41. ひかりのまち
日常を題材にしているからこそ登場人物と共有できる感情が生まれて、見終えた後にたまらなく切なくなった。一人一人のストーリーを通して「家族」や「ロンドンという街」を的確に描いてみせた、ウィンターボトム監督の手腕は見事。 8点(2003-05-31 23:07:31) |
42. GO NOW
多発性硬化症という、まだ治療法が発見されていない難病にかかった青年の話だが、決して重苦しくなくむしろ飄々とストーリーが展開されている。しかしリアルに闘病生活を描く事は決して忘れられておらず、ロバート・カーライルの演技もしっかりと胸を捉える。個人的には「そこそこかな」という感じだったけど、試合のシーンをほぼ一人芝居で巧みに演じたサッカーチームの監督に+1点で7点で。 7点(2003-02-26 13:22:47) |
43. ブリジット・ジョーンズの日記
原作はロンドンの新聞に連載されていたらしく、なんとか「自分を変えよう」と思っていてもなかなか行動に移せずにいたりする、誰の心にもある「自分に甘い」部分を上手く題材として使っていると感じた。 皆さんご指摘のように展開があまりに上手く行き過ぎたり(二時間で描くのだから仕方ない部分もあるだろうが;)、最後の日記に使い方がとってつけた感じがしたりとツッコミどころもいくつかあるが、今回はレニー・セルヴィガーに脱帽。ここまでの(書かれてる方もおられましたがデ・ニーロ並みの)役作りをする女優はあまり記憶にないかもしれない、、 8点(2003-02-22 18:06:15)(良:1票) |
44. フレンチ・キス
気楽に見れる作品。ケビン・クラインが胡散臭いフランス男を結構上手く演じてて笑えました。この頃のメグ・ライアンはほんとにかわいい。 6点(2003-02-10 16:44:52) |
45. 秘密と嘘
何よりも、表情のみを映し出して、主人公たちの無言の会話を見てる側に的確に伝え続けたカメラワークや演出が本当に見事。台詞でまくし立てられるよりもよほど心に響いた(特に母子再開のカフェのシーン)。 またそれを可能にしているのも役者たちの素晴らしい演技でした。 そして、「痛みを分かち合う」こと。主題もしっかりと心に響きました。 9点(2002-12-17 09:11:53) |
46. マイ・リトル・ガーデン
<ネタバレ> 何でこんなに待ち続けるんだろう、、、 「一緒に来ないか」という誘いを少年が断る度に、その純粋さと哀しさに心を打たれた。 観終えた直後には「ラストは天国から父親が迎えにきたっていう設定でもよかったんじゃないか」と思ったりもしたのだが、この作品が実話で、現実に原作本の作者はこれに近い体験をしたことを考えると、自分が映画に求めている「お涙頂戴」の部分がいかに馬鹿らしいかを考えさせられもした。 ストーリーの素晴らしさのみならず、光と影を効果的に使った映像、主人公の(可愛らしさよりも哀しさを表現できる少年を用いたのも成功の要因だと思う。)素晴らしい演技、上手く雰囲気を醸し出しているセットなど、一つ一つのパーツが作品の質を確実に高めている。名作です。 9点(2002-11-27 22:45:52) |
47. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
4人、特にガブリエル・バーンは役の見せ方が上手いです。プラス、これまで毛嫌いしていたディカプリオの2役の演じ分けが結構スムーズで、役者としてちょっと見直しました。 7点(2002-11-26 14:30:51) |
48. フルメタル・ジャケット
皆さんが既に仰られてますが、前半のインパクトに後半が負けた感じです。『プライベート・ライアン』のように、自分の中では、「前半は強烈な印象として刻み込まれるけど、後半についての記憶が殆ど無い」っていう作品になってしまうかも。 8点(2002-11-09 11:28:16) |
49. スライディング・ドア
