1. 旅情(1955)
《ネタバレ》 ベネチアにおける男女の出会い。 美しいベネチアの街並みと共に、とても切なく描かれている。 旅先での運命的な出会いであり、限られた時間の中で互いに愛し合うからこそ盛り上がる。 この男女にとって、この出会いは一生の思い出となることでしょう。 子供からの万年筆のプレゼント、これもとても良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-20 19:14:52) |
2. リトル・ブッダ
死というものへの概念を変化させる。 映像はとても綺麗。 それ以外の所感なし。 [DVD(字幕)] 5点(2020-10-13 19:54:59) |
3. リッチ・アンド・ストレンジ
倦怠期を迎えつつある夫婦が、ひょんなことから大金を手にし、船旅へと出かける。 しかし船上では様々な出来事が起り、夫婦仲はますます悪くなる。しかししかし、様々な事件が起り、やがて妙な結末を迎える・・・ とまぁ、こんな感じの話ですが、これが意外と面白い。 最後の終わらせ方も上手く、話も破綻していないし、納得もできる。 ヒッチコック作品でサイレントは苦手だったが、トーキー初期からどんどん面白くなってくるのが分かる。 製作年順にヒッチコック作品を観ているが、ちょっとずつレベルが上がり、面白くなっていく過程を、時系列的に追うのはとても面白い。 それは、『男はつらいよ』シリーズの全作を、一作目から順に観ていった時の面白さに酷似している。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 21:32:27) |
4. 理想の女
《ネタバレ》 ハッピーエンドながらも、なかなかスパイスが効いていてよい。 ウィンダミア夫妻は、互いに一つの大きな秘密を持ちながら、本当に愛している人と幸せに暮らすという終り方。 本当の幸せの裏には、大きな秘密があり、実はお互いの本当のところを知らなかったりもする。 幸せとは何か? 幸せとはどうあるべきか? 幸せを獲得する為にはどういう選択をすべきか? そして、男女がお互いを分かり合うことは可能なのか? いや、男女はお互いの全てを知る必要はないのではないか? 、、、と、色々考えさせてくれる。 ハッピーエンドでありながら、人生の皮肉さ、男女の何たるかを訴えてくる。 なかなかよく出来た作品でした・・・ と、言いながらも、ご都合主義的な綺麗過ぎる終わらせ方に、どこか不満を感じてしまう。 ということで7点。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-24 22:58:22) |
5. リング(1927)
ヒッチコックのサイレント作品の中では、今のところ一番良かった。 随所に小技がきいて、「さすがだなぁ」と唸らされること、しばしば。 最後の一戦は本当にワクワクした。 でも、私の様な生粋のボクシングファンだと、一般の人が観た印象とは多少違うのかも。 ボクシングシーンが限りなく本物志向なところも気に入った。 迫力ある演出ではなく、限りなく本物のボクシングに近いといった部分が、ボクシングファンとしては興奮できた。 しかし、あの女性はそもそも・・・という疑問がずっと残った。 性格的に魅力ある女性に全く思えなかったからだ。 女性に魅力を感じず、感情移入できなかったのが難点と言えば難点だ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-11 05:28:23) |