサノ・ブラッツィ、ラフ・ヴァローネの贅沢な脇役陣の存在感がたっぷり。囚人でありながら刑務所の君主であるブリッジャーが作戦成功で皆の祝福に応えるシーンでのチャンチャンチャチャチャンチャチャチャチャ ブリッジャー!!が耳に残ります。「えっ、ここで終わり?」意表を突かれたラストショットは先の展開が色々と思い浮かんだ印象深いものでした。怒り悲しみ切なさやるせなさとは無縁のからりとした粋な味わいある秀作。 [DVD(字幕)] 8点(2018-07-16 00:01:15) |
2. ミッション
メンドーサとガブリエルの別れのシーンは二人の決意と覚悟に胸が熱くなった。ラストの業火は大国のむきだしのエゴを痛烈に表しているように見えた。「力が正しいのならこの世に愛は必要なくなる」現在の世界の国々にも当てはまる言葉に思える。デ・ニーロとアイアンズとリーアム・ニーソンが共演していたのは嬉しい驚きだった。 8点(2004-01-20 08:28:14) |
3. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
《ネタバレ》 物語全てが実話であれば3点ですが、かなりの脚色が加えられているようで(所長殺害は最たるもの)、軽い気持ちで外国で法を犯すと大変な目に遭う事を見せつけられた迫力ある佳作。自業自得の極みであるスーザンとの面会シーンが強烈。マックスはあのまま刑務所で朽ち果てたのか(そもそも何故所内で大麻が吸えるのか)2つの大きな謎であります。音楽が耳に残ります。 [DVD(字幕)] 7点(2018-01-29 01:14:45) |
4. ミュンヘン: 戦火燃ゆる前に
《ネタバレ》 チェンバレン首相の宥和政策が演者がジェレミー・アイアンズということではないと思いますが肯定的に描かれています。私的に自国の為ならスロバキアを犠牲にして止む無しとする大英帝国の嫌らしさに白けるところ。 ポールがあの場面で引き金をひけば歴史はどのように変わっていたのか、印象深いシーンでありました。 今作でのヒトラー総統は狂信さに欠ける役作りでイマイチでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-15 02:02:21) |
5. ミス・シェパードをお手本に
《ネタバレ》 ホームレス車上生活者の不潔極まりない外見と、ありがとう、ごめんなさい、なんて死んでも言うものか! 超偏屈なお婆さん。 コーヒーを1杯如何ですかに対して「そこまでしてもらっちゃ悪いわ、半分でいいわよ」にみるお茶目さとチラリと見せる誇り高き姿は、お目当てマギー・スミスの絶品名演。「手を握って頂戴、綺麗、だから」精一杯の感謝の表れはリプレイ名場面でした。 実話というのが信じられない。独身劇作家なればこそでしょうか。 これも信じられない15年の歳月ですが、時の流れを感じられない演出が何とも惜しいところです。 [DVD(字幕)] 6点(2022-08-21 11:09:33) |
6. Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
《ネタバレ》 93歳のシャーロック・ホームズが衰えに苦悩する、思ってもみなかった展開。とってつけた感がある日本のエピソードが物語の中で浮いているのが残念。目元がジョン・ハートにソックリなイアン・マッケランは風格ある映像に映える佇まいだった。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-31 15:10:06) |
7. Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
昔毎度大笑いしていたビーン、映画にするとこんな事になるとは、身の丈を逸脱してはいけないという事のようです。顔芸のみでは面白みは皆無。デフォー監督作を鑑賞している観客と同じ状態に。私の期待は、列車に投げつけられた花瓶のように砕け散りました。心底ガックリ。 [DVD(字幕)] 2点(2012-06-23 09:00:44) |
8. 魅せられて(1996)
ベルトルッチ監督でアイアンズ夫妻が出てるというので、期待は物凄く大きくて、途中も、ん?、ん?と思いつつ、「ここから面白くなっていくんや」と自分に言い聞かせていました。結局、「ん? 終わってしもた・・・」こんなリヴ・タイラーのプロモーションビデオの如き作品を見せられて、人に裏切られるのと同様、作品に裏切られるのもツライと感じました。↓の方のおっしゃる通り、自分なら自分の性経験をあんたらに気安く話す筋合いはない、ほっといてんか!と言ってるでしょう。 1点(2004-01-17 21:17:20) |