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コメント数 1963
性別 男性

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【製作国 : ユーゴスラビア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
旧ユーゴスラビア、今はもう存在しないユーゴスラビアに対する愛情、熱意、祖国に対する監督の情熱みたいな物がひしひしと伝わってくる凄いパワーを感じる。これが映画!これこそ映画の持つ凄さ、素晴らしさを感じることができる。 オープニングとエンディングが同じリズム、同じ曲てのがなるほど。監督の拘りを感じることができる。 この映画、音楽の流れる場面では役者達に喋らせない。殆ど無言で俳優の演技、それも狂気に満ちた世界を表現してる。 結婚式の場面で急に踊り出す人達、地下に閉じ込められてる中で一生懸命に生きようとする人間達の狂気に満ちた演技、時々流れてくる旧ユーゴスラビアのフィルム映像、あのチンパンジーのぶっ飛び具合がこの映画のぶっ飛んだ世界観をよく表している。映画撮影のシーンの面白さ、チンパンジーが生きていたと知った時は何故か泣けてきたし、映画の最後にこの物語に終わりはないてテロップが流れるけど正にその通りで、ユーゴスラビアという国は今は無くてもユーゴスラビアという国の歴史は存在する。あれだけ狂気な世界を描きながら、最後はハッピーエンドで終わるのが素晴らしい。映画の持つ力により、ユーゴスラビアの歴史を狂気と笑いで表現した監督の演出力に終始圧倒させられた。文句なし10点
[映画館(字幕)] 10点(2024-03-01 20:19:08)(良:1票)
2.  ユリシーズの瞳 《ネタバレ》 
この監督の映画を観るのはこれが三本目である。相変わらずワンシーン、ワンシーンの力強い映像美、美しい映像美には毎度ながら感心させられる。息を呑むほどの冒頭の船のシーンの美しさ、他にもダンスの場面での力強い映像、そして、この監督の作品に共通する「霧」の場面での暗殺シーンにおける凄さ、ストーリーそのものよりも完全に映像の力強さで見せる監督であるような、とにかくどの映像もこれぞ詩人とでも言うべきか、映像の持つ凄さを覚えずにはいられなくなる。3時間近くある話で、やや長さというものを感じてしまうぐらいストーリー的には特に面白味のある内容でもないし、それでも映像の持つ凄さだけで見せてしまう所はこの監督さんは凄いと言わざるをえないし、個人的には「霧の中の風景」がこの監督の作品の中では今の所、観た中では最も好きな映画であるが、ワンシーン、ワンシーンにおける力強さではこちらの方が上かもしれない。正直、何度も繰り返し観たい映画でもないが、とにかく映像の美しさ、テオ・アンゲロプロス監督お得意の長回しによる映像の力を見せ付けられた思いである。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-04 12:58:34)
3.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
ドイツ人の父とポーランド人の母を持つオスカルが大人達の醜い所を見て大人になりたくない。そう決めて自ら成長する事を拒む。それは「早く大人になってお姉さんみたいな綺麗な人といっぱいお付きあいしたいから」と叫ぶクレヨンしんちゃんとは全くもって正反対である。しかし、そうは言うものの共通点もある。それは共にガキのくせしてませている。女好きでスケベであるという所などそっくりである。そもそも子供なんてそういうものではないだろうか?特に男にとって、まだ幼い少年にとっては女の人を見ると母親の姿とダブらせようとしたくなるものでないかとこの少年を見ていると思ったりします。ブリキを常に離さず、本当の友達はブリキだけなのかもしれないこのオスカルの何とも哀れなこと、大人なんて信用出来ないから自分は一生子供であり続けよう、そうやって大人社会を否定し、常に大人に対しては冷めた視線で見ている姿は何かに対し、怯えているようであり、その怯えという意味では初恋の相手だった少女マリアとの再会の後の場面にも現れているように思えます。二人きりで脱衣場でいる場面、裸のマリアにしがみつくオスカルの姿は自分をこのような人間へとしてしまった母親へのやるせない気持ちみたいなものが感じられる。それにしてもあの海から大量に打ち上げられたうなぎと牛?馬?どっちだ?の気持ち悪さと新しいブリキを買ってもらいに寄った店で沢山のブリキの横に置かれていた人形の不気味なまでの目付きの怖さ、更に怖いと言えば周りはどんどん歳を取って大きくなっているのに自分だけは三歳時と変わらない姿でいるなんて、想像するだけで怖いです。だって、周りは皆、大人の遊び、大人しか立ち寄れない映画館やレンタルコーナーにも堂々と入っていけのるに自分だけ一人入っていけない。そう考えるとって、すいません。何アホなこと言ってるんだろう?とにかく色んな意味で怖い映画でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-05 11:36:49)
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