21. ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
《ネタバレ》 ラストの水が襲ってくるシーンは「ロードオブザリング3」のゴースト軍団には及びませんが面白かったです。ネズミ騎士も「シュレック2」の長靴猫には及びませんがかわいかったです。全編そんな感じなので5点。スティーブンキングの言う「危機一髪で鳥に救われたら読者は納得しない」というのをところどころで思い出しましたが、夢物語だからぎりぎりOKでした。前作の方が好きでした。 [映画館(字幕)] 5点(2008-05-29 05:12:43) |
22. モンティ・パイソン/人生狂騒曲
笑いについていけない部分と苦笑するしかない部分に混ざって大笑いしました。日本でも東と西で笑いのツボがちがうのですから、国が違うので笑いのツボがわからなくても当然かな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-29 04:39:03) |
23. 輝く夜明けに向かって
緊張感のないだらけた映画でした。アパルトヘイト時代、もしくはアパルトヘイト廃止直後の映画だとしたら感銘を受けたのかも知れません。アパルトヘイト廃止後の殺人、強盗、凶悪犯罪だらけの現在の南アフリカを思うと素直に良かったねと見られません。差別を受けていた黒人の中にさえ今の方がアパルトヘイト時代より状況が悪いというのが現実です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-29 04:33:31) |
24. つぐない
脚本が緻密でしっかりしているので単なるメロドラマにはならなかったけど、いまひとつ入り込めなかったのは時間軸が変わることによって真実を見せる手法のせいかも。セシーリアは劇場型キャラでわかりやすいのですが、誠実な雰囲気のロビーが「カント」という言葉を手紙に書くのは違和感がありました。印象的な映像と重厚な音楽の取り合わせが秀逸でした。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 03:00:51) |
25. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 リンチの中でも「マルホランドドライブ」と同じくらい好きな映画です。年をとった男が言います。「年をとって辛いのは昔を憶えているから」・・・さて、その昔とは幸せだった過去なのか、不幸せだった過去なのか?どちらにしろ年をとったのが辛いというのは悲しいことだなあと思いました。なのにやさしく、年をとるのもいいなあと思わせてくれる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-05-04 08:08:12) |
26. ヘヴン
トム・ティクヴァ監督は退廃的な話を描くのが上手だと思います。 破滅に向かって静かにすすんでいく二人の姿に感動しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-21 03:43:32)(良:1票) |
27. タロットカード殺人事件
ウディ・アレンの映画の中では凡作。ストーリーに毒がある分、会話に毒が少ない気がしました。最後まで楽しくみることができる映画ではあります。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 07:07:25) |
28. ウォーター・ホース
スコットランドの景色が、とてもきれいな映画でした。卵が孵るあたりでストーリーに作り物感が強くなり映画に入れなくなってきました。さらに安達祐実のRexを思い出したり、山に描かれたホワイトホースを思い出したり、映画の最中気が飛んでしまいました。 [試写会(字幕)] 4点(2008-03-27 06:42:56) |
29. ライラの冒険/黄金の羅針盤
「ハリーポッター」を好きな人なら楽しめて、「ナルニア国物語」を好きな人ならそこそこ我慢でき、「ロード・オブ・ザ・リング」を好きな人には期待できない映画です。最初の方の子供たちのやりとりでかなり引いてしまいましたが、映像に関しては全体的に好きです。イベントでダイモン占いをやったら良い結果だったのでおまけで5点。 [試写会(字幕)] 5点(2008-03-27 06:34:46) |
30. ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
《ネタバレ》 ケン・ラッセル監督など実在の監督を登場させているドキュメンタリー風なフィクションなのですが、知らない人が見たら実際にあったことだと思ってしまうかも知れません。映画全体に近親相姦同性愛的フリークスな雰囲気を漂わせているので、ある意味耽美的でもあります。見終った後引っかかる部分があって検索してみたらキース&ルイス監督がゲイのカップルだということで、なんとなく映画でなにを描きたかったが見えた気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-10 01:19:15) |
31. チキ・チキ・バン・バン
《ネタバレ》 5点かなと思いながら映画を見て、評価しようとしたら5点の人が並んでいて納得。他の方たちがおっしゃっているように映像もきれいで音楽も良いし自動車で空を飛び海を渡るなんて夢みたいなのですがあまり楽しめませんでした。自動車を救おうというのがストーリーの大筋かなと思っていたら、途中から色々と変わっていきます。それが、あまり興味を持てないので中だるみ感が強かったです。悪者の王様とお妃様のカップルがいかにもでかわいかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-07 14:44:09) |
32. 大いなる遺産(1946)
《ネタバレ》 モノクロの映像が独得の雰囲気を醸しだしていて良かったです。ただ、ずっと引き延ばしておいて、あのラストはハァ~っていう感じで肩すかしでした。古典映画の良さと欠点を両方とも味わえる映画です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-03 00:07:16) |
