1. 王になろうとした男
《ネタバレ》 地味すぎる映画なんで、いろいろ見落としがちなんだが、観たあと時間が経ってくると、じわっとくる。それはもう、年をおえばおうほど。 この映画は、男の願望そのものだと思う。 現代では、「失敗したくない」などと言った意見が大勢を占めているようだが、それでは一度も生きずに死んでいくことになるだろう。 つまり、失敗に終わる結末にすら、俺はあこがれを感じる。 ニューシネマもウッドストックもフラワームーブメントも学生運動も終焉した後で作られた、ニューシネマだと分類される。 そういう意味ではニューシネマ回顧映画だったかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2022-10-11 02:00:43) |
2. 007/スペクター
撮る前から分かっていたことがひつとだけあった。正直言って、Mを殺してまで盛り上げた前作の後では、何を持ってきても見劣りすることはわかり切っていた。 今回、制作陣はそれを逆手に取った。 よっしゃああああ、今回は好きなようにやってええんじゃあ! ってな具合。 その結果、怪作が出来上がった。 思想性はほぼ完全に欠落している。前作の大英帝国の凋落そのものに一矢報いようとするすさまじい気概とは、あまりにもかけ離れていた。 今回は娯楽映画って、これでいいんじゃないの、と言わんばかりである。 うん。俺は支持する。 余談だが、今回のヒロイン。他の映画を見ると全然魅力的に見えないのだが、今回はヒロインらしいヒロインだった。 [DVD(吹替)] 7点(2022-06-28 03:48:33)(笑:1票) |
3. 戦場のメリークリスマス
おそらくこの映画について、今後の人生において言及することは二度となさそうなので、ここで言及しておく。 高校生の時に映画館で見た。おどろくほど退屈な映画だった。 まさに映画没落期を立証するようなくだらなさ。 二度と見たくない。ちなみに近所に図書館があって、DVDの貸し出しがある。それでも借りることはないだろう。 [映画館(字幕)] 2点(2018-03-19 03:35:22) |
4. NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ
マジか? なぜ、こんなに評価が低いんだ? しかもレビュー数、少なっ!! めっちゃ面白かったんだけどな・・・。 マンガ的だけど、それも狙ってやってると思うし。 ここは重要だ。 ニッポンのマンガ+日本人監督。絶対に狙ってるぞ。 しかも、数少ない日本人監督のハリウッド・デビューじゃねーか! そこだけでも、もっと贔屓目に見てもいいと思うぞ。 つーか、これが俺の十数年ぶりのレビューなんだけど。 <- 他の人にとってはどうでもいいことだけど、自分にとってはかなり記念的なことなんで、わざわざ書いてみますた。 ところで この3年くらい、グロ系の映画にハマっていたので、この程度では全然グロさは感じません。というか、どこらへんがグロいんですかね? むしろ爽快なアクション映画にしか見えないんですが。 [DVD(字幕)] 7点(2018-03-19 02:52:58)(良:1票) |
5. ドラキュラ(1992)
これって、「魂の救済」の話でしょ。 8点(2003-03-09 06:20:39) |
6. テス
ナスターシャ・キンスキーは、お父さんの方がインパクトあるぞーおう。お父さんは寺山作品にも良く出てくるぞーおう。ナスターシャ・キンスキー本人は、やっぱりナントカベッドのCFでしょう。映画館で見た覚えがあるが、じつは良く覚えていない。いい印象もない。今見ても、たぶん見直したりはしないのでは、なかろうか? 5点(2003-01-20 04:07:27) |
7. バットマン リターンズ
知り合いのこういう系の仕事をしている人に言わせると、単にバットマンと言うと、これを指すらしい。ピンクパンサー氏の言う通り、「ミャ~オ」、ドカ~ンってのは、確かにかっこいい。しかし、キャットウーマンにしろ、ペンギンにしろ、あまりにも哀しい。キャリーの評にも書いたが、化け物は哀しくなければ、いかんのだ。同様に悪者は哀しくなければ、かっこ悪い。例えば、政治家ってかっこ悪く見えちゃうでしょ。めじゃあ系ではめずらしく素直に、あ~い~と思える作品。 7点(2002-11-08 06:22:03) |