361. ある公爵夫人の生涯
嫌いなレイフ・ファインズの持ち味が120%発揮されており、あまりのゲス・クズ・カスっぷりに怒りを通り越して淡々と眺めておりました。お目当てシャーロット・ランプリングは魅力のカケラもないキャラで期待外れ。キーラ・ナイトレイはキリリとした美しさながら、薄幸さが漂っておらず惹きこまれない。多くの召使にかしずかれている貴族というのは、綺麗なお洋服で飾り立てても痴話喧嘩などを彼等彼女等の前で平気でしているのに呆れる。犬猫並みの存在なのだろう。実在の人物という事で、末裔の方々はこれを観て何を思うのだろう。数日後には忘れてそうな愚作。 [インターネット(字幕)] 4点(2018-12-29 00:32:32) |
362. 裸足のイサドラ
20世紀を代表するモダンダンスの祖と呼ばれるイサドラ・ダンカンの物語。演ずるお目当てヴァネッサ・レッドグレーヴの容姿の美しさに惚れ惚れとするものの、踊り自体はどれも単調で退屈。奔放と言う名のだらしない下半身の気質に白けてしまう。バレエが如何にストイックな芸術であるかを思い起こさせられた作品。 [DVD(字幕)] 4点(2018-12-23 23:36:17) |
363. ウイスキーと2人の花嫁
船もろとも海の藻屑となるのなら頂戴しちゃえ。島民の行為は目くじらたてる程でもありませんが必死で隠す姿に浅ましさを感じてしまいました。喜怒哀楽の感情が湧かなかった作品。 [DVD(字幕)] 4点(2018-11-25 23:04:27) |
364. バルカン超特急(1938)
列車に乗るまでのシーンが間延びしていてイライラする。乗ってからもハラハラすることもなく、笑えるでもなく、黒幕はこの人だろうと早くに分かるし。対決の決着は曖昧で、ラストの再会にも「はぁ? 何じゃそりゃ」。指文字などハッとするシーンがあるものの無理筋なストーリーで興に乗れずじまいの作品。 [DVD(字幕)] 4点(2018-07-02 11:29:45) |
365. ハムレット(1948)
今作のローレンス・オリビエにかけた期待がハズレでガックリ。表情から喜怒哀楽が滲み出ておらず、立て板に水の如く放つ台詞に何の重みも感じられない。というか監督・脚本・主演としてのナルシスト臭が鼻についてしまって、まさかメル・ギブソンに劣るとは思わなかった。オズリックがピーター・カッシングに似てるなぁと思ったのがその通りだったのが唯一の収穫。 [DVD(字幕)] 4点(2018-05-27 20:49:01) |
366. 上海の伯爵夫人
思わせぶりなナルシストでヘタレ。私が嫌うレイフ・ファインズの負のオーラが満載。ストーリーまで思わせぶりで何の余韻も残らない愚作。 [DVD(字幕)] 4点(2017-12-09 01:12:58) |
367. ザ・シャウト/さまよえる幻響
《ネタバレ》 スザンナ・ヨーク、ジョン・ハート、アラン・ベイツ共演に釣られて鑑賞。病人クロスリーの妄想劇。日本未公開がさもありなんと思う珍作に三人が出演した理由を知りたい。本作がカンヌ映画祭特別審査員賞受賞したことに「何でやねん」と叫びたい。 [DVD(字幕)] 4点(2017-12-03 23:59:12) |
368. 素晴らしき戦争
第一次世界大戦が描かれた本作。監督の意欲的な試みは退屈さしか覚えず、絢爛豪華な俳優陣の印象も薄い。ラストショットに目が覚める。その峻烈さはダラダラとした物語を要約した見事なメッセージであり点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2017-10-04 14:28:47) |
369. ハワーズ・エンド
《ネタバレ》 名優達の共演であっても、お粗末な脚本の中では何の輝きも放てないことを実感しました。マーガレットとヘンリーがあっさり結ばれるのには唖然茫然であり、偽善者が美しい舞台の中で気取っているだけの作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2017-09-28 16:03:33) |
370. 大いなる眠り
内容が把握出来ず、「一体この物語は何だったのか」という結末に徒労感が募る。将軍を演ずるジェームズ・スチュワートの老いた姿がうら悲しかった。 [DVD(字幕)] 4点(2017-06-15 00:48:12) |
371. 冬のライオン
肉親の確執がこれでもかという嫌みな物言いで描かれているだけで退屈。やけに明るいラストシーンにポカーンとするのみ。期待外れ。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-02 13:24:00) |
