1. わたしは最悪。
仕事とつきあう男を取っ替え引っ替え自分に正直に生きる30歳ユリア。自由奔放な生き方の何処が最悪なのか分かりません。 いろいろな選択をしながら歳を重ねる事を思わされる作品。生理的に汚いシーンが多かったのが難点。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-19 01:02:47) |
2. わんぱく戦争
《ネタバレ》 冒頭、郷愁誘う音楽に期待値急上昇。隣村同士児童の小競り合い。指揮官がいて知恵袋がいて作戦があって、裏切りに捕虜に捜索隊にと盛り沢山。全編に溢れる微笑ましさと「貧乏人に恥をかかせるのが平等なのか!」等のシリアスさの塩梅が絶妙。特筆ものの胸キュンキュンな弟おちびチャンが忘れられない掘り出し物お薦めの秀作。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-28 14:21:24) |
3. 私は確信する
《ネタバレ》 2000年にフランスで起きたヴィギエ事件の映画化。妻殺しの容疑をかけられた被告の無罪を勝ち取るべく奔走するシングルマザーであるノラ(彼女だけ架空の人物)が描かれています。被告人との関係が「息子の家庭教師の父親」というだけで、幼い息子や職場に対する責任を放り出してのめり込む暴走には嫌悪感しかありません。ましてや一審の陪審員だったなんて。ドラマの盛り上げ役としても呆れるキャラクター。実際そうなのかもしれませんが、被告は全編通して座っているマネキン状態で重要な立場でありながら意味ない存在なのも盛り上がりません。遺体が無く失踪かもしれない、犯行動機が無い、何時何処でどうやっても不明、それでも控訴までする検察とメディアのセンセーショナルな報道。この部分に見所を感じました。今まで全てこのシーンまでの前振りかと思わされた、唯一良識ある弁護士の最終弁論が聞かせます。結末もカタルシス無く、気の抜けたビールのような作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-15 02:24:25) |
4. わたしは目撃者
《ネタバレ》 忘れてしまったレンタルした理由をオープニングで思い出す。エンニオ・モリコーネ、ダリオ・アルジェント、カール・マルデンの組み合わせ。期待が膨らみ正座して鑑賞。展開は目が離せないものの突っ込みどころが多く、遂に正体を現した犯人に拍子抜け「ええっと、どなた、でしたっけ?」カール・マルデンなら震え上がってただろうに。しかしながら、抗いながら死んでゆく者の描写が、ポランスキー作品の遺体の描写を思い出させる生々しさで、物凄いインパクト。監督2作目の本作はサスペンスものであったけれど、イタリアン・ホラーの帝王の片鱗を覗かせる出来栄え。ホラーは嫌いなジャンルだけどアルジェント作品はトライしてもいいかなと思った秀作。 [DVD(字幕)] 7点(2018-12-17 13:03:26)(良:1票) |
5. 若者のすべて
《ネタバレ》 邦題が的外れな作品。蓮っ葉・阿婆擦れナディアにイライラ。泣くか喚くか大喜びしてるかだけのけたたましい母親にイライラ。お決まり過ぎる転落ぶりのシモーネにイライラ、常軌を逸した自己犠牲精神のロッコに最もイライラ。「長い! 何時までやってるのん!」ダラダラとした愛憎劇にもうヘトヘト。母親に代わって一家崩壊を救ったチーロに私も救われる。キャラは置いといて見目麗しいアラン・ドロンのボクシングシーンに加点。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-24 16:34:52) |
6. わたしは、ダニエル・ブレイク
フードバンクでのケイティの自分を恥じて泣く姿に号泣。 そうなるんじゃないかと薄々感じていた通りの結末がやるせない。 血の通わない行政システムを改善しようとする気はないのか、公僕という言葉は死語なのか。 危機管理が要る年齢なのに日々の暮らしに追われているだけの自分に警鐘を鳴らしてくれる作品。 [DVD(字幕)] 7点(2018-04-15 20:01:24) |