21. モン・パリ
「シェルブールの雨傘」から十年。これはガラリと変わって実に明るく優しくて暖かいジャック・ドゥミのほのぼのとした人間味溢れる楽しい映画でした。ドヌーヴは相変わらず美しく、マストロヤンニのとぼけたような夫も適役。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-25 13:30:36) |
22. 石の微笑
明るいホームドラマのようなブノワ・マジメルの家族の雰囲気とは対照的な異常めいた彼女(ローラ・スメット)のゾクッとすもような言動。ルース・レンデル原作らしく猟奇的部分とロマンチックな部分が程良く交わった上質な仕上がりで引き付けられます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-15 12:54:24) |
23. エンジェル(2007)
前半は軽いノリでトントン拍子に幸せの方向へまっしぐらに進んで絵本を読んでいるように楽しいんですが後半は嘘のように戦争の影響もありますが一気に不幸な展開。主なき楽園は大邸宅ほど見るも無残で寂しいものです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-17 23:09:02) |
24. ハリー、見知らぬ友人
何とも不気味なハリーと名乗る男の出現に戸惑いながらも行動を共にした親子連れの恐ろしくも不思議な現実と妄想の区別がつかないような事件の顛末を描いたサスペンス。はたしてハリーと、一緒にいた女の子の二人の死は主人公の妄想とでも思えるようなラストの穏やかな優しい展開はフランス映画にしては珍しくハッピーなエンディングでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-05 23:29:53) |
25. 愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン
ウゴラン(D・オートゥィユ)も、また水で苦しみ異性への愛の為に自ら命を絶ちました。人が生きるためには愛も必要ですが泉によって何よりも水の大切さを教えられました。当時売出し中のE・べアールの出世作であり、イヴ・モンタンも貫禄の遺作でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-03 01:14:32) |
26. 愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン
《ネタバレ》 ジャン(G・ドパルデュー)は水が無いばっかりに努力も報われず家族を残したまま死んで行きました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-03 00:51:59) |
27. 愛されるために、ここにいる
50男と若くで浮世離れしたような純粋な娘の恋愛を交えた人生ドラマ。ゆったりと落ち着きのある雰囲気で良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-07 10:00:22) |
28. ムッシュ・カステラの恋
どんなに年を重ねて、地位も金も有るような立派な紳士でも恋をすれば可愛い子供みたいに純粋な気持ちになるものです。微笑ましくも愛すべき良作。主演及び共同脚本のJ・P・パクリの善人社長ぶりといい、共演女優でもあるアニエス・ジャウィの脚本、演出、見事でした!! [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-03 23:03:50) |
29. ターミネーター2
前作よりパワーアップして衰える事なく、よく出来てます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-17 15:26:20) |
30. 欲望のあいまいな対象
18歳とはとうてい思えない男心を知りつくしたように弄ぶ、したたかな女コンチータ。彼女の二面性を表す為にあえて二人の女優に演じさせる目新しい手法も面白い。 その女に溺れる老紳士のコッケイな中にも哀れさも感じられ楽しく良く出来たルイス・ブニュエルの遺作にして最高の傑作!! [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-15 09:23:48) |
31. 髪結いの亭主
愛し、愛され幸せすぎた故に、それを維持する事の難しさを考えると前途は無いのも同然と何とも贅沢な悲観に苛まれ自ら死を選ぶ美しき妻のまさかの行動にはビックリ!実際にこんな夫婦がいたら素晴らしいと思いますが!? [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-12 22:55:45) |
32. 潜水服は蝶の夢を見る
素晴らしい!最初からこれは!何っ?と思わせる診察場面から状況が呑み込めるまでグイグイ画面にくぎ付け状態。ほとんど植物状態のような実際にある病気のようですが、いやでも生きていかねばならない辛くて、怖い実話だからこそ人の親切というものの暖かさや有難さが身にしみます。ダルトン・トランボの「ジョニーは戦場へ行った」の暗さに比べてまだ救いがあるのは、耳は聞こえて、たとえ片方だけでも目が見えるという事の有難さを再認識させられました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-12 00:10:15) |
33. 恋する40days
こんなにおかしな三枚目の役を良くやってくれました!ハートネット君に拍手!! [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-05 00:17:10) |
34. みんな誰かの愛しい人
アニエス・ジャウイらしい、いい雰囲気のオシャレな人間模様でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 00:09:28) |
35. 赤い風船
実際にはありえない、三十分少々の短編ながら、まるで風船が命ある生物のようで夢の中に入り込んだように心が癒やされる、なんとも不思議な感覚のファンタジーの傑作。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-01 09:36:15) |
36. エデンより彼方に
内容自体は深刻なドロドロした同性愛や、黒人への人種差別を扱ったお話で、1950年代の中流家庭の妻の姿を通して描いていますが、ジュリアン・ムーアの演技もさることなから日本語翻訳担当されました松浦美奈さんの言葉の表現の上品さには感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-21 12:43:49) |
37. モンパルナスの灯
絵を描く人や、いわいる芸術家と言われる方は、すべてとは思いませんが我々凡人とは考えが少し違って現実を深く見つめないようですね。それをいいことにリノ・バンチュラ演じる画商は全く逆の生き方で成功してるというのは?何とも複雑で・・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-15 23:12:04) |
38. 迷子の警察音楽隊
これも、知らない者同士がひょんなことでの一夜を過す羽目に。何とも言えないぎこちなさがまた面白く、非常に愛想のいい食堂の女主人は魅力的でいい感じなんですが、こういう人を奥さんにしたら何かと心配事が増えそう?雰囲気や設定が「ククーシュカ ラップランドの妖精」のように暖かくて優しい大変心地いい映画でした。人間っていいですね!! [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-22 22:04:36) |
39. ボヴァリー夫人(1991)
年は離れていますが優しく自分を愛してくれているお医者さんと結婚して可愛い子も出き何不自由のない生活が送れて楽しいはずなのに退屈というだけで浮気に走るという女心というのは僕には理解できませんでしたが、可もなく不可もなくのんびり楽しめました。エマ役の主演の女優さんは「アリーマイラブ」のアリーが整形して美しくなったような感じの顔でした [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-18 22:44:21) |
40. エディット・ピアフ~愛の讃歌~
たった47年という短い生涯なのに良いことも悪いことも、よくもまぁー、こんなに色々な出来事が起こりますねアッと言う間に駆け抜けて行った人生でした、主演の女優さんは似てるのは似てますが本物を漫画にしたようで少しコッケイでしたがアカデミーもうなずけます、巧かった。フランスの雀は日本では、ひばりです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-17 23:46:13) |