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黒猫クロマティさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 497
性別 女性
ホームページ http://kuroneco.livedoor.biz/
年齢 59歳

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1.  ブロークン・フラワーズ
ヴェンダースに続いてまたそんな話かよ?ジェシカ・ラングも出てるし。面白くないとは言わないけど、あまりにもマトモで長年のジャームッシュ・ファンとしては物足りなかったス。映像的にもハッとするようないつもの冴えが感じられないし・・。オープニングの封筒が運ばれて行くシーンはちょっと良かったけど。 クールなのに決定的にハズしているという独特のリズム感がジャームッシュの好きな部分なんだけど、ビル・マーレーにしろ女優達にしろ本気で哀愁感じちゃ笑えないよ。シャレにならん。シャレにならないジャームッシュなんて観たくないス。 
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-04 11:13:59)(良:1票)
2.  僕のニューヨークライフ
最近のアレン映画の中ではなかなか良かったスよ。元来アレン自身が演じて来たけど、ちょっとサスガにもうイタイんじゃないのという役をジェイソン・ビッグスが担当している事が成功してると思う。いつもマンハッタンを歩き回っていたアレンが赤いポルシェのオープンカーを主なる移動手段として使っているのは寂しいけど、今のアレンはこの位のキャラだと面白さが引き立つ。複数の人間が絡んでばーっとヒートアップして行くシーンの表情とか仕草とかやっぱりイイ。ジェイソン・ビッグスはちょっとまだまだ。ヒュー・グラントなんかがやったらもっと笑えたかも。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-02 20:24:49)
3.  アワーミュージック
この作品は3つのパートに別れていて最初の[王国1 地獄]では戦争映像のモンタージュが流れる。「人間たちはお互いを夢中で殺し合う」。第二部の[王国2 煉獄]ではゴダールが本人として登場、サラエボに出向き学生相手に講義を行う。このパートの冒頭で実は眠気に襲われたんだけど、ゴーダルによる「切り返しショット」についての講義で不意に頭の中の霞が晴れて、それ以降の展開は凄くスリリングだった。世界と個人、国家と思想、他者と自分、そんなひとつの事柄が抱える二つのヴィジョンが映像と音によって照らし出され行く(時々行われる「音」のスウィッチも面白い。対象の入れ替えを現している?)。あらゆるモノが同時に存在するという思想は日本人にとってはわりと受け入れ易いんじゃないかな。けど、西洋人はその宗教からも感じるように唯一無二である事を求めがちなのかも。その呪いを解く事によってゴダールは世界を救おうとしているのか?最後のパートは[王国3 天国]。そこにあるがままの美しい音と光の中で第二部に自爆テロと間違われて殺されたオルガは自由になる。ゴダールは言う「想像の確実さ、現実的な不確実さ。映画の原理とは、光に向かい、その光で私たちの闇を照らす事だ」と。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-06 11:37:16)(良:1票)
4.  エレニの旅
今観てきました。凄いです。レビューはアタマ整理してから改めて書きます。観終わって1時間たった今も気を許したら泣き出してしまいそうです。 ///<追記>↑【彦馬】様ご指摘の通りテーマ曲がいつも途中で中断されてしまうのが印象的でした。風に揺れる木の葉のように無力で歴史のうねりに飲み込まれて行く難民の悲劇。登場人物達は人間であり、同時に世界そのものをも表現しているようで、哀しみに沈むこの世界の流す涙が観ている私の胸にも押し寄せ、外に押し流さなければとても耐えられなかったです。難民は今も溢れていて、世界は今も痛みに呻いています。「川の始まり」はどこなのか?・・・この日私は、まさに映画でしか表現できないアートを体験しました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-10 23:11:21)(良:3票)
