1. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
《ネタバレ》 よくもまあこうも味のある顔をたくさん集めたもんだ。どうにもダメな連中がわあわあと交錯してばたばたと乱暴に事態が収束してゆく爽快感。ガイ・リッチー節炸裂。凶悪になり切れないぼやっとしてる奴ばかりがなぜだか生き残る。良い世の中だ。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-13 17:44:08)(良:1票) |
2. ロックンローラ
《ネタバレ》 ガイ・リッチー一流の一気収束展開が小気味良い脚本ではあるけれど、いかんせん前作「リボルバー」でぽしゃった後のリハビリ的な出来でして「ロック・ストック~」や「スナッチ」ほどのキレはありません。 人物描写は鮮やかで各キャラは立ちまくり、会話も粋で心地よい。だけど大きな失敗として、タイトルの影の主人公(なのか?)であるロックンローラーがこれ存在感非常に薄い。コイツの偽装死も柱の一つのはずが、G・バトラーやM・ストロング、T・ハーディやその他ロシア人といったアクの強い連中のどたばたの陰に隠れてしまっているので、終盤になってキーマンとして登場するも”待ってました”感が無いんですわ。 なにしろ観終わって一番印象に残ったことといえば、トム・ハーディにゲイを告白されたバトラーのパニックぶりと、その後の友情あふれる涙ぐましくも麗しいフォローぶりだったりする。いやここ、何度観返してもほのぼのと笑える。親友に恋情を抱くハーディが意外やゲイの芝居が巧いですし、つまりこの部分でもって点数が甘くなりました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-08 16:39:55) |
3. ロリータ(1962)
《ネタバレ》 規制が厳しかったために、きわどい性に関する描写が無いんですって。そのせいか、テーマのわりに品の良い印象というか、おじさんの単なる悲喜劇にも見える。おじさん本人は大真面目で必死なんだが、なにしろP・セラーズがここでも薄気味悪い怪演をかますし、ロリータも高校生では大人の範疇に入ってしまうしで、少女の無垢さはすでに無いといった有様では「オヤジ気付けやーっ」と客としてはヤジをとばしたくもなっちゃうのだ。 だけど、面白かったですよ。スー・リオンは綺麗ですし、ロリータの可笑し哀しいオカンも存在感強烈。教授はこのオバサンを無駄にいじめて死に至らしめたわけで、罰を食らっても仕方ないのだ。 美少女ロリータのその後といえばこぶ付きの中流(以下?)家庭の一主婦かあ。手に入れたお金も、あの亭主ではあっという間に散財しそう。三者全員、人生がしょーもない所に行き着いたのかと思うと感慨深いですな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-11 00:27:25)(笑:1票) |
4. ロビン・フッド(2010)
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウの組み合わせってこりゃもうアナザー・グラディエイター。クロウ版ロビン・フッドはいかついうえ、一国の将軍みたいでローマの剣闘士と見分けつかないし。おんなじキャラだし。でもこの監督が撮るとやっぱり画面が広く見えるなあ。のびのびと雄大、戦闘シーンの迫力も手馴れたもんです。結局のとこは面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-25 00:40:34) |
5. ロッキー・ホラー・ショー
真正変態映画ですね うん。70年代って今より感性が進んでる気がする。音楽もファッションも最近の流行りはかつて見たものの焼き直しに見えてしまう。おしゃれなものほど70年代の模倣のような。この映画0点つけるひとは正しいし 10点つけるひとのセンスも捨てがたいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-08 00:11:45) |
6. ロンドンゾンビ紀行
《ネタバレ》 年寄りが年甲斐も無く銃を片手に敵と闘っちゃう趣向がほんとイギリスっぽい。じーさんもばーさんも武闘派。特にホーム園長のアラン・フォードのかっこ良いことったらない。ああなるべきだなあ人は。気概が人を作るのだ。ああ、よもや非業の死を遂げるのか、と涙ながらラストシーンを見守りましたが、次の瞬間快哉を叫ぼうとは。いやあ素晴らしい場面でした。 序盤の銀行強盗のくだりは、そうですねちょっと長いかも。メインのゾンビを客は待ってるので強盗が上手くいくかどうかは二の次ですしね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-14 01:22:29)(良:1票) |