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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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121.  青いパパイヤの香り
雰囲気作りだけは凄いと思う。陰影に富むベトナム家屋、常に窓格子を入れた構図、徹底した横移動のカメラ…。更には絶え間なく響き渡る鳥のさえずり、虫の音、蛙の鳴き声、雨音、それに加えて後半は戦争を告げるジェット機の爆音…。しかし私は、それらがもの凄くあざとく感じてしまった。成長したムイが、ラスト近くまで一言も台詞を喋らないのもあざとい、てか、この演出は明らかに不自然。私はこの10年の間に何かあって、声を失ったのかと思った。それに最も肝心なのは、本作のテーマが何かってこと。ベトナム戦争直前の懐妊は、無常観の表現でしょうか? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-09 00:36:15)
122.  スイミング・プール 《ネタバレ》 
鑑賞後の印象は「ポカ~ン…」って感じ。伏線が張り巡らされてたとも思えないし、ジュリーの母親が最後まで放っとかれるので、本当の所は良く解りませんでした。私の見た所、たぶん殺人直前までは全部現実なんじゃないですかね。殺人シーン「だけ」が回想形式だし、以降の二人の対話は、完全に作家とその著作の登場人物になってる。そしてラスト・カットで明らかになるのは、創作されたジュリーはサラの自己投影だったってこと。そうなると、作家サラ・モートンの個人的で情緒的な新作「スイミング・プール」は、彼女の現在の心情ではなく、イケてなかった青春時代の自分が無理して「スウィンギング・ロンドン」ムーヴメントで浮かれ騒いでたことを、少し美化した自伝的小説ってことになりますか…、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-01 00:10:16)
123.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 
皆さん同様「オドレイ・トトゥの恋愛モノ」程度の前知識しかなかったのに、図らずも開始20分足らずで映画のトリックが判ってしまった。その時点では「妄想性の片思い」位にしか考えてませんでしたが、それでも40分辺りの本格ストーカー映画への転換に衝撃は皆無。これでは面白味も半減です。「危険な情事」等とは違う、全く身に覚えの無い影無きストーカーに追い詰められていく感じは良く出てたので、個人的にはもっと王道のサスペンス・ホラーとして組み立てた方が良かったと思う。若しくは主観と客観によるちょっとした食い違いを少しずつ提示して、徐々に恐怖を盛り上げていくとか、「21グラム」風にバラバラ編集しちゃうとか…。ということで、直接的な原題をカモフラージュした邦題のセンスに、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-05-01 00:09:44)
124.  スティール(2002)
エクストリーム・スポーツと犯罪劇をカップリングした、多分フランスだけのマイ・ブーム(私語?)映画(でも何故か、アメリカが舞台の英語劇)。量産されてるリュック・ベッソン一派のフランス製アクション映画の例に漏れず、本作もお話の方は至っていい加減。期待のアクションもEXスポーツは最初だけで、後はほとんどカー・チェイスになっちゃうし、それに、ナターシャ・ヘンストリッジは何の為に出てきたんだ?(彼女の出し惜しみはレイティング対策かと思ったら、どーでもいい人の胸はしっかり写ってるし…) 彼女がヌードの一つでも出せば、少しは評価が違ったかもしれません、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-01 00:09:04)
125.  天使の肌
ヨーロッパの官能系作品に良くある思わせ振りな邦題かと思ってたら、このタイトルは直訳だったんですね。タイトルが意味する所は解りませんが、内容も官能とは程遠く、純愛と、それによって救われる魂を描いている。しかし、エロを期待した所為では決してなく、私はこの映画を楽しめませんでした。それぞれのエピソードが唐突で納得し難く、また、男の方にも女の方にも魅力を感じません。如何にも作られた古臭い物語(貧農の口減らしの為に奉公に出される娘って、一体いつの話なの?)に、登場人物達が戸惑ってる様な印象すら受けました。申し訳ありませんが、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-05-01 00:08:33)
