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プロフィール
コメント数 2384
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  13時間 ベンガジの秘密の兵士 《ネタバレ》 
2012年オバマ政権時代の事件なんだそうですが、「へー、そんなことあったんだ」ってくらい自分には「遠い」どころか「全然知らない」出来事ですね。実話なんだからしょうがないと言ってしまったら身もふたもなくなっちゃいますけど、事件の背景やら敵味方の区別がつかない現地勢力など観ていてストレスがたまることたまること。でも一番不可解だったのは領事館が攻められてなんと大使まで死亡しているのに、上空までドローンを送って状況を把握していてもけっきょく見ているだけで終わってしまった米軍の信じられないほどの不甲斐なさです。これはもちろん現場じゃなくて上層部の判断あっての対応でしょうが、さすが腰抜けオバマ大統領の面目躍如です。この映画の隠れテーマはこの対応に対する批判なんでしょうが、さすがにマイケル・ベイといえどもそこまで露骨に政治性をもった撮り方はできず、大統領選の真っ最中にリベラルが主流でヒラリー・クリントン支持一辺倒だったハリウッドではさすがにトーンダウンせざるを得なかったんでしょうかね。でも事件の概要などの予備知識をいっさい持たずに観たおかげで、先の読めない緊迫感だけはひしひしと伝わってきました(まさか大使が死ぬとは予想もしませんでした)。とはいえ作品の出来は『ブラックホーク・ダウン』には遠く及ばず、最近はこの手の非対称戦争ものが量産され過ぎのきらいがあるので、ちょっと食傷気味です。日本ではとうとう劇場未公開で終わったというのも、やむを得なかったんじゃないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-29 23:10:34)
2.  いのちの戦場 -アルジェリア1959- 《ネタバレ》 
アルジェリア戦争がテーマの映画と言えば、私は未見ですけど『アルジェの戦い』が有名です、いや言い直すとこれしかなかったというのが正解でしょう。アルジェリアが独立するためにフランスと8年間も戦争状態だったということですが、独立を目指す武装組織との戦闘ですからこれを“戦争”と呼ぶのはちょっと違う気がします、1996年までフランスが公式に戦争であったと認めてこなかったのは、国際法的には正しかったのかもしれません。韓国が東学党の乱のことを「甲午農民戦争」と呼べと最近しつこく主張していることと、どこか通じる理屈があるのかもしれません。どちらにしてもこの紛争は「両者とも常軌を逸した血なまぐさい殺し合い」だったことは確かです。 アルジェリアと言うと砂漠というイメージですが、この映画で見せられるアルジェリアは、ゴツゴツした岩場が続く山また山の風景の連続です。フランス兵たちは山頂にある砦みたいな基地から出撃し、武器装備も大したものも持っていない。まああんな山地では戦車も役に立たないし、歩兵に頼るしかないでしょうね。でも考えてみてください、1959年と言うとトリュフォーやゴダールがヌーヴェル・ヴァーグを撮り始めたころで、パリやフランス国内は当時の日本と比べても遥かに生活水準が高かったんですよ。そんな国を離れてアルジェリアくんだりで命のやり取りをしなければいけなかった若者たちは、ほんとに可哀想です。たぶんこの映画が『アルジェの戦い』と決定的に違うところは、アルジェリアの組織FNLがフランス軍に負けず劣らず残虐な殺しを繰り返していたことをきっちり描いているところですね。フランス軍の中にもFNLと敵対するアルジェリア人兵士がいたり、この戦争の救いようがない悲惨さを若い中尉と古参軍曹の視点から地味ながらもきっちりと描いていて好感が持てます。新米中尉が戦争の狂気に犯されてゆくところは定石ですけど、軍曹までだんだんおかしくなっちゃうのは怖いです。 地味な兵器ばかり登場していますが、考証はかなり正確だったと思います。ゲリラの使っていた機関銃はドイツ軍のMG42でしたが、この機関銃は発射速度が猛烈に速いことで有名です。森の中で火を噴くMG42、まるでチェンソーで刈られたみたいに飛び散る木枝がその威力をよく示していました。撃たれたフランス兵たちが古参兵までパニックになってしまうのは、無理もありません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-09-16 21:56:28)
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