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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2012
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ブラックボックス 音声分析捜査 《ネタバレ》 
よく練られていて上質な火曜サスペンス劇場といった趣き。 観る側が主人公マチューの目線に共感できるように脚本が上手く誘導してくれます。彼が被る「組織の中における個人の理不尽」は大方の社会人が身に沁みて感じているでしょうし、またこの人ちょっとクセが強めで世渡り上手くないんですよね。嫁さんと違って。 なのでわたしとしてもおのずと‶マチュー頑張れ目線”となり、彼と一緒になって疑問を抱いたり、人間関係をこじらせて絶望したりで、「うわーこれどうしよう」の2時間は大変サスペンスフルでありました。 観終わってつくづく思ったことはクルマは一昔前のマニュアル車が安全なんじゃないのかなやっぱり。ということでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-12-09 23:35:26)
2.  ファーザー 《ネタバレ》 
恐ろしくて、つらい。認知症を疑似体験させられることで世界の混乱に強い不安を覚えて恐ろしいし、周囲の人間の困惑もリアルで辛い。 ‶認知症の世界にも救いはある”的な優しさは一切無く、ユーモアすら漂わない描き方。厳しすぎて心が沈む。 つらいけれど、でも目を背けることのできない人類皆の課題でありましょう。描き切った監督の胆力に恐れ入りました・・。 アンソニー・ホプキンスが「羊たちの沈黙」以来の鬼気迫る名演で、オスカー受賞も納得です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-28 23:45:40)
3.  冬物語 《ネタバレ》 
こんなに勝手なヒロインに好意的なラストを用意してるとこ見ると、ロメール監督ってとことんわがまま女子にも寛容だ。それも美人に限る、のかな。 恋人と連絡取れなくなった原因からしておバカさんな主人公だけど、コブ付きになってもモテること。恋人を二人掛け持ちして(またそれをメンズ両者が了承しているというのがフランス男の凄いところ)「どちらにしようかな」状態の彼女。うわー、経験も共感も無いわあ。同性としてあまり彼女が好きじゃないな。かなりの勝手な言い分で別れたいと言い出しておいて「私だってつらいのよ」とはとてもずるい。 描きようによっちゃ泥沼化しそうな三(四?)角関係だけど、さらりと事が済んじゃう。かの国との恋愛文化の違いをつくづく感じる一本でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-11 19:55:08)
4.  フリック・ストーリー 《ネタバレ》 
70年代の映画の良いところが全部詰まってる一本。生活感と建築美の合わさったパリの小路がくすんだ色味に沈み、その中に置かれた演者らの陰影深い佇まい。80年バブルに入って一掃されてしまうこれらの情感が隅々まで漂っていて、陶然とします。 男たちが渋いもんね。モスグリーンのトレンチを着たアラン・ドロンはヘビー・スモーカー。官僚的な上司に意見しつつ参考人らには硬軟取り混ぜて証言を引き出す、絵になる男。やっぱりかっこいいなー。ところがジャン・ルイ・トランティニヤンの露出が多くなるにつれ、さしものドロンが食われてゆくのです。 ジャン・ルイ・トランティニヤン!「男と女」での印象薄とは打って変わって、映画史に残る冷酷な殺人者ぶりでした。 薄青の瞳は常に座っていて、一切躊躇せず引き金を引き、出過ぎた小娘は横っ面を張り倒す。彼とドロンがついに邂逅する食堂のクライマックスの緊張感ときたら。何度もトランティニヤンの目線をカメラが捉えるんですよね。考えが読めないその瞳に、バレたのかしら?と冷や冷やさせられる名場面です。 この頃の映画は煙草が本当に粋な小道具として機能しているなあ、と強く思わされる作品でもあります。格好良い俳優は皆タバコを手にしていた。火を点ける仕草も口にくわえた姿も素敵に超がつくほどで、彼らのタバコの吸い方は世の男性諸氏のお手本だったのですけどねえ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-03 22:29:10)
5.  舞踏会の手帖 《ネタバレ》 
同窓会になんか行きたくない人ってけっこういると思うんですよ。ところが同窓の方からいきなり来られる、という考え方によってははた迷惑なお話。ヒロインが皆のアイドルだったから許されたでしょうか? 「思い出は美化される」とは執事氏の言。まさにこの台詞が物語の全てで、どの再会もクリスティーヌの抱いていたノスタルジーの甘やかさとは程遠い。30過ぎて見る「舞踏会」の現実に幻滅するクリスティーヌとは対照的に16歳の女の子は目をキラキラさせて「舞踏会ってなんて素敵」とはしゃぐ。彼女はかつてのクリスティーヌ。きっと16の夜の思い出は彼女の心にもずっと美しいまま保存されるのでしょう。 美しい思い出は美しいままに留めておきましょう。過去を掘り返したとて、前に進む糧とはならないのです。・・というテーマの話だと思っていたのだけど。なんとクリスティーヌは過去の続きから生き甲斐をゲットするというオチでした。いや、なんかずいぶんヒロインに甘い戦前の映画だなあとびっくりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-05 17:17:04)(良:1票)
