281. ミレニアム・マンボ
前半は低能の男女の自堕落な同棲生活をスケッチ。女が男の元を離れた後半は、紳士的なヤクザに囲われた女の無為な日常をスケッチ。どっちにしても恐ろしいほど退屈な作品です。固定カメラの長回しで延々と続く無意味な室内シーン。香港映画で見飽きた王家衛風の色彩設計。全くドラマの起きない映画の中で、ストーリーの進展はペシミスティックなナレーションで語られるのみ。侯孝賢作品は初体験でしたけど、とても私の耐えられる様な映画じゃありません。救いはカメラが手持ちじゃなかったことと、ずっとスー・チーが映ってたこと位。従って、スー・チー嬢に1点献上。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-10-08 00:02:33) |
282. 永遠と一日
おい、このタイトルはカットの長さのことなのか。一体いつになったら話が先に進むんだ…、それにしても、ね…眠い…。ま…まさかこの監督は…。あ、もうダメ…、意識が遠のいて…い……く…。zzzzz…。(以下寝言) むにゃむにゃ…そう言えば「旅芸人の記録」もギリシャ映画だったし、油断したなぁ…。どんな芸術性やメッセージがあってもこれは認められないなぁ…。それはギリシャの社会や文化や歴史を知らないからじゃないと思うなぁ…。この映画に眠らないでパルムドールをあげたカンヌの審査員は、ある意味偉いなぁ…。い…1点…献上。 1点(2002-10-17 19:30:30) |
283. エステサロン/ヴィーナス・ビューティ
エミリー・ワトソンに断られたジャン=ピエール・ジュネがこの映画のポスターを見て、新人女優オドレイ・トトゥを「アメリ」のヒロインに抜擢したのは有名な逸話。しかしてこの映画、なんと色情狂のおばさんが主人公で、金持ちのじーさんに簡単にたぶらかされる女の子や男を渡り歩いて自殺未遂しちゃう女の子、嫉妬に狂いストーカーと化す女の子、更には加齢に伴い「心身」共に醜く歪んでいくおば様達などが総登場し、一人として素敵な女性が登場しない世にも珍しい女性フリークス映画となっております。とにかく目まぐるしく姦しい、風刺も洒落もエスプリも感じられない話。従って思春期の男子は観ちゃいけません!、女性不信になっちまう(まだポルノの方が教育上よろしい)。私が男として引導を渡しましょう、1点献上。 1点(2002-01-15 21:09:04) |
284. O嬢の物語
「エマニエル夫人」で味をしめたヌード写真家(決して映画監督ではない)ジュスト・ジャカンが調子に乗って作ってしまったという感じ。背徳的な肉欲を愛に昇華させていくというお決まりのストーリー。確かに美女の裸体はそれだけでも芸術的ではありますが、これを「芸術」と言ってしまっていいもんなんでしょうかねぇ? 映画的にもポルノ的にも「エマニエル」より数段落ちるレベルです。ということで例によって1点献上。 1点(2001-11-28 21:09:41) |
285. エマニエル夫人
だって、ずたずたにカットされてたじゃん。ポルノ観るならもっとましなやつ観るって。評価のしようがないので1点献上。 1点(2001-07-10 00:20:53) |
286. ベティ・ブルー/愛と激情の日々
理解を越えた「愛」の物語(果たして愛か?も解らん)。唐突に始まり唐突に終わる。確かに激しく互いを求め合う男女の話だけど、ベティは文字通り狂っちゃってるし、ゾルグも後半はだいぶイッちゃってる。どうしてこうなるの? 純粋だから…なんて理由じゃ納得できない。従って1点しか献上できない。 1点(2001-07-02 14:04:01) |