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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  サスペリア・テルザ 最後の魔女 《ネタバレ》 
魔女三部作の最後(この当時まだ第二部にあたるインフェルノは観ていない)。 魔女の物語をここまで壮大にしてしまったダリオアルジェントに脱帽。 ただ、超名作サスペリアの持つ「狂気」と「カルト」、それから「変態性」が大きく損なわれている点が残念だ。 またゴブリンのサウンドを失ったサスペリアを正当の続編として良いものだろうか。 恐ろしく中毒性のある「ウィッチ」の囁きが「マーテル」に変わったのも正直いって微妙だった。 ハスキーボイスのヒロインはあまり好きではない。 ローマを舞台に美術史によって紡がれる物語はダビンチコードの色合いも感じる。 サスペリアの狂気の世界が普通のオカルト映画になってしまったと最初は残念でならなかった。 しかしだんだんと物語に独特のスペクタクルが発生し、狂気もその裏で隠れ潜んでいるようで、 ダリオアルジェントらしさをふつふつと感じることができて面白くなってきた。 最後はサスペリアらしく収拾されるのはさすが巨匠。 この監督さんは変態であり、女性が殺される描写の異常ともいえる執着は年老いても健在なようだ。 近代的な映画の技法と古典的スプラッタの技法が一緒になったところに妙な斬新さを覚えた。 多数の歴史絵画を用いた壮大過ぎる魔女物語の終幕には吐息が漏れる。 テーマ曲はゴブリンの絶叫には劣るが、ブラックメタル界のアイドル的ヴォーカリストであるダニ・フィルスが歌ってるようだ。 サスペリアのプログレサウンドが本作ではゴシックメタルになったのも何か少し残念であるが。 余談であるが(記憶が正しければ)ダニフィルスは魔女ではなく吸血鬼だ。 ところで吸血鬼っていえば三人の魔女を従えていたと思うが、この映画でも三人の魔女がテーマなのが個人的に面白い。  ダリオアルジェントからすると原宿系ギャルやコスプレ女子、ゴスロリファッションは魔女の影響によるものらしい。 つまり現代社会でもサブカルの中に魔女の勢力は息づいているようだ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-14 23:37:35)
2.  サンタ・サングレ/聖なる血 《ネタバレ》 
サーカスの映画とはどうしてこうも不思議な哀愁がただようのでしょうか。 この作品はホドロフスキーの映画としてはカルト臭は薄くなったと思いますが、 独特の哀愁が見事です。 サーカス内に漂うシュールな哀愁もそうですが、物語の哀愁が素晴らしいです。 この哀愁はずっと心に残ります。 この哀愁とまた遭遇したくなります。 
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-23 02:53:46)
3.  ザ・ショック 《ネタバレ》 
イタリアン・ホラーの巨匠の作品でサイコ・ホラーの傑作で、しかもダリオ・アルジェント作品に常連の美女が出演してるっていうので観てみた。 サイコ・ホラーの傑作といわれるのが分かるような気もする。 独自の精神的恐怖を描き、その恐怖が生きているから。 またエロスも漂う。 母性愛がエロスになっている。 子供の母親への嫉妬が牙を向いた感じが良い。 恐怖とエロスは深い関係にあるというのがこのホラーでも思う。 絶叫美女といわれるほど、絶叫が壮絶だ。 意味不明っぽくて退屈もしますが、その後に恐怖がしっかりと浮かび上がる。 チープさの中にリアルさがあり、手作りっぽさがあり、またそこに異様な雰囲気が宿る。 音楽がサイケで、ホラー映画とは思えないような高揚感で、アドレナリンと恐怖が一緒になる。 最後のテンションが高く、このテンションはやはり傑作のにおいがする。  ただそこに至るまでに間延びしているし、少し退屈でもある。 ジャケットが素敵。  
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-01 21:00:36)
4.  サンゲリア 《ネタバレ》 
知り合いが「観たらガッカリするよ」と言っていたのがなんとなく分かるような、、、 でも「絶対にアレは観た方がいい!」と言っていたのもなんとなく分かりました。 僕の個人的な感じ方なのですみませんが、 あまりゾンビのことには詳しくないんですけど、ロメロゾンビとはなんか違うかんじですね。 うまく言えないけど、ロメロに比べると、ルチオのゾンビには「腐敗」を感じました。 肉を黙々と食べるルチオのゾンビの方がダウナーですね。 不快感もルチオのほうが強いように思います。 (それは腐った食べ物、虫、患者の嘔吐物などの不快描写からもいえると思います) 「B級」をよく理解していないので、ロメロは「B級」なのかそうじゃないか分からないけど、 でもルチオのほうが「B級色」が強いように感じた。 しかしこれはあくまで僕の個人的な感じ方であります。 ゾンビ一体一体にもロメロとは違ったリアリティがあって良いのではないでしょうか。 ゾンビ一体一体にオリジナリティがありますね。 そこに監督の意思を感じる。 場面場面では、「僕の中でのゾンビ映画の名場面」が沢山ありました。 (知り合いが「目にプスリ、、」のシーンが、ホラー映画史に残る名場面だ!と言っていましたが、うん、確かにそんな様な気がいたしました) DVDのジャケットを3種類みたことあるけど、どれもセンスが良いです。 (その中でも25周年アニバーサリーのジャケが素晴らしかったのでジャケ買いしてしまいました) 音楽に高揚感があって良い。サスペリアのような曲もあったような。。。 マツール島には絶対に行きたくない!とそう思わされた。 はっきりいうと途中はダレたけど、、、 でもね、最後は凄まじかった!炎には浄化作用みたいな効果があると思う。 炎がとても迫力があって良かった。 でも女性が着替えて泳ぐシーンは、エ、エロ過ぎる、、、! そして主人公の記者はハゲ過ぎるぅ!(正面から見るとちゃんと毛が生えているんです!)  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 04:05:08)(良:1票)
5.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
最高のホラー映画。 偶然だか必然だか全くわからない美意識が見事に完成されている。 狂った魔術的な雰囲気が素晴らしい。 登場人物がみんなおかしい。 普通の場面でもまったく正常ではない。 ぶっ飛びまくり。 音楽がまた素晴らしく、このサスペリアの名作は音楽によるところも大きい。 この作品は音楽によって作られたといってもよさそう。 音楽と映像が見事に融合した作品。 色彩が他の作品の美とは全く異なる際どい美である。 映像が奇蹟的に成功している場面ばかり。 たとえば玉が転がって叩きつけられる場面など。 ジェシカハーパーは非常に美しい。 こんな狂った作品の中で彼女の美しさが引き立つ。 オカルト儀式もなかなか本格的で、 リビングデッド、ラスボスの凶暴さはホラー映画において正に本物。 最後の崩壊の場面の迫力がまた素晴らしく、 炎が上がったときゴブリンのサウンドが鳴り出すシーンはこれ以上なく素晴らしい。 「ウィッチ」という響きとともに観客もたぶん魔法にかかる。
[DVD(字幕)] 10点(2007-11-12 00:11:05)(良:1票)
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