6.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンのアクションて、ほぼ洗練されてなくて武骨で力技なんですね。そこが魅力でもあるんだけど。今作も重たいオジサンのまっすぐな力仕事が狭い機内で大炸裂。力技は脚本にまで及んでまして、忍者まがいの吹き矢殺法をはじめ、爆弾で穴開きドア飛び片エンジン停止のジェット機を着陸させる強引さ。面白かったからいいけど。 無茶といえば航空保安官たるニーソンが「一年間無料!」を叫んで客を黙らせたのには笑ったなあ。いいのかなあ。 サブキャラの乗客らも存在感のある仕事をしているのが本作の強みです。一人一人が印象強い顔立ちの役者を使い、物語を回す仕事をしている。泡吹いて倒れた弁護士のおじさんですらインパクトが強い。副パイロットなんか名前も分からないけどすごくかっこ良いしね。パニックムービーとして高水準の出来なので、ニーソンファンじゃなくても楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-23 15:08:35)(良:1票)
7.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 
This is the デ・パルマ ムービー。ファンなら大喜び、そうでないならえー何これ?となってしまうかも。 この監督のクセを熟知している映画観ならば、例によっての”カメラを切らない”長い1ショットや、ヘンテコな場面分割や、ストーリーにいるのかいらないのか、観終わっても不明な場面の長々描写など、いやーデ・パルマのおっさん相変わらずだなあ、と笑みがもれるのだった。 女優の趣味は今作もお目が高く、美人を揃えてらっしゃる。エロ要素を捨ててはデ・パルマの名がすたる、とばかりにけっこう際どい使われ方をされている主演女優さん。でも舐めるように美麗に撮られているので女優冥利に尽きるのかも。 全身プラスバッグまで迷彩柄だなんて変なかっこだなーと思った私はちょっと不覚をとった。これはもちろん、デ・パルマおじさん十八番の、あからさまな伏線だったのですね。いやあ、デ・パルマ監督、好きです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-03 00:09:40)(良:1票)
8.  フランティック
サスペンスとしてのストーリー性はちょっと弱いんだけど、漂うポランスキーイズムが中毒性ありで、その上ハリソン・フォードの小器用ぶりが発揮されているというお得な二本立てであります。 異国の地で妻がいなくなり、言葉は通じないわ仏警察はヤル気ないわで孤立無援の中、タフガイぶりを捨て去って半べそ顔で奮闘するハリソンがとても共感するキャラを演じてます。これは意外。全裸でぶっ倒れるという余興もこなしております。えらいです。 そしてポランスキーの醸す独特の不安感ときたら。妻の最後の姿のショット、部屋の暗がりにぼうっと浮かぶ不穏な白いスーツケース。屋根の上での足場の定まらない危なっかしさ。画の一つ一つがこちらの平穏をかき乱すのに有効で、この雰囲気だけでも120分見入る値はありました。そう、ラストの妻と彼女の交差する赤いドレス。意味は無くともこの鮮烈なこと。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-27 00:25:31)(良:1票)
9.  ブリングリング 《ネタバレ》 
窃盗はもちろん犯罪であります。が このケースは盗られる方も所持品が多すぎて被害に気付かない、という傍から見れば「馬鹿vs馬鹿」の構図になってて新しい。 盗みに走る若者らの青春ならではのイキオイというか、若さの傲慢が放つ一瞬の輝きを描くしか映画にならないと思うんだけどどうもS・コッポラはその辺失敗したみたいだ。お得意のゴージャスショット、例えばブランドのバッグやアクセサリーや靴などがずらっと並ぶパリスヒルトンの家の中を撮りたかっただけなんじゃないの。 盗られても気づきもしないセレブたちに同情は一片も湧かないし、かといってアーダルイーパリスん家に盗みに行こ?とドラッグとパーティに明け暮れる高校生らを眺めていても予想通り不快の感情しか起こらない。ボニー&クライドに自分らを例えるなふざけてんのか。 そして常々思うんだけど、議論スキルを植え付けられている向こうの人って十代でも口が減らないのね。自己弁護が闊達なこと、ラストのエマ・ワトソンなんて観る者全員の神経を逆撫でするような図々しさであります。もっとも、これでハーマイオニーイメージも女優として払拭できているわけで、1点はそんな彼女に献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-21 17:01:00)
10.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
続編の宿命、とでもいいますか、前作よりもパワーアップしなければということで、C・ファースはより一層不器用に、H・グラントはより一層ヒキョー者に。で、レニーは二回りほど太っての登場。ええー、レニーそこですか・・。パターンは一緒なので前作を楽しめた向きには今作もそこそこ楽しいはず。コリンとヒューのキレの悪い取っ組み合い、おじさん同士ハアハア言ってて笑わしてくれます。展開はもう、先がまるっと読めちゃうんだけど、いや秘書の彼女がブリジットに惚れていたとは予想できなかったわ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-22 23:15:25)(良:1票)