126.  WASABI
リュック・ベッソン映画なのでマトモじゃないことは百も承知ですけど、それにしたって、60年代のテレビ・ドラマか香港映画並のいい加減さ。フランス語バリバリの日本人、蚊帳の外の日本警察、政府の秘密捜査官(?)といった安い設定と、スシ、アキバ(劇中では何と新宿)、ゲーセンといった、オタク文化に憧れるフランスの若者が抱くまんまのイメージ。救いは広末涼子。演技でもルックスでもフランス人に負けてない。ジャン・レノの娘という無理矢理な設定を演じられる日本人は、日本狭しと言えど彼女だけでしょう。本来ならこれを機に、プッツン女優ではなく国際女優として羽ばたいて欲しかったけど、やっぱ香港女優みたいにアクションか語学に秀でてないと無理かな…(寂)。という訳で、ヒロスエの頑張りに+1点の4点献上。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-01 00:08:00)
127.  父よ
確かに、淡々と凄く地味に物語は進んでいきますが、派手好きの私でも中々楽しめました。死刑を宣告された息子と減刑に奔走する父親をまず提示し、そこから徐々に二人の関係や事件の顛末等を開示していく脚本に引き込まれます。それに何より、私にはこの親子の気持ちが非常に良く解った。親を嫌うのに理由なんかありません。強いて言えば親だからです。だからって親も無理して好かれようとはしない。しかし互いに揺るがない愛情を抱いている。何度も書いてますけど、抱き合って互いに涙を流す様な親子関係の方が異常。ジョゼ・ジョバンニが自身の息子や孫に捧げた自伝映画なので仕方ないと言えば仕方ないんですけど、唯一、ラストの饒舌すぎるナレーションは凄く余計に感じました。そこに-1点で、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-01 00:07:31)
128.  YAMAKASI ヤマカシ
一時期話題になった、傍迷惑なフランスのエクストリーム・スポーツ集団を主役に据えたアクション映画。何でまた、こんなものを「劇映画」にする必要があったのか? もしヤマカシに興味があったんなら、普通ドキュメンタリーにしないか? 彼らの能力を見せること以前に、このストーリー展開では、彼らは「常識に囚われない新しい都市スポーツの実践者にして心優しい若者達」ではなく、単なる馬鹿集団です。自分達の落ち度を社会制度の責任に転嫁するのは、不況に喘ぐフランスの若者に媚びる為か? これでは、その辺のストリート・ギャングと全く変わりませんよ、2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-01 00:06:58)
129.  宮廷料理人ヴァテール
これほど見事に私の嗜好と合わなかった映画も珍しい。これはストーリーや出演者、テーマ性等の前に、純粋に私とこの映画が合わなかったんだと思う。エピソードと言えば、厨房の喧騒とアクシデント、そして馬鹿貴族共の理不尽な振る舞いばかり。それに、何の説明も無く3日間(前日と1・2日目)のドタバタを描くだけなので、歴史に不案内な私は時代やヴァテールという人物の背景等が掴み辛く、だから、とにかく退屈で退屈で仕方なかった。英語劇だったのも白けた一因。この饗宴は史実に基づいてるそうですが、細かなエピソードはどこまでが事実なんでしょうか…、2点献上。
[DVD(字幕)] 2点(2005-05-01 00:06:27)
130.  野性の夜に
ストーリーが凄いと言うよりも、こういう人達が実在し、且つ、そこから反省や建設的思想を導くのではなく、言い訳めいた自己憐憫だらけの映画を作ってしまうということが凄い。要するに気づいてないんですね。天然です。正に、何とかは死ぬまで直らない。たぶん私は、どっちかと言えばインモラルな人間で、エキセントリックな人にも魅力を感じますが、弱い人間はダメ。人は誰しも弱いもんですけど、こいつ弱すぎ。最弱です。しかもそれを克服しようとするどころか、天然故に気づいてさえいない様子。これじゃ玩具屋の前でもんどり打って駄々を捏ねてるガキと同じです、2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-01 00:05:43)
