1. マレーナ
乾いたシチリア島をバックに熟れたマレーナが驚くほどしっとりと。そのまま絵画になりそうな雰囲気です。 レナートのような少年時代は送りませんでしたし、同級生たちを含めた言動や行動に引くこともしばしば。ですが年上の女性に憧れるという気持ちは分かりますので、感情移入三歩手前といったところでしょうか。 戦争、そして島の女性たちのマレーナに対する感情と少年の一途な思い。いつ何が暴走するか分からない不安定な世界を収束するラストは何とも言えない余韻が残ります。 個人的なツボは、レナートの父親。見ていて飽きない面白い人でした。 [DVD(吹替)] 7点(2010-10-19 16:03:56) |