5.  木靴の樹
重厚な純文学を読んでいるような映画。小作人の日々の暮らしを実に丁寧に淡々と描いています。一日中やることが山のようにあるのだなぁとつくづく思いますね。その暮らしは貧しくて厳しくて、実際には日々すり減って行くだけの人生かもしれません。けれど一方で、ただ純粋に「生きる」事以外にも理由を見つけなければ生きて行けない、彼らとは対極にある現代社会の悲しみも同時に感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-24 19:32:04)(良:1票)
6.  タンタンとトワゾンドール号の神秘
ブレゴや~ん、来たよ~!タンタン・ファンは必見じゃないスかね。キャラが絶妙に似ていてイイっス。はしゃぎますよ。デュポン・デュボンにゃ参りました。そしてなんと言ってもスノーウィー!ぎゃーーーーー!メチャかわいい!ちゃんと演技してます。スノーウィーが出てくる度にきゃーきゃー言ってしまいました。ハドック船長に抱っこされてタンタン運転のバイクに乗ってる所なんて、待ち受け画面に欲しい!ただ、肝心のタンタンはちょっとイメージじゃなかったので減点させてくだされ。すんません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-13 13:02:43)
7.  ジェヴォーダンの獣
冒頭のカンフーシーンからしてタルくて思わず見るの止めようかと思った。衣装とか雰囲気とか俳優はいいんだけどなぁ、なんでそうなるの?「クリムゾン・リバー」でも流れと関係ないカンフーシーンがあったけど、最近の大作フランス映画ってそういうノリなのか。みなさんご指摘ですが肝心の「獣」はショボすぎて失笑。最初の死体はデュシャンの『(1)落下する水、(2)照明用ガス、が与えられたとせよ』っぽかったスね、ってのは考えすぎ?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-11 12:27:11)
8.  ミニミニ大作戦(2003)
スピード感があって爽快。いいよね、特技持ってて使えるヤツって。カーチェイスシーンもワクワクした。不評の邦題ですけど、アクション映画があまり得意じゃない私がこの映画を見たのは「ミニ」を見たかったから。ツレがクラシック・ミニに乗ってるんだけど、夏は暑すぎるとクーラーをかけられないし、うるさいし、荷物もあまり乗らないし、こまめにメンテしなけりゃすぐ故障する。そんな英国らしくて不自由なこのクルマが私は大好きだ!ちっちゃいくせに誇らしげで不遜なツラ構えは大きなクルマの中にあって益々絵になるんだよね。けど、この映画で使われているBMWミニはミニであってミニにあらずって気がするのでちょっとガッカリだったな。出番も思ったより少ないし。この欲求不満はオリジナルを見てはらすとしよう。
6点(2005-02-14 13:48:54)
9.  イブラヒムおじさんとコーランの花たち
「ユダヤとイスラムと言う宗教や国籍を越えて・・」みたいな内容と想像していたのですが、そんな肩肘張った所は全然なく、優しくて気持ちよい映画でした。「大事な事は全てコーランに書いてある」とオマー・シャリフは言うのですが、「だからコーランを読め」ってワケじゃないんですね。そして「コーランを読むな」って事でもない。人生と真摯に向かい合って生きて来た人の言葉は「宗教」なんて超越してます。いや、そもそも「宗教」とはそう言うもの。悪い結果を生む原因はそれを利用する人間にあるのです。それにしても、イザベル・アジャーニ?!全然気が付きませんでした・・
7点(2005-01-31 15:06:24)
10.  花咲ける騎士道(1952)
「国王様大事なお願いがあります」「国家の危機に関わることか?」「いえ、愛に関わることです」って国家と愛が同じレベルで語られるあたりがフランスっぽくていいですね。ファンファンは危ない人ギリギリな感じで私としては引いてしまいましたが、凄くハンサムで魅力的ではあります。【キリコ様】ご指摘のさながら「駅馬車」シーンは迫力あって見応えあります。ある意味チャンバラ時代劇とも通じる楽しさはあるのですが、流れにのれなかったので途中でちょっと飽きてしまいました。