131.  天井桟敷の人々
戦時下の厳しい時代にも関わらず、3時間10分かけてこの映画が描くのは、ひたすら恋愛と文化。こういう作品に触れると、つくづくフランス人ってのは豊かなんだと思う。細部まで手抜きの無い贅沢な映像と、バティストだけでなく、登場する男達がそれぞれ魅力的なのが良いですね。逆に、私にとって本作最大のウィーク・ポイントは、肝心要のアルレッティその人。「こんなオバハンがヒロインなの?」っていうのが正直な第一印象。「白い男」編になるとだいぶ慣れてきましたし、当時の大女優なのかもしれませんが、それでも幾人もの男を虜にする女には最後まで見えませんでした。あと、上映形態として、これは途中休憩が入るのではなく、元々は別々に公開されんたんじゃないですか?(未確認) で、敬意を込めて7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-01 00:05:17)
132.  ヘヴン
イタリアで教鞭をとる「一介のイギリス人女教師」が、「たまたま」火薬と起爆装置を手に入れて、社会正義の為に「単独テロ」を行うという荒唐無稽さ。どこぞの巨匠の遺稿か知りませんが、中途半端なサスペンス映画みたいな、こんな設定が必要だったのか? ハリウッドだったら絶対こんな話にはしない筈。全編が寓意に溢れてる様には感じられるものの、それが意味する所が理解できない。だから坊主頭のお遍路さんの様な二人も理解できない。こういう映画だと、何故か「美しい映像」が過度に評価されて、高尚な作品に見えるから得ですよね。ハリウッド映画にだって美しいショットは沢山あるのに、その多くは「くだらない」の一言で済まされてしまう。だから私も、本作の評価は一言で済ませたい。つまらない、3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-19 00:08:58)
133.  エデンより彼方に
全編がクリスマス・カラーに彩られた、楽園を追われる異端者達の物語。豊かな明日を信じられた古き良き50年代の、上流フォロワーのアッパー・ミドル社会をメタファー(てか、パロディ?)に、リベラル・異人種・同性愛への差別という、今日のアメリカ社会が抱えた課題を描こうとしている(私は何故か「カラー・オブ・ハート」を思い出した)。本作の一番の問題点は、同性愛がストーリー上、全く棚上げされてしまってること。これなら、その部分は思い切って削った方が良かった。アジア系、ヒスパニック系にも差別はあるでしょうけど、ことインターレイシャルな問題については、白人と黒人の間では、お互いが未だにタブー視してるのがアメリカ社会の特殊性。ここに重点を置いた脚本に仕上げれば、もっと面白くなった筈です、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-19 00:07:58)
134.  ウェルカム!ヘヴン
オフ・ブロードウェイ辺りにありそうな凄く安い設定を、豪華キャストで映画化したスペイン製ファンタジック・コメディ(?)。見る影も無くなった嘗ての文化の中心地・パリと、犯罪大国・アメリカの刑務所をそれぞれ天国・地獄に見立ててますけど、そこに新鮮味は無いし、何より本作に一番欠けてるのは地上への風刺だと思う。つまり「お前はどうなんだ、スペイン?」ってこと。これでは安い設定が、そのまま安っぽい映画にしかなってません。豪華キャストだったのが唯一の救いです。本作と比べれば「ハリウッド大作」の「コンスタンティン」の方が、まだ皮肉が利いてましたヨ、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-19 00:07:28)
135.  シェフと素顔と、おいしい時間
巻頭で「アメリカ映画の様な恋がしたい」とジュリエット・ビノシュが語ってる通りの、ハリウッド映画を意識して構成された脚本を、二大スターの魅力で見せるフランス製ロマンティック・コメディ(もしかしたら非常に珍しい作品かも?)。「女を追いかけてる男」と「男から逃げ出した女」が「空港」で出会い、「アクシデント」で「呉越同舟」、「好意と反目」を「一夜」で「何度も」繰り返し、やがて「自分の本当の気持ち」を知る。まず無名の俳優では今更成り立たない内容ですけど、そこはスターの芸と存在感、厚化粧と英語訛り(?)等の小ネタで、最後まで充分楽しく見せてくれました、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-10 02:17:11)
