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1.  ある過去の行方
出てくる人間たちの関係性が会話などで徐々に明らかになり、彼らに何が起こったかも少しずつわかっていくという形式が、ジャンルが「ミステリー」となるゆえんだろうけど、大きな謎によって観客を引っ張るというタイプの作品ではない。とにかくキャラクターの言葉や行動にひきつけられる。とても丁寧で、真摯な作風だと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2015-05-03 14:54:38)
2.  ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> 《ネタバレ》 
誰にだって意味もなく恋人に当り散らしたい瞬間はあるし、泣き喚きたい時もある。怒りに任せて大暴れしたいこともある。それでも、人はどうにかして我慢する。周囲の人に、或いは大切な人に嫌われるかもしれない、拒絶されるかもしれないという理性が働くから。その点、ベティは違う。理性より本能が勝り、したいようにする。脇の下には黒々と毛を生やし、裸同然の格好で動き回る。見た目は成熟しているが、中身は少女というより全くの子ども。うっすらとあらすじは知っていたので、この奔放なベティに男が耐えられなくなるという悲恋物語を予想していたが、全く逆だった。男は繊細すぎるベティを深く愛し、そして自分もその狂気に添う。何て重厚な愛の物語だろう。自分を偽るほどに飾り立て、仮面を被って対峙したところで、深く愛しあえるとは限らないのだ。理性は時に邪魔であるかもしれないとふと思った。三時間という尺だが、無駄なシーンはない。全てが愛と激情の日々の描写。たとえこの身を滅ぼすとしても、一生に一度はこの陶酔を味わってみたいと思う。おそらく忘れられないであろう一作。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-23 19:30:32)
3.  ロルナの祈り 《ネタバレ》 
ダルデンヌ兄弟の映画は何となく観るのだが、お恥ずかしい話、ストーリーやらキャラクターについては全体的にうろ覚えである。共通して社会のどちらかというと下層部に生きる人の話で、ネガティブな面が描かれているのだが、あまり押し付けがましさがなく淡々としているといった感じで、それぞれの作品の印象が似通っているからかもしれない。この作品についても、兄弟らしく、描かれる内容はダークながらも全体的に上品。インパクトといえば全て中盤のロルナの心境の変化に集約されるだろう。かなり疎ましく感じていた(と思われる)相手に対し、あそこでどうしてああなるのか、一瞬理解できなかったが、安っぽい表現をすれば好きと嫌いは紙一重、愛するのも憎むのもエネルギーがいることで、そのエネルギーのベクトルが変わるだけの話だと思えば、そういうものかなという気もする。ジャンルとしてはラブストーリーなんだろうが、だとすればひねくれているし、事実だけみると、かなりの悲恋話である。だがラストは絶望じゃなく、どちらかというと希望が見出せそうですらあるのは不思議だ。私はこういったところに兄弟の作り手としての温かみを感じる。とはいえやはり、私のなかでは他の作品同様、残念ながら埋没してしまいそうである。このでしゃばらない感じがむしろ、ダルデンヌ兄弟作品の味なのかもしれないが。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-18 01:21:33)
4.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
2001年の映画にしてはどこか古めかしく、それでいて鮮やかで、いつまでも心に残るであろう一作。謎解きは謎解きで楽しみだが、不可思議な世界を不可思議なまま捉えていても魅力的なストーリー。哀しくて、儚い。ところで、とにかくナオミ・ワッツが褒めそやされる本作だが、私は妖艶なローラ・ハリングにやられた。美人女優とはかくあるべきという、気品と色気が漂い、圧倒される。こんな人なら、訳ありで怪しくても助けてしまうし、こんな人に捨てられたら、私もきっと暴走してしまうだろう(ちなみにノンケですが。笑)。女性同士のラブシーンでこんなにうっとりしてしまったのは初めて。
[DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 20:50:45)
5.  みんな誰かの愛しい人 《ネタバレ》 
作家先生の周囲にいる人々のお話だが、なかでも特にロリータに共感できるか、できないか、観客のこの映画の印象はここで決まるのではないかと思った。ロリータのいじけっぷりは人によっては不快に感じるだろう。実際私も「この人痛い!」と思ったが…どこか自分に似ているから、こんなに痛く感じるんだろう。彼女の人物描写は、モテないうえに、唯一自分を認めてくれる存在であるはずの父親にすらぞんざいに扱われ、周囲の人間には偉大な父親に近づく手段として利用され…と三重苦以上の不幸を背負っている女のメンタリティーとしては非常にリアル。誰だってああなるわ。でも歌っているロリータはそれなりに美しく、その姿に私もはっとなり、セバスチャンと同様、ロリータに惚れ直した(しかも、そこもやっぱり見てない親父。芸術家というのはどこか自分本位で、側近の人を傷つけながら自己を高めるというイメージがあるが、まさにそのイメージのとおり。がっかり)。結末は、ロリータに感情移入しているぶん、何となく嬉しい。確かに大きく事態が好転するわけでもなく、ラストは静かなものだが、急変せずにじわじわと変化していく人間関係や、小さな言葉のすれ違いなど、物語が現実感を損なわず作られている点、私は好きだ。ただ、やはりちょっと地味で、あまり残らない作品かもしれないと思い、この点数。
[DVD(字幕)] 7点(2009-08-01 03:10:22)