372. 愛の風景
《ネタバレ》 学生同士の惚れた腫れたのくっついたり離れたりにイライラが募る前段。結婚してからの二人に気分が鎮まり最後まで鑑賞。夫婦はこの先もくっついたり離れたりするのだろうと想像させられるラストに、長々とこんな風景を観た疲れが噴き出しました。嫁に手を上げたり、ペトルスを殴り続ける直情径行さにこんなのが牧師かと呆れ果てました。 [DVD(字幕)] 4点(2014-01-04 16:26:58) |
373. ドラゴン・タトゥーの女
覗き見を生業とするリスベット。エキセントリックな出で立ちや言動から苛烈な環境の中で生きてきた事は想像出来るも、深みのないキャラに魅力を感じず。ミカエルに至ってはモザイクシーンぐらいしか存在を感じず。謎解きは机上でサクサク進んで何の緊迫感もなく「はいっ、一丁上がり」という製作者の声が聞こえてきそうな結末に、「はいっ、終わった終わった」という思いしか湧かず。オープニングロールに点数を。 [DVD(字幕)] 4点(2012-09-27 18:39:07) |
374. ターミネーター3
2>1>3。2で止めておくべきでした。 [DVD(字幕)] 4点(2010-11-08 22:10:29) |
375. 007/ムーンレイカー
《ネタバレ》 徹夜明け、眠気覚ましに観ていると、殆どのシーンに、「そういえば、あったよ、あった、このシーン」と記憶が甦り、観終わった後に当時映画館で観た事を思い出しました。アクションは破壊っぷりがアッパレだったガラス博物館シーンを筆頭に楽しいものですがハラハラもワクワクもしない。このぬるさが作品全体としての記憶が残らなかった原因で、ジョーズが好々爺になっちゃったのがぬるさの決定的な要因となっています。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-26 11:16:48) |
376. 28日後...
《ネタバレ》 ゾクッとする怖さを感じる無人の病院、街並みの画を始めとする画には惹かれましたが、おはなしは退屈なものでした。感染者が見せる理屈ぬきの恐怖が主題である筈なのにお粗末な軍人達が登場した後はそれが添え物のような扱いになっており、恐怖が薄れてゆくのがいけません。添え物といえば娘の存在も同様です。2パターンの結末双方ともつまらぬものでした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-05 23:58:08) |
377. エントラップメント
3件の仕事は、守る側の対抗策が描かれておらず、浮世離れした道具のみ目立つ緊迫感のないものです。また、二人の騙し騙されの二転三転の末に行き着いた結末に脚本の破綻を感じます。そして、二人が歳の差のある男女で演じるのが大御所なので、恋に発展するのはお約束なのでしょうが、品のない獲物をねらう彼女が、彼が愛する美術品以上に価値ある女性に見えない事がイタイところでここにも無理を感じます。以上、本作の見せ所であろう部分が減点で、老いても衰えず華のあるショーン・コネリーの存在感のみにこの点数です。 [DVD(字幕)] 4点(2006-07-14 20:35:16) |
378. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 シェリー・デュバルがとてつもなく怖かった。ニコルソンはミスキャストでは。もっと善良で線の細い人を起用するべきでは。母と子がハロランが乗ってきた雪上車で逃げたのには拍子抜けしてしまった。 4点(2003-12-11 15:54:25) |
379. ロビンとマリアン
全編を覆うモッサリ感に萎える。極め付けが決闘シーンで目を背けたくなるお遊戯会のような立ちまわり。 テッパンの題材で名優をキャスティングしても演出がぶち壊しているトホホな作品。 [DVD(字幕)] 3点(2023-10-01 03:19:23) |
380. その男ゾルバ
《ネタバレ》 クレタ島の老若男女が観るに堪えない下劣さで、いくら何でも死んだ途端に家財道具一切合切略奪してしまうのは演出ですよね。こんな風習ないですよね。アンソニー・クイン、アラン・ベイツが掃き溜めの地でウダウダやってるのも退屈で、締まりの無い失敗でヘラヘラ踊っているのに、気楽にいこうやと励まされるかと言うとそんな気にもなれない何じゃこりゃな作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-28 00:33:04) |