33. ツォツィ
《ネタバレ》 以前、この国の昼間の明るい市場の中で3人の若者にナイフで襲われたことがあるので映画の冒頭のシーンは怖かったです。この映画のヨハネスブルクは現地の人でも歩くのに用心しているという場所で犯罪は日常茶飯事です。不良だったツォツィが襲った車に残されていた赤ちゃんの面倒を見ているうちに生活を改めていくという話ですが、現実はもっと悲惨な気がします。こういう映画だと最後に主人公が改心したころに殺されて終わりだというパターンが多いので、この終わり方はホッとしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-25 02:27:53) |
34. グッドナイト&グッドラック
《ネタバレ》 ストーリーよりもモノトーンの雰囲気と随所に流れ本人も登場するダイアン・リーブスの歌声に酔ってしまいました。マッカーシズムの時代を描いた映画は少なくないので新鮮味はありませんでしたが、淡々とした感じが好きです。ラストでTVの役割について話す言葉は、そのまま現代のネットに置き換えることが出来るのではないでしょうか?たんに暇つぶしの娯楽としてだらだら時間をすごすことも自由、ネットで感動したり人生が変わったりすることも自由、その人次第です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-21 07:02:49) |
35. ナイロビの蜂
《ネタバレ》 先進国の後進国にたいする悪事を暴くためのサスペンスと思っていたけど、予想に反して大ラブストーリーを見た感覚でした。ラストで自分が殺されてしまうのが分かっているときのリアム・ニーソン、抵抗もせずに、これで妻と一緒になれると思って撃たれたんだろうなあと・・・。本筋とは違うところでうなりました。そこで本筋ですが、主人公たちがあれだけ危険な目にあいながら情報を発表しようと苦労していたのに、ラストで他の人があっけなく、その情報で悪事をあばくのはなんとも拍子抜けです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-21 06:56:12) |
36. リトル・イタリーの恋
《ネタバレ》 美しい景色と古風なストーリーの恋愛映画でした。ロゼッタとジーノの恋は一目惚れの情熱的な恋。コンチェッタとアンジェロは傷ついたあとの恋。60年代「卒業」で感動していた人たちも、あとで花嫁を奪われた夫や、その家族はどんな気持ちだろうと思うようになったけど、この映画は、そう言う意味で傷つく人がいません。わかりやすいけど、うまく行き過ぎかも。ジーノ役のアダム・ガルシアは絵に描いたような二枚目ですが、性格的にも魅力的になっていくところがうまいなあと思いました。個人的にアンジェロ役のジョヴァンニ・リビシの顔が大好きなので、たとえブサイク役で性格も暗くてもかわいいなあと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-10 06:46:42) |
37. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 今に続くアイルランド紛争をアイルランド側から見た映画です。どんな戦いでもなにかしら息抜きがあるものです。ケン・ローチの映画が好きなのは悲惨な状況の中で、ホッと息をつける、息を抜ける部分があるからなのですが、この映画にはそれがないので悲惨さだけが残りました。余所の国のことはもとより、同じ国の人のことさえも理解するのはむずかしいけど、理解しようと努力することは出来ます。この映画を見て理解する努力をすることですら難しいということを実感しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-17 05:54:52) |
38. やさしくキスをして
《ネタバレ》 大好きなケン・ローチの映画の中でも一番苦手な映画。いつものように人種や宗教などの違いなどからくる差別や偏見を扱っていますが、この映画に関してはみんなが自分の幸せばかり押し通しすぎです。あまりにも自分の立場を考えてと主張しすぎる人が多くゲンナリでした。他の人の幸せのためにと身をひく慎ましやかさに感情移入しやすいので、こういう映画は嫌いです。エジンバラの大学に行く妹と、学校長はのぞいて、みんな不幸になればいいと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-12 23:13:49) |
39. 明日へのチケット
《ネタバレ》 大好きな監督3人のオムニバスで、1作目7点、2作目6点、3作目7点。1作目の余韻が3作目にはほとんど残っていないのが、人生なんてそんなものみたいで気に入りました。1作目のヴァレリア・ブルーニ・テデスキはフランソワ・オゾンの映画の時とは違って、おさえた雰囲気がとても良かったです。3作目のスコットランド人の描写は本当にリアルで、さすがケン・ローチという感じ。スコットランドに行ったときに似たようなサッカーファンの人たちに知らないうちに巻き込まれて、言葉も通じないのに、あちこち引っ張り回されたことを思い出しました。この3人組そのものでした。マーティン・コムストンは、「SWEET SIXTEEN」同様に楽しませてくれました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-05 16:28:17) |
40. SWEET SIXTEEN
ケン・ローチの映画はどれも好きですが、この映画ではすっかり同調してしまいました。一生懸命に尽くす子供に対して迷惑ばかりかける母親。個人的に他人事とは思えなくてはまってしまいました。面倒ばかりかける母親でも生をあたえてくれたことを思うと、一生縁は切れないのでしょうね。フィクション映画なのにどっぷり感情移入しました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-05 16:26:11) |