6点(2004-12-27 11:24:31)
11.  モーターサイクル・ダイアリーズ
映画を見る前に原作を読んだ。原作の中のゲバラは普通の若者で、この青年と世界的に有名な革命家はうまく結びつかない。彼は若くてエネルギッシュで楽天的で何より冒険を楽しんでいる。そしてその中で初めて肌で感じる南米の過酷な自然と労働者の現状に「何かおかしいんじゃないの?」と子供のように純粋な疑問を日記に綴っているのだ。この旅はゲバラの闘争の精神が形になる前の、もっともっと根本的な部分を培った旅で、青春放浪記としても面白いし、後の彼との比較も興味深い。更に南米の原始的な荒々しい自然の描写に魅了され、半端じゃなく厳しい労働者の暮らしには考えさせられる。ところが映画はチェ・ゲバラ=エルネスト・ゲバラを観客に納得させる為だろうか、ゲバラが妙に生真面目でナイーブ過ぎて面白みに欠けるというか、バイタリティに乏しい人物になってしまっている。反面、川を泳いで患者に会いに行くなんていう大げさなエピソードの創作は、かえって彼を陳腐なパフォーマーにしてしまった気がした。そうやって劇的効果を付け足した割りには、ゲバラよりも友人のアルベルトの方が魅力的な男に思えてしまったのはなんとも皮肉な話。チェ・ゲバラの青春と南米を舞台にしたロード・ムービーというシチュエーションにあまりにも期待し過ぎてしまったのが私にとっては不幸だったのかもしれない。因みにゲバラは帰国後医学部を卒業し、ハンセン病治療の仕事をする為アルベルトに合流するべく二度目の旅に出る。このとき民族主義革命直後のボリビアでその現実を目撃、次に社会革命進行中のグアテマラへ。グアテマラで反米人物の逮捕がはじまりメキシコへ逃亡、そこで亡命中のカストロと会うのだ。
6点(2004-11-07 18:37:04)(良:2票)
12.  青いパパイヤの香り
瑞々しい映像は確かに美しい。音楽も良いし、スタイリッシュな映画です。けど、やっぱ退屈なのよね、お話が。ただ、別宅持ってた男にその土地のじーさんが言った言葉「魂に近い所にいると人はリラックスできるのだ」ってのはナルホドと心に残りました。私の人生が常に居心地悪いのは魂とはかけ離れた生活をしているからなのだ。そーさ、知ってるよ。
4点(2004-10-06 11:53:46)
13.  酔っぱらった馬の時間
イラン映画はその誠実さは伝わるものの堅苦しいところがちょっと苦手なのですが、この作品はマジッド・マジディに代表されるようなイラン映画とはかなり趣が違います。やはりクルドとイランは全然違うんだなぁ(当たり前か)。なんとなく昔見た「路」と言うトルコ映画を思い出しました。グッとこらえた感情が、それでも全身からにじみ出る子供たちの姿はまさにドキュメンタリーのよう。兄弟たちの為に必死で働くアヨブですが物理的に子供にはできないことってあるんですよね。厳しい自然と共に生きるのは彼らの宿命。だけど、紛争や地雷で親を亡くし、子供が急いで大人にならざるを得ないのは納得できません。厳しい生活は見ていてツラい。でもその感情は同情とは全然違うんです。誇り高く美しい彼らの顔を見て、毎日文句たらたらで生きている自分を恥じ入ってしまった映画でした。
8点(2004-09-08 14:15:57)(良:1票)
14.  サンダーバード(2004)
子供の頃は弟と一緒にプラモも作ったしTVも見てはいたのですが、それ程思い入れはないサンダーバード。と言う立場でこの映画を見た私としては、まるでディズニーランドのアトラクションみたいに感じました。前半はかなり退屈。でもそれぞれのマシンが活躍する後半はやっぱワクワクしたから、その辺を見せる事にもっと重点を置けば良かったのに。心躍る例のテーマ曲もなんであんな打ち込み系にするの?レディ・ペネロープはかわいかったけど、サンダーバード・マニアのツレは彼女に一番ガッカリしたらしい。それとブレインズ博士役がERのDR.グリーンことアンソニー・エドワーズだったのにちょっとニヤニヤ。ズラで頑張ってましたね。
