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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  だれのものでもないチェレ 《ネタバレ》 
登録がなかったので登録申請したものの(登録していただきありがとうございました)、正直言ってあんまりオススメしない作品です。・・・いえ、ぜひ多くの人に見てはもらいたい。でも「いい映画よ、感動するわよ、見て見て!」とは口が裂けても言えない作品です。本作を見ている間中、私の顔は恐らく、凍りついたまま無表情だったと思います。もし変化があったとしたら、ところどころで眉間に皺が寄ったくらいでしょうか。隣席の友人は、教会のシーンで涙していましたが、私は泣けなかった、全く。ラストの解釈は友人とは異なったのですが、友人の解釈の方が結果としては酷いものの人情としては報われます。友人自身「無意識のうちに救いを求めてしまったからかも」と言っていましたが、私の解釈では確かに絶望に絶望を上塗りしたラストになってしまうかも知れません。実際、監督がどう作ったのかは分かりません。少なくとも、一部で言われているような「チェレの意図的な放火」ではないと思います。あの絶望の中で祈りを捧げながら、図らずも火が枯れ草に燃え移ったのでしょう。そして、チェレのいた小屋だけが焼け落ちたのだと。しかし、友人は母屋も全焼したと。この作品にネタバレも何もありません。話の筋を追うことに意味がないのです。これこそは映像をこの目で見ないことには。本作を知っている、話を知っているでは意味がないのです。そういう作品こそ、映画と呼ぶに値するのだと思います。この作品を思い、チェレを思いながら静かに目を閉じると、一つ一つのシーンが衝撃を伴ってまざまざと脳裏に蘇ります。
[映画館(字幕)] 10点(2010-03-08 14:25:43)
2.  クララ・シューマン/愛の協奏曲
劇場は連日3時間並びの激コミというのに、レビューがないとは・・・。それもそのはず・・・かどうか、・・・うーむ、これはいかんでしょう。(完全に好みの問題だが)キーマンとなるブラームスがなんというかちょっと軽薄なにーちゃんでして、これでまずは興醒めです。そして、クララがゴツい。たしかに8人の子を産んでいるので肝っ玉母ちゃんとも言えますが、残る写真からのイメージとはかなり×××。この軽いヨハネスと所帯じみたクララ、これはちょっと埋めがたいギャップを感じるのですよね。ストーリー的には、まあ、予想通りに展開していく(知られているエピソードの範疇を出ないのがつまらんといえばつまらん)のですが、肝心のラストシーンが・・・意味不明。何なんでしょう、あれは。この映画、主役はどなたでしたっけ? と聞きたくなる。一番不満なのは、ブラームスのクララへの眼差しの描き方です。あれはないでしょう。ブラームスも、末裔にあんな描き方をされて、さぞや草葉の陰で歯軋りしていることでしょう。私なら化けて出るな、多分。ブラームスファンの方は見ない方が良いかも知れません。見ていて嬉しくも哀しくも楽しくも辛くもならない不感症映画。しかし、久しぶりの劇場鑑賞はやはりいいものでした。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-24 15:47:52)
3.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
10代の妊娠がクローズアップされているけれど、見てみればそれはむしろサイドストーリー。思いがけない妊娠から出産を通して、一生離れないと信じたい(家族愛とは別の)愛に気付いていく女のコの成長&ラブストーリーってとこですかね。最もミソである、ジュノのポーリーに対する感情の変化がイマイチ分からなかったのだけれど、お腹が大きくなってあんまり見た目にも美しくない格好になっても「君はキレイだよ」という彼の「ジュノ全部受容するゼ」宣言に心動かされた、ってことかしらね~、と、見終わった後にぼんやりと思いました。ピンと来ないけれど、ま、それもアリかな。超音波検査のシーンで、継母が検査技師を喝破するなど、「命の重み」全面に押し出さず説教臭くないところはむしろ好感が持てたのだけれど、アメリカの高校ってのは、生徒が大きなお腹抱えて登校してきてもフツーに受け入れるんですかね。今時はもしかして日本の高校もそーなのかしらん。25年前は高校生だったおばさんにとっては、ややカルチャーショックです。いずれにしても、エレン・ペイジの魅力抜きでは成立しなかった映画でしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-22 14:30:07)
4.  アンダーグラウンド(1995)
2時間半はアッという間に過ぎ去るのですが、見た後もの凄く疲れる映画。なぜ疲れるかというと、それはこの映画があまりにもパワフルだからです。エゴ剥き出しの描写、戦争による狂気、シニカルな笑いと、もうあらゆる要素が詰まっており、恐らく内容的には4時間モノの映画に匹敵する濃密さ。これを最初から最後まで全力疾走で見せられるのはメチャメチャしんどい。でも、見ている間はそれを感じることなく、見終わった後にグッタリしてしまうのです。また、印象的なシーン、美しい絵になる構図が多く、鮮明に脳裏に焼きつきます。さらにジプシー・ブラス系の音楽も圧巻。もう、この映画を凌ぐ圧倒的なパワーを持った映画に、この先出会うことなんかないんじゃないか、とさえ思わせる、もの凄い映画です。【2011.10.10追加】15年ぶりのリバイバルに馳せ参じたところ、予想に反して大混雑(連休だったからだね、きっと)。小さい劇場とはいえ、なんだか嬉しかった。もちろん、15年ぶりに大画面でまたこの映画を見られたことはもっと嬉しい。何度見ても思うが、見ている最中はゼンゼン長さを感じない。終わった後、心地良い疲れが襲ってくる。そして、何度見ても感動し、面白いと心底思う。こんな映画に、生きている間に出会えたなんて、本当に幸せだと思う。期間限定のリバイバルだけれど、もう一度行っちゃうかも。今度いつスクリーンで見られるか分からないもんね。DVDで見るのとはやっぱり違うんだ。ああ、本当に素晴らしい映画!!
[映画館(字幕)] 10点(2007-08-08 17:14:50)(良:2票)
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