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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  約束の宇宙(そら) 《ネタバレ》 
完璧な宇宙飛行士なんて存在しない、完璧な母親が存在しないように――。子供の頃からの夢を叶え憧れの宇宙飛行士となった、シングルマザーのサラ。物理学者の夫とは離婚してしまったものの関係は良好、7歳になったばかりの娘ステラと満たされた日々を過ごしている。そんなある日、彼女は「プロキシマ」という火星着陸を目指す一大ミッションのクルーへと選抜されるのだった。宇宙飛行士としての最高の栄誉に喜びを隠せないサラ。だが、そのためにはステラと長い間離れて暮らさなければならない。当然、前人未到のそんな挑戦が確実に成功する保証もなく、下手をすればもう二度と娘に会うことが出来なくなるかもしれない。そんな様々な葛藤を抱えながらも過酷な訓練に励むサラだったが……。幼い娘を持つ女性宇宙飛行士が憧れの宇宙を目指して努力を重ねる日々を淡々と描いたヒューマン・ドラマ。そんな男ばかりが幅を利かす職場で、あくまで一人の人間として日々訓練に励む主人公には、ベテラン女優エヴァ・グリーン。最後まで静かに淡々と進むお話なのですが、彼女のナチュラルな演技が素晴らしくなかなか惹き込まれて観ることが出来ました。自らの娘への愛情と宇宙に行く夢という相反する感情に思い悩みながら、それでも黙々と訓練に励む彼女には思わずエールを送りたくなりますね。男社会の無言の圧力に押しつぶされそうになる女性たちというフェミニズムな視点もさりげなくて良い。エンドロールで表示される歴代女性宇宙飛行士たちの写真は、社会的な制約を前にそれでも夢を諦めなかった女性たちへの賛辞が感じられ、心地良い余韻を残してくれます。ただ、最後の展開は賛否が分かれるところ。宇宙へ向かうためにずっと無菌室で過ごしていた彼女が、娘とロケットを見る約束を果たすため施設を抜け出すというのはプロとして失格なのでは?ここまでずっとストイックに頑張って来た彼女の芯がぶれてしまったような感じがして僕はちょっと冷めてしまいました。ここは最後までプロに徹してほしかったし、そんな行動に出てしまった彼女に何らかのペナルティがあっても良かったのでは。と、最後がちょっと残念でしたが、それでも静謐な雰囲気が美しい佳品に仕上がっていたと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2022-07-01 07:22:09)
2.  屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ 《ネタバレ》 
1970年代、ドイツに実在した猟奇殺人鬼フリッツ・ホンカ。分かっているだけで4人の娼婦を毒牙にかけ、その死体をバラバラにして屋根裏に隠していたという彼の驚きの私生活を映画化したもの。監督は、前作『女は二度決断する』でその演出力の高さを見せつけたファティ・アキン。という訳でけっこう期待して今回鑑賞してみました。なんですけど、前作の緻密に考え抜かれた構成力は何処へやら。正直、さっぱり面白くありませんでした、これ。ストーリーなんてあってなきが如し、ただひたすら小汚いおっさんが酒飲んで暴れてエッチして殺してバラバラにして……の繰り返し。そもそもこの主人公のあまりにも残念なルックスと粗暴すぎる性格が生理的に受け付けませんでした。犠牲者となる娼婦の方もほとんど五十を超えた小汚いおばさんばかりで、しかも全員何日も風呂に入ってなさそうなぐらいばっちい人だらけ。着ている服も何か月も洗濯してなさそうで、こちらにまで臭いが漂ってきそうなほどだし。もう全員まとめて洗濯機に放り込んでじっくり漂白したいぐらいでしたわ(笑)。これだけでも画的にきついのに、さらには主人公のおっさんのオ〇ニーシーンやらおばさんのフェラーリ、さらにはジジイにおしっこ掛けられたりするシーンまで出てきて、もううんざりしちゃいました。え、これって観客を不快にさせるために撮られた映画なの??恐らく社会の最底辺に生きる人々の悲哀をシニカルに描きたかったんでしょうけど、さすがにこれでは嫌悪感の方が先に立っちゃって僕は見てられませんでした。監督の前作が素晴らしかっただけに、なんとも残念!
[DVD(字幕)] 3点(2021-04-10 22:42:08)
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