5点(2004-08-30 12:17:23)
15.  イースト/ウエスト 遥かなる祖国
何故この映画を見たかと言えば宣伝文句が「ウディ・アレン絶賛!」だったからなんですけど。まぁそれはいいとして、政治的な作品でありながらも、「見せる」こともちゃんと心得てる映画だと思います。いくら旦那を愛していたって、生理的に耐えられない生活もあるですよ。それを彼女に強いてしまっている旦那だってツライ。閉鎖された生活のなかで性とか愛とかいろいろ入り乱れたりするわけですが、この監督は「インドシナ」でもそうだけど、その辺容赦なくかつスムーズに表現できる。上手いですね。さすがフランス人です。
7点(2004-08-19 13:16:59)(良:1票)
16.  ビフォア・ザ・レイン
あるヒマな日曜日に映画でも見に行くかと新宿に出掛けたはいいが、特に見たい映画があったわけでもない。なので当時私が好きなタイプが良くかかっていた単館系映画館に入った。そこでやっていたのがこの「ビフォア・ザ・レイン」。見ながら「マケドニアってどこよー?」だった私ですが、最初の話の圧倒的な映像美にすっかり惹きこまれた。運命にからめとられると人はそこから逃れられないのか?あらかじめ用意された悲劇に自ら飛び込んで行くしかない、人間と言うものの業の深さに悲しくなった。まわりにこの映画を見た人間が一人もいないので、埋もれた佳作だと今まで思っていたんだけど、色々賞をとっているのですね。
7点(2004-08-19 12:40:55)
17.  ガッジョ・ディーロ
カセットテープで聞いた民族音楽を探して旅する主人公の男性が、人里離れたロマの集落に辿り着きそこで生活する話し。ジャンルはコメディですか?う~ん。どぉかなぁ。音楽と、その音楽とともに生きる魅力的な人々には惹きつけられます。ただこの映画は、トニー・ガトリフ監督特有の泥臭さが他のどの作品よりも強いので、苦手だと思う方も多いかも。私の記憶だと登場するロマの人々はその土地の素人で、主人公の男性と女性は撮影中に恋に落ちて結婚したんじゃなかったかな。
7点(2004-08-18 11:17:39)
18.  さよなら子供たち
戦争の暗くて重い影については皆さまが書かれている通りなんですけど、私がもうひとつこの映画を見て苦しく感じたのはルイ・マルの罪悪感と言うか懺悔と言うかそんな気持ちです。この映画の重さとは到底比べものにはならないけれど、子供の頃友人に対して行った残酷な仕打ちを今も心の中に抱えている方って多いのでは?他人が聞いたらありふれた事と思うかもしれないし、被害にあった友人は忘れてしまっているかもしれない。けど、本人にとっては今も苦しくてとても他人には言えないこと。出来ることならその時に戻ってあやまりたいこと。それをついに告白したような、何とも言えない苦しさに胸が締め付けられるような映画なのです。
8点(2004-08-18 10:44:16)
19.  顔のない眼 《ネタバレ》 
怖いと言うよりどこか乙女チック(今や死語か?)な、昔の少女漫画のような映画でした。楳図かずお的だと聞いた私は(確かに初期楳図かずお風ですね【皮マン】さん、そしてやましんさん)、顔の皮を剥ぎとられた少女が実は死んでなくて墓の中で息を吹き返し、美貌を手に入れた主人公の少女を徐々に追いつめて(もちろん「ミイラ先生」の如く顔は包帯ぐるぐる巻き)最後にはその恐ろしい姿をさらしながら自分の顔を取り戻すべく、主人公の顔の皮を剥ぐ!と言うストーリーに違いないと途中勝手に深読み。そんな悪趣味ではなく美しくて悲しい映画でした。
7点(2004-07-12 13:56:31)(笑:1票) (良:2票)
20.  王妃マルゴ 《ネタバレ》 
本のページをめくるとき指をなめちゃダメなんだよなぁ。「薔薇の名前」見てればねー。それにしても顔面から血吹き出してるジャン・ユーグ見て「あぁステキ」とかウットリしてる私ってヘンですか? /<7月6日追記>↓やっぱヘンですかぁ・・。イヤ!きっと誰かが分かってくれるハズ。求ム同志!年齢性別不問!
7点(2004-07-02 23:58:52)
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