11.  プロヴァンス物語/マルセルのお城 《ネタバレ》 
前作の幸福感の裾野をさらに広げての続編、マルセル思春期へ突入。前半のマルセル初恋物語もどこかとぼけた味わいで好きだけど、やはり圧巻は後半大きな存在感を放つマルセルのお母さん。息子のために校長夫人相手に意外や政治力の高さを披露、丘へ週末ごとに出かける計画を立てる母。近道の幸運や、屋敷の主人の厚意を得られるのもひとえに彼女の慎ましい美徳がかの老紳士の心を捉えたから。親切な人あれば、意地悪な人もいて窮地に陥る一家のくだりでは、落ち込む父に貯金を打ち明けて場を和らげる母。かくも母は美しく優しく偉大で、彼女から幸せの磁場が発生しているかのようなマルセル家。今作でも幸せのおすそ分けをいただいた。だからラスト5分は画面がにじんで胸がつかえて言葉にならなかった。私は本当にこの映画の人たちが大好きだったのだ。
[ビデオ(字幕)] 9点(2013-08-18 23:17:10)
12.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
所謂「名作」かと思っていたので、観た時はもーびっくりしちゃって。なんかもうグロかった。“耽美”じゃないただのグロ。ことさらに人間の不快感覚を刺激するべく描いているみたいだった。耳障りなオスカルの叫び声。生魚。唾液。牛の頭部の死骸からウナギ。果ては3歳児の性交。小人という畸形をビジュアルに置いて何を描きたかったんだろう。戦争が終わって小人をやめるオスカル。精神と肉体が乖離しているこの奇妙な存在と、所属先の無い自由市だったダンツィヒの混沌が象徴的に重なるのか?うまいこと読み解ければ評論家になれるのだろうけど、ちょっと私にはわからない。“ショック”という意味では、この映画、“時計じかけのオレンジ”にも匹敵するけれど、「ブリキ」で描かれるグロさは言ってみれば平凡で、大きな声では言えないがこの程度のグロテスクならば、私は軽く十や二十は考えつく。展開がことごとく予想を上回る“オレンジ”よりもずっと評価が低くなりました。
[ビデオ(字幕)] 5点(2013-06-11 00:49:55)(良:1票)
13.  プロヴァンス物語/マルセルの夏
なんて輝かしく眩しい少年の夏休みであることか。荒地を楽園のごとく満喫する少年の心がわくわくと弾けている。父を尊敬し続けたい思いと、その父の黄金の獲物。少年の誇らしさではちきれそうな描写が微笑ましい。秘密を分かち合う親友リリィと“15歳の少女のよう”と表現される美しい母、調子の良い叔父さん、とマルセルの周囲をとりまく良き人たち。マルセル、キミは幸せだなあ。その幸せが嫌味なく伝わるのがこの映画の素敵なところ。緑色でさわやかな幸せをありがとう。ついでながら教職をつとめるマルセル父の板書の文字がレタリングの見本のようで素晴らしく美しいのです。この時代では当然の素養なのでしょうか。
[ビデオ(字幕)] 8点(2013-02-13 18:04:40)
14.  フィフス・エレメント
良さそうだなと思ったのは導入部だけで、あとは完全に振り落とされた。置き去りです。趣味が高じてとうとう独りよがりになってしまったL・ベッソンでした。
[地上波(吹替)] 2点(2012-01-22 16:33:48)(笑:1票)
15.  フォーリング・ダウン
脂ぎってないM・ダグラスが実に斬新。
[映画館(字幕)] 6点(2011-12-20 01:53:00)
16.  プライドと偏見 《ネタバレ》 
嫌いから始まって、誤解も生まれてあららでも誤解がとけるのと同時に自分の気持ちに気付いちゃうってあーこれは昔の少女マンガのパターンまんまだよ。100回位読んできたので免疫あり。ウィッカムの爽やかさに絶対裏がある、と珍しく先読みも当たったりと全編意外性もないのですが、にもかかわらずくらっと心が動いたのはK・ナイトレイの首元の美しさと泥臭さを後半誠実な純朴さに見せることに成功したM・マクファディンの演技のせいかしら。18世紀の女性たちの社会的事情も興味深かった。コリンズと超妥協で婚約した親友シャーロットの「27歳、もはや両親のお荷物よ」の台詞がしみじみ切ない。器量が今ひとつなとこがよりリアル。末娘たちのはしゃぎっぷりが偏差値の低い女子高みたいだけど結婚の重みが違うのですね当時は。殿方探しの気合が半端じゃないわけだ・・。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 12:23:18)
17.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
キューバ音楽の素敵なこと。出演人物の平均年齢70歳!というじいさんたちの立ち姿のかっこいいこと。声の艶やかなことったら。街角でゲームに興じる「忘れられた過去のひと」然としたじいちゃんたちがステージ上で鮮やかに音楽を紡ぎだす。素敵だあ。貧しそうではあるのだけど、どことなく情緒のあるキューバの街並みも印象的だった。お天気が良くてのんびりしていて、もしかしてこれは豊かさなのかしら、とふと混乱。
[地上波(字幕)] 8点(2011-08-14 14:54:38)(良:1票)
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