136.  パパってなに? 《ネタバレ》 
愛を求める母親と父親を求める息子が出会った一人の男。そんな擬似家族の泥棒行脚から、1950年代のソビエト連邦の暮らしぶりと少年の抱く父親像の幻想を描いていく、何かイタリアのネオ・レアリスモの香りが漂うロード・ムービー(?)。この邦題(確かに合ってないと思うけど、間違ってもいないと思う)や少年がアップになったパッケージから、感動系映画を期待されると裏切られます(因みに【WEB職人】さん、原題も英題同様「泥棒」という意味です)。泥棒はしないにしても、ウォッカを浴びるほど飲む怖い親父というのは、もしかしたらロシアでは結構一般的な父親像なのかもしれません。ラストは、全然息子だとは思ってくれてなかった男が、実の父親を消し去ってしまったことに対する報復でしょうか…、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-05 00:06:15)
137.  コーリャ 愛のプラハ
ロシア嫌いのチェコ人の初老の男と、行きがかり上、彼が面倒を見ることになったロシア人の子供の間に、徐々に絆が育まれていく様子を、共産体制末期のプラハを舞台に描くヒューマン・コメディ。悪い映画ではありませんが、テーマ的に珍しくは無いので、この時期のプラハを舞台にしてなかったらこれ程の評価は無かったと思う。本作で特に優れていたと感じた部分は脚本構成。曰く有り気なオヤジの背景を、物語の中で小出しにしながら見事に描いていく。それが共産体制の現実を描くことに繋がっていく。そして忘れちゃならないのが、このオヤジの半端じゃないスケベ振り。「男はスケベである」というのは、政治体制や文化に左右されません。だから我々も、遠く東欧の空の下に生きるこの男に共感できるのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-05 00:05:45)
138.  ある歌い女の思い出
フランス統治下のチュニジア王制の末期を、王宮に暮らす使用人の娘の目を通して描く、1994年度カンヌ映画祭カメラドール受賞のチュニジア初の商業映画(らしい)。しかし、カメラは王宮から一歩も外へ出ないので、独立闘争に揺れる国情は噂話やラジオのニュースで語られる程度。物語の基本は使用人達の置かれた日常と、思春期を迎えた主人公と母親との関係。興味深い未知の題材だったんですけど、映画としては淡々とし過ぎていて、私的には退屈でした。終盤の主人公の歌に向けて、もう少し話を盛り上げていけば、感動的な歌声が更に映えたと思います、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-05 00:05:16)
139.  2046
前作では大人の女の色香を、無数のチャイナドレスを着こなすマギー・チャン唯一人で担ってましたけど、今作では入れ代わり立ち代わり登場する豪華女優陣が、チャイナドレスに加えてアンドロイド・コスプレまでして表現。今度こそは女優の数だけ面白さもパワー・アップしてるかと期待もしましたが、全然楽しめなかった前作に輪をかけて今回も面白くなかった。前作で「真実を穴に埋めた」主人公も相変わらずウジウジしたまま。話にも一貫性が無く、脚本を用意しない王家衛の弱点がそのまま出てしまった様な仕上がりです。「花様年華」を観せたら、キムタクで釣ったアート系映画に慣れない一般客が離れることを恐れたんでしょうけど、それにしても、続編ということをひた隠しにしたPR展開はやっぱアンフェアです、3点献上。
3点(2005-03-16 00:08:50)
140.  始皇帝暗殺
やはり製作に日本が絡んでしまった為か、陳凱歌を監督に据えてみても、邦画大作的な中途半端さが見え隠れしてしまう仕上がり。最大の失敗は、主人公が趙姫に見えてしまう脚本だと思う。意図としては三者三様の視点から物語を組み立てたかったのだとは思いますが、彼女は歴史の証人として狂言回しに徹し、秦王と荊軻、そして如何に二人の男が合いまみえることになるのかに物語をフォーカスすれば、ずっと面白い映画になった筈。入魂のオープンセットが、後に「HERO」で日の目を見ることになったと思えば、これも無駄ではなかったということでしょうか…、4点献上。
4点(2005-03-16 00:05:31)
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