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ジャザガダ~ンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 122
性別 男性
自己紹介 映画って本当にいいですね

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1.  バベル
結構評判よくないみたいですが僕はかなり見入ってしまいました。皆さんご指摘の通り、4箇所で展開されるストーリーをライフル1本で(しかも日本人ハンターのもので)つなぎ合わせるというのにはちょっと強引な気がしました。しかし、この話は伝えたいことが伝わらないことの悲しさと、空しさとやるせなさの話ではなく、そうした人間が人間であるが故の障害みたいなものを「愛」などと称されるいわゆる人を思う気持ちによって乗り越えることが出来るというメッセージを込めた、非常に力強い作品だと感じました。それは、兄のために銃を捨てた弟の「愛」であったり、妻を思う夫の「愛」であったり、他人の子供のために必死に車を探しに行くベビーシッターの「愛」であったり、その彼女を抱きしめ、受け止める息子の「愛」であったり、父をかばおうとして刑事に嘘を付いた娘の「愛」であったりするわけです。そうした描写がただただ問題を丸投げするに留まらない、見事なたくましさをこの映画に与えていて、鑑賞後には何故か涙を流してしまいました。ただし、21グラムよりはよくなかったし、前年のアカデミー賞作品賞受賞作「クラッシュ」に似た部分が多々あったことから、やはり作品賞の受賞はありえなかったのではないかと感じました。でも、まぁ駄作「ディパーテッド」よりはかなりいい作品であることは確かです。それにしても、菊池凛子の演技がそれほどまでに素晴しいとは思えなかったのは気のせいでしょうか??確かにブラット・ピットを食っていましたけれども、それはあくまでも役柄の強烈さに由来するものであるのではないかと思いました。ということで、彼女の助演女優賞受賞がかなわなかったのも納得でした。
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-08 02:28:37)
2.  アレックス 《ネタバレ》 
かなり不快な映画。しかしレイプという犯罪がどれほど人を狂気に駆り立て、そして残酷な行為かと言うことがよくわかった作品。それにしても自由自在にグルグルするカメラまでも不快だし、メメントのパクリも不快。内容自体も女性がレイプされて復讐するというだけの話。とくに深いわけではない。一つ興味深い点があるとすれば、アレックスが言う「人の運命は最初から決まっている。正夢がそうであるように」というシーンとその後に言う「赤いトンネルの夢を見た」というシーン。これはあまりにも悲しすぎる。全くさりげなさが伝わってこないセリフだけどやっぱり悲しい。しかし、モニカベルッチがアナルレイプされるシーンは相当リアルで本当にレイプし、そしてレイプされているかのよう。あのうめき声は迫真の演技だと思う。それにしてもヴァンサンカッセルもモニカベルッチも露出しすぎでしょ。とくにヴァンサンのチンポなどは別に見たくもないし、玉が潰れたとか正直どうでもいい。それでいてキューブリックを意識したかのようなあのポスター。一体何がやりたいんだ?ワンシーンワンショットですごいだろ!っていいたいのか?それなら黒沢清やアンゲロプロスのロングショットのほうが遥かに的確に空間を把握している。全く、この監督は鬼才とか言われて調子に乗ってるね、うん。
[DVD(字幕)] 5点(2006-08-18 20:33:08)
3.  霧の中の風景
垂れ込めた空気と姉弟の心理が重なり合い、必要最低限のセリフと演技で観客を納得させるミニマリズムの手法は圧巻。また、カメラは必要以上に被写体に近づかず、そしてむやみに表情を映さない。よって映像で心理描写を十分に描きながらもカメラワークが説明的過ぎないという妙技を見せ付けている。本当にこの映像は素晴しいとしか言いようがない。時に使われる非現実的なシーンもストーリーの奥深さを増加させていて効果的。とにかくそういった技術てきな問題に関してこの映画は秀でている。しかし僕個人的にはこの種の映画がそもそもそんなに好きではないし、純粋に映画を楽しめない。なので芸術点10点、ストーリーで-2点!!計8点とさせていただきます。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-10 12:50:44)
4.  まぼろしの市街戦
これは素晴しい。色々な戦争映画があるものの、これほどまでに痛烈に、そして鮮やかに戦争を批判し、馬鹿にした映画があっただろうか?「博士の異常な愛情」の最後のオチも素晴しかったが、それに勝るとも劣らない秀逸なラストに、数々の戦争映画が実践してきた戦争の下らなさ、馬鹿馬鹿しさ、空しさの集大成を見たような気がする。さいごのオチだけでなく、物語の展開も全く飽きさせない。あまりレンタルビデオショップで見かけることのないこの映画、大学の映像ライブラリーで見れて本当によかった。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-05-13 00:02:43)
5.  気狂いピエロ
「勝手にしやがれ」は個人的に全然面白くなくて、この監督を評価する人たちを評論家気取りのエセ映画ファンだと思ってました。スミマセンでした。心より謝罪いたしますm(_ _)mこの映画本当に最高でした!!意味不明な展開に美しい映像、そして意味不明で気取ったセリフ。この映画を完全に解釈するには何回も見なければならないと思いますが、単純に面白いと感じました。映像の鮮烈さに目を引かれ、難解なセリフに耳を集中すると、五感の全てが開かれた感じがして、展開の遅さなんか気になりませんでした。 とにかく口で説明をしても一口では言い表せない素晴しさ!!ゴダールは天才ですな。 
[DVD(字幕)] 9点(2006-03-08 11:46:11)
6.  バリー・リンドン