発想は好きなんですが、どこか「イギリスで撮った」っていう背景を活かしきれてなかったような、、、 それと、どうみても浮気を発見したほうが上手くいってるような気がします。という事は、一番可哀想なのは、無邪気に地下鉄の手すりで遊んでたのに危うくグウィネスに巻き込まれかけたあの女の子かも、、? 6点(2002-10-27 11:01:44) |
50. BROTHER
北野作品ははじめてでした。カット割りなんかすごく好きでいい感じで観てたんですけど、ラストが少しくどいのが難点かも。最後に、久石譲の音楽は、完璧としか言いようが無いほどに作品にマッチしてました。 7点(2002-08-31 10:16:37) |
51. ハイ・フィデリティ
共感できる内容をこちらに向かって話しながらだと、どうしても聞き入らずにはいられません。グリーン・デイに影響を与えたバンド、クラッシュと誰って言ってたかなぁ~? 今度確認しないと。 最後にジョン・キューザック、、、傘使えよ(笑)! 7点(2002-08-24 19:24:41) |
52. クイルズ
「コイツどういう事やってきたんだ・・・?」と、作品中に描かれていない、幽閉されていない時代のサドの所業をも連想させるJ・ラッシュの怪演は見事。-2点は、マドレーヌの死後、ラストでああなるまでの牧師の苦悩を、もう少し丁寧に描いてほしかったからです。とはいえ、J・フェニックスの演技そのものは、見てる側を完全に惹きつけるほどに素晴らしいものでした。 8点(2002-08-03 18:03:01) |
53. 炎のランナー
1920年代のヨーロッパが舞台であることを考えた時、この二人の強さが解った気がしました。だれもが一度は聞いたことのあるテーマ曲、この作品のものだったんですね~ 素晴らしかったです。 7点(2002-03-27 23:13:15) |
54. アラビアのロレンス
メイキングを観て衝撃を受けました(もちろん作品自体も衝撃的でしたが)。CGでは絶対に作れない世界がこの映画にはありますね。物語自体は、3時間半でも足りない感じでした。2時間過ぎたら飽きがくる映画が多い中、これだけ長い時間魅せて、まだ観たいと思わせることが、傑作の所以かも知れません。 9点(2002-03-20 23:06:23) |
55. 小さな恋のメロディ
2人の純粋さも良かったけど、友達の男の子(ジャック・ワイルド?)が、最高に良かった。この映画の中で、彼が一番成長したのかも知れない、などと感じました。 8点(2002-02-17 18:10:57) |
56. ラストエンペラー
反抗の術も知らないままに時代の波にのまれていく、傀儡の哀しさがすごく伝わってきた。淡々としていながら、心に残るものは深い作品でした。 9点(2002-02-11 16:13:50) |
57. ショコラ(2000)
寓話らしく、現実に比べると甘~い部分が多い分、身につまされるようなとげとげしさが少なくて、優しい気持ちになれる映画でした。 ジョニー・デップが映画の中でギター弾いてるシーンを始めて見た。 7点(2002-02-09 17:13:22) |
58. スパイ・ゲーム(2001)
キャストが話題になってたんで「内容はどうかな?」と不安視してたけど、いい作品でした。若かれし日の「スティング」を思わせるレッドフォードの演技はGOOD!! -2点は、もう少し「今現在」のブラピのシーンを見たかったので。 8点(2002-01-19 22:04:32) |
59. 八日目
「人間味」の伝わり方に感動しました。こういうヨーロッパのいい映画を観ると、「ペイ・フォワード」のような発想に感動してしまってる自分を恥ずかしく思います。 『八日目』っていうタイトルもすごく響きました。 7点(2001-12-10 23:22:53) |
60. ノッティングヒルの恋人
ラブ・ストーリー特有の「甘ったる~い」シーンが適度にあって、楽しめました。同居人がいい味出してて、彼がいなかったら2点はマイナスしてたかも。 僕も、主人公とジュリア・ロバーツを重ねてしまいそうになってました。 危ない危ない・・・ 8点(2001-12-09 18:23:58) |