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プロフィール
コメント数 2398
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 《ネタバレ》 
モンティ・パイソン製作の最大の問題作と言えば本作。もともとパイソンのくどい英国ギャグは日本ではウケがイマイチだったうえに宗教をテーマにしていたので大して話題にもならなかったけど、記録を見ると西欧では普通に公開できた国はほとんどなかったみたいです。でもよく観ると、この映画はキリスト教というよりも宗教自体が持っている狂信性や当時の党派性に執着した左翼陣営、そしてユダヤ人そのものに対する強烈な皮肉が感じられます。そもそも主人公ブライアンはイエス・キリストの隣家に生まれた別人で、チラッとですけどイエス自身が説教しているシーンもあるぐらいです。つまりブライアンはイエスが活動していた時期にいた全くの別人という設定ですが、キリスト教信者たちにはこういうシャレは通用しなかったわけです。まあこれはキリスト教だからこの程度で済んだわけで、これがイスラム教のマホメットだったらおそらくパイソンのメンバーは一人残らず暗殺されていたでしょうね(笑)。 割とパイソンは好きな自分ですが、この映画のギャグには胸やけがさせられたところが多かったです。マイケル・ペイリンの吃音というか滑舌の悪さが強調されるギャグは彼の得意芸ですが、宗教的とは違う意味でコンプライアンスにうるさい日本の地上波ではもう放映不可能でしょう。でもブライアンが苦し紛れにする説教(?)にはけっこう含蓄のあるセンテンスもあり、ここはさすがインテリ集団モンティ・パイソンと評価されるところでしょう。ラストで歌われる“Always Look on the Bright Side of Life”は名曲、今や英国人に愛されるポピュラーソングになっているそうで、フォークランド紛争で撃沈された駆逐艦シェフィールドの乗員たちが、救助を待つ間に歌って頑張ったという実話にはなんかほっこりさせられます。
[ビデオ(吹替)] 6点(2023-01-07 22:30:41)
2.  モンティ・パイソン・アンド・ナウ 《ネタバレ》 
モンティ・パイソンは高校生のころにTV放映されていましたけど、しょうじき観るのが怖かったです。だってテリー・ギリアムのアニメーションがシュールすぎてあまりに不気味でしょ。友達にも同意見が多かったと思います。たぶんモンティ・パイソンに影響受けたと思うのはご存知『ゲバゲバ90分』ですが、こっちはギリで小学生でも理解できたかなと思います。その『空飛ぶモンティ・パイソン』の初期シリーズのネタをそのまんま映画として撮りなおしたのが本作。久しぶりに観たモンティ・パイソンはまあなんというか、いくら東京12チャンネルとはいえ良く地上波で放送できたもんです。本国じゃBBCで放送してたってのがまたすごい(とはいえ後期シリーズではけっこう検閲されてそうです)。しかしながら使われているギャグの中に「バカ歩き省」や「スペイン宗教裁判」という超有名なのがなかったのはちょっと失望でした。でも「死んだオウム」「木こりの歌」あたりからの後半20分は怒涛の勢いで圧倒されました。 やはりモンティ・パイソンは吹き替えで観るのが最高です。ラストのテリー・ギリアム吹き替え古川登志夫の「洒落だよ、シャレ!」の捨て台詞がまた素敵です。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-09-14 21:07:50)
3.  モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル 《ネタバレ》 
確かに『人生狂想曲』のえげつなさには及ばないんですが、本作こそがもっとも洗練された(?)モンティ・パイソン映画じゃないでしょうか。低予算を逆手にとったパイソン・メンバーたちのひとり何役は彼らのお家芸でして、ここが笑えないとパイソン映画はしんどいでしょうね。でも「三頭の騎士」「ニッの騎士」「殺人ウサちゃん」などのわけのわからないキャラ群のインパクトは強烈ですし、なんといってもあのメタフィクショナルなエンディングはこの手の手法で撮られた映画の先駆けじゃないでしょうか。まあ日本じゃウディ・アレンかモンティ・パイソンかというぐらい一般受けしませんけど、こういう「頭のイイ奴が考えるギャグ」というのはわが国では存在しないジャンルですからねえ。だいたいからして『古事記』や『日本書紀』を徹底的にパロッたようなようなものですから、いろいろとその手のタブーが存在する邦画界では絶対に出てこない発想です。でも生きているうちに一度は観ておくべき価値のある一編だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-09 22:10:31)
4.  モネ・ゲーム
コーエン兄弟らしいトリッキーなストーリー・テリングでそこそこ笑えるんだけど、なぜか観終わっても印象が薄いんです、なんででしょうかね? キャメロン・ディアスがアラン・リックマンと一夜をともにしたのに、コリン・ファースとは何にもしないで終わっちゃうというハリウッド映画らしからぬ展開のせいですかね。でもあのサヴォイホテルでのいかにもコーエン兄弟らしいコテコテのギャグを、ズボンを脱いで軽妙に演じっ切っているコリン・ファースはさすが名優です。やはり最後のオチがイマイチ判りにくかったのがやはり自分には受けが良くなかった原因でしょう。 それにしてもアラン・リックマン、太りましたよねえ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-30 19:07:43)
5.  モスキート爆撃隊 《ネタバレ》 
『633爆撃隊』がヒットしたので、二匹目のドジョウを狙って製作された映画みたいですね。出演者もデヴィッド・マッカラム以外は地味な俳優が多くて、飛行可能なモスキート爆撃機の活躍を期待するしかないかなと思って観始めました。 冒頭から『クロスボー作戦』の映像が使われていて「こりゃ、ダメだ」とあきらめかけましたが、意外とドラマシーンは良い脚本で予想以上に観られる内容です。戦闘シーンはかなりクオリティが落ちる特撮なのですが、これは低予算だからしょうがないところでしょう。 物語はV2号(?)を製作しているフランスのシャトーを破壊するミッションに挑むというモスキート爆撃機にはお約束のプロットで、設定自体はフィクションですが大戦中にモスキート爆撃機が実際に成功させた作戦(刑務所をピンポイント爆撃して捕虜のレジスタンスを解放した)を巧みに織り込んだ内容になっています。上映時間も手ごろなのでテンポも良く、個人的には『633爆撃隊』より高評価です。さすが職人監督ボリス・セーガル、そつがない仕事をしますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-11 00:27:21)
6.  モンティ・パイソン/人生狂騒曲 《ネタバレ》 
モンティ・パイソン作品中屈指のネタのヤバさですが、「趣味悪い」と言われても私はこの映画大好きです。『クリムゾン、老人は荒野を目指す』というギリアムが監督した短編が最初に上映されるのですが、これが本編よりカネがかかったというコテコテのファンタジーものでギリアムファンはにんまりです。そして本編、冒頭登場するのがあの『シーマン』です。一時期はやったゲームソフト『シーマン』のルーツはこんなところにあったのですね。そして極めつけは『出産の神秘 第三世界編』で、「すべての精子は神聖なり!」と『オリバー!』をパクったミュージカル仕立てでカトリック教会を愚弄するパワーは、さすがモンティ・パイソン! はっきり申し上げて、中には出来の悪いエピソードもありますが、本作を観て「人生とは何ぞや」という究極の命題に思いをはせるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-01 22:14:41)
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