美しい映像に美しい音楽、そして下手な演技。最高だ、キューブリック最高だ!男版「風と共に去りぬ」って感じですね。風と共に去りぬでは、主人公の傲慢な感じに共感できずビビアンリーの熱演にもかかわらず不満を抱いてしまった僕が、主人公に観客を共感をさせないように演じさせたバリーリンドンでは見事にやられてしまいました。小説の映画化は、小説で描ききれた主人公の心理描写が省かれてしまうので、納得できないことが多々あります。その例が風と共に去りぬであり、最初から主人公に共感を抱かせないようにして映画の弱点を見事に克服して見せたのがバリーリンドンだと思います。このあたり、キューブリックの手腕はさすがです。映画を知り尽くした巨匠だからこそできる映画史に残る試みですね。なのに他のキューブリックの異色作(これらは言うまでもなく名作)の影に隠れている感じがとても残念です。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-15 00:23:53)
7.  勝手にしやがれ
本当に微妙な映画ですね。チンプンカンプンという言葉がもっとも似合う映画ですね。「へ~、ヌーベルバーグってこんな感じなんだ~、眠いね」友達の感想です。僕もそう思いました。会話はおしゃれで面白いが、ストーリーがないので、パトリシアの部屋での会話のシークエンスは楽しめたけど、警察に追われるところに迫力がなく退屈でした。既存の手法を無視した編集は最初の方は楽しめたが、慣れてしまえば新鮮さがなくなり、効果は少ないように思います。革新的な映画を作ったつもりなのでしょうが、つまらないものはつまらないですね。ていうかこの映画を作ったゴダールはあえて評価の分かれる映画を作ったのでは?頭でっかちの評論家が純粋に映画の面白さを評価しないから、いくら手法が革新的でも退屈な映画を作り、どのような評価をするか面白がったのではないでしょうか?そう思うと僕も0点をつけるのがスジなのでつけさせてもらおうと思うのですが、踊る大走査線2と一緒の点数にするほどひどい映画ではないし、かといって3点以下をつけるほどつまらなくもなかったので4点をつけさせてもらいます。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-08 17:36:52)(良:1票)
8.  シティ・オブ・ゴッド
群像劇、犯罪物、エンターテイメントと、どのジャンルにおいてもかなりの傑作。実話を、エンターテイメントとして作ることにより、作品としての面白さ、実話としての衝撃度ともに最高のものに仕上がっていて、見やすい映画になっている。それゆえ、世界の現状を多くの人に知らしめることに成功している。カメラワーク、脚本、音楽それぞれが秀逸なできで、犯罪群像エンターテイメントとして、「ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ」以上の作品。
[地上波(字幕)] 9点(2005-11-03 19:02:30)
9.  8 1/2
「ヒャッホ~~イ!」高2のときの感想がこれです。はっきり言って訳わかりませんでした。「フェリ~ニ、フォ~~~!」大学一年の僕の感想です。はっきりいって、まだ訳分かりません。しかし、ブルース・リー師匠のお言葉、「don’t think,feel!」にしたがい、点数をつけることにしました。映像マジックの凄さに感服したので8点。こんなに映像だけで見させてくれる映画は2001年宇宙の旅とこの映画くらいなものです。それにしても、高2の時と、脳みその中身が、あまり進歩していないのには、かなり落胆します。もうちょっと勉強します、、、。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-01 00:02:35)
10.  パリ、テキサス
己の理性を超えた愛により、愛に敗れた男の話は、愛の真実を静かに物語ってくれる。純愛映画のような劇的な状況はないが、純愛映画より劇的な愛がこの映画にはある。
[DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 23:59:27)
11.  禁じられた遊び(1952)
うまく言葉にできないけどいい映画でした。なにかの生命を奪うことによってしか得られない十字架の美しさ。子供たちの純粋な心と、残酷さ。こんな一見相反する事柄が存在するこの世界の不条理を映した物語は、戦争という不条理とのイメージの連関により、深みを増していると思う。それにしてもミッシェルがかわいそうで仕方ありません。
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 03:14:51)
12.  恐怖の報酬(1953)
面白かった。ハイスピードのスリルでドキドキすることはよくあります。でもこの作品は車がゆっくり走っているにもかかわらず、ハラハラさせられます。非常に演出が巧いですね。最初の一時間はタイタニックが氷山にぶつかるまで以上に長く感じてしまい、軽くだるかったので-1点。
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 02:06:28)
13.  ニュー・シネマ・パラダイス
いい映画ですね。無理やりな展開もなく、非常に好感の持てる演出と、エンニオモリコーネの映画史に残る名曲で最後には爽やかな涙を流させてくれます。過去のいい思い出を振り返り、郷愁を感じることは誰にでもあることだと思います。しかし、この映画の主人公は過去の思い出を振り返ることなく、ただひたすら前を見て生きている。そんな主人公がアルフレッドの残したフィルムを見ることで、過去を振り返り大人になった自分が今まで忘れていた大事なことに気づく、、、。このラストはそんな深い感動を与えてくれますね。そして僕には「青春時代を大切に過ごそう」と、毎度感じさせてくれる映画です。この映画は僕の起爆剤的存在です。おそらく今後もなん度も見ることになるでしょう。
[ビデオ(吹替)] 10点(2005-10-28 18:46:37)
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