6.  TOKYO!
こんなに色んな切り口がある街は、東京の他に日本にはないんじゃなかろうか。彷徨の果ての東京。わけわからん巨大な悪の眠る東京。孤独で、それでも誰かとつながっている東京。賑やかさのなかに、色んなイメージを持つ街。地方民の私は東京に憧れる。
[映画館(邦画)] 6点(2009-07-03 17:44:48)
7.  愛おしき隣人 《ネタバレ》 
とにかく退屈。だが、その退屈さも含め、人生ってことでしょう。最後の複数の飛行機については、色々見方があるようですが、私も戦争という解釈に同意。どんなに小さな不幸を嘆いても、俯瞰してみたら幸せそうに見えなくもない、そんな「愛おしき隣人」たちを、いとも容易く消滅させてしまう、抗うことのできない大きな不幸。監督なりのユーモアで反戦を唱えたのかな、と。しかしそうなると作品の味わいががらりと変わってしまうような気も。とりあえずほんのりおかしくて、可愛らしい作品。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-27 23:18:45)
8.  隠された記憶 《ネタバレ》 
DVDで観ていて良かった作品。というか、ラストシーン、あれはどう考えても劇場向きではないと思う。こういう「衝撃のラストシーン!!」という触れ込みが先行した作品は、観る人もその謎解き部分に期待して観るのは当然のことで、それなりに納得のいく答えを提示して欲しいもの。その点やはり(もちろん悪い意味で)裏切られたような気分になった。真相をあえてぼかしたというより、単なる怠慢のように思えてしまう。「ピアニスト」といい、ハネケ監督の映像の質感は結構好き。ただ、どちらもストーリーがなんかもどかしいのが難点。
[DVD(字幕)] 6点(2009-06-27 23:02:41)
9.  ぼくのバラ色の人生 《ネタバレ》 
とりあえず一番気になるのはビデオパッケージの謳い文句と内容に齟齬があること。深刻なテーマをコメディーにするか社会派にするか決めきれず、適当なカラフルさとファンタジーでお茶を濁した感がある(少なくとも、ハート・ウォーミングではないと思う)。今でこそ性同一性障害は名称だけでも一般に認知されつつあるが、十年以上前の映画ということで、作中あまりにも主人公への理解者がいないことが哀しい。希望を持たせたいならば、せめてクリスティーヌとの友情やご近所さんとの友好によって救われるというオチを明確に描いて欲しかった。ただ、性同一性障害の人や周囲の人間が抱える葛藤をこんなに分かりやすく描いた作品は他に観たことはないので、その点は非常に評価できる。孤独な主人公が冷凍ボックスにこもるシーンと髪を切られるシーンは涙が止まらなかった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-18 00:23:13)
10.  悪魔が夜来る 《ネタバレ》 
もちろん合う合わないはあるはずだし、娯楽として面白いというのとはちょっと違うような気もするけど、とにかく非常に良い作品。母親がかなり昔に観そびれて、ずっと観たがっていた作品なんですが、ん十年も前の映画だしDVD化されていないしでなかなか見つからず、ようやくかなり大きなレンタル店で発見。母に伴って鑑賞しました。映像技術が発達していない時代の作品なので、画面のつぎはぎなど粗いシーンもありますが、それにしても映像が美しい。誰もが抗えないような強大な悪でも、決して引き裂けないものがこの世にはあるのですね。あと、直接内容に関係ないのだけど、昨今のレンタルビデオ業界のビデオ撤退の風潮は残念だなと常々思っていましたが、今回さらに痛感しました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-26 16:55:34)
11.  クリミナル・ラヴァーズ 《ネタバレ》 
いくつか選択肢はあったと思うが、あのラストを選んだことに何か理由はあったのかが気になるところ。しかしまあ、オゾンは自分の性癖を逐一作品に織り交ぜる人ですな。個人的に、地下室のゲ○の行く末と、長いこと歯磨きしていない相手とキスするのに抵抗はないのかなど、どうでもいいことばかりが気になった作品。  
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-08 04:19:47)
12.  恋愛睡眠のすすめ
試写会で観ました。 途中退席の客はちらほらいたものの、私は好きです。万人受けするかと言われたら、そうでもないでしょうが。個人的にファンタジーはあまり好きではないのですが、夢なら何が起こっても不思議ではないし、このように現実に即したファンタジーはありだと思います。 みんなが大好きな睡眠、そして夢。夢の面白さを体感できる、ポップな作品でした。 それからつくづく感じたのですが、フランス語?って綺麗ですねー。 
[映画館(字幕)] 7点(2007-07-23 18:02:33)
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